マイベスト
キャンプ用マット・スリーピングパッドおすすめ商品比較サービス
マイベスト
キャンプ用マット・スリーピングパッドおすすめ商品比較サービス
  • 山と道 UL Pad 15+をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 1
  • 山と道 UL Pad 15+をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 2
  • 山と道 UL Pad 15+をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 3
  • 山と道 UL Pad 15+をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 4
  • 山と道 UL Pad 15+をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 5

山と道 UL Pad 15+をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

寝心地がよくて温かいと評判のクローズドセルマット、山と道 UL Pad 15+。「コンパクトで軽い」「冬キャンプでも底冷えしない」と高く評価される一方で、口コミのなかには「かさばる」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。


  • 寝心地
  • 断熱性
  • 携行性
  • 機能性

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のクローズドセルマットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、クローズドセルマット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2024年11月29日更新
舘岡新九郎
ガイド
キャンプインストラクター/マイベスト アウトドア担当
舘岡新九郎

キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。

舘岡新九郎のプロフィール
…続きを読む

すべての検証は
マイベストが行っています

自社施設
本コンテンツに記載の検証結果は2024年05月までの情報です

目次

はじめに結論!断熱性が高く、底冷えを軽減できる。冬場のアウトドアを快適に過ごしたい人に

断熱性 No.1

山と道
UL Pad 15+

UL Pad 15+

おすすめスコア

4.21
2位 / 11商品中
  • 寝心地

    4.17
  • |
  • 断熱性

    5.00
  • |
  • 携行性

    4.05
  • |
  • 機能性

    3.75
タイプクローズドセルタイプ
素材XLPEフォーム
展開時幅S:100cm/L:175cm/XL:200cm
展開時奥行50cm
厚さ1.3cm
重量S:113g/L:198g/XL:226g

山と道 UL Pad 15+は、冬場のアウトドアを楽しみたい人におすすめです。断熱性に優れており、実際にマット下へ保冷剤を入れて1時間放置したあとの表面温度は平均18.2℃と高温。比較した全商品の平均温度は頭部分が6.88℃・腰部分が6.55℃(※執筆時点)と低めでしたが、本品は手で触れても冷たさはほぼ感じませんでした。


寝心地はよく、寝転がるとほどよく沈み込みます。厚さは1.3cmと薄く圧力をかけると地面を感じやすかったものの、表面はフラットな形状で背中にやさしくフィット。実際に使用したモニターからは「底つき感はない」「肘をつけても痛くなかった」と好評でした。ただし横幅は50cmとやや狭く、体格のよい人は窮屈に感じるかもしれません。


携行性も良好です。比較した商品内では重量300g以下だと持ち運びやすい傾向がありましたが、本品は198gと軽量。口コミに「かさばる」と指摘されているように収納時のサイズはやや大きいものの、持った際に重さを感じないのは利点です。まとめる用のゴムバンドや収納ケースはないので、自宅保管時にはある程度のスペースを確保しましょう。


素材に使われているXLPEフォームは水に強いうえに吸水せず、雨や雪で濡れた場所でも水が染み込む心配は少ないといえます。クッション性はやや物足りないものの、断熱性の高さにより底冷えしにくく、軽量で負担なく持ち運べるのは魅力です。冬場でも快適に過ごせるので、この機会にぜひ購入を検討してみてください。

山と道 UL Pad 15+とは?

山と道 UL Pad 15+とは?

そもそもクローズドセルマットとは、広げるだけですぐに使えるアウトドア用マットのこと。軽量なうえに空気を入れるなどの準備が不要なため、場所を問わず活用しやすいのがメリットです。


今回ご紹介するUL Pad 15+は、登山用品ブランドの山と道が販売するロール式のクローズドセルマット。軽さ・強度にこだわって設計されており、ゴツゴツした岩場や渓流などをはじめとしたさまざまなシーンで使えると謳っています。

素材は断熱性の高いXLPEフォーム。環境にも配慮している

素材は断熱性の高いXLPEフォーム。環境にも配慮している

ベースには、断熱性が高いとされる独立気泡素材のXLPEフォームを採用


熱で1mmずつ溶かして固めるシボ加工(熱プレス処理)を両面に施しており、従来モデル「UL Pad 15」の弱点であった耐久性とクッション性を高めています。環境に配慮し、化学発泡剤を使用していないのも魅力です。

サイズはS・L・XLの3種類。用途にあわせてカット可能

サイズはS・L・XLの3種類。用途にあわせてカット可能

大きさは、以下のようにS・L・XLの3種類を展開。すべてのサイズで、横幅は50cm・厚さは1.3cmに統一されています。カッターなどで切断が可能なため、用途にあわせた使い方を変えられますよ。


サイズ展開

  • Sサイズ|全長100cm・重量113g
  • Lサイズ|全長175cm・重量198g(※検証にて使用)
  • XLサイズ|全長200cm・重量226g

実際に使ってみてわかった山と道 UL Pad 15+の本当の実力!

今回は、山と道 UL Pad 15+を含むクローズドセルマット全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。
  1. 寝心地
  2. 断熱性
  3. 携行性
  4. 機能性

やや薄手だが、寝心地はよい。フラットな形状で肌あたりもやさしい

やや薄手だが、寝心地はよい。フラットな形状で肌あたりもやさしい

まずは、寝心地の検証です。


キャンプ経験のある男女モニター5人が各商品の上で横になり、柔らかさ・底つき感の少なさ・寝返りのしやすさの3点をチェックしました。

素材はやや硬めのXLPEフォーム。寝転ぶと適度に沈み込む

素材はやや硬めのXLPEフォーム。寝転ぶと適度に沈み込む

寝心地は良好でした。素材にはXLPEフォームを使用しており、質感はやや硬めです。比較したなかでも柔軟性と弾力性を兼ね備えたEVAフォーム素材の商品に柔らかさはおよばないものの、寝転ぶとほどよく沈み込みます。


手触りはサラサラしており、モニターからは「ヨガマットみたい」との声が寄せられました。


柔らかさについてのモニターコメント

  1. 「期待していたほどの柔らかさではなかったが、寝心地はよい」
  2. 「表面に凹凸がなく、肌にあたった感覚がやさしい」
  3. 「やや柔らかい」
  4. 「クッション性の高い素材だが、地面からの保護効果がメイン」
  5. 「ちょうどよい硬さ」
コメントは一部抜粋

底つき感は気にならない。寝返りもスムーズ

底つき感は気にならない。寝返りもスムーズ

実際に寝転がったところ、モニター5人のうち「底つき感がある」とコメントした人はいませんでした。反発力はやや弱いものの、寝返りのしづらさは感じません。表面に凹凸のないフラットな形状により、背中へのあたりがやさしいのも利点です。


しかし、クッション性はやや物足りません。検証では厚さが2.0cm以上だと肘などが痛くなりにくい傾向がありましたが、本品は1.3mmと薄め。圧力を強くかけると、地面の硬さが気になります


また展開時のサイズについて、モニターのなかには「横幅が狭い」との指摘する人も。比較した商品内では横幅が56cmほどのものが多かったのに対し、本品は50cmしかありません。体格のよい人は窮屈に感じるでしょう。


底つき感についてのモニターコメント

  1. 「地面の硬さは少し感じるが、しっかりと厚みがあるためあまり気にならない」
  2. 「たまにダイレクトに地面を感じるが、底つき感はない」
  3. 「表面に凹凸がないため、背中へのあたりがよい」
  4. 「反発力が強く、頭部や肩甲骨など圧力がかかりやすい部分は負荷を感じる」
  5. 「厚みが十分にあり、地面の硬さはかなり軽減された」
コメントは一部抜粋

断熱性は優秀。冬場のアウトドアに活躍する

断熱性は優秀。冬場のアウトドアに活躍する

次は、断熱性の検証です。


各商品の上下の端から20cmの位置に保冷剤を置き、頭部・腰部の負荷を想定して5kg・20kgの重りを乗せます。1時間経過後、重りを置いた2か所の表面温度を計測しました。

頭部の表面温度は18.6℃を記録。冷たさは感じない

頭部の表面温度は18.6℃を記録。冷たさは感じない

重りを置いた2か所の平均表面温度は18.2℃と非常に高く、断熱性は比較した商品内でもトップクラスの評価に。表面を触れても冷たさはほとんどなく、ほんのりと温かさすら感じられます。


実際に頭部を想定して5kgの重りを置いた部分を測定すると、表面温度は18.6℃でした。比較した全商品の平均温度が6.88℃(※執筆時点)だったことをふまえると、かなり温かい状態です。

腰部の温度も17.8℃と高温。底冷えを軽減できる

腰部の温度も17.8℃と高温。底冷えを軽減できる

腰部を想定し20kgの重りを置いた部分の表面温度も17.8℃と、比較した全商品の平均6.55℃(※執筆時点)を大きく上回りました。


断熱性はR値という指標で示され、数値が高いほど冷えを防げます。検証で使用した商品には表記されていないものも多くありましたが、本品のR値は2.0です。優れた断熱性で底冷えを軽減できるため、冬場のキャンプに使いたい人に適しています

収納時のサイズはやや大きいが、軽量で持ち運びやすい

収納時のサイズはやや大きいが、軽量で持ち運びやすい

続いて、携行性の検証です。せっかくクローズドセルマットを購入するなら、コンパクトで持ち運びやすいものを選びたいですよね。


そこで実際に重量を測定したところ、重さ198gと非常に軽量でした。比較した商品内では重量が300g以下だと重さを感じにくい傾向があったことから、負担なく持ち運べます。


ただしロール式のため、収納時のサイズは直径20×長さ50cm・体積は0.157cm3とやや大きめです。比較したほかの商品には体積が0.1cm3を下回るものがあったことをふまえると、「かさばる」との口コミどおり、ザックへの取りつけや自宅保管時にはある程度のスペースが必要でしょう。


検証結果

  • 重量:198g(※実測値)
  • 体積:0.157cm3

収納ケースなどの付属品はなし。防水素材使用なのは利点

収納ケースなどの付属品はなし。防水素材使用なのは利点

最後は、機能性の検証です。防水素材使用か・収納ケースやゴムバンドは付属しているかなど、快適に使うための工夫がされているかを商品ごとにチェックしました。


その結果、機能性はいまひとつ。保管用の収納ケースや、まとめるためのゴムバンドは付属していません。比較したほかの商品には、片面に地面からの熱や冷気を軽減する熱反射加工がされているものもあったなか、本品に加工による工夫はみられませんでした。なお、詳しい結果は以下のとおりです。


  1. 防水素材|○(XLPEフォーム)
  2. 収納ケース|×
  3. ゴムバンド|×
  4. 片面の熱反射加工|×


しかし、素材には水に強く吸水しづらいXLPEフォームを使用。水が浸透する心配は少ないといえます。表面に耐久性・断熱性を向上させるシボ加工が施されているのも利点です。付属品がないため持ち運びや保管には工夫が必要ですが、雨や雪で濡れた地面の上にも敷けるのは便利ですね。

山と道 UL Pad 15+の詳細情報

断熱性 No.1

山と道
UL Pad 15+

おすすめスコア
4.21
クローズドセルマット2位/11商品
寝心地
4.17
断熱性
5.00
携行性
4.05
機能性
3.75
UL Pad 15+ 1
UL Pad 15+ 2
UL Pad 15+ 3
UL Pad 15+ 4
UL Pad 15+ 5
UL Pad 15+ 6
UL Pad 15+ 7
UL Pad 15+ 8
UL Pad 15+ 9
UL Pad 15+ 10
タイプクローズドセルタイプ
素材XLPEフォーム
展開時幅S:100cm/L:175cm/XL:200cm
展開時奥行50cm
厚さ1.3cm
重量S:113g/L:198g/XL:226g
収納時幅
50cm
収納時奥行
20cm
収納時高さ
50cm
断熱性(R値)不明
収納ケース
ゴムバンド付き
片面の熱反射加工不明
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後)18.2℃
全部見る

山と道 UL Pad 15+の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

販売中のショップが見つかりません

山と道 UL Pad 15+はどこで売っている?

山と道 UL Pad 15+はどこで売っている?

山と道 UL Pad 15+は、鎌倉・京都・台北の直営店や公式オンラインショップのほか、全国にある取扱店舗にて購入できます。公式オンラインショップでの値段は、以下のとおりです。


公式オンラインショップでの販売価格

  • Sサイズ|税込5,060円
  • Lサイズ|税込8,250円
  • XLサイズ|税込9,240円

価格は執筆時点

なおXLサイズは、直営店・公式オンラインショップでしか販売されていません。店舗ごとに取り扱っている商品は異なるため、事前に在庫の問い合わせをするのがおすすめですよ。

寝心地のよさ・持ち運びやすさにこだわる人は、こちらもチェック

最後に、また違った特徴をもつほかの商品をご紹介します。


アウトドア先で快適に過ごしたい人には、THERMAREST Zライトソルがおすすめです。柔らかいEVAフォーム使用で、適度なクッション性と反発力があります。寝転がっても底つき感はなく、地面の硬さをあまり感じませんでした。片面には熱反射加工がされており、シーンによって使い分けられますよ。


CAPTAIN STAGのEVAフォームマットは、コンパクトにまとめられるのが魅力。重量は約270gと軽いうえに、収納時の体積は0.091cm3と小さめです。ゴムバンドも付属しており、持ち運びや自宅への保管ともにスペースを取りません。バイクツーリングなど荷物を減らしたいときにぴったりです。

THERMAREST(サーマレスト)
THERMARESTZライトソル

おすすめスコア
4.24
寝心地
4.44
断熱性
3.94
携行性
4.08
機能性
4.47
Zライトソル 1
Zライトソル 2
Zライトソル 3
Zライトソル 4
Zライトソル 5
Zライトソル 6
Zライトソル 7
Zライトソル 8
Zライトソル 9
Zライトソル 10
最安価格
9,570円
高価格
最安価格
9,570円
高価格
タイプクローズドセルタイプ
素材軽量EVAフォーム
展開時幅183cm
展開時奥行51cm
厚さ2cm
重量410g
収納時幅
51cm
収納時奥行
13cm
収納時高さ
15cm

良い

  • クッション性がと反発力があり、地面の硬さが伝わりにくい
  • 防水性に優れたEVAフォームを採用している
  • 熱反射加工が片面に施され、使用シーンで使い分けられる

気になる

  • 断熱性がやや低く、手を押し付けるとひんやりした
断熱性(R値)2.0
収納ケース
ゴムバンド付き
片面の熱反射加工
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後)6.65℃
全部見る
Zライトソル

サーマレスト Zライトソルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

パール金属
CAPTAIN STAGフォームマットM-3318

おすすめスコア
4.19
寝心地
4.10
断熱性
3.82
携行性
4.68
機能性
3.93
最安価格
2,220円
やや低価格
タイプクローズドセルタイプ
素材発泡ポリエチレン、EVA樹脂
展開時幅182cm
展開時奥行56cm
厚さ約2cm
重量約270g
収納時幅
56cm
収納時奥行
12.5cm
収納時高さ
13cm
断熱性(R値)不明
収納ケース
ゴムバンド付き
片面の熱反射加工不明
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後)5.85℃
全部見る
フォームマット

キャプテンスタッグ EVAフォームマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
参考になりましたか?

この商品が出てくる記事

クローズドセルマット

11商品

徹底比較

人気
キャンプ用マット・スリーピングパッド関連のおすすめ人気ランキング

人気
キャンプ用マット・スリーピングパッド関連の商品レビュー

新着
キャンプ用マット・スリーピングパッド関連の商品レビュー

人気
アウトドア・キャンプ関連のfavlist

マイベスト

実際に商品を購入して自社の施設で比較検証したり、
専門家を中心としたクリエイターが自らの愛用品やおすすめ商品を紹介して、あなたの“選ぶ”をお手伝いします

Copyright mybest All Rights Reserved.