コンパクトに設置できるドラム式洗濯機、AQUA まっ直ぐドラム2.0 AQW-DX12P。「洗浄力が高くきれいに仕上がる」と評判です。しかし、「乾燥や脱水時の音が大きい」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の東芝やパナソニックなどのドラム式洗濯機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ドラム式洗濯機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
AQUA まっ直ぐドラム2.0 AQW-DX12Pは服が縮みにくいドラム式洗濯機がほしい人におすすめ。Tシャツを実際に乾燥してみた結果、乾燥前と比べて4cmしか縮んでいませんでした。同時に比較した東芝のZABOON TW-127XP3Lは11cmも縮んでいたことを思うと、衣類をいたわりながら乾かすとの謳い文句どおり。シワができにくいのもよい点です。
乾燥力も申し分なく、チノパン・Yシャツがしっかり乾いていました。比較ではパーカーのフード裏が乾いていなかったものがあるのに対し、本製品はどこを触ってもカラッと乾いています。洗濯~乾燥まで約3時間半で終わるので、家事の時短につながるでしょう。
洗浄力も口コミどおりの優秀さ。卵や泥、皮脂汚れなどをTシャツにつけて洗った結果、泥汚れ以外は標準コースで十分に落とせました。泥汚れは温水洗浄コースを使えばきれいに落ちますよ。洗濯槽の清潔を保つ自動洗浄モードや、糸くずフィルターが手を使わずにゴミを落とせる構造なのも利点です。
一方、「乾燥や脱水時の音が大きい」との口コミがありますが、乾燥や脱水時の騒音は45dB以下。縦型洗濯機の脱水が55dB程度と考えると、縦型洗濯機から乗り換える人はあまり気にならないでしょう。とはいえ洗濯時は51dBあり、ナイトモードもないので使う時間帯には配慮が必要です。また、ワットモニターを使って算出した洗濯1回あたりの電気代は約49.29円。なかには30円台に収めていたものがあったことを思うと、低コストとはいえません。
とはいえ、水を使わずに衣類を除菌・消臭・抗菌する「エアウォッシュプラス」機能があるのは大きな魅力。水洗いできない服をお手入れしたり縮みやすいTシャツを乾燥させたりしたいなら、ぜひ購入を検討してみてください。
日本生まれのAQUA が2023年10月に発売した、まっ直ぐドラム2.0 AQW-DX12P。一人暮らしの人も設置しやすいコンパクトさや洗浄効率を考慮し、ドラムを垂直にした「まっ直ぐシリーズ」のハイエンドモデルです。
従来モデルとの違いは、以下の3点が追加されたところ。ドアは右or左開き・カラーはホワイトorシルキーブラックから選択できます。
<主な進化ポイント>
<AQW-DX12P>※本コンテンツで紹介
今回はAQUA まっ直ぐドラム2.0 AQW-DX12Pを含むドラム式洗濯機全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
AQUA まっ直ぐドラム2.0 AQW-DX12Pを実際に試した結果、5つものメリットがあるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!
実際に衣類を乾かしてみた結果、Yシャツやチノパンのほか、厚手のパーカーもカラッと乾かしました。パナソニックや東芝の製品はパーカーのフード裏やチノパンのジップ周りなどが乾かなかったのに対し、乾燥力は比較した商品のなかでトップレベルです。
衣類の縮みを大幅に抑えられるのも魅力。Tシャツの乾燥にかける前後の寸法を比較した結果、わずか4cm縮んだのみでした。東芝のZABOON TW-127XP3LがTシャツを11cm縮ませたことを思うと、縮みやすい衣類には本製品が適しています。
乾燥後のシワもあまり気にならず、低温のヒートポンプ乾燥で衣類をいたわりながら乾かすとの謳い文句どおり。乾燥後の仕上がりにこだわる人は要チェックですよ。
洗浄力も申し分なし。Tシャツに付着させた卵・カレー・皮脂・口紅の汚れは、標準コースでもまずまず落とせました。温水洗浄コースだとさらに洗浄力がアップしたので、汚れの度合いに応じて使いわけるとよいでしょう。
洗濯から乾燥までが約3時間半と、比較的速く終わるのもメリット。比較したほかの製品は平均で約3時間52分(※執筆時点)かかっていたことを思うと、家事の時間を短縮できるといえます。
乾燥フィルターは手や布で簡単にホコリを取れ、糸くずフィルターはゴミがストンと落ちるクシ歯型。フィルターの隙間に糸くずが入りやすい格子型に比べ、手を使わずにゴミを捨てられるのが利点です。
従来の乾燥フィルターやドアパッキンの自動おそうじ機能に加え、「カビケア槽自動おそうじ」「らくらく槽乾燥」も導入。洗濯槽の裏側を毎回自動で洗い流したり洗濯槽を乾燥させたりと、黒カビを抑制する機能が充実しました。洗濯槽のニオイ・カビを防ぎたい人におすすめですよ。
操作性のよさも高評価に。標準コースで朝7:00に洗濯乾燥が終わるよう予約する際のボタンを押す回数は4回と、比較的少なめでした。洗剤の自動投入機能つきで、毎回洗剤を量る手間を省けるのもよい点です。検証結果の詳細は以下にまとめました。
<検証結果一覧>
なお、外出先からアプリ経由で運転・予約時間の変更などできる機能はありませんでした。外出の機会が多い人は、東芝のZABOONや日立のビッグドラムシリーズを検討してもよいでしょう。
本製品は従来のエアウォッシュ機能に加え、銀イオンで衣類を抗菌コートする機能が加わりました。なかなか洗えない衣類も清潔に保てて便利ですよ。
低振動・低騒音設計を強みにしていますが、比較した商品のなかでは音があまり静かとはいえませんでした。振動計・騒音計を用意して運転してみた結果、振動が1.72kg・洗濯時の運転音が51dBと、高評価の基準とした振動1.2kg/運転音40dB程度を上回っています。
とはいえ、縦型洗濯機の脱水は55dB程度。本商品の乾燥は42.2dB、脱水は44.3dBと洗濯機を置いている部屋からの音が無音になる40dBには届きませんが、大きく気になることもないでしょう。
また、振動や音を制御するコースが搭載されていません。比較した製品の多くがナイトコースなどを備えていたことを思うと、マンションやアパートに住んでいる人は使用する時間には注意が必要といえます。
標準コースで大半の汚れは落ちたものの、泥汚れだけは落としきれませんでした。子どもが汚した靴下や衣類を洗うときは、温水洗浄コースを選びましょう。
なお、東芝のZABOON TW-127XP3Lは洗浄力がとくに高く、標準コースでも泥汚れがしっかり落とせていました。洗浄力を優先したい人は、こちらもあわせて検討してみてください。
電気代の安さももう一歩。ワットモニターを使って洗濯1回あたりの電気代を算出した結果、約49.29円でした。1か月なら約1,500円・1年で約18,000円程度のランニングコストがかかる計算です。
比較では洗濯1回あたりの電気代を30円台に抑えていたものもあったことを思うと、低コストとはいいきれません。
洗濯物を取り出す際に開き口の大きさ・洗濯槽の位置に大きな不満は感じなさそうです。ただし、ハンドルを引くとドアのロックが外れるものの、硬い点が気になりました。
同じようにハンドルを引くとロックが解除される製品には、とてもスムーズに開け閉めできるものも。力に自信のない人はやや開けにくく感じるかもしれません。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
199,890円
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幅広い年代・職業の衣類の汚れに対応できるのが東芝のZABOON TW-127XP3L。比較では、標準コースのみでも卵・カレー・泥・皮脂・口紅の汚れをごっそりオフしました。食べこぼしからYシャツの襟汚れ、部活で汚れたユニフォームまでしっかり洗えます。
電気代の安さも見逃せません。洗濯1回あたりの電気代は約39円で、1か月のコストを約1,200円に抑えられます。
Tシャツが縮みやすかったのは難点ですが、運転音が静かなのも大きな魅力。帰宅時間が遅い人や早朝に洗濯することが多い人は、ぜひ候補に加えてみてください。
洗濯に時間をかけたくない人は、パナソニックのななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129CLも視野に入れておきましょう。比較では洗濯~乾燥までが約2時間20分で終了し、トップレベルの評価を獲得しました。
電気代の安さも申し分なく、1回あたり約31円で使用可能。時短と節約ができる家電を探している人にうってつけといえます。
ただし、乾燥力にはやや懸念が。Yシャツ・チノパンはしっかり乾いていましたが、パーカーは一部に湿り気が残っていました。乾燥させる衣類によっては、入れる枚数を減らすなどの工夫が必要でしょう。
本製品の寸法は幅59.5×奥行68.5×高さ94.3cm。設置可能な防水パンの内寸は54cm以上です。設置場所で本体のドアを全開にできるかはもちろん、搬入経路となる廊下や階段、ドアの幅も確認しておきましょう。
ドラム式洗濯機の検証で上位を獲得した商品をご紹介します。AQUA まっ直ぐドラム2.0 AQW-DX12P以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
洗濯容量 | 12kg |
---|---|
乾燥容量 | 7kg |
乾燥方式 | ヒートポンプ乾燥 |
洗濯〜乾燥時間 | 2時間47分 |
良い
気になる
ドア全開時の奥行 | 1175mm |
---|---|
洗濯時騒音値 | 50.3dB |
脱水時騒音値 | 47.8dB |
乾燥時騒音値 | 45.6dB |
予約タイマー機能 | |
チャイルドロック機能 | |
ほぐし脱水機能 | |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
温水洗浄機能 | |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
槽乾燥コース | |
部屋干しコース | |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
スマホ連携機能 | |
AIセンサー機能 | |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 645mm |
奥行 | 720mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1060mm |
重量 | 89kg |
本体下部幅 | 578mm |
本体下部奥行 | 512mm |
本体下部高さ | 87mm |
標準使用水量 | 80L |
乾燥時消費電力 | 1190W |
洗濯時消費電力 | 135W(電動機)/ 1000W(湯沸かし用電熱装置) |
洗濯乾燥時消費電力量 | 1330Wh |
東芝 ZABOON TW-127XP3Lをレビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
洗濯容量 | 12kg |
---|---|
乾燥容量 | 6kg |
乾燥方式 | ヒートポンプ乾燥 |
洗濯〜乾燥時間 | 2時間21分 |
良い
気になる
ドア全開時の奥行 | 1215mm |
---|---|
洗濯時騒音値 | 55.5dB |
脱水時騒音値 | 55.5dB |
乾燥時騒音値 | 52.8dB |
予約タイマー機能 | |
チャイルドロック機能 | |
ほぐし脱水機能 | |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
温水洗浄機能 | |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
槽乾燥コース | |
部屋干しコース | |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
スマホ連携機能 | |
AIセンサー機能 | |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 639mm |
奥行 | 722mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1060mm |
重量 | 82kg |
本体下部幅 | 584mm |
本体下部奥行 | 540mm |
本体下部高さ | 87mm |
標準使用水量 | 83L |
乾燥時消費電力 | 850W |
洗濯時消費電力 | 270W |
洗濯乾燥時消費電力量 | 890Wh |
パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129CLの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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