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BenQ ZOWIE ゲーミングモニターXL2411Kをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

PS5とXbox Series Xに対応した、BenQ ZOWIE ゲーミングモニターXL2411K。インターネット上では「ブレが少ない」と評判です。一方で、「画面が白っぽく、くっきり見えない」「色合いに違和感がある」といった口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?


そこで今回は、BenQ ZOWIE ゲーミングモニターXL2411Kを含むゲーミングモニター45商品を実際に使ってみて、画面のきれいさ・映像のなめらかさ・入力遅延を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!

2024年11月29日更新
八幡康平
ガイド
マイベスト 家電/カーバイク用品担当
八幡康平

新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。

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本コンテンツに記載の検証結果は2023年07月までの情報です

目次

はじめに結論!暗い部分が明るく見え、映像もぬるぬる動く。FPS・TPSゲーム好きの人に

ベンキュージャパン
ZOWIEZOWIE ゲーミングモニターXL2411K

29,798円

ZOWIE ゲーミングモニター

BenQのZOWIE XL2411Kは、FPS・TPSゲーム用のモニターをお探しなら検討してみてもよい商品です。応答速度が速いTNパネルを採用しており、実際に映像を見ても「ブレが少ない」という口コミどおりの見え方でした。比較した商品にはカクつきや残像感が気になるものもあったなか、メーカーが謳っているとおり映像は終始なめらかです。


リフレッシュレートは144Hz。200Hz超えの上位商品より低めですが、最もスペックが求められるゲーミングPCでも144Hzに対応していれば問題ありません。フレームの間に黒のフレームを挟むことで残像感を減らす黒挿入機能(DyAc)が搭載されており、画面がブレず照準が狙いやすくなりますよ。


画面も十分なきれいさでした。「画面が白っぽい」「色合いに違和感がある」との口コミどおり、赤みの強さ・白っぽさは気になったものの、暗い部分が明るく敵を視認しやすいのは利点。実際に商品でFPSゲームをプレイしたモニターからは、「暗めのゲーム向き」「FPS特化といった感じ」との声が聞かれました。


入力遅延も気になりません。キーボードを押してから画面に表示されるまでの時間は7.9ms。比較した商品には5ms以下に抑えられたものもありましたが、実使用において感じるほどの差は出ませんでした。


なめらかさや鮮明さを向上させたと謳うとおり、シューティングゲームでエイムの精度を上げたい人にはぴったりです。PS5とXbox Series Xに対応できるため、ゲーム機のスペックに合わせてモニターを買い替えたい人にもおすすめですよ。RPGや作業用としても使いたい場合には、ほかの商品も検討してみてはいかがでしょう。

BenQ ZOWIE ゲーミングモニターXL2411Kとは?

BenQ ZOWIE ゲーミングモニターXL2411Kとは?

ここからは、BenQ ZOWIE ゲーミングモニターXL2411Kがどんな商品なのかを改めて説明していきます。

プロゲーマーも愛用するブランド、ZOWIEのエントリーモデル

プロゲーマーも愛用するブランド、ZOWIEのエントリーモデル
出典:amazon.co.jp

モニター業界を代表するBenQ(ベンキュー)。そのなかでも、ZOWIEはe-Sports機器に特化したゲーミングブランドで、多くのプロが愛用しています。


今回ご紹介するXL2411Kは、ZOWIEのエントリーモデルとして2020年10月に発売されました。液晶サイズはe-sportsの試合でも使用される24インチで、応答速度の速いTNパネルを採用解像度は1920×1080のフルHDと、FPS・TPSゲームで使いやすいスペックです。

リフレッシュレートは144Hz。PS5やゲーミングPCのスペックを活かせる

リフレッシュレートは144Hz。PS5やゲーミングPCのスペックを活かせる
出典:amazon.co.jp

画面の書き換え回数を指したリフレッシュレートは、最大144Hz。数値が高ければ画面がなめらかに表示され、とくにFPSやTPS・アクションゲームでの快適さがアップします。家庭用ゲーム機では、最大120fpsに対応したPS5やXbox Series Xのスペックを十分に活かせますよ。


動きのブレであるモーションブラーを軽減するDyAc機能を搭載しているのもポイント。画面が見やすくなるよう工夫されています。

スタンドのコンパクトさが魅力。角度調整の可動域が広い

スタンドのコンパクトさが魅力。角度調整の可動域が広い
出典:amazon.co.jp

本体サイズは、幅57.1×奥行20×高さ44.2〜52.5cm。デスクに置きやすいよう、コンパクトなベーススタンドを採用しています。スタンド中部の穴からケーブルを通せるため、配線も邪魔になりにくいですよ。


黒を基調として赤のワンポイントが光る、スタイリッシュなデザインも魅力。液晶周りのベゼルはやや太めです。角度調整の可動域が広いのもポイントで、机や姿勢に合わせて細かく調整できます。


高さ・角度調整

  • 上下角度:-5~23度
  • 左右角度:-45~45度
  • 高さ:0~83mm

最大4端子の同時接続が可能。スピーカーは非搭載

最大4端子の同時接続が可能。スピーカーは非搭載

接続端子は、HDMI1.4×2・HDMI2.0×1、DPポート×1を搭載。4つの機器と接続できるため、ゲーミングPCやゲーム機などたくさんの機器を持っている人にもうれしい仕様です。


スピーカは搭載されていません。別途スピーカーやヘッドホン・イヤホンを用意しましょう。付属品はDPケーブル・電源ケーブルの2点です。

実際に使ってみてわかったBenQ ZOWIE ゲーミングモニターXL2411Kの本当の実力!

今回は、BenQ ZOWIE ゲーミングモニターXL2411Kを含むゲーミングモニター全45商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. 画面のきれいさ
  2. 映像のなめらかさ
  3. 入力遅延

見え方も機能もFPSやTPS特化型。視認性がよく敵に照準を合わせやすい

見え方も機能もFPSやTPS特化型。視認性がよく敵に照準を合わせやすい

まずは、画面のきれいさ・映像のなめらかさの検証です。ガジェット専門YouTuberのモニ研さんにご協力いただき、FPSゲーム「VALORANT」と「Apex Legends」を実際にプレイ。画面のきれいさ・映像のなめらかさ・残像感などをチェックしました。


その結果、TNパネルの特徴である応答速度の速さが実感できました。色合いは白っぽく見えるものの、暗い部分が明るく見えるのはメリット。謳い文句どおり、FPSやTPSゲームに特化しているといえます。

白っぽい見え方だが、暗いシーンがよく見える

白っぽい見え方だが、暗いシーンがよく見える

「画面が白っぽい」との口コミどおり、やや白みがかった見え方です。画面を見たモニターからは「赤みが強い」との声もあり、口コミ同様「色合いに違和感がある」と感じる人もいるでしょう。色鮮やかさを重視したい、RPGや動画視聴・作業向けではありません


とはいえ、比較したほかのTNパネルの商品のように発色は薄すぎず、赤み・白みによって暗いシーンの視認性は良好でした。敵プレイヤーを見つけやすく、FPS・TPSゲームをプレイする際は有利に働くでしょう。


画面のきれいさについてのモニターコメント

  1. 「赤みが強めではあるが、線がきれいで見やすい」
  2. 「色はきれい。赤みが強いので暗めのゲームに向いていそう」
  3. 「少し白やんで見えるが、許容範囲内だと思う」
  4. 「白みがあるのでFPS特化といった感じがする」
  5. 「多ジャンルのゲームをやるにはイマイチ」
  6. 「際立っていいわけではないがFPSにはかなり向いてる」
コメントは一部抜粋

TNパネルならではの応答速度。プレイ中の動きがなめらか

TNパネルならではの応答速度。プレイ中の動きがなめらか

映像がなめらかなのも魅力です。TNパネルの特徴である応答速度のよさが活き、「ブレが少ない」という口コミのとおり、残像感はほとんどありませんでした。動きの速いFPSやTPSゲームに向いています。


画面のなめらかさを示すリフレッシュレートは最大144Hz。比較した商品には最大280Hzまで対応したものもありましたが、リフレッシュレートはゲーム機側の出力も関係します。最もスペックを求められるゲーミングPCでプレイする場合でも144Hzあれば十分ですよ。


映像のなめらかさについてのモニターコメント

  1. 「144Hzモニターのなかではなめらか」
  2. 「応答速度もかなり良好」
コメントは一部抜粋

FPSに特化した機能が充実。設定共有でプロの設定を読み込める

FPSに特化した機能が充実。設定共有でプロの設定を読み込める

FPS・TPSを快適にプレイするための機能も充実しています。数フレームの間に黒のフレームを挟むことで残像感を抑える、黒挿入(DyAc)機能を搭載。残像感が抑えられ、敵に照準を合わせやすくなりますよ。


そのほか暗いシーンを見やすくするBlack eQualizerや、カラーやトーンを調整できるColor Vibrance、ゲームに合わせて最適な設定ができる画面モードが搭載されていました。


互換性のあるモニターに限りますが、セッティングを共有する機能も便利。友人と画面設定を共有したり、プロ選手の設定を読み込んだりできます。設定を公開しているプロチームもあるので、気になったらぜひ調べてみてくださいね。

入力遅延は、実使用において気にならないレベル

入力遅延は、実使用において気にならないレベル

最後は、入力遅延の検証です。キーボードに文字を打ち込んでから液晶に表示されるまでの時間を計測し、時間が短いものを高評価としています。


結果は7.9msと、特別速いわけではありませんでした。比較したなかには4.5msと高速だった商品もありましたが、7.9msでも遅延を感じるほどの遅さではありません。スピードが勝敗の鍵を握るFPSゲームでも、問題なく使えるでしょう。

BenQ ZOWIE ゲーミングモニターXL2411Kの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

販売中のショップが見つかりません

画質のきれいさで選ぶなら、こちらの商品も要チェック

最後に、画面が色鮮やかなモニターをご紹介します。


LGのUltraGear 27GP750-Bは、フルHDのスペック以上に画面が美しいのが魅力。リフレッシュレートは最大240Hzと高く、映像も非常になめらかでした。遅延を抑える機能が搭載されていて、FPSゲームでも残像感なくプレイを楽しめます。入力遅延もないため、ラグが気になる人にもぴったりです。


映像美を楽しむなら、SONYのゲーミングモニターINZONEがおすすめ。4Kに対応したIPSパネルで、表示色は10億6000万色と高性能です。リフレッシュレートは144Hzと高くはありませんが、それ以上になめらかさに感じられました。美しいグラフィックでゲームに没頭したい人におすすめですよ。

LG Electronics Japan
UltraGear27GP750-B

UltraGear 1
UltraGear 2
UltraGear 3
UltraGear 4
UltraGear 5
UltraGear 6
最安価格
38,020円
最安価格
38,020円
解像度1920×1080(フルHD)
モニターサイズ27.0インチ
リフレッシュレート最大240Hz
モニタータイプワイド
ナイトクリアビジョン機能
パネル種類IPS
スリムベゼル
USB HUB搭載不明
HDRエフェクトモード
アスペクト比16:9
照準機能(Dial Point)
フリッカーフリー
黒挿入機能不明
表示色1677万色
チルト機能(垂直角度調節)
輝度400cd/m2
スイーベル機能(水平回転)不明
応答速度1.0ms
入力端子HDMI×2、DisplayPort×1
スピーカー搭載不明
ブルーライト軽減
ピボット機能(画面回転)
高さ調節機能
コントラスト比1000:1
重量6.0kg
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ソニー
SONYINZONE M9SDM-U27M90

おすすめスコア
4.50
対応ハード・ジャンルの幅広さ
4.50
色域の広さ
4.50
オプションの豊富さ
4.50
INZONE M9 1
INZONE M9 2
INZONE M9 3
INZONE M9 4
INZONE M9 5
INZONE M9 6
最安価格
90,000円
やや高価格
最安価格
90,000円
やや高価格
解像度4K(3840×2160)
モニターサイズ27インチ
リフレッシュレート144Hz
黒挿入機能
応答速度
1ms

良い

  • 色域の測定値が75.04と、比較したなかではトップクラスに高い数値を記録
  • PS5のスペックを最大限発揮できるモニターで、対応ハード・ジャンルも幅広い
  • ワイヤレスのマウスやコントローラーの充電も可能

気になる

  • 特になし
ナイトクリアビジョン機能
パネル種類IPS
アスペクト比16:9
表示色10億6000万色
チルト機能(垂直角度調節)
輝度600cd/m2
スイーベル機能(水平回転)
スピーカー搭載
ピボット機能(画面回転)
高さ調節機能
コントラスト比80000:1
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INZONE M9

ソニー INZONE M9 SDM-U27M90を徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?

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