今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の電子書籍リーダーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、電子書籍リーダー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Amazon Kindle Paperwhiteは、見やすい画面でページを素早く切り替えられるものがほしい人におすすめです。ページめくりのスピードは検証トップクラスで速く、実際に小説は平均0.04秒・マンガは平均0.08秒で切り替わりました。比較した全商品の平均0.32秒・0.65秒(※2024年12月時点)や前モデルの第11世代を上回る表示スピードを発揮し、紙の本と同じ感覚で読み進められますよ。
前モデルからバージョンアップした高コントラストかつ300ppiの高解像ディスプレイにより、ページが見やすいのも大きな魅力。画面の明るさ・色温度を24段階に細かく調整できるうえ、比較した大半の楽天Koboシリーズにはなかったダークモードも搭載しています。周囲の明るさに応じて快適な読書環境を作れて、就寝前の読書もしやすいでしょう。
IPX8の高い防水性能を備えており、お風呂で使いやすいのも利点。7インチで重量208.5gと文庫本より若干重く大きめですが、「片手で扱うには大きい」との口コミに反して片手でも楽に持てました。ページめくりボタンがなく、電車内などの揺れや混雑のなかでは誤操作が起こりやすいものの、落ち着いた環境で読むなら片手持ちでも十分使いやすい印象です。
バッテリー性能もよく、明るさを最大にして6時間放置したところ、電池残量は100%から73%までの減少にとどめられました。6時間後も100%をキープした一部の楽天Koboシリーズにはおよばないものの、比較したKindleシリーズのなかでは十分なバッテリー持ちです。明るさを抑えれば、丸1日バッテリー切れを気にせず読書に没頭できますよ。
本のリスト化や辞書・単語帳機能などの機能も充実していました。比較したKindle Scribeシリーズや楽天Koboシリーズの一部にあったノート機能はないため、メモを書き込みたい人はほかの商品もチェックしましょう。遅延なくページを切り替えて読書に集中したい人は、ぜひ本商品を候補に入れてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
スマホやタブレットでも読める電子書籍ですが、目の負担を考えるなら電子書籍リーダーがおすすめです。電子書籍リーダーは電子インクを使って表示するため、スマホやタブレットと違ってブルーライトが発生しないのが魅力。紙の本とほぼ変わらない感覚で本を読むことができます。
今回ご紹介するのは、2024年10月に発売された第12世代となるAmazon Kindle Paperwhite。前モデルの第11世代と比べてページめくりの速度が25%アップし、「同モデル史上最速を実現」したと謳う電子書籍リーダーです。
画面サイズは、Kindle Paperwhite史上最大となる7インチディスプレイを搭載。300ppiの高解像度ディスプレイで、紙のような読み心地が期待できます。バッテリー性能は、前モデルと同様の最大12週間です。IPX8等級の防水性能も引き続き採用しており、お風呂やプールなど場所を問わず使用できます。
本体容量は16GBで、数千冊のコンテンツを保存可能です。プライム会員なら、千冊以上の書籍・マンガ・雑誌などが無料で読み放題に。有料のKindle Unlimitedに加入すれば、500万冊以上の本を同時に20冊まで読むことができますよ。
Kindle Paperwhiteとは、アマゾンが手がけるKindleシリーズのひとつ。ベーシックなKindleと比べて画面サイズが大きく、機能性にも優れている傾向があります。ここでは、世代間の特徴を簡単にご紹介します。
<Amazon Kindle Paperwhiteの特徴>
今回ご紹介する新型の第12世代は、高い防水性能やバッテリー性能・USB-C充電ケーブルはそのままに、画面サイズや容量・ページめくりのスピードが向上しました。
Kindleシリーズにはほかにも、32GBの大容量とワイヤレス充電に対応したKindle Paperwhiteシグニチャーエディションや、ノート機能を搭載したKindle Scribeも展開。1,000冊以上の子ども向け本が読み放題となるキッズモデルも発売されています。スタイルにあわせてチェックしてみてくださいね。
今回はAmazon Kindle Paperwhiteを含む、人気の電子書籍リーダーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
素早くページを切り替えられるのが魅力。実際にページをめくる動作をしたところ、小説は平均0.04秒・マンガは平均0.08秒とかなりスピーディにページが切り替わりました。比較した全商品の平均0.31秒・0.62秒(※2024年12月時点)をどちらも下回っており、検証トップクラスの速さです。
比較した前モデルの第11世代では、小説が平均0.07秒・マンガが平均0.1秒だったため、メーカーの謳い文句どおり表示スピードがアップしているといえます。紙の本と同じ感覚でサクサク読み進められるでしょう。
前モデルより明るくなったディスプレイで、ページが見やすいのもメリットです。解像度は300ppiと高く、細かいイラストや小さな文字も鮮明に映りました。画面の明るさや色温度は環境に応じて24段階に調節でき、落ち着いたホワイトから暖かみのあるアンバーまで自分好みの見え方で読書を楽しめますよ。
比較した楽天Koboシリーズやサードパーティー製の商品にはないものも多かったダークモードを搭載しているのも注目ポイント。暗いなかでの見やすさも工夫されており、就寝前に読書をする人にもぴったりです。
画面のフチが平らなフラットベゼルを採用しており、ページめくりも引っかかることなくスムーズでした。場所や時間帯を問わず、快適な環境で読書に集中しやすいでしょう。
本体重量もそれほど重くありません。カバーやペンなどの備品をすべて外した状態で実測208.5gと、比較した第11世代(205g)と同等レベルでした。文庫本よりは少し重いものの、全体平均の約244g(※2024年12月時点)を下回っており、持ち運びにも困りにくいといえます。
画面も7インチと文庫本より若干大きめですが、片手でも十分楽に持てるサイズでした。「片手で扱うには大きい」との口コミに反し、長時間手に持って読書をしても負担はあまり感じないでしょう。
バッテリー持ちのよさも魅力のひとつ。フル充電で明るさMAXの状態から6時間放置したところ、バッテリー残量は73%にとどまりました。比較したKindleシリーズのなかには50%近く減ったモデルもあったのに対し、明るさを抑えれば丸1日読み続けてもバッテリー切れが起こりにくいでしょう。通勤中に1時間読む程度であれば1か月近く持ちそうです。
比較したところ、楽天Koboシリーズのほうがバッテリー持ちに優れている傾向があり、6時間放置後も100%のままだったモデルがいくつかありました。本商品はそれらと比べると一歩およばないものの、Kindleシリーズのなかでは十分な持ちといえます。そこまで頻繁に充電せずとも長く使い続けられますよ。
なお、別売りのAmazon純正ケースを使用すれば、カバーを閉じたときに自動でスリープモードになります。バッテリーをより節約したい人は、ぜひチェックしてみてください。
読書に役立つ基本的な機能も、ある程度そろっています。本のリスト化に対応しており、コンテンツを整理できるのが便利。辞書・単語帳機能を備え、読んでいるページを離れずに単語の検索・記録も可能です。読み終わりの目安時間も画面左下に表示されるので、進捗具合を把握しやすいでしょう。
防水規格はIPX8と高く、お風呂で使いやすいのも長所。シャワーがかかったり湯船に落としたりしても故障のリスクは少ないといえます。
ただし、比較した楽天Koboシリーズやサードパーティ製の一部商品にあった「進む・戻るボタン」がないのは惜しいところ。電車内では揺れや混雑によって片手でページをめくる際に誤操作が起こりやすい印象です。今までに読んだ冊数や時間などの読書データもKindleシリーズでは確認できないため、読書記録をつけたい人はほかのシリーズも検討してみてください。
<検証結果>
読書以外の付加機能としては、PDFの取り込み・閲覧ができるファイルマネージャーに対応。通勤中などの隙間時間を活用して、手軽にデータ整理を行えますよ。SDカードスロットがなくアプリの追加もできませんが、容量は16GBと十分にあるので普段使いにはとくに困らないでしょう。
ただし、ノート機能がなく直接書き込みは不可。比較したなかにはメモを取りながら読み進められる商品もいくつかありましたが、こちらは学習用に活用したい人には物足りないかもしれません。好きな場所に自由にメモ書きできるものがほしい人は、Kindle Scribeシリーズか楽天Koboシリーズの一部商品をチェックしてみてください。
<検証結果>
Amazon Kindle Paperwhiteには、大きく気になる点はありませんでした。ページめくりのスピードがとにかく速く、小説もマンガもサクサク読み進められるのが魅力の商品なので、メモ書き不要の人はぜひ購入を検討してみてください。
2024/10/16 発売
対応ストア | Kindle |
---|---|
画面サイズ | 7.0インチ |
ページめくり速度(小説) | 0.04秒 |
ページめくり速度(漫画) | 0.08秒 |
防水機能 | |
書き込み機能 |
良い
気になる
本体容量 | 16GB |
---|---|
6時間後のバッテリー残量(実測値) | 73% |
解像度 | 300ppi |
ネットワーク接続 | Wi-Fiモデル |
PDF閲覧機能 | |
辞書機能 | |
タッチペン付属 | |
ライト搭載 | |
幅 | 12.8cm |
奥行 | 17.7cm |
厚さ | 0.78cm |
本体重量(実測値) | 209g |
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最後に、Amazon Kindle Paperwhite以外のおすすめ商品をご紹介します。
バッテリー持ちや機能性を重視するなら、楽天のKobo Libra Colourがおすすめです。実際にフル充電の状態で6時間放置しても、残量は100%のままをキープできました。ページめくりボタンがついているため片手で扱っても誤操作が起きにくく、満員電車で読書したい人にもぴったり。メモ帳のように使えるノート機能も便利です。
Paperwhite シグニチャーエディションは、kindleのなかでも珍しいワイヤレス充電対応。置くだけでサッと充電できるうえ、実際に6時間後のバッテリー残量も78%と長持ちでした。充電の手間を極力かけたくない人にうってつけです。周囲の環境に合わせた明るさの自動調節機能もあり、好きな場所や時間帯に気軽に読書を楽しめますよ。
対応ストア | 楽天ブックス |
---|---|
画面サイズ | 7.0インチ |
ページめくり速度(小説) | 0.06秒 |
ページめくり速度(漫画) | 0.11秒 |
防水機能 | |
書き込み機能 |
良い
気になる
本体容量 | 32GB |
---|---|
6時間後のバッテリー残量(実測値) | 100% |
解像度 | 150ppi(カラー)/300ppi(白黒) |
ネットワーク接続 | Wi-Fiモデル |
PDF閲覧機能 | |
辞書機能 | |
タッチペン付属 | |
ライト搭載 | |
幅 | 16.1cm |
奥行 | 14.5cm |
厚さ | 0.62~0.83cm |
本体重量(実測値) | 201g |
楽天 Kobo Libra Colourの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
対応ストア | Kindle |
---|---|
画面サイズ | 7.0インチ |
ページめくり速度(小説) | 0.04秒 |
ページめくり速度(漫画) | 0.09秒 |
防水機能 | |
書き込み機能 |
良い
気になる
本体容量 | 32GB |
---|---|
6時間後のバッテリー残量(実測値) | 78% |
解像度 | 300ppi |
ネットワーク接続 | Wi-Fiモデル |
PDF閲覧機能 | |
辞書機能 | |
タッチペン付属 | |
ライト搭載 | |
幅 | 12.8cm |
奥行 | 17.7cm |
厚さ | 0.78cm |
本体重量(実測値) | 214g |
Kindle Paperwhite シグニチャーエディションを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
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