洗濯機で丸洗いできるカバーがついたキャンプ用エアーマット、DOD SOTONE NO KIWAMI AIR(ソトネノキワミ エアー)(S) CM1-941-TN。インターネット上では「布団とかわらない寝心地」と評判です。しかし一方で「空気を入れるのに時間がかかる」「収納してもサイズが大きい」と気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のキャンプ用エアーマットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、キャンプ用エアーマット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
DOD SOTONE NO KIWAMI AIR(S) CM1-941-TNは、クッション性が高く体を包み込むようなフィット感が魅力。実際に寝てみたモニターからは「ソフトな感覚で体への負担が少ない」という声が挙がっており、「布団とかわらない寝心地」との口コミにも頷けました。マットの厚みは10cmあり、底つき感はなし。比較した全商品の平均幅は約68cm(※執筆時点)でしたが、こちらは80cmとゆったりリラックスできるサイズでした。
また、片づけやすさもポイント。バルブが大きいため、圧をかければスムーズに空気を抜けました。しかし収納時の重量は2.0kg、サイズは幅25×奥行18×高さ18cmとコンパクトとはいえません。車内でも場所を取るため、かさばらないように折り目に沿って丁寧に小さくたたみましょう。車で乗り入れるオートキャンプなら、それほど邪魔にならずに持っていけます。
空気の入れやすさは評価が伸び悩みました。収納ケースに空気を溜めてマットに注入する構造のため、何度も同じ作業を繰り返す必要があります。作業したモニターからは「手が疲れる」との指摘が入りました。比較した足踏みポンプ式の商品は約2分ほどで膨らませ終わったのに対し、本商品は「空気入れに時間がかかる」との口コミどおり5~7分ほどかかっています。体力のない人やキャンプがはじめての人は疲れを感じやすいでしょう。
機能も充実しているとはいえません。比較したなかでも珍しく洗濯機で丸洗いできるカバーがついており、清潔を保ちやすい点は魅力です。しかしマットは連結ができず、拡張性はいまひとつ。ケースがポンプ代わりになりますが、電動ポンプは使えません。枕やゴムバンド・リペアキットなどの付属品もありませんでした。
公式サイトの価格は、税込17,600円(※執筆時点)とやや高価格。謳い文句どおりのもっちり・ふわふわした寝心地が魅力の本商品。テントを使ったキャンプはもちろん、コテージ宿泊でベットの寝心地をよくしたり、簡易ソファとして使ったり活用の幅は多そうです。とはいえ、設置の手軽さを重視するなら、ほかの商品も検討してみることをおすすめします。
DOD SOTONE NO KIWAMI AIR(S) CM1-941-TNの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもキャンプ用エアーマットとは、自分で空気を入れ厚みを出して使用するマットのこと。キャンプや車中泊などの際に寝袋の下に敷くことで地面の凹凸を感じにくく、底冷えを防ぐことができます。
今回ご紹介するDODのSOTONE NO KIWAMI AIR(S)CM1-941-TNもそのひとつです。エアーマットには伸縮性のある、もちもちの生地を採用。10cmと厚みがあるため、もちふわな寝心地を体感できると謳っています。
販売元は、ビーズ株式会社が運営するアウトドアブランド、DODです。SOTONE NO KIWAMIシリーズでは、本商品のほかに自動で膨張し本格派10cmウレタンを使ったソトネノキワミのほか、コンパクトさを売りにしたソトネノサソイも展開。「アウトドアをワクワクするソト遊びに」をテーマに幅広いキャンプ用品を手掛けており、遊び心のある独創的な商品が人気を集めています。
バルブを360度回転させると吸気モードと排気モードの切り替えが可能。注入時は空気の逆流を防ぎ、撤収時は一気に排気できる構造です。また、付属のキャリーバッグに空気を溜めて、ポンプ代わりに使用できる設計も特徴的でした。
シーツには、ポリエステルとコットンの混紡生地であるポリコットンを採用。肌にくっつくようなペタペタ感を軽減したと謳われています。また、シーツは洗濯機で丸洗いできるので、清潔を保ちやすいのもうれしいポイントです。サイズは、S・M・Lの3種類が用意されています。詳細は以下を参照してください。
<サイズ展開>
今回はDOD SOTONE NO KIWAMI AIR(S) CM1-941-TNを含む、キャンプ用エアーマット11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、寝心地の検証です。
キャンプ経験のある5人のモニターに商品を試してもらい、寝心地をチェック。厚さや横幅・柔らかさ・反発力・空気が動く音や生地がこすれる音がしないかを調査しました。
横幅も約80cmとゆとりのある設計。成人男性でも肩が収まり、余裕があります。モニターからは「広くて余裕で寝返りができた」と満足度の高い声が寄せられました。比較した全商品の横幅の平均は約68cmだったのに対し、こちらは寝返りを打っても落ちにくく、ゆったりとした姿勢でリラックスできるでしょう。
コメントは一部抜粋
<横幅についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
柔らかさについては、モニター5名全員が「満足」と回答。体を包み込むようなフィット感がありました。
比較したなかにはクッション性に欠け、地面の感触を直に感じるものもあったのに対し、「ソフトな感覚で体への負担が少ない」とモニターから好評。砂利や河原でも使いやすいでしょう。
<柔らかさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
反発力も十分感じられます。「空気が移動しているのがわかり、独特な寝心地」と答えるモニターもいましたが、寝心地はおおむね良好。しっかりと空気を入れれば、うつ伏せになっても問題なく体を休められました。
<反発力についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
寝返りをうったときに、カサカサ音がすることもありません。モニターからは「カバーがあるのでまったく気にならない」との声が。比較したなかにはナイロンの布ずれ音が気になる商品もあったなか、コットンを含んだ記事で快適に過ごせました。
<生地・空気の擦れる音についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、空気の入れやすさの検証。引き続き5名のモニター協力のもと、空気を入れるのに時間や手間がかからないかを調査しました。
「膨らますのに時間がかかる」という口コミのとおり、空気の入れやすさはいまひとつ。5〜7分ほど時間がかかり、5名のモニター全員が「空気を入れるのに時間がかかる」と回答しました。
空気を入れるにはキャリーバック(収納ケース)を使用。本体とバックのバルブを接続し、バックに空気を取り込みます。その後、膨らんだバックを巻きながら本体に空気を注入。実際に試してみるとマットが十分に膨らむまで何度も同じ作業を繰り返す必要があり、手間に感じました。
比較したなかでも空気が入れやすい傾向があった足踏み式の商品のなかには、1~2分ほどで準備できたものも。それに対して本商品は、2人や家族のキャンプなど何個も膨らます場合にかなり手間を感じるでしょう。
<空気入れにかかる時間についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
時間がかかることもあって、モニター5名全員が「空気入れに疲労感があった」とコメント。「手が痛くなる」「手が疲れた」との指摘が多く寄せられました。
作業自体に力はいりませんが、何度も収納ケースに入れた空気を押し出す必要があるのが難点。比較した足踏み式の商品なら上から踏むだけでよかったのに対し、初心者には慣れが必要で疲れやすいといえるでしょう。
<空気入れにかかる疲労度についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いては、片づけやすさと持ち運びやすさを検証しました。
5名のモニターで、空気を抜いてから収納ケースにしまうまでの片づけやすさをチェック。収納時の重さと体積を計測し、片手でも持ちやすいか・ザックなどに収納しやすいかを調査しました。
膨らますのには時間がかかったものの、片づけやすさは良好です。片づけるときは、マットのバルブを開いて空気を抜いて畳むだけ。バルブが大きいので、比較したほかの商品同様に圧をかければスムーズに空気を抜くことができました。
実際に使用したモニターからも、「簡単に空気が抜けた」と満足度の高い声が寄せられています。
<空気の抜きやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
折りたたみやすさについてもモニター5名全員が「満足」と回答。折り目がわかりやすいので、迷わずたためました。
収納時は、幅25×奥行18×高さ18cmと平均的なサイズ。不満を抱いた口コミがあったとおり、コンパクトというわけではありません。駐車場から運ぶのに荷物がかさみますが、車でテントまで乗り入れられるオートキャンプならそれほど困らないでしょう。
<折りたたみやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
とはいえ収納ケースが大きいため、出し入れもスムーズ。モニターからは「パパッと収納できた」「余裕を持って収納できた」との意見があがっています。比較したなかには袋が小さすぎてまとめにくい商品もあったのに対し、たたむのが得意ではないキャンプ初心者でも負担なく片づけられますよ。
<収納袋への収納のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ケースには持ち手があり、運びやすさはおおむね良好です。実際に測定した重量は2,000gとやや重ためですが、車移動する人ならばそれほど気になりにくいでしょう。
体積は約0.052m3と、比較した全商品の平均0.055m3(※執筆時点)とほぼ同じサイズでした。折りたたみ方によってザックに入りにくい可能性があるため、丁寧に小さく折りたたみましょう。
最後は、機能性の検証です。枕やノンスリップ加工・カバーの有無など、使いやすく長く愛用できる商品かをチェックしました。
その結果、機能は充実しているとはいえず。枕もついておらず、気になる人は「ソトネノマクラ」の別途購入が必要でした。なお、詳しい検証結果は以下のとおりです。
マット同士の連結はできず拡張性はいまひとつ。1人での車中泊や家族でのキャンプと使い分けることができないので、シーンに合わせたサイズを選んでください。また、比較したゴムバンドつきの商品は、ケースに収納しやすかったのに対し本商品には付属せず。穴が開いた際に修理できるリペアキットがないのも惜しいポイントでした。
一方、収納ケースが手動ポンプ代わりになり、荷物を減らせるのはメリット。電動ポンプには対応していないので、注意してくださいね。
防水や撥水加工は施されていませんが、比較したなかでは珍しいマットカバーが付属しているのも魅力。カバーは丸洗いできるので、汚れやすいアウトドアシーンでも清潔に使えるでしょう。
タイプ | エアマットタイプ |
---|---|
対応サイズ | シングル相当 |
素材 | ポリエステル(TPUコーティング) |
展開時幅 | 80cm(実測値) |
厚さ | 10cm |
重量 | 2000g |
良い
気になる
防水加工 | 不明 |
---|---|
収納ケース | |
空気の入れ方 | 手動ポンプ(収納ケース) |
連結可能 | 不明 |
マットカバー付き | |
枕付き | 不明 |
収納ケースのポンプ化 | |
リペアキット付き | 不明 |
ゴムバンド付き | 不明 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
DOD SOTONE NO KIWAMI AIR(S) CM1-941-TNは、公式オンラインサイトで購入が可能です。また、Amazonでも取扱店舗が確認できました。公式サイトとは価格が異なるため、事前に比較してから購入することをおすすめします。
また公式サイトでは、枕がセットになったタイプや肉厚のスポンジを採用したキャンプ用マットも販売中です。あわせてチェックしてみてくださいね。
最後に、空気が入れやすい商品をご紹介します。
キャンプ初心者にはmont-bellのエクセロフト エアパッド 180がぴったり。別売りのポンプバッグを使えばすぐに空気が入れられ、準備は簡単です。幅は50cmと狭く厚さも7cmと薄手ですが、張りがあるため体をしっかり支えられました。連結も可能なので、子どもと一緒に寝たい人にもおすすめですよ。
クローバー FIELDOOR 枕付き コンパクトエアーマットは、寝心地を高める枕が魅力です。14cmも厚みがあり、底付き感はなし。幅は75cmとゆとりのあるサイズ感でした。両サイドが少し高くなっているので、寝相が悪い人にもおすすめ。足踏みポンプ式のため準備が楽で、撤収時も空気が簡単に抜けました。
タイプ | エアマットタイプ |
---|---|
対応サイズ | シングル相当 |
素材 | ポリエステル(TPUラミネート)、エクセロフト(ポリエステル) |
展開時幅 | 50cm(実測値) |
厚さ | 7cm |
重量 | 673g |
良い
気になる
防水加工 | |
---|---|
収納ケース | |
空気の入れ方 | 手動ポンプ、吹き込み |
連結可能 | |
マットカバー付き | |
枕付き | |
収納ケースのポンプ化 | |
リペアキット付き | |
ゴムバンド付き |
モンベル エクセロフト エアパッド 180の評判・口コミは悪い?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
タイプ | エアマットタイプ |
---|---|
対応サイズ | シングル相当 |
素材 | 40Dリップストップナイロン |
展開時幅 | 75cm(実測値) |
厚さ | 14cm |
重量 | 1100g |
良い
気になる
防水加工 | 不明 |
---|---|
収納ケース | |
空気の入れ方 | 足踏みポンプ |
連結可能 | 不明 |
マットカバー付き | 不明 |
枕付き | |
収納ケースのポンプ化 | 不明 |
リペアキット付き | 不明 |
ゴムバンド付き |
FIELDOOR 枕付き コンパクトエアーマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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