LAMY safari ローラーボール L318をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

書き心地は良好でした。モニターからは、「紙への引っかかりもなくスーッと滑るように書ける」「スピードよく走り書きしてもストレスなく使える」など好評です。なめらかな書き心地が特徴の染料インクを採用しており、さらさらとスムーズに書けました。

水性ボールペンに使用されるペン先の素材は樹脂製と金属製の2種類あり、本商品は金属製を採用。比較したところ、金属製は少し重みのある書き心地になる傾向がありましたが、こちらは「力を入れなくても書ける」など軽い力で筆記できる点が支持されています。

ペン先の太さは不明ですが、筆記できる文字は比較したなかでも太め。筆圧によってとめ・はねが表現しやすい感覚があり、あて名書きや文字を目立たせたいときに使うのもよいでしょう。一方でモニターから「細かい字は文字が潰れる」という意見もあり、小さな文字の筆記には向いていません。

比較したなかにはラバー素材のグリップで滑りにくい工夫がされているものもありましたが、本商品はプラスチック製。しかし、指が当たる部分のくぼみによってしっかりホールドでき、滑りやすさは気になりません。くぼみがあることで正しい持ち方を維持しやすいのも魅力です。

キャップを含めても重量が19gと軽く、疲れにくいのもポイント。比較したなかには30gを超えるものも多く見られましたが、長時間の筆記には20g未満が書きやすい傾向がありました。筆記の際はペン尻にキャップを装着すると、重さ・長さのバランスが安定するでしょう。

1. 「かなり太めなつくりで、重みのバランスがとれている。グリップは三角で手にフィットして書きやすかった」
2. 「指に当たる部分がくぼんでいるのでとても持ちやすい。力を入れやすいと感じた」
3. 「少し太めだが握りやすかった。グリップが三角で指が固定されて書きやすい」
4. 「指を置く部分のくぼみで、軽い力でもしっかりホールドできる」
5. 「素材自体は硬いが、指の形に合う造形なので硬さによるストレスはあまり感じない。重さ・太さは問題ない」

コメントは一部抜粋

筆記後1分経過しても、上からマーカーを引くと全体的ににじみが見られました。特に文字の書き終わりでにじみが目立ちます。比較したところ、本商品のような染料インクを使ったものは文字がにじみやすい傾向がありました。

書いたときに裏から文字が見えるほど、インクが染み出していたのも気がかり。裏移りしやすいので、必要に応じて下敷きなどを用意するとよいでしょう。

染料インクは書き心地がなめらかな一方で、太陽光などの光や水に弱い点がデメリット。対して顔料インクは文字がにじみにくく、光に強いため長期保存したい場合に向いています。マーカーの出番が多い人は、にじみにくい顔料インクを使ったペンを選ぶのも一手です。

マーカーとの相性はいまひとつでしたが、速乾性は優秀でした。書いて1秒後にこすってもまったく汚れません。「インクの乾きが遅い」との口コミを払拭する実力を発揮し、比較したなかでもトップクラスの評価です。

比較したところ、インクの速乾性は染料・顔料の種類では判断できないことがわかりました。なかなか乾かないものだと5秒以上経過しても線が伸びてしまうものも。本商品は手や紙面の汚れを気にせず、素早く書き進められるでしょう。