健康データを総合的に記録し心地よい睡眠をサポートすると謳うスマートウォッチ、OPPO Watch Free。ネット上では「バッテリー持ちがよい」と評判です。その一方、「血中酸素濃度測定の精度が低い」「文字が小さく見にくい」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、OPPOと同じく中国メーカーであるHUAWEIやXiaomiなど、人気のスマートウォッチとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートウォッチ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
OPPO Watch Freeは、価格の安さは魅力ですが、機能面が充実しているとはいえません。通知・睡眠・歩数・心拍数測定など基本的な機能は搭載しているものの、比較した大半の商品が搭載していたストレス測定・月経周期トラッキングには非対応です。音楽再生・キャッシュレス決済・スケジュール管理にも対応していないため、スマホのような多機能さを求める人には向かないでしょう。
健康管理機能の測定精度もいまひとつです。心拍数・睡眠測定は専門機器に近い結果だったものの、口コミで指摘されていたとおり血中酸素濃度・歩数はズレが生じました。とくに歩数の精度は低く、比較した約半数の商品が誤差1%程度だったなか、約27%と大きめです。運動を習慣づけたい人には物足りないといえるでしょう。
しかしバッテリーの持ちは優秀。比較したなかにはバッテリーが1日しか持たない商品もあるなか、3日以上余裕で持ちました。本体にはボタンが1つもなく、タッチ操作のみで直感的に使える点も魅力です。ただし通知タイトルの文字サイズは7ptと小さめなので、人によっては口コミ同様読みにくく感じる可能性があります。
約1.64インチの大型有機ELディスプレイを搭載しながら、本体は約20gと非常に軽量な点も魅力。実際に装着したモニターからは「重さが気にならない」と絶賛されました。バンドはつけ外しにくいという声もあったので、気になる人は交換しましょう。公式からバンドは販売されていませんが、非公式バンドは約89種類あります。
デザインはシンプルで盤面・ベルトのカスタマイズ性は同じ中国製のHUAWEI・Xiaomiに比べるといまひとつですが、ECサイトの価格は7,000円台(※執筆時点)とお手頃です。スマートウォッチを試してみたい人は選択肢に入れてもよいでしょう。より機能面が充実した商品がほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね!
実際にOPPO Watch Freeと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイスマートウォッチと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
OPPO Watch Freeのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
サムスン
高精度な測定とアプリの機能性が魅力!バッテリー持ちも良好
今回ご紹介するOPPO Watch Freeは「眠りがわかる、自分がかわる」と謳うスマートウォッチです。就寝前のスマホ使用状況の記録・睡眠中の身体データモニタリング・起床後の睡眠分析レポート通知など、総合的に睡眠をサポートすると謳っています。
ワークアウトは100種類以上に対応。5ATMの防水機能を備え、水泳の速度・ラップタイム測定などにも活用できます。ランニングだけで、イージー・脂肪燃焼・耐久・インターバルと4コースを搭載しているのも特徴です。運動心拍ゾーンは5段階で確認でき、日々の運動量を実感できるとアピールしています。
カラーバリエーションは、バニラ・ブラックの2色です。どんな服装にも合わせやすいよう、シンプルにデザインされています。画面には、約1.64インチの有機ELディスプレイを採用。繊細な表現にこだわり、約1,670万色に対応しています。
販売元のOPPOは、2004年に中国で設立されたスマートデバイスメーカー。新しい技術を取り入れつつ、品質を最優先した商品展開で世界中の人々を豊かにすることを目標にしています。ウェアラブル端末の分野では、独自のプロテニスモードを搭載したOPPO Band2を2023年に発売しました。
今回はOPPO Watch Freeを含む、スマートウォッチを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のスマートウォッチを比較検証したところ、OPPO Watch Freeには5つの気になる点がありました。購入を考えている人はしっかりリサーチしておきましょう。
ワークアウトは100種類と豊富で、4種のワークアウトの自動検出に対応しています。しかし表示されるデータは歩数・歩行速度・心拍数・消費カロリーと少なめです。比較したなかにはマップ上で速度の変化を確認できる商品もあるなか、本商品は具体的な速度は出ず、ルートの確認しかできませんでした。
専用アプリには日ごとのアクティビティ量がリングで表示され、視覚的にわかりやすいつくりです。しかし運動・ワークアウトに関する用語の解説や改善案などはなく、上位商品に比べるとシンプルでした。本格的に健康管理したい人やモチベーションを維持したい人には物足りない可能性があります。
音楽再生・キャッシュレス決済・スケジュール管理といった機能は非搭載です。比較した上位商品には、これらの機能をウォッチ単体で行えるものもありました。本商品はスマホ代わりにはなりにくく、スマートウォッチのみでサッと決済したり、カレンダーを確認したりしたい人には向かないでしょう。
また、GPS機能はなく、地図を使用したナビゲーションにも非対応です。音声アシスタントも使用できません。ただし明るさの自動調整に対応しているのはうれしいところ。屋内・屋外など周囲の明るさを問わず、画面は見やすいといえます。
通知のタイトル文字は7ptと小さめです。画面内に多くの文字が表示されるため、ひと目で情報を得やすいという利点はあるものの、人によっては口コミで指摘されていたとおり通知を読みにくい可能性があります。
なお、HUAWEI WATCH FIT・Xiaomi Smart Band 8 Proについては以下コンテンツで詳しく解説していますので気になる人は確認してみてくださいね!
OPPO Watch Freeには気になった点がある一方、よい点も4つありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
iOS・Androidの両方に対応しているため、スマホのブランドをそろえる必要もありません。iPhoneユーザーでもAndroidユーザーでも使えます。
通気性に配慮されたバンドは伸縮性があり、フィット感は良好です。しかし、本体が手首からはみ出し、違和感を覚えるモニターもいました。とくに腕が細い人がつけると邪魔に感じる可能性もあるので注意が必要です。
<邪魔に感じないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
バンドはつけ外しがややしにくい印象です。バンドの硬さやザラッとした質感に違和感を抱いたモニターがいました。付属のバンドが使いにくいと感じた場合は、バンドの交換を検討しましょう。
<バンドのつけやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
睡眠トラッキングの精度も高めです。レム睡眠・深い睡眠の誤差は大きかったものの、睡眠合計時間の誤差は専門機器と比べて約10分にとどまりました。本品と同価格帯のXiaomi Smart Band 8 Proは24分の誤差が生じたことをふまえると、睡眠に悩みを抱える人に適しているといえます。
睡眠グラフと、深い・浅い・レム・覚醒の4パターンで実際の睡眠時間と理想を比較できるのも魅力です。睡眠の細かな解説もあり、いびきモニタリング機能も搭載しています。スマートウォッチならではの機能を楽しめるでしょう。
2021/12/10 発売
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、睡眠トラッキング、血中酸素濃度計測、心拍数異常の警告 |
---|---|
盤面の種類数 | 40種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 100種類 |
ワークアウトの自動検出 |
良い
気になる
OS | 独自OS |
---|---|
対応OS | iOS、Android |
連続稼動時間 | 最大14日間 |
搭載センサー | 光学式心拍センサー、環境光センサー、SpO2センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | シリコン |
充電方法 | マグネット式充電 |
充電時間 | 約75分 |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
8,502円
(最安)
販売価格:8,580円
ポイント:78円相当
送料無料
ここでは、OPPO Watch Freeのデメリットをカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人は参考にしてみてくださいね!
Galaxy Watch5 Proは、運動・健康・睡眠に課題を感じている人におすすめ。ECサイトで約7万円(※執筆時点)と高価格帯ながら、価格に見合った機能と精度を兼ね備えています。
健康管理機能が充実しており、ストレス・睡眠・消費カロリーに加え、体組成計機能も搭載。睡眠コーチングでは長期的な睡眠分析や改善提案ができました。
ワークアウトも104種類と豊富で、うち6種類は自動検出にも対応しています。運動中のデータを細かく記録でき、心拍数による運動負荷の分析も可能です。
予算を抑えたいなら、Zepp HealthのAmazfit Activeをチェック。ECサイト価格が約2万円とリーズナブルながら、健康管理機能が充実しています。
睡眠・ストレス・消費カロリー・月経周期トラッキングなどに対応しており、測定精度も優秀です。とくに血中酸素・心拍数の精度は高く、専門機器と比べて誤差はほとんどありませんでした。睡眠状態やトレーニングの効果も把握しやすいため、健康・運動管理に役立つでしょう。
本体重量は35.7gと軽く、装着感も良好です。バッテリーは1回の充電で1週間以上持ちました。iOSとAndroidの両方に対応しているのもうれしいポイントです。
OPPO Watch Freeの取扱店舗を調べたところ、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの販売が確認できました。値段はサイトによって異なりますが、7,000円台(※執筆時点)で購入できる場合もあります。
なお、執筆時点で公式オンラインストアでの取扱いは終了していました。購入できる場所は減っているので、早めの購入を検討してくださいね。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。