8段階で温度を調整できる電気ケトル、ティファール カフェ コントロール KO9238JP。「温度設定や保温機能を直感的に使える」と評判です。しかし、「片手で注ぐには重い」「本体の側面が熱くなる」など気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ティファール カフェ コントロール KO9238JPは、コーヒードリップがしやすい商品がほしい人におすすめです。注ぎ口が細く、狙った場所にサッと注げて湯量の調整がしやすいのが魅力。比較した三角口・やかん口の商品のように、お湯が一気に出ることはありません。水切れもよく、「プロのようにドリップできる」という謳い文句どおりコーヒー好きの人にぴったりです。
取っ手の先端が外側に広がるオープンハンドルの太さも絶妙で、安定して注げます。口コミに反して、使用したモニターから「見た目より軽くて持ちやすい」と好評でした。保温と温度設定が可能な多機能モデルでありながら、直観的に操作が可能。設定温度が大きくデジタル表示され、シンプルなボタン配列も使いやすいですよ。
消費電力が1,250Wと高いため、沸騰の速さも十分。500mLの水が3分11秒という速さで沸騰しました。消費電力が1,300Wと高く2分台でお湯が沸いた上位商品にはいま一歩およびませんが、1,000W以下の商品には4分台のものも。それほど待たずにサッと沸かせるでしょう。
一方で、安全性は高いとはいえず。口コミどおり、沸騰直後の表面温度は83.4℃とかなり高めでした。子どもが触れる場所に置かないように注意しましょう。空焚き防止機能や自動電源オフ機能など、基本的な安全機能は搭載していますが、上位商品のようにロック機能や蒸気レス機能は備えていません。
公式サイトでの値段は、執筆時点で税込14,800円と高価格帯です。ドリップの繊細な動きをサポートする高い操作性と、飲み物に合わせられる40~100℃の8段階の温度調整機能を搭載。ティータイムをワンランク上げてくれる一台です。子どもがいる家庭など安全性を重視したい人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。
注目したいのは、注ぎやすさを追求した注ぎ口とハンドル。先端の角度にこだわった注ぎ口は水を切りやすい設計です。ハンドルも人間工学に基づいて作られ、手にフィットしやすい形状とされています。ドリップコーヒーの香りを引き立てやすく、家でもカフェ気分を味わえるでしょう。
温度設定は8段階と豊富。40・60・70・80・85・90・95・100℃のなかから、コーヒー・緑茶・紅茶・ハーブティーなど飲み物に合わせて適正な温度を選べます。60分間の保温機能も搭載されているので、2杯目を飲むときも再度沸かす手間がかかりません。すぐにおいしいホットドリンクを楽しめます。
さらに、本体の奥までお手入れしやすいようにフタは取り外しが可能。湯量を確認できる窓がつき、給水しやすい設計です。
サイズは幅17.3×奥行29×高さ23.5cm、重量は1.15kg。大きめサイズで、容量は1Lとたっぷり入ります。2〜4人にちょうどよい量のため、家族全員分のお茶を一度に用意できるでしょう。
消費電力が1,250Wとハイパワーなのも魅力。メーカーはカップ1杯分(140mL)なら約73秒で沸騰できると謳っています。1人分をサッと沸かしたいときにも便利でしょう。
今回はティファール カフェ コントロール KO9238JPを含む、電気ケトル全64商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、沸騰時間の短さの検証です。
実際に電気ケトルに22℃の水を500mL入れ、沸騰してスイッチがオフになるまでの時間を計測しました。
500mLの水が沸騰するまでの時間は、3分11秒と十分な速さです。比較した全商品の平均時間2分56秒(※執筆時点)をやや下回りましたが、なかには4分を超える商品もありました。満水の1Lでも5分23秒で沸騰しており、それほど待たずにお湯を用意できるでしょう。
本商品の消費電力は1,250Wとハイパワー。比較したなかで沸騰時間が短かった商品は、1,300W以上のものが多い傾向がありました。本体の素材により差はあるものの、すばやく沸かしたい人は消費電力にも注目しましょう。
次は、使いやすさの検証です。
モニター6人が、電気ケトルに500mLの水を入れた状態で使用。持ちやすさや注ぎやすさ、パネルが操作しやすいかなどをチェックしました。
注ぎやすさは良好です。細口の注ぎ口を採用しているため、注ぐ幅が狭く狙ったとこにサッと注げます。湯量の調整もしやすく、比較した三角口・やかん口の商品のようにお湯が一気に出ることはありません。水切れもよく、まさに「プロのようにドリップできる」という謳い文句どおりといえます。
取っ手の太さも絶妙で、安定して持てました。「片手で注ぐには重い」との口コミに反して、使用したモニターから「見た目より軽くて持ちやすい」と好評です。取っ手の先端が外側に広がっているオープンハンドルのため、手首が動かしやすくハンドドリップでもスムーズに円を描けますよ。
<注ぎやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
保温と温度設定が可能な多機能モデルでありながら、操作方法はとてもシンプル。口コミ同様、操作したモニターからも「説明書を見なくても直感的に使える」と好評でした。
比較した多機能タイプには、ボタンが多く操作に戸惑う商品もあったなか、電源・沸騰・温度設定・保温の4つのみで何を押したらいいかひと目でわかりますよ。
操作パネルには、水温や設定温度が大きくデジタル表示されます。電源オフ時にはボタンが非表示になり、動作状況がわかりやすいのもうれしいポイント。機械が苦手な人も毎日扱いやすいでしょう。
<スイッチやパネル操作のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、安全性の高さの検証です。沸騰直後の電気ケトルの表面温度を測定。触れても熱くないか、安全性を向上させる機能が搭載されているかも確認しました。
結果、「本体の側面が熱くなる」という口コミどおり、沸騰直後の表面温度は83.4℃ととても高温に。比較したなかには二重構造を採用し、触っても熱く感じにくい商品がありましたが、本商品はケトル本体がステンレス製のためかなり熱を感じます。子どもがうっかり触らないように設置場所には注意しましょう。
基本的な安全機能はついています。水が入っていない場合は電源を切る空焚き防止機能と、沸騰後に電源を切る自動電源オフ機能を搭載。高温になりやすい電気ケトルには必須の機能です。
しかし、上位には蒸気の量を最小限に抑える蒸気レス機能や、傾けてもお湯が出ないロック機能を搭載した商品も。さらに安全性を高める一歩踏み込んだ機能がないのは惜しいといえるでしょう。
容量 | 1.0L |
---|---|
注ぎ口形状 | 細口 |
転倒湯漏れ防止構造 | |
本体二重構造 | |
フタ取り外し可能 | |
500mLの沸騰時間(実測値) | 3分11秒 |
幅 | 17.3cm |
---|---|
奥行 | 29cm |
高さ | 23.5cm |
コードの長さ | 1.3m |
消費電力 | 1,250W |
ハンドル形状 | オープンハンドル |
温度調節機能 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | 不明 |
目盛り付き窓 | |
保温の設定温度 | 不明 |
茶こし付き | 不明 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
16,632円
(最安)
販売価格:16,800円
ポイント:168円相当
送料無料
(16件)
18,925円
(+2,293円)
販売価格:18,925円
ポイント:0円相当
送料無料
(596件)
最後に、毎日使いやすい商品をご紹介します。
タイガー魔法瓶の蒸気レス電気ケトル<6SAFE+>は、安全機能が充実。本体は二重構造で沸騰直後の表面温度は最高38.9℃と低く、湯沸かし時の蒸気もほとんど発生しません。500mLの水の沸騰時間は2分19秒とかなりスピーディ。水切れのよい注ぎ口で使いやすく、忙しい朝にも活躍しますよ。
タイガー魔法瓶の蒸気レス電気ケトル PTQ-A100は、シンプルな構造ながら温度調節が可能。取っ手には50~100℃まで10℃単位に設定できるダイヤルがついています。検証では、500mLの水が2分14秒という速さで沸騰しました。沸騰直後の表面温度が43.6℃と、熱くなりにくいのも魅力です。
容量 | 1.0L |
---|---|
注ぎ口形状 | 三角口 |
転倒湯漏れ防止構造 | |
本体二重構造 | |
フタ取り外し可能 | |
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分42秒 |
良い
気になる
幅 | 14.8cm |
---|---|
奥行 | 22.3cm |
高さ | 21.4cm |
コードの長さ | 1.3m |
消費電力 | 1,300W |
ハンドル形状 | コの字型 |
温度調節機能 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
保温の設定温度 | |
茶こし付き |
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+> PCJ-A102をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
容量 | 1.0L |
---|---|
注ぎ口形状 | 三角口 |
転倒湯漏れ防止構造 | |
本体二重構造 | |
フタ取り外し可能 | |
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分49秒 |
良い
気になる
幅 | 15.4cm |
---|---|
奥行 | 26.4cm |
高さ | 23.0cm |
コードの長さ | 1.3m |
消費電力 | 1,300W |
ハンドル形状 | オープンハンドル |
温度調節機能 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
保温の設定温度 | |
茶こし付き |
タイガー魔法瓶 PTQ-A100の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。