保温や温度設定機能を備えながら、簡単に使えて便利だと評判のHAGOOGI 電気ケトル GEK-1805。インターネット上ではデザイン性の高さも好評ですが、一方で「沸騰後の本体や蒸気が熱い」「重くて持ちにくい」といった意見もあり、購入するか迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、HAGOOGI 電気ケトル GEK-1805を含む全49商品を実際に使ってみて、沸騰時間の短さ・使いやすさ・安全性の高さを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
HAGOOGI 電気ケトル GEK-1805は、温度にこだわってコーヒーやお茶をドリップしたい人におすすめ。温度設定ができる商品は珍しくありませんが、1℃単位で細やかな調整ができるのは検証した商品のなかでも少数です。40~100℃と調整できる幅も広く、温度によるわずかな味・香りの差を楽しめます。
重厚感のある見た目に反し、軽くて扱いやすいのも魅力。使用したモニターからは、「オープンタイプの柄も握りやすい」と好評でした。細口なので狙った場所に注ぎやすく、湯量も調整しやすいですよ。電源ボタンが長押しなので直感的とはいえないものの、説明書を一読すれば操作も簡単です。
沸騰までの時間は、500mLで2分59秒と検証した全商品の平均2分56秒(※執筆時点)とほぼ同じでした。満水の800mLの場合で約5分。沸騰後は30分間保温されます。際立って早いわけではないものの、遅くもありません。
ただし、「沸騰後の本体や蒸気が熱い」との口コミどおり、沸騰後の表面温度は81.9℃とかなり高温になります。空焚き防止・自動オフ機能は搭載していますが、蒸気も少し出るので、とくに子どもがいるご家庭では注意が必要です。
販売価格は、執筆時点で税込9,800円(公式サイト参照)。機能が充実しているわりには比較的手が出しやすい価格ですが、やけどのリスクが心配な人は、より安全性にこだわった商品をご検討ください。
HAGOOGI 電気ケトル GEK-1805は、飲みたいものに合わせて1℃単位の細かい温度設定ができるのが魅力。改めて、どんな商品なのか詳しく解説します。
今回ご紹介するGEK-1805は、注ぎやすい細口と高級感のあるデザインが印象的な0.8Lモデルです。設計・開発から製造・販売・サービスまで一貫して自社で行う中国発の家電ブランド、HAGOOGIから発売されています。
最大の魅力は、40~100℃の間で1℃単位の細やかな温度設定ができる機能。コーヒーやお茶を適温で抽出できるので、飲み方にこだわりたい人にもうってつけです。ディスプレイはお湯の温度をリアルタイムで表示でき、30分間の保温機能まで搭載されています。
サイズは幅20×奥行18×高さ18cm・容量0.8Lの1〜2人向けモデル。コーヒーなら約4杯分のお湯を一度に沸かせます。3〜4人で使いたい人向けに、容量1LのGEK-1801・GEK-1802も用意されていますよ。本体にはステンレス素材が使われていますが、重量は0.57kgと比較的軽めです。
カラーはブラック・ホワイトの2色。どちらもハンドルは木目調で、全体はツヤのないマットな質感に仕上げています。注ぎ口の曲線もきれいで、キッチンの見えるところに置きたくなるデザインです。
まずは、沸騰時間の短さを検証します。
電気ケトルに22℃の水道水を500mL入れ、沸騰してスイッチがオフになるまでの時間を計測しました。素早く沸騰する商品ほど高評価とします。
500mLの沸騰時間は2分59秒と、検証した全商品の平均(※執筆時点)くらいの速さ。公式サイトでは3〜4分で飲めると謳っていますが、満水の800mLまで入れると沸騰まで5分2秒かかりました。
消費電力は1,200Wとまずまずのパワー。検証の最短記録は2分6秒で、沸騰時間が短かった上位商品は1,300W以上のものがほとんどでした。700Wの商品では4分37秒かかったものもあるので、速く沸騰する商品が欲しい人はW数に注目してみてください。
<検証結果>
続いて、使いやすさの検証です。
実際に6人のモニターが商品を使い、重さや柄の持ちやすさ・注ぎやすさ・操作しやすさなどに着目して評価しました。
持ちやすさ・注ぎやすさについては、モニター全員が「満足」と回答しました。
重厚感のある見た目に反して実際に持ってみると軽いのが特徴。「重くて持ちにくい」との口コミが見られましたが、モニターからは「片手でも扱える」などと好評でした。取っ手もオープンハンドルで手になじむ形状です。
注ぎ口は、コーヒーのドリップに最適な細口タイプ。狙ったところにピンポイントで注げて、水切れもよいので、湯量を細かく調節できるでしょう。
<注ぎやすさについてのコメント>
コメントは一部抜粋
操作のしやすさは、まずまずの評価です。電源ボタンが長押しのため、説明書を読まずに操作したモニターからは「反応がなくて焦った」との声が。説明書を読めば問題ありませんが、直感で操作できた商品と比べると操作方法は少し複雑です。
一方で、ディスプレイにお湯の温度がリアルタイム表示されるのは便利だと好評でした。土台の操作パネルにすべてボタンが並んでいて、押し心地も良好なので、慣れれば使いやすいでしょう。
<スイッチやパネル操作のしやすさについてのコメント>
コメントは一部抜粋
最後は安全性の検証です。やけどをしにくい構造なのか確認するため、沸騰直後の表面温度を測ったところ、最高81.9℃とかなり高温になりました。うっかり触れるとやけどをする恐れがあるため、子どもの手の届かない場所に置くなどの対策が必要です。
機能面では、空焚き防止機能と自動オフ機能を搭載していました。水が入っていない場合は加熱されず、沸騰時は音で通知して電源が自動で切れる仕様です。ただし画像のとおり、ある程度の蒸気は出ます。公式では蒸気レスを謳っていますが、加熱中の本体上部に手を近づけないように注意しましょう。
HAGOOGI 電気ケトル GEK-1805は、細やかな温度調節と注ぎやすい細口でコーヒーのドリップに適した商品でした。最後に、ぜひ一緒に検討していただきたい商品をご紹介します。
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+>は、安全機能が充実した商品です。沸騰後の表面温度は38.9度と、やけどの心配がない熱さでした。蒸気レスなので加熱中の蒸気もほぼ出ません。500mLなら2分19秒と沸騰スピードも圧倒的。三角の注ぎ口ですが、お湯が細く出るので注ぎやすいですよ。
タイガー魔法瓶 PTQ-A100は、スピーディに沸くうえにシンプルで使いやすい商品。500mLで2分14秒と沸騰が非常に速く、50~100℃まで10℃単位の温度調整もできます。二重構造と蒸気レス機能でやけどリスクが低いのもポイントです。フタを取り外しでき、給水や洗浄がしやすい点も好評でした。
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分42秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
消費電力 | 1,300W |
---|---|
ハンドル形状 | コの字型 |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | 14.8cm |
奥行 | 22.3cm |
高さ | 21.4cm |
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+> PCJ-A102をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分49秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
消費電力 | 1,300W |
---|---|
ハンドル形状 | オープンハンドル |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | 15.4cm |
奥行 | 26.4cm |
高さ | 23.0cm |
タイガー魔法瓶 PTQ-A100の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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