デジタル・クリエイティブ業界に特化したエンジニア向け転職サイト、MORE WORKS(モアワークス)。「すぐに企業からスカウトが来た」「専門的な仕事を探しやすい」と評判な一方、「スキルがない人には使いづらい」という気になる口コミもあり、登録を迷っている人も多いのでは?
今回はMORE WORKSの口コミや評判が本当なのか確かめるため、以下の3つの観点で検証を行いました。
さらに、dodaやマイナビ転職エンジニア求人サーチなどのエンジニア向け転職サイトとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説します。エンジニア向け転職サイト選びに迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。
脱毛・病院クリニック・サブスクリプション・レンタル・買取業者などのサービス分野において、幅広いジャンルのコンテンツ制作に5,000本以上携わる。自身のモットーとして「選ぶのが難しいジャンルだからこそ、実際の検証や調査でしかわからない情報を届けること」を心掛け、情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
おすすめスコア
求人数
サイトの使いやすさ
転職人気企業の掲載
Webアプリケーションエンジニアの求人数
フロントエンドエンジニアの求人数
サーバーサイドエンジニアの求人数
テストエンジニア(QAエンジニア)の求人数
インフラエンジニアの求人数
スマホアプリエンジニアの求人数
年収1,000万円以上の求人数
社内SEの求人数
未経験の求人数
リモート可能の求人数
副業可能の求人数
フレックス勤務可能の求人数
エンジニアの公開求人数 | 47件 |
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検索できる言語 |
良い
気になる
MORE WORKSは公開求人数が少ないため、たくさんの求人を見て情報収集したい人には不向きです。デジタル・クリエイティブ業界に特化しているものの、2025年3月の検証時点で公開されていたITエンジニアの求人数は50件ほど。比較した転職サイトの平均である約23,700件を大幅に下回りました。掲載が確認できなかった職種・条件の求人も多く、選択肢が限られます。
転職をサポートする便利な機能も少なめです。特に、比較したほとんどの転職サイトについていた職務経歴書・履歴書の自動作成機能がないため、書類の準備にやや手間がかかります。検索時に指定できる条件も少なく、チェックした21項目のうち9項目でしか絞り込めませんでした。
一方、スカウト機能に注力している点は魅力。ポートフォリオやプロフィールを登録でき、企業側から直接面接に招待されることも。スカウト機能は比較した転職サイトのほとんどが搭載していましたが、MORE WORKSは企業が興味を持った求職者にだけ送られる仕組み。一斉送信のスカウトとは異なるため、選考通過率に期待が持てます。
スカウト機能の充実度を思うと、「すぐに企業からスカウトが来た」「専門的な仕事を探しやすい」という口コミにも納得。その反面、ポートフォリオの少ない未経験者にとっては「スキルがない人には使いづらい」という口コミのように感じる可能性も高いでしょう。
比較したなかには「doda」のようにITエンジニアの求人数が豊富なサイトや、特定の言語で絞り込めて使い勝手のよい「マイナビ転職エンジニア求人サーチ」のようなサイトも。実績が少なくても応募可能な求人を探している人や選択の幅を広げたい人は、ほかの転職サイトも検討してくださいね。
実際にMORE WORKSと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストエンジニア向け転職サイトと、各検証でNo.1を獲得したサイトをピックアップしました!
MORE WORKSのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
MORE WORKSは、株式会社みらいワークスが運営するデジタル・クリエイティブ職に特化した転職サイトです。デザイナー・エンジニア・ディレクター・プロデューサーの4つの領域にフォーカスした、正社員や業務委託の求人を扱っています。
ウェブサイトには、企業がポートフォリオや社員インタビューを掲載。事業内容や社風が求職者に見えやすいよう工夫しているのが特徴です。
今回はMORE WORKSを含む人気のエンジニア向け転職サイトを調査して比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証の結果、MORE WORKSには気になる点が2つあることがわかりました。たくさんの求人を比較検討したい人には向いていません。
公開求人数は、比較したなかでは最少クラスです。2025年3月の検証時点で、ITエンジニアの求人数は約50件のみと、比較した転職サイトの平均である約23,700件を大きく下回りました。掲載が確認できなかった職種・条件の求人も多く、選択肢が限られます。
<職種別の求人数>
<条件別の求人数>
地方の求人が少ない点もネックといえます。検証時点では東京の求人が多くを占めており、東京以外でも大阪・神奈川・福岡などの主要都市です。
LINEヤフーやメルカリといった転職人気企業の掲載実績も確認できませんでした。上位の転職サイトのなかには、チェックした転職人気企業43社のうち39社も掲載していたdodaのようなサイトも。対するMORE WORKSは、人気企業の求人を探したい人には向いていません。
いろいろな求人情報を見ることで年収や条件の相場がわかり、後悔しない転職につながります。選択の幅を広げたい人は、ほかの転職サイトも検討してくださいね。
サイトの使い勝手はいまひとつ。あると便利な6つのサポート機能のうち、確認できたのは選考管理機能・レジュメ公開ブロック・メール管理機能のみでした。
比較したほとんどのサイトに備わっていた職務経歴書・履歴書の自動作成機能がなく、書類の準備にやや手間がかかります。
検索時に指定できる条件も少なめです。使いやすさにつながる検索条件21項目のうち、絞り込める条件は9項目。比較したサイトのうち半数以上が15項目前後で細かく条件を指定できるなか、希望の求人をピンポイントで絞り込みにくいのは惜しいところです。
MORE WORKSにはメリットも1つあります。企業からのスカウトを期待する人には、選択肢のひとつになるでしょう。
MOREWORKSの利点は、過去の制作実績(ポートフォリオ)を登録できるところです。ポートフォリオの登録はマストではありませんが、企業へのアピールになるので有効活用しましょう。
マイページにスキルを登録すると各求人とのマッチ度が可視化される、比較したなかでは珍しい機能も搭載。ptの数字が高いほど親和性が高い求人と判断される仕組みで、応募先を選ぶ際の参考になります。
スカウト機能にも力を入れており、ポートフォリオを見た企業の採用担当者が気になったユーザーを面接に招待することも。自分に興味を持った企業が直接送ってくるため、一斉送信のスカウトメールよりも選考通過率は高めです。
各機能を使ってスキルをアピールできれば、「すぐに企業からスカウトが来た」「専門的な仕事を探しやすい」といった口コミどおりの結果を期待できそうです。一方、実績が少ない未経験者には、「スキルがない人には使いづらい」との口コミのように感じる可能性があります。
エンジニアの公開求人数 | 47件 |
---|---|
検索できる言語 |
良い
気になる
Webアプリケーションエンジニアの求人数 | 不明 |
---|---|
フロントエンドエンジニアの求人数 | 13件 |
サーバーサイドエンジニアの求人数 | 不明 |
テストエンジニア(QAエンジニア)の求人数 | 不明 |
インフラエンジニアの求人数 | 不明 |
スマホアプリエンジニアの求人数 | 不明 |
年収1,000万円以上の求人数 | 不明 |
社内SEの求人数 | 不明 |
未経験歓迎の求人数 | 1件 |
リモート可能の求人数 | 13件 |
副業可能の求人数 | 不明 |
レジュメ公開ブロック機能 | |
フレックス勤務可能の求人数 | 19件 |
無料登録可能 | |
スカウト機能 | |
主な検索条件 | 年収、職種、未経験歓迎、第二新卒歓迎、退社時間、休日、リモートワーク可能 |
タイプ | 特化型(IT・エンジニア) |
ここでは、MORE WORKSとは異なる魅力を持つエンジニア向け転職サイトをご紹介します。転職活動をスムーズに進めるためには、複数の転職サイトを併用するのがおすすめですよ。
dodaは、IT・エンジニア業界で転職を考えるすべての人におすすめの転職サイト。転職サイトと転職エージェントが一体となった総合型サービスです。自分で求人検索できるだけでなく、転職エージェントサービスに登録すれば無料で転職サポートも受けられます。
フレックス勤務可・未経験可といったこだわり条件も充実。希望の求人を自分で見つけやすいでしょう。検証時点ではITエンジニアの求人数が48,000件を超えており、選択肢の広さも魅力といえます。
メルカリ・グーグル・LINEヤフーなど調査した転職人気企業43社のうち、検証時点で39社を掲載。大手IT企業からベンチャー・スタートアップ企業の求人まで、幅広い企業の求人に対応しています。エンジニア転職なら、まずはdodaに登録してくださいね。
携わる領域・java・Ruby・Pythonなどの得意な言語で求人を検索したい人は、マイナビ転職エンジニア求人サーチをチェック。ドローン・VRなどのキーワードでも求人を絞れるため、興味のある分野の仕事をピックアップできるのが強みです。
ITエンジニアの求人数は検証時点で60,000件以上掲載されており、比較した転職サイトの平均以上。転職人気企業42社のうち34社の掲載実績があり、有名企業へ転職したい人にも向いています。特定の言語に自信がある人は、ぜひ利用を検討しましょう。
ここでは、MORE WORKSの効果的な使い方を解説します。
スカウトを受け取るために、まずはプロフィールを登録しましょう。手順は以下のとおりです。
<プロフィール登録の手順>
続いて、プロジェクト実績(ポートフォリオ)を登録しましょう。スカウトを受け取りたいなら、ポートフォリオの登録はマスト。応募時の選考通過率も上がります。
必須項目は、プロジェクト名と説明文です。キャプチャ画像は必須ではありませんが、登録しないとポートフォリオのサムネイルに「NO IMAGE」と表示されます。企業へアピールするために、キャプチャ画像はぜひ登録しましょう。
求人検索の方法は以下のとおりです。
<スマートフォンから検索>
<パソコンから検索>
条件を2つ以上選択した場合、すべての条件に合う求人のみが表示されます。絞り込みすぎると、求人が見つかりづらくなるので注意しましょう。
気になる求人が見つかったら、以下の手順で応募しましょう。
<求人への応募方法>
応募リストには複数の求人を追加して、まとめて応募可能です。応募先企業とは、サイト上の「メッセージ」でやりとりできます。
スカウト機能を利用するためには、「プロフィール編集ページ」内の「スカウト設定」で、「スカウトを受け取る」にチェックを入れておきましょう。希望の職種や年収をはじめ、希望条件を事前に伝えておけますよ。
ちなみに、スカウトを多く獲得している人は、ポートフォリオを5〜20件ほど登録している傾向があります。
「気になるリストに追加する」機能を使えば、企業に匿名でアピールが可能です。
<企業にアピールする方法>
気になるリストには、何件でも追加できます。企業に匿名プロフィールを見てもらえるきっかけになるため、積極的に追加しましょう。
転職活動中であることを知られたくない企業がある場合は、個別に匿名プロフィールの閲覧をブロックできます。プロフィール編集ページでブロックしたい企業名を指定しましょう。
ただし、自分から応募や求人の気になるリストに追加した企業には情報が公開されます。
完全未経験の状態からエンジニアへの転職は、簡単ではありません。最低限でもプログラミングの基礎知識や基本的なコード作成を学んでから転職したほうが、転職活動も入社後の業務もスムーズです。
プログラミングスクールのなかには料金がかかるものだけでなく、無料のものもあります。未経験からエンジニアを目指すなら、プログラミングスクールを活用するのもひとつの手ですよ。マイベストではプログラミングスクールの選び方も解説しているので、参考にしてくださいね。
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