超軽量・超高速を謳うゲーミングマウス、SteelSeries(スティールシリーズ) Aerox 9 Wireless。ネット上では「無線でも遅延を感じない」と評判です。一方、「サイドボタンが押しにくい」「重量がかなりある」などの気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、RazerやEndgame Gearなどの人気ゲーミングマウスとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングマウス選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
SteelSeries Aerox 9 Wirelessは、軽量で操作しやすい多ボタンマウスを探している人におすすめです。サイドボタンが12個ありサイズは大きめですが、重量は89g。「重量がかなりある」という口コミもありますが、比較したなかには100g超の商品も多かったので軽いほうです。実際に使用したゲーマーからは「ほどよい軽さで動かしやすい」と好評でした。
マウス感度の高さも操作性のよさに一役買っています。実際にマウスパッドなしで使ってみても、デスクの素材問わずスムーズに動作しました。比較した商品の多くが反応しなかったガラス面でも、問題なく動きます。「超低遅延」を謳うだけあって、無線接続時の遅延も一切感じません。
サイドボタンを含めると、カスタマイズ可能なボタンは全部で18個あります。サイドボタンが邪魔して握り込めないので素早い動作が必要なFPS向きとはいえないものの、MMORPG・MOBAにはぴったり。マクロ設定でよく使うキー操作を割り当てたり、複数のキー操作が必要なコマンドを設定したりすると、ゲームを有利に進められますよ。
マウスのクリック感も良好です。比較したなかにはクリックした感覚が薄い商品もあったなか、本商品はほどよい反発があり「気持ちよくクリックできた」という声が寄せられました。一方、サイドボタンの押し心地は、口コミどおりやや固めです。ボタンが密集しているので、押し間違いには注意しましょう。
価格は、執筆時点でECサイトで17,000円前後。カスタマイズ性も高く、DPIの調整幅は100~18,000と広く、カーソルの加速幅まで調節できます。自分に合う設定を見つけやすいでしょう。表面はメッシュ状ですが、耐久性にこだわった設計も魅力。ほかにも多ボタンマウスを比較しているので、気になる人はあわせてチェックしてみてくださいね!
そもそもゲーミングマウスは、一般的なマウスよりも操作性とセンサー感度に優れたアイテム。細やかな操作が可能なので、FPS・TPSゲームを快適にプレイできますよ。MOBAやMMORPG向きの多ボタンモデルもあり、プレイするゲームによって選ぶのがおすすめです。
今回ご紹介するSteelSeries Aerox 9 Wirelessは、サイドボタンを12個搭載した2022年4月発売の多ボタンモデル。最大18個のボタンをカスタマイズできるので、MMO・MOBAのプレイにおすすめです。お気に入り機能の割り当てや複数キーを組み合わせたマクロ設定、ホイールの微調整など細かく調整できます。
製造元のSteelSeriesは、2001年に設立したデンマークのゲーミングブランドです。eスポーツに力を入れていて、マウス以外にもヘッドセット・キーボード・コントローラーなど数々のゲーミングデバイスを世に送り出しています。
接続方式は、付属のドングルを使用する2.4GHz無線接続と、Bluetooth接続の2種類です。独自のワイヤレス技術「Quantum 2.0 Wireless」により、超高速のデータ通信を実現したとしています。
さらに、電力効率にも優れており、バッテリー駆動時間は最大180時間。15分の充電で40時間分以上の電力をチャージできる、急速充電にも対応しています。充電中は有線での操作も可能です。
マウスセンサーには、センサーメーカーのPixArtと共同開発した「TrueMove Air」を採用。精度が高く、マウスを手の延長のように使用できると謳っています。
各種カスタマイズは専用ソフトの「Engine」から行います。マウス感度(DPI)・カーソルの速度の調整や、キーの割り当て変更・マクロ設定などさまざまな調整が可能です。ソフトは公式サイトから無料でダウンロードできますよ。
ライティングの変更もできます。1,680万色のLEDライトを、数百万色におよぶ色と効果からカスタマイズ。ほかのSteelSeries製品と光り方を同期させて、没入感を高めるのもおすすめです。
網目のように穴が開いたハニカムシェル構造による、軽さが自慢です。本体のサイズは幅12.88×奥行6.82×高さ4.21cm・重量は89g。比較したなかには100g前後の商品も多かったことをふまえると、軽量モデルといえます。
クリックには、8,000万回のクリック耐久性を誇る「ゴールデンマイクロIP54スイッチ」を搭載。本体はIP54等級の「AquaBarrier」に保護されており、ほこり・水滴・油などのダメージから内部回路を守るとしています。付属品は以下のとおりです。
<付属品>
まずは、使いやすさの検証です。
ゲーマー5人が各商品を使って、FPSゲーム「Apex Legends」と「VALORANT」をプレイ。照準の合わせやすさや、操作時の疲労感などをチェックしました。
「重量がかなりある」という口コミもありますが、実際に使用したゲーマーからは「ほどよい重さで動かしやすい」と好評でした。サイドボタンが12個あるのでサイズは大きいものの、重量は89g。比較したなかには100g前後の商品も多かったことをふまえると、軽いほうだといえます。
比較したなかでも重量が90g前後の商品は、軽さと俊敏な操作性を両立させている傾向がありました。本商品も軽い力で動かせるものの、サイズは大きく安定感があるので、感度の高いハイセンシのプレイヤーに向いているでしょう。
<重さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
12個のサイドボタンは便利ですが、握りやすいとはいえません。サイドボタンが親指にあたるので、ゲーマーからは「親指にぐっと力を入れると必ずボタンを押してしまう」「手にフィットさせるのは厳しい」という声が寄せられました。
しっかり握り込んで激しく動かすFPS・TPSには向いていません。
<持ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
マウスのクリック感をチェックしたところ、左右のクリックの押し心地は良好でした。実際に使用したゲーマーからは、「押しやすいし、指に沿うのでカチカチ押せた」「反発もあり気持ちよく押せた」と好印象です。
比較したなかにはクリックが軽すぎて、押した感覚が少ない商品もありました。クリック感がほしい人は、本商品のようにほどよい反発力があるものを選ぶとよいでしょう。
一方、サイドボタンは口コミどおりやや固めの押し心地です。ボタンが密集しているため、押し間違える場面もありました。素早い操作が求められるFPSでは誤操作を誘う可能性があるので、MMORPGなどに使用するのがおすすめです。
<クリック感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、マウス感度のよさの検証です。
マウスパッドがない場所で使用するケースを想定して、ウレタン塗装デスク・ガラスのテーブル・木製のテーブル・布面の4か所で各商品を操作。どんな環境でもスムーズに操作でき、より正確で速い商品を高評価としました。
素材を問わず、用意したデスクすべてでスムーズに動作しました。比較した商品の多くはガラス面ではマウスが反応しなかったのに対し、使う場所を選びません。
わざわざマウスパッドを持ち運ばなくても、あらゆる環境で使用できる高精度のマウスといえます。
マウス感度をチェックしたところ、超低遅延を謳うだけあって、無線接続でも遅延は一切感じませんでした。ゲーマーからも「遅延は一切なく快適にプレイできる」と好評です。
比較した商品の多くも無線接続での遅延は少なく、最近のマウスは有線と比べて反応速度の違いはそこまでないといえます。本商品は充電ケーブルを使用して有線接続もできますが、ゲーマーからは「無線でも有線でもまったく違和感がない」という意見が寄せられました。
1秒の間にパソコンに送信できる情報量を示すポーリングレートは、最大1,000Hz。数値が高ければ高いほど、カーソルの動きがきめ細かくなめらかになります。比較した商品の多くもポーリングレートの最大設定値は1,000Hzでした。
なかには2,000Hz以上に設定できる商品もあったので、よりなめらかなカーソル操作を求める人はチェックしてみてくださいね。
<感度についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、機能性の検証です。
プレイヤーの好みやゲームタイトルに合わせてカスタマイズができるかをチェック。マクロ機能の有無・DPIの調節幅など、カスタマイズ性能が充実しているものを高評価としました。
そもそもDPIとは、マウスを動かしたときに画面のカーソルが何ドット動くか示した数値です。数値が高いほど少しの動きでカーソルを大きく動かせますが、高すぎると動きすぎてカーソル飛びが発生することも。数値の大きさよりも、どれだけ細かく調整できるかが重要です。
本商品はDPIを100~18,000まで100刻みで調整できます。設定したDPIは5段階で保存可能です。比較したなかには50刻みで細かく調整できる商品があったことをふまえると、刻み幅はやや大きいといえます。とはいえ、カーソルの加速度の設定もできるので、カスタマイズ性は十分でしょう。
サイドボタンは12個あり、最大で18個のボタンをカスタマイズできます。比較したなかでもボタンが6個以上ある商品は、MMO・MOBAのプレイに使いやすい傾向がありました。
専用ソフトの「Engine」から、マクロ設定もできます。マクロ設定とは、マウスのボタンにキー操作を割り当てたり、複数キーを組み合わせたプログラムを当てたりできる機能です。
例えば、よく使用する攻撃や決定のキー操作をサイドボタンに割り当てたり、Ctrl+Shift+~のように複数キーを押す必要のある動作をボタン1つにまとめたりできますよ。ゲームを有利に進めたい人は、マクロ設定を有効活用してみてくださいね。
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SteelSeries Aerox 9 Wirelessは、公式サイトから購入できます。値段は執筆時点で税込16,218円(公式サイト参照)です。
そのほかの取扱店舗は、Amazon・楽天市場などの大手ECサイト、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店、ドスパラ・ツクモなどのパソコンショップ。サイトによって値段は異なるので、購入の際はそれぞれ比較してみてくださいね!
SteelSeries Aerox 9 Wirelessと同じようにカスタマイズ性能に優れた商品をご紹介します。
Razer DeathAdder V3 Proは、長時間ゲームプレイをする人におすすめ。重量が63gと軽く、操作時の疲労感がほとんどありません。無線接続時も遅延がなく、スムーズに操作できます。ボタンは5つと少ないものの、マクロ設定ができるのでカスタマイズ性も優秀です。
多ボタンマウスでお探しならRazer Basilisk Ultimateがおすすめです。11個のボタンを搭載しています。親指を置く部分があるため握りやすく、かぶせ持ちと相性がよい形状。107gとやや重めですが、そのぶん安定感があります。感度もよいので、動作時のストレスはそこまで感じませんでした。
接続方式 | 無線 |
---|---|
重量 | 63~64g |
良い
気になる
接続インターフェース | 無線2.4GHz |
---|---|
バッテリー持ち時間 | 1000Hz:90時間 /8000Hz:17時間 |
最大DPI | 30000dpi |
DPI変更可能幅 | 100~30,000dpi |
ソフトウェア付き | |
幅 | 6.8cm |
ソールの別売りあり | |
奥行 | 12.8cm |
高さ | 4.4cm |
Razer DeathAdder V3 Proの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
形状 | 不明 |
---|---|
読み取り方式 | 光学式マウス |
接続方式 | 無線、有線 |
解像度 | 20,000dpi |
最大ポーリングレート | 不明 |
接続インターフェース | USB、無線2.4GHz |
おすすめの持ち方 | 不明 |
利き手 | 右 |
電源 | USB |
バッテリー持ち時間 | 約100時間 |
DPI400・800・1600全対応 | 不明 |
カウント切り替え機能 | |
ボタンの数 | 不明 |
特徴 | 不明 |
最大DPI | 不明 |
用途 | 不明 |
DPI変更可能幅 | 不明 |
使用電池 | 専用充電池 |
トラックボール付き | |
チルトホイール | |
静音設計 | 不明 |
マルチタッチ・ジェスチャ対応 | |
クレードル充電式 | |
Mac対応 | |
プロファイル機能 | 不明 |
着脱式レシーバ | |
エルゴノミクスデザイン | |
マクロ機能 | 不明 |
iPad対応 | 不明 |
対応OS | 不明 |
高速スクロール機能 | 不明 |
対応ゲーム機 | 不明 |
DPI調節ボタン付き | 不明 |
ソフトウェア付き | 不明 |
3Dマウス | 不明 |
幅 | 6cm |
ソールの別売りあり | 不明 |
コードの長さ | 1.8m |
奥行 | 13cm |
高さ | 4.2cm |
重量 | 107g |
保証期間 | 不明 |
ボタン数 | 11ボタン |
最大DPI. | 20,000dpi |
エルゴノミクスデザイン | |
最大ポーリングレート. | 不明 |
Razer Basilisk Ultimateをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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