軽量でフラットな寝心地のよさを謳うキャンプ用エアーマット、モンベル エクセロフト エアパッド 180。口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のColemanやLOGOSなどのキャンプ用エアーマットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
モンベル エクセロフト エアパッド 180は、軽量コンパクトで持ち運びがしやすいため、バックパックキャンプなどにおすすめです。重量は673gと、比較した商品の平均1,200g(※執筆時点)の約半分。収納サイズも直径14×幅25cmとスリムにまとまるので、気軽に持っていきやすいですよ。
セットも非常に簡単です。実際に別売りの手動ポンプを使って膨らませたところ、5人のモニター全員から「数回のポンピングでパンパンになった」と大好評。比較した商品のなかにあった手動ポンプタイプは時間や力がかかりやすいものもありましたが、こちらは力をかけずに素早く空気が入りました。
加えて、マットの厚みは7cmと比較した商品のなかでも薄めですが、クッション性や反発力があり底付き感はほとんどありません。モニターからも「体が沈みすぎず安定感がある」「まんべんなく空気が入っている」と好評でした。GEKETY エアーマットのように凹凸が多いと地面の硬さを感じやすい傾向がありましたが、内部がボックス構造で凹みのある部分がないのがよい点です。
枕や収納ケース・リペアキットなど、機能性も充実しています。比較したなかでも少なかった連結可能商品なので、人数に合わせて繋げて寝られますよ。
片付けも簡単で、体重をかけるだけですんなり空気が抜けました。端に本体をまとめるストラップがつき、クルクルと丸めて止められます。しかし若干空気が残りやすく、収納ケースへの入れにくさを感じたので、気をつけて空気抜きしてくださいね。
また横幅が50cmと狭いのも気になるところ。実際に腕を広げると、マットからはみ出すモニターもいました。比較した商品のなかだと、クローバーのFIELDOOR 枕付き コンパクトエアーマットは横幅75cmでゆったりと寝られたため、寝心地重視ならこちらも要チェックです。
やや狭めではありますが、地面の硬さを感じにくく、気軽に持ち運びできるのは大きな魅力。エアーマット選びにお悩みの人は、ぜひ購入を検討してください。
キャンプ用エアーマットとは、キャンプマットの部類のなかでも空気を入れて使うマットのこと。キャンプや登山、車中泊などで寝袋の下に敷いて使用します。軽量なものが多く、使わないときはコンパクトにまとまりやすいのも魅力です。
モンベルは1975年に創業した、アウトドア総合メーカー。Function is Beauty(機能美)とLight & Fast(軽量と迅速)をコンセプトに、トレッキングやキャンプ・サイクリングなど、アウトドア全般にかかわる商品開発を行っています。
今回ご紹介するエクセロフト エアパッド 180は、内部に保温性・耐久性に優れる独自素材エクセロフト(中綿)を入れているのが特徴。断熱性を表すR値は5.0と、冬場でも使いやすいと謳われています。
今回は、モンベル エクセロフト エアパッド 180を含むキャンプ用エアーマット11商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
モンベル エクセロフト エアパッド 180は、底付き感の少ない寝心地のよさがあり、セットも簡単な商品です。以下、メリットについてご紹介します。
モンベル エクセロフト エアパッド 180の魅力のひとつは、底付き感が気にならない寝心地のよさにあります。実際にキャンプ経験者のモニター5人が横になったところ、全員が満足と回答。「寝た状態では底付き感はなかった」とのコメントが多くあがりました。
マットの厚みは7cmと、全体平均の12.14cm(※執筆時点)より薄めながら、背中に地面の硬さを感じにくいのが特徴です。
厚さが15cm以上あると地面の凹凸を感じにくく、比較したなかではColemanコンフォートエアーマットレスは、空気を入れたときの厚さが19cmにもなり、圧力をかけても接地感を感じにくかった点が評価されています。
それに対し本商品は、厚さがなくても十分な快適性を得られるのが好印象。厚みがあるものは重さがあり持ち運びには向かないものが多く、こちらは軽量で薄いながらも仰向けで寝る分には地面の硬さを感じずに寝られるでしょう。
<厚み・底付き感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
仰向けに寝る場合は沈まず地面の感触をあまり感じませんが、マットが薄いため寝返りなど一点に圧力がかかりやすくなる際は、地面の感触を感じやすいでしょう。
しっかりとしたクッション性があり、反発力が十分あるのもメリット。こちらもモニターから、「ほどよく反発力があり体が沈みすぎない」「横を向いて寝てもグラグラとしにくく安定感がある」とのコメントが多数寄せられました。
肘や膝をつくとある程度の底つき感はあるものの、痛みを感じるほどではありません。「うつ伏せでのスマホ操作も問題なくできた」との声もあり、使いづらくはないでしょう。寝転がっても、生地が擦れる音はそれほど大きくありません。
検証の結果、凸凹が少ないタイプは地面の硬さを感じにくい傾向がありました。本商品の内部も、チューブ間で壁を設けたボックス構造。深い凹凸がないため、まんべんなく空気が行き渡りやすかったのが要因と考えられます。
反対に「GEKETY エアーマット」のようなポコポコとした凹凸が多いものは底付き感を感じる部分もありました。購入の際は、構造にも注目してくださいね。
<柔らかさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、キャンプ経験者の5人のモニターが実際に空気を入れてみて、時間がかからないかを検証しました。
別売りのポンプバッグを使った手動ポンプでは素早く空気が入り、モニター全員から高評価。「4・5回のポンピングでパンパンに空気が入る」「サッと準備でき、1分もかからない印象」とのコメントが多くあがりました。
なかにはビーズ DOD SOTONE NO KIWAMI AIR (S)のように、5~7分ほどかかるものも。対してこちらは、1分前後で空気入れが完了するため、キャンプギアの準備に慣れていないキャンプ初心者でも難なく準備できるでしょう。
<時間がかからないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
空気を入れたあとの疲労感もほとんどありません。手動式のポンプは疲れやすい傾向がありましたが、こちらは足踏みタイプのように疲れにくいのは長所といえます。
足踏みタイプでもとくに「GEKETY エアーマット」や「LOGOS エアライトマット(ポンプ内蔵)」は、ほとんど体力を使わずに空気を入れられたと、モニターからも高評価。
こちらも「数回空気を入れるだけなので疲れなかった」「体重を乗せるだけでスーッと空気が入ってくれた」とのモニターコメントが多くあがり、5人全員が満足と回答しました。移動などで疲れているときにも、簡単に空気を入れられるでしょう。
<疲労度についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
エアマットを膨らませるタイミングは登山や設営が完了した後で、疲れていることが多いです。
そんな時でも簡単にポンプで空気を入れられるのは大きなメリットといえるでしょう。
続いて、片付けやすさの検証として、すんなり空気が抜けるかどうかをチェックしました。
こちらも力をあまりかけなくてもすんなり空気が抜け、高評価を獲得。「体重をかけていけば、楽に空気が抜けた」とのモニターコメントが多くあがりました。比較した商品も空気が抜けやすいものが多く、おおむね小さくなりやすい印象です。
ただし「若干空気の残りがあり、きれいに抜けきらないのが気になる」とのコメントも。完全に空気を抜くのに時間がかかる可能性があることは覚えておきましょう。
<空気の抜きやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
展開時の幅は50cm・長さは180cmとコンパクトなうえ、本体をまとめるストラップがついているので、畳むのは簡単です。モニターからも「クルクルと丸めてストラップを留めるだけでコンパクトになる」「折れ目があり丸めやすかった」と好評でした。
本商品のように薄くてコンパクトなものは畳みやすい傾向があり、これならすぐに片付けたい場面でも活躍しそうです。
<折りたたみやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、持ち運びやすさの検証です。重量やサイズを測定し、小さくて軽いものを高評価としました。
重量は673gと、比較した商品の平均1,200g(※執筆時点)よりかなり軽量。体積も全体平均の0.055㎤(※執筆時点)よりコンパクトな0.038㎤で、持ち運びやすさは優秀です。ザックに入れても、ほかの荷物を圧迫することなく運べるといえます。
エアマットの中でも軽量コンパクトな部類のため、連泊登山やバックパックキャンプでの使用におすすめです。
防水加工や枕・収納ケースといったほしい機能が備わっており、機能性も良好です。とくに、比較した商品のなかでは少ない連結機能がついているのが魅力。ファミリーキャンプなど、繋げて広く使いたい人にもよいでしょう。独自のジョイントシステムにより、長さの異なるパッドや、別売りの「U.L.コンフォートシステムピロー」「エクステンションパッド30」などを連結できますよ。
さらにリペアキットが付属しているため、劣化や破損時にも対応できます。マットカバーがついていない分バスタオルを敷くなどの工夫は必要ですが、気になるような不便な点はないでしょう。
検証の結果、機能が少ない商品もいくつかありました。例えば「LOGOS エアライトマット(ポンプ内蔵)」は収納ケースのみ備わっているシンプルなつくり。便利さにも注目したいなら、本商品がおすすめですよ。
<調査項目>
モンベル エクセロフト エアパッド 180は寝心地がよいものの、やや狭い点が難点。
以下、デメリットについてご紹介します。
モンベルのエクセロフトエアパッド180は、コンパクト性が魅力な一方で、横になった際の狭さがネック。
実際に広げた際の幅は50cmと幅狭で、モニターからは「腕を少し広げただけで地面に手がついてしまう」「転がろうとするとマットからはみ出てしまい、寝返りが打てない」との声が多数あがりました。とくに大柄な人や寝返りの多い人だと、寝にくい可能性があります。
比較した結果、横幅が60cmあると成人男性の肩がおさまり、問題なく寝られることがわかりました。そのなかでも横幅が80cm以上のマットは体の横にゆとりがあり、快適に寝られる結果に。
例えば、クローバーの「FIELDOOR 枕付き コンパクトエアーマット」は展開時の幅が75cmと広く、手を軽く広げてリラックスできたモニターが多数。楽に寝返りしたいなら、こちらもチェックしてみましょう。
また比較した多くの商品と同様、収納袋のサイズが小さく、モニターからは「スルスルと入れにくい」との声が聞かれました。マットの中の空気もきれいに抜きにくいため、収納の際はしっかり空気抜きするよう注意が必要です。
とはいえ、収納時のサイズは幅14×奥行25×高さ14cmとコンパクトで、かさばりにくいのはよい点。空気を抜いてきれいに畳めば、収納の邪魔にもなりにくいですよ。
タイプ | エアマットタイプ |
---|---|
対応サイズ | シングル相当 |
素材 | ポリエステル(TPUラミネート)、エクセロフト(ポリエステル) |
展開時幅 | 50cm(実測値) |
厚さ | 7cm |
重量 | 673g |
良い
気になる
防水加工 | |
---|---|
収納ケース | |
空気の入れ方 | 手動ポンプ、吹き込み |
連結可能 | |
マットカバー付き | |
枕付き | |
収納ケースのポンプ化 | |
リペアキット付き | |
ゴムバンド付き |
ここからは、モンベル エクセロフト エアパッド 180とは違う魅力を持った、おすすめの商品をご紹介します。
クローバー FIELDOOR 枕付き コンパクトエアーマットは、地面の硬さを気にせず、楽な姿勢で横になりたい人にぴったり。比較した商品のなかには、地面の硬さが気になる薄い商品もあったなか、14cmとしっかりした厚みがあり、寝返りを打ったり圧力をかけたりしても地面の硬さはほとんど伝わりませんでした。
横幅が75cmと広いため、手を軽く広げてリラックスできるのも強み。足踏みタイプのため、力を使わなくても簡単に準備できます。収納ケースは小さめですが、コンパクトにまとまるので場所を取らないのもよいですよ。
GEKETYのエアーマットは、空気入れから収納までの作業が簡単なのが魅力です。空気を入れる際・抜く際に力が必要な商品もあるなか、足踏みタイプでほとんど力を使わず1~2分ほどで空気入れが完了しました。片づけるときは、空気を抜きながらスムーズに折りたためます。
連結機能があり、人数に合わせてつなげて寝られるのも長所。一部底付き感があるので、車内で使うのにおすすめです。
モンベル エクセロフト エアパッド 180の、おすすめ商品の詳細をご紹介します。こちらも合わせて見てくださいね。
タイプ | エアマットタイプ |
---|---|
対応サイズ | シングル相当 |
素材 | 40Dリップストップナイロン |
展開時幅 | 75cm(実測値) |
厚さ | 14cm |
重量 | 1100g |
良い
気になる
防水加工 | 不明 |
---|---|
収納ケース | |
空気の入れ方 | 足踏みポンプ |
連結可能 | 不明 |
マットカバー付き | 不明 |
枕付き | |
収納ケースのポンプ化 | 不明 |
リペアキット付き | 不明 |
ゴムバンド付き |
FIELDOOR 枕付き コンパクトエアーマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | エアマットタイプ |
---|---|
対応サイズ | シングル相当 |
素材 | 40Dナイロン、TPUコーティング |
展開時幅 | 61cm(実測値) |
厚さ | 10cm |
重量 | 830g |
良い
気になる
防水加工 | |
---|---|
収納ケース | |
空気の入れ方 | 足踏みポンプ |
連結可能 | |
マットカバー付き | |
枕付き | |
収納ケースのポンプ化 | 不明 |
リペアキット付き | |
ゴムバンド付き |
GEKETY エアーマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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