硬い地面にも打ち込めるよう強度にこだわって作られたアウトドアペグ、スノーピーク ソリッドステーク30 R-103。インターネット上では「サイトの場所を選ばず使える」「大型ハンマーで打ち込んでも曲がらずしっかり地面に刺さる」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
そこで今回は、スノーピーク ソリッドステーク30 R-103を含むアウトドアペグ全22商品を実際に使って、打ち込みやすさ・頑丈さ・機能性・洗いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
スノーピーク ソリッドステーク30 R-103は、打ち込みやすく撤収しやすいぺグをお探しの人におすすめです。キャンプ経験者5人が実際に使うと、打撃面の幅が15mmと大きいうえフラットで、口コミどおり地面にまっすぐ打ち込めました。比較した商品にはハンマーを当てにくいものがあったなか、モニターからは「ほとんど滑らず打ち込めた」と好評です。
ハンマーフック用の穴とフックが備わり、撤収作業も簡単。先端がやや丸みを帯びていて、手入れの際にケガをしにくいのもうれしいポイントです。比較したなかでもデコボコした形状の商品は汚れがたまりやすかったのに対し、お手入れは水で軽く流すだけと楽に済ませられました。
メーカーが謳うとおり強度も高く、コンクリートブロック塀はわずか10回の打ち込みで貫通。比較した商品には、貫通までに40回打ち込んだものもありました。3点曲げの強度試験では約1.34knの負荷に耐える平均的な結果でしたが、口コミどおり砂利が多い硬い地面のサイトでも難なく使えるでしょう。
ペグの長さは30cm。通常~大型サイズのテントやタープのサブロープの固定に向いています。重量は180gと重く、モニターからは「適度な重量感があり、まったく回らず安定していた」と好評です。キャンプサイトを問わず使えるものをお探しの人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
スノーピーク ソリッドステーク30 R-103は、刃物のまちとして有名な新潟の燕三条に伝わる鍛造製法で作られているのが特徴です。棒状の鋼材を約1,100℃の高熱で処理したあと、冷めないうちにプレスして成形。曲がってしまったら、石の上などで叩いて直すこともできますよ。
販売元は国内大手のアウトドアメーカー、スノーピーク。本商品はスノーピークの代表製品とされており、ペグは消耗品という考えを変えた製品と謳っています。
アウトドアぺグの長さは全4種類。今回ご紹介する30cmのほか、20cm・40cm・50cmを展開しています。打ち込む地面のタイプや、テントのサイズに合わせて選びましょう。
ペグにはさまざまな種類がありますが、使うテントの大きさやキャンプスタイルによって適したペグは異なります。適切な長さや素材のペグを選ぶことでテントやタープをしっかり固定できるため、ペグに使いづらさを感じる場合は買い替えがおすすめです。
一方、テントに付属しているペグは抜けやすく、強度も低い傾向が。整地された地面では問題なく使用できますが、石が多いキャンプサイトや砂地では使いにくいのがネック。どんなシーンでも扱いやすいペグを選ぶと、キャンプをより快適に楽しめるでしょう。
今回はスノーピーク ソリッドステーク30 R-103を含む、アウトドアペグ全22商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
まずは、打ち込みやすさの検証です。
キャンプ経験者の5人で、金属製のハンマー・ゴム製のハンマーを使い、実際にペグを打ち込みます。打撃面の面積や形状・ハンマーは滑りにくいか・回らずに打ち込めるかの3点に着目して評価しました。
実際に使用したところ、キャンプ経験者のモニター5人全員が「ペグを打ち込みやすい」と回答。円形の打撃面の幅が15mmと大きく、安定して打ち込めました。モニターからは「ハンマーがほとんど滑らず打ち込めた」との声もあがっています。
比較したなかでも、打撃面が平らで四角形の商品ほど狙いを定めやすい傾向がありました。本品は円形ながらも表面は平らで、口コミどおりまっすぐ打ち込めます。設営に慣れていない人でも、スムーズに作業できるでしょう。
<打ち込みやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
打ち込んでいる最中に、ペグが回らなかったのも利点です。持ちやすい形状で打つ際にペグをしっかり固定でき、モニター5人全員が「ペグが回らない」と回答しました。
ペグの長さは30cm。通常~大型サイズのテントやタープのサブロープの固定に向いています。
比較したなかでも軽くてコンパクトな商品は動きやすく打ち込みにくい傾向がありましたが、本品の重量は180gと重め。モニターからも「適度な重量感があり、まったく回らず安定していた」と好評でした。
<ペグが回らないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、頑丈さの検証です。
素材の強度を測る3点曲げ試験を実施し、ストローク(ひずみ)が10mmに達したときの試験力(負荷)を計測しました。また、コンクリートブロック塀へペグを直接打ち込み、貫通するまでの打ち込み回数を記録。試験力が約200kgまで耐えられ、少ない回数で貫通したものほど高評価としました。
頑丈さは高評価を獲得。コンクリート塀にペグを打ち込むと、わずか10回で貫通しました。メーカーが謳うとおり、強度に優れたスチール製の鍛造ペグが頑丈さに貢献しているといえます。
打ち込み部分の幅は8mm。「サイトの場所を選ばず使える」との口コミ同様に、土や芝生だけでなく地面が硬いキャンプサイトでも活躍しますよ。
3点曲げの強度試験では、約1.34knの負荷にまで耐えられました。比較した全商品の平均値が約1.46kn(※執筆時点)だったことをふまえると、平均的な結果といえます。
最後に、機能性・洗いやすさの検証です。
便利な機能がどれほど備わっているかをチェック。また、使用したアウトドアペグをキャンプ経験者5人で洗い、汚れの落ちやすさや安全性を評価しました。
ハンマーフック用の穴・フックの両方がついており、機能性は優秀です。打ち込む際にフックまで地面に刺しておくと、ペグの回転を防いでテントやタープが安定しやすくなりますよ。
反射材入りロープまで備えた上位商品には一歩及ばないものの、効率よく撤収するための機能はしっかり装備されていました。ペグを目立たせたい場合は、リボンなどをつけるとよいでしょう。
キャンプ経験者のモニター5人全員が「土汚れが落ちやすい」と回答し、洗いやすさも高評価。水ですすぐだけで簡単に土汚れを落とせました。比較した先端に凹凸がある商品は汚れがたまり洗いにくかったのに対し、手入れに手間はかかりません。
ペグの先端はやや丸みを帯びているため、ケガをする心配が少ないのもよい点です。モニターからは「尖っていないので拭いているときも安心して掃除できた」と好評でした。手軽に扱えるペグを探している人にうってつけでしょう。
<土汚れの落ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
種類 | 鍛造ペグ |
---|---|
形状 | 円形 |
素材 | スチール(S55C、黒電着塗装) |
打撃面幅 | 15mm |
1本あたり重量 | 約180g |
良い
気になる
長さ | 30cm |
---|---|
打ち込み部分の幅 | 8mm |
本数 | 1本 |
収納袋付き | |
ハンマーフック用の穴付き | |
固定ロープ付き | |
フック付き |
スノーピーク ソリッドステーク30 R-103は、公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも購入できます。単品の販売価格は、税込594円(※公式サイト参照・執筆時点)です。
公式サイト・ECサイトともに6本セットでの販売も行っています。価格は税込3,542円(※公式サイト参照・執筆時点)。気になる人はあわせてチェックしてみてください。
最後に、打ち込みやすさ・頑丈さがより高評価だった商品をご紹介します。
打ち込みやすく頑丈なペグを探しているなら、Colemanのスチールソリッドペグ30cmがおすすめです。打撃面が幅25mmと大きいため狙いを定めやすく、打ち込む際にハンマーが滑りません。スチール製の鍛造ペグにより強度も高いので、石混じりの硬い地面にも問題なく打ち込めますよ。
硬い地面にガンガン使用したい人は、キャンパルジャパンのogawa TANZO PEG 28をチェック。クロムモリブデン鋼を使用した頑丈な鍛造ペグで、強度試験では約271kgの負荷にまで耐えられました。水で流すだけで汚れが落ち、手入れの手間もかかりません。
種類 | 鍛造ペグ |
---|---|
形状 | 楕円形 |
素材 | スチール |
打撃面幅 | 25mm |
1本あたり重量 | 約190g |
良い
気になる
長さ | 30cm |
---|---|
打ち込み部分の幅 | 9mm |
本数 | 1本 |
収納袋付き | |
ハンマーフック用の穴付き | |
固定ロープ付き | |
フック付き |
コールマン スチールソリッドペグ30cmをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
種類 | 鍛造ペグ |
---|---|
形状 | 円形 |
素材 | クロムモリブデン鋼 |
打撃面幅 | 20mm |
1本あたり重量 | 約215g |
良い
気になる
長さ | 28cm |
---|---|
打ち込み部分の幅 | 9mm |
本数 | 1本 |
収納袋付き | |
ハンマーフック用の穴付き | |
固定ロープ付き | |
フック付き |
ogawa TANZO PEG 28をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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