東芝 ドラム式洗濯乾燥機 TW-127XP2Lをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

厚手のパーカーはフード裏までしっかりと乾いています。「乾燥は水気が一切なくふわふわ」という口コミどおり、ふんわりとした仕上がり。

比較したなかには部分的に湿っているものもありましたが、本商品はそのまま着れるほどの乾燥力でした。

チノパンも乾き残しのない仕上がり。乾きにくいポケットの裏までしっかり乾燥しています。しかし、縦シワ・横シワはくっきり残ってしまいました。

Yシャツも完全に乾いていますが、かなりのシワが残りました。比較した商品の多くはシワが残る傾向でしたが、本商品も同様です。乾燥後にはアイロンを使ってシワを伸ばすなどの対策が必要でしょう。

標準コースで洗濯してみたところ、どんな汚れもきれいに洗浄できています。ナノサイズとマイクロサイズの泡で洗浄力を高めると謳う独自洗濯技術「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」の性能がしっかりと感じられました。

比較したなかには油分の多い汚れには対応できなかったものも。それに対し本商品は皮脂・カレー・口紅などの頑固な汚れも根こそぎ落としていました。

温水洗浄コースで洗濯してみても、皮脂・カレー・口紅の油汚れにしっかり対応できていました。一方、標準コースではしっかり落とせていた卵・泥の汚れは、明度の数値で見るとやや残る結果に。

今回の検証は40℃で行いましたが、本商品は約15℃から約60℃まで5段階調整可能。衣類によって温度を変えることで、より高い洗浄力が期待できるでしょう。

窓パッキン部分はパッキン裏に凹凸がなく、ほこりが取りやすい形状でした。自動洗浄機能はないものの、本体とパッキンの隙間は4mmと狭く、ソックスなどが入り込まない点も好印象です。

乾燥フィルターは手を使わずにほこりが取れるうえ、自動お掃除機能を搭載。手を汚すことが少ないので、日常的にお手入れしやすいでしょう。

糸くずフィルターには、高密度のクシ歯を採用。シンプルなクシ歯よりも糸くずをキャッチしやすい一方で、目が細かいためかフィルターのごみがやや落ちにくい印象です。比較したなかにはシンプルなクシ歯でごみが取りやすかった商品もあったのに対し、やや掃除の手間がかかってしまいました。

洗濯槽には、自動洗浄・乾燥機能を搭載。洗剤カスや皮脂汚れを自動で洗い流すうえ、乾燥によって黒カビの発生を抑制します。比較したなかでもこれら両方を搭載していたものは少なめ。本商品はハイエンドモデルだけあって、お手入れしやすくするための工夫が多数みられました。

洗濯から乾燥までのスピードは4時間4分と、比較した商品のなかでは平均的でした。口コミには「乾燥にかかる時間は少し長い」との声もみられましたが、そこまで時間がかかるわけではありません。

しかし、比較したなかには3時間を切った商品も。それらよりも約1時間多くかかる点は少々気になるところです。急いで乾燥させたい場合は、お急ぎコースを活用してくださいね。

電気代は59.21円と高め。本商品は洗濯乾燥の性能が高いぶん、どうしても電気代がかかる印象です。比較したなかには40円を切る商品も。それらと比べて約20円高かったのがネックになり、評価が伸び悩みました。

節電よりもパワフルな洗浄力で一気に洗濯したい人向きといえるでしょう。

1. 開き口の直径｜36cm
2. 開き口の厚さ｜11cm
3. 洗濯槽下部から地面までの高さ｜41.2 cm
4. ドアを開けたときの奥行｜11.75 cm
5. ドアハンドルに開けやすい仕組み｜◯

操作面では、タッチパネル式のため簡単に使える点が優秀。また、説明書を見なくても各コースが特徴がわかり、どの衣類に適しているかもわかるようにつくられているのも便利です。

ボタンの数はパネル含め11個で、洗濯開始までの工程は5つと少なめ。比較したなかでもシンプルな操作性のため、初心者でも迷うことはないでしょう。洗剤・柔軟剤の自動投入機能やスマホ連携機能も搭載しているので、選択の手間を少しでも減らしたい人にもよいでしょう。