ガラス素材で中が見えるデザインが特徴的な電気ケトル、Latuna(ラチュナ)スケルトンケトル。「見た目がおしゃれで使いやすい」と評判ですが、なかには「お湯が沸くのに時間がかかる」「本体がかなり重たい」という口コミもあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ラチュナ スケルトンケトルを含む電気ケトル全60商品を実際に試してみて、沸騰時間の短さ・使いやすさ・安全性の高さを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ラチュナ スケルトンケトルは、湯沸かし状況がひと目でわかるケトルを探している人におすすめ。本体がクリアなガラス製なうえ、湯沸かし時には青いライトが点灯します。比較したなかには電源のオンオフがわかりにくいものもあったなか、実際に使用したモニターからは「沸騰状況がどこからでも見える」と好評でした。
しかし、500mLのお湯が沸くまでの時間は4分17秒とやや遅め。比較した全商品の平均が3分4秒(※執筆時点)だったなか、「お湯が沸くのに時間がかかる」という口コミどおりの結果でした。比較したなかで消費電力が同じ1000Wのモデルには、500mLのお湯を2~3分台で沸かせているものも。手早くお湯を沸かすのにはあまり向いていません。
注ぎやすさもまずまず。重量は680gと特別重たくないものの。水を入れるとかなりずっしりと感じました。柄が太めで持ちづらい点も相まって、モニターからは手や指の痛みを訴える声もあがっています。「本体がかなり重たい」という口コミにも納得です。水切れはよいものの、一度にたくさんのお湯が出るため湯量の細かな調節は難しいでしょう。
安全性に関する機能は、空焚き防止のみ。上位商品に搭載されていた、蒸気レスやボタンロック機能はついていません。沸騰時の最高表面温度も87.9℃とかなり高めです。比較した商品には40℃以下に抑えられたものもあったなか、やけどには注意が必要。小さな子どもがいるご家庭には不向きです。
公式サイトでの販売価格は執筆時点で税込2,680円。比較した商品のなかでもお手頃なうえにおしゃれなので、見た目重視で選びたい人にはぴったりです。スピーディにお湯を沸かしたい人・注ぎやすさや安全性を重視したい人は、ほかの商品を検討してみてくださいね。
ラチュナは、千葉県に本社を置く株式会社 エイチアイエムが手がけるブランドです。自社ホームページや大手ECで、キッチン用品や日用雑貨を販売しています。
今回ご紹介するのは、ラチュナの高機能ガラス製ケトル「スケルトンケトル」。耐熱強化ガラスを採用し、いつでも清潔に使えるよう開発されました。ニオイ・茶渋などが付着しにくいことから、温かい紅茶や緑茶を淹れる際のティーポットとしても使用可能です。
本体サイズは幅21×奥行12×高さ18cmで、重量は約680g。最大容量は1000mLと大きめですが、消費電力1000Wというハイバワーで素早くお湯を沸かせると謳っています。カップ麺約3~5杯分のお湯を一度に作れるので、3~4人での使用におすすめです。
本体のフタはワンタッチ式。ハンドル上部のボタンを押すだけで簡単に開けられる設計です。片手でもスムーズに給水できるのはうれしいポイントですね。
フタには取り外し可能な漏れ防止フィルターも搭載。お湯漏れを防ぐとともに、注ぐお湯の量が調節しやすいよう工夫されています。
今回は、ラチュナ スケルトンケトルを含む電気ケトル全60商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
最初に、お湯を沸かすうえで重要なポイントといえる沸騰時間の短さの検証です。
電気ケトルに水温22℃の水を500mL入れて電源をオン。中の水が沸騰後、本体のスイッチが切れるまでの時間を計測しました。スイッチが切れるまでの時間が早いものほど高評価としています。
実際にお湯を沸かすと、500mLの水を沸騰させるまでに4分17秒もかかりました。比較した全商品の平均タイムが3分4秒(※執筆時点)であることを考えると、やや遅め。「お湯が沸くのに時間がかかる」との口コミどおりの結果です。
消費電力は1000W。比較した同じワット数の商品のなかには500mLのお湯を2~3分台で沸かせたものもありました。ハイパワーながら手早くお湯を沸かすのにはあまり向いていないため、ほかの作業をしながら待つとよいでしょう。
次に、毎日電気ケトルを使ううえで大切な使いやすさの検証です。
500mLの水を入れた電気ケトルを、6人のモニターが実際に使用。柄は持ちやすいか・狙った場所に注げるか・重く感じないかなどの観点に注目して評価しています。
実際に使用したモニター6人全員から、「本体がかなり重たい」という口コミ同様の指摘があがりました。重量は680gと比較したなかでそこまで重くはないものの、水を入れるとかなりずっしり。一部モニターからは「手首に負担がかかる」との声も聞かれるほどです。
柄が太めで持ちづらい点もネック。素材がざらざらとして滑りやすいうえ、指を引っかける部分もないため、手に痛みを感じるモニターもいました。重くなりすぎないよう、必要分を都度沸かすのがよいでしょう。
加えて、モニターからは「湯量の調節が難しい」との声も。水切れはよいものの、すこし傾けただけでドバッとお湯が出ます。コーヒードリップなどの細かな作業よりも、カップ麺など一度にたくさんのお湯を使うシーンに向いています。
<注ぎやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ボタンのオンオフのみのシンプルな操作性が、モニターから好評。比較した一部商品にあった電子パネルなどはついておらず、ワンタッチで直感的に操作できました。
沸騰中に青色LEDライトが点灯するのも親切です。沸騰中のケトル内の様子はもちろん、お湯が沸いたかどうかもひと目でチェックできます。お湯を沸かしながら、ほかの家事を進めたい人にはうってつけでしょう。
コメントは一部抜粋
最後に、電気ケトルの安全性の検証です。
沸騰直後の電気ケトルの表面温度をサーモカメラで撮影して測定。直接触れても熱くないかを確認し、使用前と比べて温度変化が少ないものほど高評価としています。加えて、本体に安全性を考慮した機能が搭載されているかも評価対象としました。
安全性に関する機能は空焚き防止のみと、比較した商品のなかでは少なめでした。なお、詳細は以下のとおりです。
沸騰時の最高表面温度は、87.9℃とかなり高い温度に。比較した商品には45℃以下に抑えられていたものもあったのに対し、触れるとやけどをする危険性のある温度です。ボタンロック機能・蒸気レス機能も非搭載なので、小さな子どもがいるご家庭には向いていません。
電気ケトルを長く使い続けていると、内側にカルキ汚れという白い斑点が付着していきます。人体への影響はないといわれていますが、放置しているとお湯にニオイがつく可能性も。いつでもきれいに使い続けるためにも、以下の方法でこまめに掃除しましょう。
<普段のお手入れ方法>
1.フィルター搭載のモデルは、フィルターを外して水洗いしてから乾かしておく
2.本体内部を軽くすすぎ、乾いたふきんで全体を拭いたら完了
<カルキ汚れが目立ってきたときの掃除方法>
1.ケトルに満水量の水を入れる
2.大さじ1杯のクエン酸を加え、よくかき混ぜる
3.フタをしめてスイッチを押し、お湯を沸騰させる
4.お湯が沸いたら、1時間程度放置する
5.ケトル内のお湯を捨てたら、最後に水で軽くすすいで完了
最後に、素早くお湯が沸かせて使いやすい電気ケトルをご紹介します。
安全性が高いうえに使いやすい、タイガー魔法瓶の蒸気レス電気ケトル<6SAFE+>がおすすめです。注ぎ口の先端が尖っており、細くなめらかにお湯が注げます。二重構造によって、沸騰時の表面温度は最高38.9℃に抑えられているため、小さな子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。
お湯を沸かすスピード重視なら、同メーカの蒸気レス電気ケトル PTQ-A100もおすすめ。500mLのお湯をわずか2分14秒で沸騰させ、比較したほかの商品を圧倒する性能を見せつけました。50~100℃まで10℃単位で温度の設定も可能なので、さまざまな用途に活用できるでしょう。
本体重量 | 0.7kg |
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容量 | 1.0L |
消費電力 | 1,300W |
300mLの沸騰時間(実測値) |
幅 | 14.8cm |
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奥行 | 22.3cm |
高さ | 21.4cm |
自動電源オフ機能 | |
空焚き防止機能 | |
沸騰時蒸気がまったくでない | |
沸騰時の本体表面温度 | |
注ぎ口カバー付き | |
1℃単位の温度設定可能 | |
沸かせるお湯の温度 | |
保温機能 | |
保温の設定温度 |
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+> PCJ-A102をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
本体重量 | 1,100g |
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容量 | 1.0L |
消費電力 | 1,300W |
300mLの沸騰時間(実測値) | 1分35秒 |
良い
気になる
幅 | 15.4cm |
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奥行 | 26.4cm |
高さ | 23.0cm |
自動電源オフ機能 | |
空焚き防止機能 | |
沸騰時蒸気がまったくでない | |
沸騰時の本体表面温度 | 45℃以下 |
注ぎ口カバー付き | |
1℃単位の温度設定可能 | |
沸かせるお湯の温度 | 50.60.70.80.90.100℃ |
保温機能 | |
保温の設定温度 |
タイガー魔法瓶 PTQ-A100の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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