看護師で年収600万稼げる？高年収を実現する条件やできることを紹介
数ある職業のなかでも、比較的高収入といわれる看護師。年収600万円を稼ぎたいけれど、看護師で実現できるかわからず、職業選びに迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、看護師で年収600万円を稼げるかについて解説します。高年収を実現するための具体的方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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看護師で年収600万円稼ぐことは可能？
看護師で年収600万円稼ぐことは可能です。看護師は一般的に収入が高めな職業。年収600万円も決して無理な金額ではありません。
厚生労働省が発表している「令和4年版・厚生労働白書―社会保障を支える人材の確保―」によると、看護師の平均年収は20〜24歳で約390万円、最も高い水準の55〜59歳で約562万円です。この数字はあくまでも平均値であり、それ以上の人も存在することを考えれば、年収600万円は決して高すぎるハードルではありません。
ただし、上記の数値はあくまで平均値です。誰でも50歳以降になれば年収600万円になるわけではないことは頭に入れておきましょう。
600万稼ぐ看護師の条件とは？
正社員で長く働く
看護師は正職員として長く勤めるほど給料が上がり、年収600万円に近づけます。
看護師は正職員だけでなくパートでも働けますが、基本的には正職員のほうが稼げる仕事。また、看護師は基本的に年功序列で、勤続年数が長くなればなるほど年収がアップする給与体系です。
実際に、看護師の年齢別平均賃金のデータを見ると55〜59歳の平均年収が最も高いことがわかります。裏を返せば、20〜30代のうちに年収600万円に届くことはほぼありません。コツコツ頑張って年齢を重ねるとともに年収をアップさせたい人に、看護師は向いているといえます。
中間管理職以上の役職に就く
中間管理職以上の役職に就くと、年収が上がりやすくなります。
役職に就くと基本給に加えて手当が支給されるので、役職なしの場合よりも年収が上がります。看護主任・副看護師長・看護師長・看護副部長・看護部長などの役職は、看護師が所属する看護部を取りまとめる存在。マネジメント業務が発生するため役割が広がり大変なこともありますが、その労力が年収に反映されると考えていいでしょう。
ただし、役職に就くためにはある程度の経験が必要です。若いうちからすぐに役職に就けるケースは少なく、長い時間がかかるのが基本と考えておきましょう。
大きい病院で働く
高年収を狙うなら、規模の大きい病院で働くほうが有利です。
一般に、大規模な病院は看護師の経験を重視して見合った給与を支払う傾向にあります。日本看護協会が行った「2022年 病院看護・助産実態調査」によると、平均給与総額は99床以下の病院が267,500円であるのに対し、400〜499床の病院では279,854円という結果でした。大きい病院で長年経験を積めば、高収入を実現しやすいでしょう。
ただし、大きい病院なら必ず給与が高いというわけではないので注意が必要です。
夜勤に多く入る
夜勤に多く入ると、その分年収が上がります。
看護師は夜勤手当によって給与が上がるので、積極的に夜勤をすると高年収が期待できます。日本看護協会の調査によると、2020年の夜勤手当金額は3交代制の準夜勤で4,154円、3交代の深夜勤で5,122円、2交代で11,286円でした。役職に就けない若い頃から手っ取り早く年収を増やしたいのであれば、夜勤にたくさん入るのがいいでしょう。
とはいえ、夜勤には生活リズムが乱れやすい、労働時間が長くなりやすいなどの問題もあります。年収アップを目指していても、無理はしすぎないようにしましょう。
看護師が年収を上げるための効果的な方法とは？
上司と良好な関係を築いておく
普段から上司との関係をよくしておくと、年収アップにつながりやすいでしょう。
看護師の仕事の成果は、売上などの明確な数値で測れるわけではありません。そのため、個人の評価は上司の主観が大きく影響します。上司に認められれば、その分高評価を獲得して収入アップを目指せるでしょう。
もちろん、良好な関係を築きたいからといって、気に入られようと無理する必要はありません。気持ちよく挨拶をする、笑顔で話しかける、基本的な業務をこなし改善するなど、当たり前のことを実践してください。
管理職を目指す
キャリアを築いて年収をアップさせたいなら、管理職を目指しましょう。管理職になれば手当がつくので、役職なしの場合よりも年収が上がります。
その場合に必要になるのは、複数人の看護師をまとめて現場のチームを円滑に機能させるマネジメント力。資質があると認められれば、まず看護主任になることが可能です。毎日の仕事を丁寧にこなすと同時に、マネジメント側になることをめざしましょう。
ただし、管理職になるためには、ある程度の時間がかかります。また、役職がつくことで業務負担が増えることも、覚えておかなければならないポイントです。
資格を取得する
資格を取得して専門性を高めることも、年収アップにつながる方法のひとつです。
資格を持っていると手当を支給されるケースが多いため、その分年収が上がります。専門看護師や認定看護師などの資格取得を目指すといいでしょう。
ただし、資格を持っていても給与に反映されないケースもあるので注意。手当目的の場合は、勤務先の病院では資格がどのような扱いになるのか確認することが大切です。
副業で単発の仕事をする
看護師の資格を活かして副業で単発の仕事をすると、年収アップにつなげられます。
介護施設などの医療行為を行わない施設では、スタッフのサポートをする看護師の単発の求人が出ることがあります。たとえば1日だけ介護施設で夜勤をする、3日間だけ入浴介助をするなど、日給制で柔軟に働ける仕事があるのでチェックしてみてください。
勤務先での給料アップが見込めない場合は、このような単発の仕事を組み合わせると効率的に稼げるでしょう。ただし、勤務先で副業が禁止されているケースもあるので、就業規則は必ず確認してください。
基本給が高い職場に転職する
現在の職場で年収アップが見込めないと感じた場合は、基本給が高い職場に転職するのがおすすめです。同じ経験やスキルでも、職場を変えるだけで年収が上がる可能性はあります。
たとえば、看護師の給与は地域によって異なります。日本看護協会が行った「2022年 病院看護・助産実態調査」の報告書によると、大卒看護師の初任給平均額は千葉県が最も高い296,882円、宮崎県が最も低い244,630円と大きな差がありました。
基本給は地域だけでなく、個々の病院によっても変わります。求人情報をよく確認したうえで転職を決めましょう。
転職で高収入を目指すなら、看護師専用転職サイトがおすすめ
転職で高収入を目指すなら、看護師専用の転職サイトの利用がおすすめです。医療業界の求人を専門的に取り扱っているサイトであれば、年収600万円を目指せる転職先が見つかるでしょう。
以下の記事では、おすすめの看護師転職サイトを紹介しています。上手な活用方法や、選び方も解説しているので、どれに登録すべきか悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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