なめらかな書き心地に定評のある、Piccolo(ピッコロ) ガラスペン。インターネット上では「持ちやすい」と評判です。しかし、「書きにくい」との気になる口コミも存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Piccolo ガラスペンは、ガラスならではの魅力を堪能したい初心者さんにおすすめです。実際に試し書きしたモニターは、「しっとりとした感じで文字が書けた」「やさしく紙をなぞる感じ」とコメント。比較した結果、ペン先が0.5mm以下のものは書きやすい傾向があり、約0.4mmの本品も例外ではありませんでした。ガラスペンとは思えない、なめらかな書き心地ですよ。
インク保持力も高く、モニターが試すと1回のインク浸けで平均223文字書けました。比較した商品には平均56文字しか書けないものもあったのに対し、本品は1回でハガキ1枚(約150字)以上の文字を書けます。インクの量にもムラがなく、「書きにくい」との口コミに反して一定の太さで書けました。
本体は少し太めのペン軸に、キュッと指が収まるくびれのあるデザインです。やや短めですが、ペン先手前のボールがバランスを保ち、手へのフィット感は良好でした。「手になじみやすい」との謳い文句や「持ちやすい」との口コミどおり、モニターからも「手にしっとりなじむ」などと好評です。
お手入れも簡単で、1回水洗いしただけでペンのインクはサッと落とせました。比較したところ、ペン先の溝数が11本以上と多いものは洗いにくい傾向がありましたが、こちらは8本と少なめ。洗うのに手間がかからないため、さまざまなインクを使って書きたい人にも向いています。
執筆時点の価格は税込5,500円〜(公式サイト参照)。ペン先と持ち手がひとつなぎのガラスで作られており、所有欲が満たされるデザインです。色のバリエーションが豊富なので、自分の好みに合わせて選べますよ。ガラスペンを使ったことがない人も、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
そもそもガラスペンとは、ペン先をインクに浸して書く「つけペン」の一種です。インクタンクにインクを吸引して使用する万年筆に対し、ペン先を洗うだけで手軽にインクを変えられるのが特徴。職人によって手作りされるデザインも魅力で、その涼しげな見た目は見るたび・手にするたびに気分が上がります。
今回ご紹介するPiccolo ガラスペンは、ガラス職人によって作られたアイテム。ショートサイズで手になじみなすく、スラスラと書きやすいと謳っています。全長は約13cmで、書ける文字は検証で使用した中字と太字の2種類。素材にはホウケイ酸ガラスを使っています。
手がけているのは、静岡県の文具メーカーのマルウチ。文房具を文化的なものとして捉え、「ペンをこよなく愛する文房具店」というコンセプトのもと、万年筆・ボールペン・ガラスペンなどを販売しています。
カラーバリエーションは全17色です。新色のターコイズのみ、あまり透け感のない色味。カラーが豊富なので、お気に入りの1本が見つかるでしょう。
<カラーバリエーション>
今回は、Piccolo ガラスペンを含む全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめは、インクの保持力の検証です。文房具の専門家・寺西廣記さんとモニター男女5人で、50音を5mmマスの方眼ノートに書き、1回のインク浸けで書くことのできる文字数を数えました。
すると平均223文字書くことができ、インクの保持力は高評価を獲得。比較した全商品の平均値232文字(※執筆時点)を惜しくも下回ったものの、試した6人中5人が高評価の基準とした160文字を上回りました。
<個人の結果>
<モニターの平均値>
比較した商品ではペン先が0.3〜0.5mmで細く、溝数が10本以上と多いものがインクを保持しやすい傾向がありました。本品は溝数8本とやや少なめですが、ペン先は約0.4mmと細めです。1回のインク漬けでハガキ1枚(約150字)以上の文字を容易に書けました。何度もインク漬けする手間を省けますよ。
次に、書き心地のよさ・持ちやすさの検証です。
文房具の専門家・寺西廣記さんとモニター男女5人が実際に商品を使用。なめらかな書き心地か・インクは一定量出るか・グリップの太さや凹凸・触り心地をチェックしました。
モニターからは、ガラスペンとは思えないほどなめらかな書き心地が好評でした。紙をやさしくなぞるように文字を書け、「しっとりとした感じで文字がしっかり書けた」「カリカリ感となめらかさのバランスが丁度よい」と評されています。
比較したところ、ペン先が0.5mm以下と細いものはサラサラと書きやすい傾向があり、約0.4mmの本品も例外ではありませんでした。インクの量にもムラはなく、一定の太さで書けます。「書きにくい」との口コミに反し、初心者でも扱いやすいでしょう。
<書き心地のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
持ち手は少し太めのペン軸に、キュッと指が収まるくびれのあるデザインです。長さはやや短めですが、ペン先手前のボールがよい塩梅でバランスを保ち、「持ちやすい」という口コミどおりモニターから好印象でした。謳い文句どおり手になじみやすく、「フィットする」「安定して文字が書けた」との声が聞かれています。
比較した商品のなかで持ちやすい傾向があったのは、ボールペンのような持ち手の分離型。本品はペン先と持ち手がひとつなぎのガラスで作られている一体型ですが、日常生活で使うペンと変わらない感覚で握れるでしょう。
<持ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、お手入れのしやすさの検証です。使い終わったペンを水を入れたコップで洗い、1回の水洗いでインク汚れがすべて落ちるかをチェックしました。
すると1回水洗いしただけでペン先にインクは残っておらず、お手入れのしやすさは高評価に。比較した商品ではペン先の溝数が11本以上のものは洗いにくい傾向がありましたが、こちらは8本しかありません。サッと洗い落とせるので、インクの色をこまめに変えたい人でも使いやすいでしょう。
ペンの形状 | 一体型 |
---|---|
ペンの溝数 | 8本 |
ペン先の太さ | 約0.4mm |
良い
気になる
全長 | 約130mm |
---|---|
本体素材 | ホウケイ酸ガラス |
専用ボックス付き | |
デザイン入り | |
ペン置き付き | |
インク付き | |
ハンドメイド | |
保証あり |
Piccolo ガラスペンは、万年筆と同じように、ペンを少し寝かせて使います。その際、45度以下を目安にすると、なめらかな書き心地が得られますよ。筆圧をかけずに使うのがポイントです。
(参照:公式サイト)
使い終わったらペンに水をつけて、落ちるまで動かしましょう。最後にペン先をティッシュで拭き取れば、お手入れは完了です。インクが落ちにくい場合は、歯ブラシを使ってペン先を軽くブラッシングするのも手ですよ。
Piccolo ガラスペンの取扱店舗は、静岡県にある文具店「ペンネ・ジューク」です。在庫は変動しているため、事前に問い合わせて行きましょう。
楽天市場にも公式ショップを出店しているので、店舗まで足を運ぶのが難しい人は利用してみてくださいね。執筆時点の値段は、税込5,500円~(公式サイト参照)です。
最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
Lolizの七十二号筆屋 手作り木製 メディア ペンは、木製の持ち手が特徴。普段使い慣れているペンに近い持ちやすさで、初心者でも扱いやすいのがポイントです。インクの保持力も十分で、長文を書くときにも向いています。紙に引っかからずスルスル書け、文字の濃淡・太さも一定でした。
シンプルなデザインが好きな人には、伊勢硝子 豊宮川 ガラスペンがおすすめです。1回のインク浸けで平均375文字書けるほど、インク保持力に優れているのが魅力。最大軸径は約13mmとほどよい太さで、手へのフィット感も良好でした。サラサラと書き進められ、使用後のお手入れも簡単です。
ペンの形状 | 分離型 |
---|---|
ペンの溝数 | 10本 |
ペン先の太さ | 約0.5mm |
良い
気になる
全長 | 約147mm |
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本体素材 | 木 |
専用ボックス付き | |
デザイン入り | |
ペン置き付き | |
インク付き | |
ハンドメイド | |
保証あり |
七十二号筆屋 手作り木製 メディア ペンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
ペンの形状 | 一体型 |
---|---|
ペンの溝数 | 8本 |
ペン先の太さ | 約0.9mm |
良い
気になる
全長 | 約170mm |
---|---|
本体素材 | 硬化ガラス |
専用ボックス付き | |
デザイン入り | |
ペン置き付き | |
インク付き | |
ハンドメイド | |
保証あり |
伊勢硝子 豊宮川 ガラスペン IS60001をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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