「映像がきれい」と評判のゲーミングモニター、アイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JD。「サイズ感やゲームの応答速度も申し分ない」と高評価の口コミがみられる一方で、「初期設定では色味が赤っぽい」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のゲーミングモニターとも比較。比較検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングモニター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
アイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JDは、FPS・TPS用の日本製モニターがほしい人におすすめです。1秒間に表示できるコマ数を示すリフレッシュレートは、PS5・PCの両方に対応できる180Hzと高め。比較した100Hzにすら満たない商品に比べると、なめらかな映像を映し出せます。
解像度はフルHDですが、画面の応答速度を向上させるオーバードライブ機能や、画質を落として応答速度を限界まで速めるバーストモードを搭載しているのも魅力です。オーバードライブ機能をレベル3に設定したときの応答速度は1m/s(※公称値)と速いため、映像が切り替わる際のブレは気になりにくいでしょう。
オプション機能も充実していました。色域・輝度・コントラスト調整に加えて、解像度を大幅に向上させる独自の超解像度設定(10段階)が備わっています。6つのプリセットが内蔵されており、使用用途にあわせた映像表示への切替は簡単です。2段階のナイトクリアビジョン機能もあるため、暗いシーンも鮮明に映し出せるでしょう。
色域は十分な広さで、発色は良好です。実際に初期設定の状態でチェックしたBT.2020の色域カバー率は、比較した全商品の平均58.86%(※2025年4月時点)を超える、65.21%を記録しました。「初期設定では色味が赤っぽい」との口コミに反して、赤色の再現度は低く、青色の印象が強めです。鮮やかさにこだわらなければ、問題なくプレイできますよ。
ECサイトでの販売価格は25,000円弱と、比較した全商品のなかでも手が届きやすい価格といえます。国内の老舗精密機器メーカーである、アイ・オー・データ機器の製品なのも強みです。しかし上位商品にはより高画質なものもあったため、色鮮やかな映像でゲームをプレイしたい人はほかの商品もチェックしてみてください。
<おすすめの人>
<おすすめできない人>
実際にアイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JDと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したゲーミングモニターと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
アイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JDの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
ASUS
4Kで240Hz!幅広いゲームを鮮やかな映像でプレイ可能
エムエスアイコンピュータージャパン
色域が広く色鮮やか!4K対応で迫力満点の映像が楽しめる
LG Electronics Japan
暖色がよく映えて、オープンワールドの魅力を存分に味わえる
アイ・オー・データは、1976年に石川県にて創業された精密機器メーカーです。パソコンやデジタル家電向けの周辺機器や、ソフトウェアの開発・製造・販売などを手がけています。
今回ご紹介するアイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JDは、最大180Hzのリフレッシュレート(1秒間に表示できるコマ数を示す)を備えているのが特徴です。
映像にあわせてモニターの動きを変える、可変リフレッシュレート技術(VRR)にも対応しています。HDMI2.1規格のVRR機能に加えて、NVIDIA社が開発したVRR技術である「G-SYNC Compatible」の認定を受けており、画像のずれやカクツキが気になりにくいのが魅力です。
モニターサイズは、23.8インチ。どの角度からでも美しい映像を見られるよう、上下左右に178度の視野角をもつ広視野角ADSパネルを採用しています。本品は購入から1か月以内であれば、画面上に輝点が見つかった場合に無償での交換を受けられる無輝点保証がついていますよ。
フレーム部分を約2.5mmと極細に設計しているのもポイントです。パネルとの段差がないフラットなフレームレス仕様のすっきりしたデザインで、オフィスから自室まで幅広いシーンになじみます。
スタンドには、高さ調整・回転・前後に傾けるチルト・左右に傾けるスイベルの4つの機能が備わっています。自分の位置に調節できるため、プレイに集中しやすいでしょう。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
アイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JDとLCD-GD241JDの違いは、販売ルートと保証内容の2点です。本品は基本的にECサイトのみでの取り扱いですが、LCD-GD241JDは公式オンラインショップや家電量販店にて販売されています。
また保証期間も異なり、本品は3年間・LCD-GD241JDは5年間です。基本的な仕様・機能は同じなので、万が一の故障に備えたい人は保証期間が長い「LCD-GD241JD」を検討するとよいでしょう。
今回は、アイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JDを含む人気のゲーミングモニターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のゲーミングモニターを比較検証したところ、アイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JDには3つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
全体的に発色は悪くなく、色域の広さは十分といえます。検証では初期設定の状態で、HDR/BT.2020の測定用パターン信号を出力。BT.2020の色域をどれほどカバーできているかを測定したところ、カバー率は65.21%と比較した全商品の平均58.86%(※2025年4月時点)を上回りました。
口コミには「初期設定では色味が赤っぽい」との指摘がされていましたが、実際にチェックすると赤色は弱めで青色が強調されているように見えます。際立って鮮やかというわけではないため、暗い部分の映像は見づらい可能性はあるものの、映像の美しさにこだわらなければ問題なくプレイできるでしょう。
映像の出力にかかわるスペックも備わっていました。1秒間に表示できるコマ数を示すリフレッシュレートは180Hzと高めです。ゲームをプレイするのにPS5では120Hz以上・PCでは144Hz以上が必要になりますが、本品であれば両方で使えます。なお、詳しい検証結果は以下のとおりです。
画面の応答速度を向上させる、オーバードライブ機能を搭載しているのも利点です。レベル3に設定した際の応答速度は1m/s(※公称値)と速く、映像のブレは気になりにくいといえます。画質を落として応答速度を限界まで速めるバーストモードあるので、応答速度のさらなる向上が見込めるでしょう。
解像度はフルHDに対応。比較した4K・WQHDの高解像度に対応した上位商品に比べると画質はやや物足りないものの、その分フルHDは映像のカクつきが少ないというメリットがあります。なめらかな映像を映し出せるため、スピード重視のFPS・TPSゲーマーにぴったりです。
オプション機能も豊富でした。色域・輝度・コントラスト調整に加えて、解像度を大幅に向上させる独自の超解像度設定が可能です。超解像度設定は10段階から選べるため、自分好みに見え方を調節できます。
比較した商品内にはないものも多かったナイトクリアビジョン機能(2段階)も搭載しており、暗いシーンも鮮明に映し出せるでしょう。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
使用用途にあわせた映像表示に簡単に切り替えられる、6つのプリセットも内蔵。各プリセットの画質は調節が可能です。PCと連動して電源のオンオフが切り替わるエコモードもあるため、電力の無駄使いを減らせますよ。
アイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JDを実際に使用しましたが、大きく気になる点はありませんでした。
ECサイトでの販売価格も、25,000円弱と比較的てに届きやすい価格です。ただし比較した商品内には同じ180Hzのリフレッシュレートで安価なモデルもあったので、日本製にこだわる人は検討するとよいでしょう。
解像度 | フルHD(1920×1080) |
---|---|
モニターサイズ | 23.8インチ |
リフレッシュレート | 180Hz |
良い
気になる
ナイトクリアビジョン機能 | |
---|---|
パネル種類 | ADS |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 1677万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
輝度 | 350 cd/m² |
スイーベル機能(水平回転) | |
スピーカー搭載 | |
ピボット機能(画面回転) | |
高さ調節機能 | |
コントラスト比 | 1000:1 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
24,730円
(最安)
販売価格:24,980円
ポイント:250円相当
送料無料
アイ・オー・データ 23.8型ゲーミングモニター GigaCrysta EX-GD241JDは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。
ヨドバシカメラやビックカメラなど家電量販店では「LCD-GD241JD」という型番で販売されているので、実物をみてから決めたい人は店舗に足を運んでみてくださいね。
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
いろんなゲームをプレイする人には、ASUSのROG Swift OLED PG32UCDMがおすすめです。最大解像度は4K・最大リフレッシュレートは240Hzに対応。色域カバー率も82.13%と高く、鮮やかな映像を映し出せます。応答速度も0.03m/sと速いため、FPSからオープンワールドゲームまでジャンル問わず快適にプレイできるでしょう。
色鮮やかな映像を楽しみたい人は、MSIのOptix MPG321UR-QDを要チェック。検証での色域カバー率は87.32%と、比較した全商品のなかではトップクラスの数値でした。同系色のグラデーションも細かく表現できるため、とくにオープンワールドゲームでは色鮮やかな映像でゲームの世界観に没入できますよ。
解像度 | 4K(3840×2160) |
---|---|
モニターサイズ | 31.5インチ |
リフレッシュレート | 240Hz(4K使用時)480Hz(フルHD使用時) |
良い
気になる
ナイトクリアビジョン機能 | |
---|---|
パネル種類 | WOLED |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 10億7370万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
輝度 | HDR、ピーク:1300cd/m2/100% APL:250cd/m2 |
スイーベル機能(水平回転) | |
スピーカー搭載 | |
ピボット機能(画面回転) | |
高さ調節機能 | |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
---|---|
モニターサイズ | 32インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
良い
気になる
ナイトクリアビジョン機能 | |
---|---|
パネル種類 | IPS |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 約10億7300万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
輝度 | 400cd/m2 |
スイーベル機能(水平回転) | |
スピーカー搭載 | |
ピボット機能(画面回転) | |
高さ調節機能 | |
コントラスト比 | 1000:1 |
MSI Optix MPG321UR-QDを徹底レビュー!実際に使ってメリット・デメリットを解説
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