なめらかな書き味でにじまないと評判の、ぺんてる ハイブリッド。「とにかく書きやすい」と高く評価される一方で、口コミのなかには「文字がかすれる」「インクの出が安定しない」といった気になる声もみられ、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証しレビューを行いました。
さらに、人気のパイロットやトンボ鉛筆などの水性ボールペンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、水性ボールペン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ぺんてる ハイブリッドは、軽やかな書き心地は魅力ですが、持ちづらいのがネック。しっかりした書き味の顔料インクながらサラッとしており、実際に使うとハネやはらいまでスムーズに書けました。比較したほかの商品には、文字を書く際に紙への引っかかりを感じるものもあったなか、ペン先の当たりが柔らかくなめらかに動かせます。
一方で重量が9gと軽いうえに軸が細く、持ちやすいとはいえません。グリップの素材もプラスチックのため、ラバー製の商品に比べると指に固定しづらく感じました。グリップ部分が凹凸つきで滑りにくいのは利点ですが、使用したモニターからは「長時間使うと指が痛くなりそう」との指摘も寄せられています。
「インクの出が安定しない」との口コミどおり、量にムラがみられたのも懸念点です。比較した「トンボ鉛筆 ZOOM 505」は曲線・文字ともにきれいでしたが、本品は口コミの「文字がかすれる」と同じ結果に。モニターからは「他人に見られる書類には使いづらい」との声も寄せられました。
インクの速乾性もいまひとつ。実際に書いた文字をこすると、手にインクがつかなくなるまでに7秒以上かかりました。「パイロット マルチボール」は1秒で乾いたことをふまえると、書いている最中に手や周囲が汚れる心配が。文字の上からマーカーを引く場合は、書いてから少し時間をおくとにじみにくいでしょう。
書き心地はサラッとしているものの、インクの量が安定せず均一に書き続けるのは難しいといえます。インクの乾きも遅く、大切な書類への使用は不向き。ちょっとしたメモ書きには役立ちますが、たくさん文字を書くとき用やきれいに記録したいとき用には、ほかの商品もチェックしてみてください。
実際にぺんてる ハイブリッドと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ水性ボールペンと、書き心地のよさ・ペンの持ちやすさ・文字のにじみにくさ・インクの速乾性・かすれにくさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ぺんてる ハイブリッドの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそも水性ボールペンとは、粘度の低いインクを使用したボールペンのこと。耐水性はあまり期待できないものの、油性ボールペンに比べてインクがかすれにくく、軽い筆圧で書き進められます。
今回ご紹介するぺんてるのハイブリッドは、軽くなめらかな書き心地にこだわって作られているのが特徴です。日本語特有のトメ・ハネ・はらいを表現しやすいと謳っています。
販売元は、1946年創業の老舗文具メーカーであるぺんてる。軽いタッチが魅力のエナージェルや、マットなイラスト文字をかけるマットホップ、シャープペンがついた3色ボールペンのビクーニャなど、ボールペンだけでもさまざまなアイテムを手がけています。
本品は、インクが漏れにくいキャップ式。全長は115mmあり、ペン先の太さは極細の0.5mmの1種類です。カラーは黒・青・赤の3色で、専用の替芯も販売されていますよ。
再生材を用いたタイプも展開されているので、環境に配慮した商品を使いたい人はチェックしてみてください。
今回は、ぺんてる ハイブリッドを含む水性ボールペン全26商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、書き心地のよさ・ペンの持ちやすさの検証です。
男女合計6人のモニターが各商品を使用し、ペン先の動かしやすさ・インクのなめらかさ・柔らかいタッチで紙に文字を書けるかなどをチェックします。またグリップの太さ・触り心地・ペンの長さなどに着目して、持ちやすさも評価しました。
実際に文字を書いたところ、モニター6人中3人が「書き心地がよい」と答えました。しっかりとした書き味の顔料インクながらサラッとしており、なめらかに文字を書けます。
比較したほかの商品には紙への引っかかりが気になるものもあったなか、ペン先をスムーズに動かせ、ハネやはらいなど細かいところまで書きやすく感じました。
一方、口コミどおりインクの出る量にややムラがあったのは気になります。とくに書きはじめや直線を書いた際には、かすれが目立ちました。モニターからは「他人に見られる書類には使いづらい」との指摘も。均一な太さで書き続けるのは難しいため、自分用のメモに使うとよいでしょう。
<書き心地のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ペンの持ちやすさも、モニターからの評価は伸び悩む結果に。サイズは全長151mmあり、重量は9gと軽量です。実際に持つと、軸が細めで手にうまくフィットしませんでした。
比較した商品内では、グリップがラバー素材のものほど握り心地がよい傾向がありましたが、本品のグリップはプラスチック製。手への当たりが硬く、「長時間書くと指が痛くなりそう」との意見も寄せられました。
ただし、グリップ部分に凹凸がついているのは利点です。指を固定しやすく、書いている途中にも滑りにくいですよ。
<ペンの持ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、かすれにくさの検証です。実際に各商品を使って、繰り返し円を書く・文字を書くの2つの動作を行います。円と文字がどれほどかすれたかをチェックしました。
その結果、円を描く際にはインクが十分出ていたものの、文字はかすれが目立つ仕上がりに。比較した「トンボ鉛筆 ZOOM 505」では、曲線はもちろん文字でもかすれがみられませんでした。
「文字がかすれる」との口コミどおりの結果で、学習ノートなどきれいに書きたいときには使いづらいといえます。ペン先の太さは0.5mmと中字サイズなので、ちょっとしたメモ書きには役立つでしょう。
最後は、インクの速乾性・文字のにじみにくさの検証です。水性ボールペンはほかのボールペンに比べてインクの乾きが遅く、手が触れてノートが汚れる可能性があります。
そこで各商品で書いた文字をこすり、インクが乾くまでの時間をチェック。また、文字を書いてから1分後に水性マーカーで上から線を引き、文字がにじまないかも調べました。
実際に書いた文字をこすったところ、手にインクがつかなくなるまでに7秒も時間がかかりました。比較したなかでも「パイロット マルチボール」のように1秒ほどで乾いた商品と並ぶと、速乾性はいまひとつです。
書いた直後に触れると手や周囲が汚れやすいため、速記や大切な書類へのサインには不向きといえます。
一方で、文字のにじみくさは良好です。文字を書いた直後は一部が黒くなりましたが、少し時間をおけばマーカーを引いてもにじまず。比較したほかの商品には、蛍光ペンが黒くなるほどにじんだものもありました。
書いた文字が紙の裏側まで写らなかったのも利点です。マーカーで装飾したい場合は、インクが乾いたのを確認してから引くようにしてくださいね。
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ぺんてるのハイブリッドは、Yahoo!ショッピング・楽天市場・AmazonといったECサイトにて購入できます。公式サイトに記載の希望小売価格は以下のとおりです。
<希望小売価格>
価格は執筆時点・公式サイト参照
ECサイトでは5本・7本・10本のセット販売もあるので、ボールペンをよく使う人はぜひチェックしてみてください。
最後に、ほかの特徴をもった商品をご紹介します。
オートの水性ボールペン ORCAは、インクの乾きやすさが魅力です。文字を書いてからわずか1秒で乾き、水性とは思えないほどの速乾性でした。書き心地はなめらかで、紙への引っかかりも感じません。インクの量・濃さもほどよく、文字を安定して書けたのも利点。大切な書類を書くときに役立ちます。
握り心地のよさを求める人には、パイロットのマルチボールがおすすめ。グリップは弾力のあるラバー素材で指を固定しやすく、フィット感も良好でした。ノートをとるときなど長時間の使用にも適しています。顔料インクにより文字がにじみにくいため、マーカーと一緒に使えますよ。
グリップ素材 | ラバー |
---|---|
全長 | 143mm |
インク特性 | 水性 |
最大径 | 14mm |
最大軸径 | 11mm |
本体重量 | 23g |
軸素材 | アルミニウム |
ペン先の太さ | 0.5mm |
重量 | 23g |
ペン先の太さ | 0.5mm |
ペンの出し方 | キャップ式 |
ペン先形状 | 不明 |
特徴 | 不明 |
ペン先素材 | 金属 |
替え芯あり | |
インク粘度 | 不明 |
素材 | キャップ・軸:アルミニウム、口金・頭冠・リング:真鍮、クリップ:SK材 |
付属品 | 不明 |
インク素材 | 染料 |
芯の交換可能 | |
仕様 | キャップ式 |
替え芯の型番 | C-304、C-305、C-307、C-310 |
シャープペンシル付き | |
印鑑付き | |
芯径のラインナップ | 0.4,0.5,0.7,1.0mm |
生産国 | 不明 |
ペン幅の調整可能 | |
特徴 | 不明 |
用途 | 不明 |
オート 水性ボールペン オルカをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
グリップ素材 | ラバー |
---|---|
重量 | 約10.4g |
インク素材 | 顔料 |
全長 | 142mm |
---|---|
最大軸径 | 12.5mm |
芯の交換可能 | 不明 |
替え芯の型番 | 不明 |
芯径のラインナップ | 0.34mm、0.44mm |
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