温度コントロールができてお茶や紅茶も淹れられる電気ケトル、ティファール テイエール BJ813DJP。「手早くお湯が沸かせる」と評判ですが、なかには「本体が重たくて扱いが難しい」「操作がわかりにくい」といった口コミもあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ティファール テイエール BJ813DJPを含む電気ケトル全60商品を実際に試してみて、沸騰時間の短さ・使いやすさ・安全性の高さを比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ティファール テイエール BJ813DJPは、飲み物に合わせて温度を簡単に変えられる商品をお探しの人におすすめ。比較した商品には各ボタンの意味がわからないものもあったのに対し、パッと見て使い方がわかりました。「操作がわかりにくい」という口コミは気にしなくてよいでしょう。ボタン感度がよいうえ、現時点の温度もディスプレイを見れば把握できます。
実際にお湯を沸かすと、500mLのお湯が3分1秒で沸騰しました。比較した全商品の平均が3分4秒(※執筆時点)なので、そこそこのスピードでお湯を沸かせています。比較した同じ1250Wのモデルのなかには、2分台とかなり素早く沸かせたものもありましたが、こちらも日常使いには十分な性能です。
しかし、ドリップなどの細かな作業には向いていません。「本体が重くて扱いが難しい」という口コミどおり、実際に使った6人のモニター全員が「ずっしり重い」と回答。柄はコの字で安定感があり、水切れも良好だったものの、湯量の細かい調節には手こずりました。カップ麺やスープなどの一度に大量のお湯を使うシーンに向いています。
安全性に関する機能は、空焚き防止のみです。上位商品に搭載されているボタンロック・水蒸気レス機能はありません。比較した商品には沸騰時でも表面が40℃台までしか上がらないものもあったなか、最高80.5℃とかなり高温になるのもネック。使用中に誤って触れないよう、やけどには十分に注意しましょう。
公式オンラインショップでの販売価格は執筆時点で税込12,650円。比較した商品のなかでは高価格帯ながら、簡単に操作できて温度調節タイプがはじめての人にもぴったりです。ティーポットとして使えるのも珍しい特徴ですが、本体の軽さや安全性を重視したい人は、ほかの商品を検討してみてくださいね。
テイエール BJ813DJPとは、調理家電メーカーのティファールが開発した耐熱強化ガラス製の電気ケトルです。商品名の「テイエール」は、フランス語でティーポットという意味。付属の茶こしを使うことで、お湯を沸かしたあとにティーポットとして使えるのが魅力です。
本体サイズは約幅16×奥行22.5×高さ27cmとコンパクト。容量は1.5Lとかなりの大容量ながら、1250Wのハイパワーでスピーディにお湯を沸かすと謳っています。一度にカップ麺3~5杯程度のお湯を沸かせるので、ファミリー層にもおすすめです。
お湯は60・70・80・85・90・95・100℃の7段階で温度設定が可能。お茶だけでなく、赤ちゃんのミルク作りからカップ麺の調理まで、多彩な用途に活用できます。
5~60分の間で選べる保温機能も搭載。5分単位で設定が可能なので、2杯目もすぐ沸かし直さなくても温かいまま飲めますよ。
多彩なお茶の作り方が掲載されているレシピブックが付属するので、フルーツティーやハーブティーなども自宅で手軽に楽しめるでしょう。
今回は、ティファール テイエール BJ813DJPを含む電気ケトル全60商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
はじめに、電気ケトルの性能に直結するポイントといえる、沸騰時間の短さの検証です。
電気ケトルに水温22℃の水(500mL)を入れて沸騰させ、スイッチが切れるまでの時間を計測。沸騰が完全に完了するまでの時間が早いものほど高評価としました。
実際に使うと、500mLのお湯は約3分1秒という早さで沸きました。比較した全商品の平均タイムは約3分4秒(※執筆時点)であることから、そこそこの早さでお湯を沸かせています。
なお、比較した商品のうち本商品と同じ1250Wのモデルのなかには、500mLのお湯を2分台で沸かせているものがありました。特別早いとはいえないものの、実使用において遅いと感じるほどではないでしょう。
次に、電気ケトルをスムーズに使ううえで大切な使いやすさの検証です。
500mLの水を入れた本商品を6人のモニターが実際に使用。柄は持ちやすいか・水切れはいいか・本体は重く感じないかなどの観点からチェックし、評価しています。
大容量かつガラス製のため、実際に使った6人のモニター全員が「ずっしり重い」と回答。なかには持った際に手首への負担を感じたモニターもいて、「本体が重くて扱いが難しい」という口コミどおりの結果です。注ぐ際は、片方の手で支えたほうがよいでしょう。
柄はやや丸みのあるコの字型で、持った際に安定感があります。しかし、一部のモニターからは「柄が太すぎて持ちにくい」という声も。手が小さい人にとっては持ちにくさを感じるかもしれません。
注ぎ口が少し丸みを帯びていて一度にドバッとお湯が出やすく、「湯量が調節しづらい」と感じるモニターもいました。水切れは良好ですが、細かく注ぐコーヒードリップよりも、カップ麺・スープなどの一度にたくさんのお湯を使う場合に向いています。
<注ぎやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「操作がわかりにくい」という口コミに反し、親切な操作パネルがモニターから好評。比較したほかの商品には操作ボタンの意味がわかりにくいものがあったなか、各ボタンの意味がひと目でわかります。ボタンの感度もよく、軽く触れるだけで反応するので快適に操作できました。
ディスプレイに現在のお湯の温度が表示される点もうれしいポイント。ガラスを通してケトル内の様子が見えるのも相まって、沸騰のタイミングがわかりやすいでしょう。
<操作しやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、電気ケトルの安全性を検証しました。
沸騰直後の電気ケトルの表面温度をサーモカメラで測定。触っても熱くならないかを確認し、使用前に比べて表面温度の変化が少ないものほど高評価としています。加えて、安全性に関する機能が搭載されているかどうかも、評価の対象としました。
安全性をチェックすると、比較した商品のなかでも安全性に関する機能が少ないという結果に。空焚き防止機能こそついていますが、上位商品に搭載されているボタンロック・水蒸気レス機能はありません。なお、詳細は以下のとおりです。
沸騰時の最高表面温度は80.5℃と、比較した全商品のなかでも高め。上位商品には45℃以下に抑えられていたものもあったなか、かなり高温になります。うっかり触ってやけどをしないように注意しましょう。
電気ケトルを使い続けていると、水に含まれるミネラル成分によって白い斑点・赤さび状の斑点などが発生します。人体には問題ないといわれていますが、ニオイの原因になる可能性も。いつまでも快適に使うために、こまめな掃除が大切です。ここからはティファール テイエール BJ813DJPのお手入れ方法をご紹介します。
<本体のお手入れ方法>
1.本体が冷めるのを待ってから、柔らかい布で外側を拭く
2.水を満水まで入れ、クエン酸(15g程度)を入れてかき混ぜる
3.フタを閉めて沸騰させたら、焼く1時間放置する
4.お湯を捨てて、水でケトル内をすすぐ
5.クエン酸のニオイが気になるなら、水を入れて再度沸騰させてからお湯を捨てたら完了
<茶こしのお手入れ方法>
1.本体から茶こしを取り出す
2.茶こし本体・ふた・ホルダーに分解する
3.ぬるま湯と中性洗剤を使い、スポンジで各パーツを洗う
4.すすいだあと、よく乾燥させて完了
最後に、より使い勝手のよい商品をご紹介します。
注ぎやすさを重視するなら、タイガー魔法瓶の蒸気レス電気ケトル<6SAFE+>がおすすめ。1Lの大容量でありながら、0.93kgと軽量です。実際に使ったモニターからは、三角形の注ぎ口が好評。水が細くスーッと出てきて水切れもよいため、細かい湯量の調節もしやすいでしょう。
温度調節機能つきで選ぶなら、タイガー魔法瓶のPTQ-A100をチェック。上部のダイヤルを回すだけで、簡単に50~100℃まで温度を調節できます。沸騰時でも本体が熱くなりにくいうえ蒸気レスタイプなので、やけどのリスクが低いですよ。500mLのお湯が約2分で沸騰するほど、パワーもあります。
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分42秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
幅 | 14.8cm |
---|---|
奥行 | 22.3cm |
高さ | 21.4cm |
消費電力 | 1,300W |
ハンドル形状 | コの字型 |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+> PCJ-A102をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分49秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
幅 | 15.4cm |
---|---|
奥行 | 26.4cm |
高さ | 23.0cm |
消費電力 | 1,300W |
ハンドル形状 | オープンハンドル |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
タイガー魔法瓶 PTQ-A100の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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