厳選されたコロンビア・ブラジル産の生豆を使ったコーヒー粉、MJB ベーシックブレンド。「安くておいしい」「ごくごく飲める」と評判な一方、「香りも味も薄い」「酸味が強い」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、MJB ベーシックブレンドを含むコーヒー粉全42商品を実際に試してみて、コーヒーのおいしさ・開封1週間後のおいしさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
MJB ベーシックブレンドは、コスパよくコーヒーを飲めるのが魅力。1,000g入りの大容量タイプは税込2,473円(執筆時点・公式オンラインショップ参照)で、1杯あたり10gを目安にすると約24円で飲めます。比較した大半の商品が1杯あたり50円以上することを考えると、家族やオフィスなどでシェアしながらたくさん飲みたいときにぴったりです。
しかし、肝心の味はこれといった特徴がなく、ごく普通といった印象。試飲したバリスタからは、「香りが弱く、特出した味ではない」というコメントがありました。比較したなかでは深煎りの心地よい苦味やコクを味わえる商品が好まれる傾向にあったため、「香りも味も薄い」という口コミがあるのも頷けます。
試飲したモニターからは、「コクは薄いものの、ほどよい苦味があって飲みやすい」というコメントも。加えて、メーカーがウリにしている酸味とコクのバランスのよさは感じにくく、後味に残る苦味を指摘する声も寄せられました。
また、開封後1週間経つと味が大きく変化しました。比較した商品には開封直後よりも飲みやすくなったものもあったなか、「苦味以外の風味が落ちた」と感じたモニターが多数。340g・1,000gサイズは扱いやすいアルミ缶に入っていますが、密閉はできないので、開封後は密閉容器への入れ替えをおすすめします。
コーヒーの苦味が好きな人は、口コミのようにごくごくと飲めそうですが、香りやコクの弱さは惜しいところ。ロースティな香りや豊かな風味を楽しみたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
MJBは、1881年にアメリカで創業した老舗のコーヒーブランド。日本では1963年から共栄フーズが商品を取り扱っています。
今回ご紹介するベーシックブレンドは、長年ファンに支持されてきたMJBを代表するブレンドコーヒー。コロンビア・ブラジルなどで獲れた品質のよい生豆を中挽きし、酸味とコクのバランスを考えて作られています。
缶入りのタイプは、340g・1,000gの2サイズをラインナップ。缶に詰め替えられる330g入りの袋タイプも販売されています。
いずれのサイズも、鮮やかなグリーンのパッケージが目印。家族やオフィスなどでシェアする人には、たっぷり飲める大容量タイプがおすすめですよ。
コーヒー粉は、豆を挽く手間がかからないのがメリット。忙しい朝やちょっとした休憩時間にも、簡単に本格的なコーヒーを飲めますよ。
おうちコーヒーに慣れてきたら、豆に切り替えて、自分に合った味わいを探すのもおすすめです。
今回は、MJB ベーシックブレンドを含むコーヒー粉全42商品を実際に試してみて、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、コーヒーのおいしさを検証しました。
新鮮な状態の粉を使ってコーヒーを淹れ、バリスタの小池美枝子さんと男女6名のモニターで試飲。風味やコクなどの味のバランス・飲みやすさをチェックしています。
バリスタからの評価はそこそこ。「香りも味も薄い」という口コミがあるように、「香りが弱く、これといった特徴のないフラットな味わい」とのコメントがありました。
比較したなかには、しっかりとコクがあってコーヒーの風味をしっかり味わえる商品も。しかし、こちらは冷めると徐々に苦味が増し、酸味・後味が薄まります。謳い文句のような酸味とコクのバランスは感じられず、バリスタからは「最後までおいしく飲むのが難しい」といった声も上がりました。
挽き目は、ハンドドリップが使いやすい中挽きタイプ。粗挽き・細挽きに比べて毎回安定した味が出やすい傾向にあります。
試飲したモニター6名のうち、「飲みやすい」と答えたのは3名。「コクは薄いものの、ほどよい苦味があって飲みやすい」というコメントもあった一方、「青臭い」「コクが足りない」という声も。冷めると苦味が強まり、酸味や後味が薄くなるため、味のバランスが崩れたように感じました。
また、バリスタと同じく「香りが弱い」と感じるモニターも。比較した商品には香り豊かなものもありましたが、こちらは香りの薄さが気になります。コーヒーの香りを楽しみながらリラックスタイムを過ごしたい人は物足りなさを感じそうです。
<おいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、開封1週間後のおいしさを検証しました。
モニター6名で試飲したところ、おいしいと感じたのは1名のみ。比較したなかには開封したばかりの状態のときよりも飲みやすくなった商品もあったのに対し、「コクや深みが薄れ、苦味が増した」というコメントが集まりました。
容器はアルミ缶ですが、フタを閉めても密閉はできません。開封後は密閉可能なキャニスターやチャック付き袋などに移し替えて、できるだけ劣化を遅らせるとよいでしょう。
<開封1週間後のおいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
3,681円
(最安)
販売価格:3,681円
ポイント:0円相当
送料無料
(595件)
MJB ベーシックブレンドは、公式オンラインショップ・AmazonやYahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
執筆時点の税込価格は、330g袋入りで864円・340g缶入りで937円・1,000g缶入りで2,473円(公式オンラインショップ参照)。消費量が多い人には、お得なまとめ買いもおすすめですよ。
MJBでは、ほかにもいろいろな味わいのコーヒー粉を販売しています。「アーミーグリーン」も検証しているので、興味のある人はチェックしてみてくださいね。
一度開封したら、密閉袋に入れて冷凍保存するのがおすすめ。常温で保管するより酸化スピードが遅くなり、おいしさが長持ちしますよ。一度に使う分量ずつ小分けにして保存しておくと、淹れたいときにさっと使えて便利です。
また、湿気や紫外線もコーヒーの風味を損なう原因になります。常温保存する場合は、保存容器に入れて直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。
最後に、バリスタやモニターからおいしいと好評だったコーヒー粉をご紹介します。
スターバックスコーヒーのカフェベロナは、コクのある深煎りが好きな人におすすめ。バリスタからは、「良質な苦味をメインに、ロースト感のある甘味も合わせもっている」と好評でした。開封して1週間経っても味に変化が少ないのもうれしいポイント。ミルクを入れてもおいしいですよ。
タリーズのハウスブレンドは、マイルドな口当たりが魅力。深煎りながら香りはフルーティでやわらかく、さわやかな酸味を感じます。開封1週間後にはフルーツのような酸味が増し、飲みやすくなったようにも感じられました。アイスコーヒーにしてもおいしく飲めそうな一品です。
内容量 | 不明 |
---|---|
挽き目 | 中細挽き |
内容量 | 140g |
味わい | 苦味 |
原材料 | 不明 |
コク | ストロング |
焙煎度合い | 深煎り |
フレーバーの特徴 | 不明 |
品種 | アラビカ種 |
有機JAS認定 | 不明 |
原産地 | 不明 |
カフェインあり | 不明 |
容器 | 袋 |
生産国 | 不明 |
スターバックス レギュラーコーヒーカフェベロナをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
内容量 | 不明 |
---|---|
挽き目 | 不明 |
内容量 | 200g |
味わい | 苦味 |
原材料 | 不明 |
コク | 不明 |
焙煎度合い | 深煎り |
フレーバーの特徴 | 不明 |
品種 | 不明 |
有機JAS認定 | 不明 |
原産地 | コロンビア、グアテマラなど |
カフェインあり | 不明 |
容器 | 袋 |
生産国 | 不明 |
タリーズコーヒー ハウスブレンドを全31商品と比較!口コミや評判を実際に試してレビューしました!
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。