ステッドラー 製図用シャープペンシル 0.5mmをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

書き心地のよさは、モニターの6名中4名から満足の声が上がり、おおむね高評価です。シャーペンの書き心地は、スルスルとしたなめらかさとカリカリした書き応えがあるものに分かれますが、本商品は芯が斜めにすり減るため、紙の上をすべるような書き心地が印象的でした。

筆圧が弱いモニターからは「なめらかながら、カリカリとした引っ掛かりもある」と、書き心地のバランスのよさを評価する声も多く上がりました。軸の不安定さを指摘する口コミもありましたが、重心は低く安定感は十分。芯も固定されていてブレにくいので、正確に文字や線を書けるでしょう。

ただし、芯が自動で繰り出されるタイプではないため、筆圧の強い人からは「芯が平らになりやすい」との意見も。筆圧が弱めまたは普通の、軽いタッチで書きたい人に向いているといえます。

＜書き心地のよさについてのコメント＞

1. 「最初の芯あたりはよいが、書いていてすぐ面になるので、こまめに持ち替えて書いていかないといけない」
2. 「紙の上をすべるような書き心地で、すらすら書きやすい。一方で引っかかりも最低限あり、しっかり濃さも表れる。ペン先が細いので細かい作業にも向いてそうなシャーペンです」
3. 「比較的芯が細い時間が多く書きやすかった。紙に力を伝えつつも、芯が折れたりはしなかったので高評価」
4. 「重心がやや低めで安定感があり、くっきりとした書きごたえがある。軽い力で書けるが、線が細く文字は薄め。なめらかさはあまりなく、走り書きがしにくかった」
5. 「ペン先が長めなので紙まで距離があり、ある程度力を入れて書かないと書きづらさを感じた。質圧が強いからか書いている文字が潰れやすく、芯の減りが早く感じる」

コメントは一部抜粋

どれほどの筆圧に耐えられるか検証したところ、約342gの重さがかかった時点で芯が折れてしまいました。一般的に筆圧が強い人は400gの力がペン先にかかるといわれており、強く力を入れると、芯が折れやすくなるかもしれません。

とはいえ、比較した全商品の平均約320g（執筆時点）とそれほど変わらず、芯の折れにくさはまずまず。芯も0.5mmと安定感のある太さで、0.3mmのタイプより折れにくい傾向があります。ある程度の強度が期待できるため、あえて力を込めない限りは問題ないでしょう。

握りやすさについても、モニターの6名中4名が「満足」と回答し、使い心地も高評価です。

凹凸のあるラバーグリップがすべりにくく、プラスチックや金属製の商品と比べてフィット感は高め。「持ちやすく、手が疲れにくい」との口コミのとおり、重心が低くペン先を楽にコントロールできるため、イラストも文字も線引きも難なく書けるでしょう。

本体の最大径は9.5mm・重量は9.2gと、検証した商品のなかでもとくに細身かつ軽量です。筆圧が強い人は重さのある太軸タイプ、筆圧が弱い人は軽い細軸タイプのものが書きやすい傾向にあるため、力を入れずに軽快に文字を書きたい人におすすめですよ。

＜握りやすさについてのコメント＞

1. 「持ちやすく、ほどよい硬さと凸凹のあるグリップでフィット感がある。軽さもちょうどよく、重心も低めで安定感がある」
2. 「細身だが位置によって太さが違い、手になじみやすい。グリップがゴム素材で特徴的な切り込みが入っており、かなりすべりにくいと感じた」
3. 「ペンは細く軽く、重心が低いので持ちやすい。グリップの素材がすべりにくくべたつきにくいのもよい」
4. 「ペンは軽く持ちやすく、長時間でも手が疲れない。グリップが硬いラバーで、フィット感はそこそこ。すべり止めはついているが、ペン先が細いので少しすべるのが気になる」

コメントは一部抜粋