新生児から7歳までのロングユースが評判の日本育児 ノセッテ ロング。インターネット上では高評価の口コミが多い一方、「金具がうまくはまらなかった」「肩ハーネスの調整がきつい」といった気になる声もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、日本育児 ノセッテ ロングを含むチャイルドシート全32商品を実際に用意して、安全機能の充実度・取りつけやすさ・乗せおろしやすさ・機能性・熱のこもりにくさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
日本育児 ノセッテ ロングは、子どもを乗せおろしやすいチャイルドシートをお探しの人におすすめ。実際に人形を使用してチェックすると、ドア側に向けられる回転式タイプのおかげでスムーズな動作が叶いました。さらに比較したなかには座面が狭い商品ものも多いのに対し、本品は子どもを座らせやすい広めの設計も高評価につながりました。
対象月齢が新生児から7歳頃までと長いのも魅力。1台で6歳未満までと定められたチャイルドシートの着用義務期間をまかなえます。買い替えの手間を省けるのはもちろん、コスパもよいですよ。
取り付け方法は、車の金具に本体のジョイントを差し込んで固定するISOFIX。比較したシートベルト固定の商品よりも、簡単に取り付けられました。口コミに「取り付け金具がうまくはまらなかった」とありましたが、軽い力で装着できます。さらに、きちんと固定できているか確認しやすいインジケーターも搭載していますよ。
熱のこもりやすさの検証では、電気あんかを置く前・置いた後の温度上昇の差は約12.9℃でした。通気性のよいメッシュ素材を採用しているため、温度上昇幅は低めに。大人より体温が高い赤ちゃんでも快適に過ごせそうです。万が一ムレて汗が付着しても、カバー類は簡単に着脱でき洗濯機で丸洗いできます。
一方安全面は、リバウンドバーによって衝撃分散を期待できるものの、安全基準は最新のR129に適合していません。またリクライニング機能は2段階しか調節できず、人によってはもの足りなさを覚えるでしょう。気になる人は、安全機能や機能性が充実しているほかの商品もチェックしてみてください。
今回ご紹介するノセッテ ロングは、老舗ベビー用品メーカー 日本育児が販売するチャイルドシートです。
衝突時に本体を抑える装置に、トップテザー方式を採用。足元の支柱型装置ではなくベルトで抑える仕組みです。車内が広々使えるうえ、座席のシートスライドを動かすときも調節の手間なくそのまま動かせるとアピールしています。
カラー展開は、今回ご紹介するブラックと、あたたかみのあるブラウンの2種類。どちらもシンプルで落ち着いた色合いなので、車内にもなじみやすいでしょう。好みや車内の雰囲気に合わせて、カラーを選択してみてください。
「6歳未満の子どもを車に乗せる際、チャイルドシートを着用しなければならない」と法律で義務付けられています。警視庁の調査によれば、チャイルドシートを適性に使用していた子どもと比べ、不使用の子どもは事故に遭った際の致死率が約5.3倍に増加。子どもの命を守るためにも、大人の責務として必ずチャイルドシートを使用しましょう。
なお、チャイルドシートは大きくわけて3種類にわかれています。
今回ご紹介する日本育児 ノセッテ ロングは、ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートのすべてに対応しています。子どもの年齢や体格にあわせて、買いなおさなくて済む点が魅力です。
今回は、日本育児 ノセッテ ロングを含むチャイルドシート全32商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ただし、比較したほかの商品には前向きでしか使用できないものもあったなか、本品は1歳半頃まで後ろ向きで使用できます。万が一の場合でも、広い背中の面で衝撃を受け止められるでしょう。
さらに衝撃を分散するために、独自安全機能のリバウンドバーを搭載している点も高評価を得ました。
続いて、取り付けやすさの検証です。
ミニバン・軽自動車の人気車種を用意し、商品をそれぞれ取り付けます。簡単に装着できるか・固定しやすいか・本体重量が軽いかなどをチェックしました。なお、検証条件は下記の車種で統一しています。
<検証条件>
2020年2月の出荷台数ランキング上位の車種を選定
取り付け方法は、車に搭載された金具と本体のコネクターを連結して固定するISOFIXを採用。シートベルト固定の商品と比べると、工程が少なく取り付けは簡単です。「金具がうまくはまらなかった」という口コミとは反対に、軽い力で装着できました。
ISOFIXを取り付けたあとは、背もたれ裏の金具にトップテザーベルトを連結させます。最初のうちはやや時間がかかるものの、慣れれば問題ないでしょう。
足元に固定器具がないので、車内のスペースを有効活用したい人におすすめです。
取り付け後は、本体を揺らしてもぐらつくことはなく、しっかりと固定されていました。車体との間に隙間も発生しません。
ISOFIX・トップテザーともにインジケーターを搭載しています。固定前後で色が変化するため、固定の有無を確認しやすいですよ。
ただし、本体重量が重いのは気になるところ。比較したほかの商品には5kg以内のものもあるなか本品は13.8kgなので、手をすべらせて足もとに落とさないよう注意が必要です。
次に、乗せおろしやすさの検証です。
新生児・1歳程度・3歳程度の子どもに見立てた人形を用意し、軽自動車・ミニバンそれぞれに取り付けたチャイルドシートで乗せおろしやすさチェックしました。
ドア側に向けられる回転式タイプなので、子どもの乗せおろしをスムーズにできました。前方にある大きめのレバーを回せば、軽い力でシートを横向きに変えられます。片手がふさがっている状態でも乗せおろししやすいでしょう。
また、比較したなかには座面が狭い商品もあるのに対し、本品は広めに設計されているのも利点。スムーズな乗せおろしができるチャイルドシートを探している人にぴったりです。
ベルトの装着も簡単です。肩ベルトはバックルを差し込めばOK。ジュニアシートの場合も、シートベルトを肩上にスッと差し込むだけと操作方法は単純です。
ベルトの高さはヘッドレストと連動しており、頭部にある輪を引っかけるだけで簡単に調節できました。
ベルトを締めつけたりゆるめたりする際は、「肩ハーネスの調整がきつい」という口コミどおりややコツがいります。軽く引っ張るだけで調整できる商品に比べると、慣れるまで多少時間を要するでしょう。無理に引っ張ったりせず、適度な力加減で操作してください。
続いて、機能性と熱のこもりにくさの検証です。
機能性の検証では、子どもが快適に過ごせる工夫があるかや使用期間をチェック。熱のこもりにくさの検証では、チャイルドシートにあたためた電気あんかを10分置き、温度が何度上昇したかを測定しました。
機能性をチェックしたところ、使用期間が新生児から7歳頃までと長く、ロングユースできる点が魅力的でした。ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートを、これ1台ですべてカバーできます。
また、衝撃を分散させるリバウンドバー・肩ベルトをすっきり収納できるスペースも付属しています。
リクライニング機能は搭載されているものの、前向きで2段階しか調節できません。比較したなかには3段階以上リクライニング機能を備えた商品も。子どもの体格やシーンに合わせて、臨機応変に対応したい人には物足りないかもしれません。
熱のこもりにくさの検証では、電気あんかを置く前と置いた後の差が約12.9℃でした。
比較した全商品の平均は16.19℃(※執筆時点)で全体的に大きな差はなかったものの、本品は通気性のよいメッシュ素材を使用しており比較的熱がこもりにくいといえます。赤ちゃんも快適に過ごせるでしょう。
そのほか、車内の空調を適切に保つことも大切です。長距離をドライブする際は、適度に休憩を挟みこもりがちな熱を逃がしてくださいね。
比較したなかにはカバー類の着脱に時間がかかる商品もあるなか、本品は簡単に着脱できました。そのうえ、本体には浅い溝しかなく汚れが奥まで詰まることはなさそうです。
また、洗濯機洗いできるのもうれしいポイント。チャイルドシートを清潔に保ちたい人に向いています。
日本育児 ノセッテ ロングは、公式オンラインショップのほかに、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。
なお、公式サイトでの価格は税込 27,800円(執筆時点)でした。
原則、チャイルドシートは車の後部座席に取り付けてください。運転席から目が届きやすい助手席に取り付けたい気持ちはわかりますが、事故の衝撃でエアバッグが作動すると子どもが強い衝撃を受けてしまいます。
また、スムーズに乗せおろしするためにも、歩道がある左側に取りつけるほうがおすすめ。チャイルドシートを取り付けたあとは、たわみやゆるみがないかこまめに点検しましょう。
最後に、安全機能が充実し検証で高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
長く使えるものでお探しなら、Joie アイ・アーク360°グロウ 幌付きがおすすめです。使用期間は新生児~体重25kgまで。さらに、最新安全基準のR129に適合しているので、前後左右からの衝撃にも耐えうる構造です。リクライニングは6段階・大きなサンシェード付きと機能性も充実しています。
マキシコシのストーンは、リクライニングを細かく調節できるのが魅力。リクライニングは5段階・ヘッドレストは9段階に調節可能で子どもの体格に合わせて対応できます。また、前向きより安全とされる後ろ向きの使用が4歳頃まで可能。さらに、横からの衝撃に備え独自構造を採用しています。
新生児対応 | |
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月齢下限 | 新生児 |
月齢上限 | 不明 |
身長下限 | 40cm |
身長上限 | 125cm |
体重下限 | 2.5kg |
体重上限 | 25kg |
耐荷重 | 25kg |
幅 | 前向き:52cm/後向き:52cm/前向き(キャノピー付):54cm/後向き(キャノピー付):54cm |
奥行 | 前向き:58~62cm/後向き:73~75.5cm/前向き(キャノピー付):61~65cm/後向き(キャノピー付):82~85cm |
高さ | 前向き:65~76cm/後向き:55~64cm/前向き(キャノピー付):83cm/後向き(キャノピー付):72~75.5cm |
重量 | ソフトパッド付:約15.1kg/ソフトパッド・キャノピー付:約15.7kg |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX |
タイプ | ベビー&チャイルドシート、ジュニアシート |
サンシェード付き | |
トラベルシステム対応 | 不明 |
ドリンクホルダー付き | |
リクライニング可能 | |
高さ調整 | |
洗濯機対応 | |
背もたれ取り外し可能 | |
ロングユース | |
回転式 | |
ベッド型 | |
コンパクトタイプ | |
折りたたみ可能 | |
サポートレッグ付き | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | |
全面がメッシュ生地 | |
その他機能 | 正しく設置できているかを確認できる、LEDインジゲーター付き(単4電池2本使用、別売) |
新生児対応 | |
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安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX |
洗濯機対応 | |
回転式 | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 |
良い
気になる
月齢下限 | 新生児 |
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月齢上限 | 48か月(4歳)ごろ |
身長下限 | 後向き使用:40cm/前向き使用:76cm |
身長上限 | 105cm |
体重上限 | 18kg |
幅 | 後ろ向き:42cm/前向き:42cm |
奥行 | 後ろ向き:72~74cm/前向き:64~67cm |
高さ | 後ろ向き:46~58.5cm/前向き:67cm |
重量 | 14.7kg |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
その他機能 | 側面衝突保護機能、オープンハーネス搭載 |
マキシコシ ストーンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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