沸騰時間が速いと人気の、ティファール パフォーマ KO1535JP。「軽量で操作も簡単」と評判です。一方で「通電ランプがなく状況がわかりづらい」「本体が熱くなる」といった口コミもあり、購入するか迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ティファール パフォーマ KO1535JPを含む電気ケトル全52商品を実際に使ってみて、沸騰時間の短さ・使いやすさ・安全性の高さを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ティファールのパフォーマ KO1535JPは軽く注ぎやすい、取り回しのよい電気ケトルをお探しの人におすすめです。重量は750gと、検証した同容量の商品と比べてもとくに軽く、「片手で楽に持てる」とモニターからも好評でした。三角の注ぎ口は湯量こそ多いものの、狙ったところに注ぎやすく、スープやカップ麺も問題なく作れますよ。
沸騰時間の速さはまずまず。公式サイトでは沸騰スピードの速さをアピールしているものの、実際に500mLが沸くまでの時間は3分と、検証した全商品の平均と同程度の速さでした。また満水の800mLでは4分40秒と、平均の4分弱より若干遅め。スピード重視の人には物足りなく感じる場合があります。
操作はオンオフのみと非常に簡単で、直感的に操作しやすいのもメリットです。しかしシンプルなぶん加熱中のランプ表示がなく、沸騰したのか見た目でわかりにくいのが惜しいところ。「本体が熱くなる」との口コミのとおり使用中は表面が高温になるため、やけどにも要注意です。
価格は、執筆時点で税込3,025円(公式サイト参照)と、比較した商品のなかでもリーズナブル。手首に負担がかからない扱いやすさは魅力ですが、沸騰スピードや安全性も兼ねた商品はほかにも多くあります。お湯を素早く沸かしたい人・うっかり触ったり、倒したりするのが心配な人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
ティファール パフォーマ KO1535JPは、シンプルな操作性で誰でも扱いやすい点が魅力。改めて、どのような商品なのか詳しく解説します。
「あっという間にすぐに沸くティファール」のCMでおなじみの、電気ケトルのパイオニア・ティファール。容量や機能・デザインの異なるケトルを幅広く手がけています。今回ご紹介するKO1535JPは、数あるアイテムのなかでも軽量かつシンプルな操作が特徴の、オンライン限定アイテムです。
注ぎ口には、安定した注水が期待できる三角口を採用。使い方は取っ手下のスイッチを押すだけと簡単で、沸騰すると自動で電源が切れる仕組みです。本体の内側には目盛りがあり、必要なぶんだけ沸かせるのも便利ですよ。カップ1杯分(140mL)が約60秒で沸騰できると謳われており、急な来客にも対応できるでしょう。
フタは完全に取り外しできるため、給水もお手入れもラクラク。さらにフタはひねるだけでロックされるため、万一転倒した場合のお湯漏れを最小限に防ぎます。空焚き防止機能や自動電源オフ機能など、安全性にも配慮されていますよ。
サイズは幅16×奥行22×高さ19cm、容量は0.8Lと1〜2人暮らしに使いやすい大きさです。コーヒーなら約4杯分、カップ麺なら1~2杯分のお湯を一度に沸かせます。プラスチック製の本体は750gと、比較した商品のなかでも軽量なのも魅力です。
カラーはレッド・ブラック・ホワイトの3種類。ツヤのある丸みを帯びたフォルムがかわいらしく、キッチンのアクセントにもなりますよ。
公式サイトには、4人以上のファミリーにも使える1.5Lもラインナップされています。一度に使う量や人数に合わせて選んでくださいね。
沸騰時間の短さ
使いやすさ
安全性の高さ
最初に、沸騰時間の短さを検証します。
電気ケトルに500mLの水道水(22℃)を入れ、沸騰してスイッチがオフになるまでの時間を計測。より短時間で沸騰する商品ほど高評価としました。
実際に500mLの水を沸かしたところ、沸騰までに3分かかりました。公式サイトでは沸騰時間の速さが謳われていますが、検証した全商品の平均とほぼ同等の速さです。また、満水時の沸騰時間は4分40秒。同じ容量で3~4分前後ほどで沸騰が完了した商品が多いなか、若干遅めといえます。
消費電力は1,250Wと全体のなかでも悪くありませんが、検証によると、1,300W以上だとスピーディーに沸かせる傾向にありました。700Wほどの低い電力だと、500mLの沸騰に4分37秒かかったものもあるため、スピード重視の人はW数にも注目してみてくださいね。
<検証結果(執筆時点)>
続いて、使いやすさの検証です。
6人のモニターが実際に商品を使って、重さや柄の持ちやすさ・注ぎやすさ・操作しやすさなど、使い勝手をチェックしました。
プラスチック製の本体は水を入れても軽く、モニター全員から高評価を獲得しました。コの字型の取っ手はほどよい太さと大きめの空間が握りやすく、フィット感も上々です。
注ぎ口は、湯量が調節しやすい三角タイプ。コーヒーのドリップに使えるような細口タイプの商品よりは湯量が多いものの、モニターからは「狙った部分に注げる」と好印象です。水切れもよく、滴ることもありません。カップ麺や鍋調理用など、一度に大量のお湯を使う場面で重宝するでしょう。
<注ぎやすさについてのコメント>
コメントは一部抜粋
機能が湯沸かしだけとシンプルなぶん、操作はオンオフのみで非常に簡単。ボタンが多いものや長押ししないと起動しないものなど操作が複雑な商品もあるなか、こちらもすべてのモニターからわかりやすいと好評でした。
一方、湯沸かし中の表示ランプが搭載されておらず「沸いたかどうか見づらい」という指摘も。フタのツマミが平らなのでやや掴みにくく、開閉するには回転させる必要があるなど、シンプルゆえに気になる点もありました。
<操作のしやすさについてのコメント>
コメントは一部抜粋
一方、安全面では評価が伸び悩む結果に。実際に沸騰直後の表面温度を測ったところ、最高77.1℃とかなりの高温でした。注ぎ口からのお湯漏れを防ぐボタンロックも非搭載なので、子どもの手の届かない場所に置くなどの対策が必要です。
安全対策機能としては、空焚き防止機能と自動オフ機能を搭載。水が入っていないと加熱されず、沸騰時には電源が自動で切れる仕様です。ただし、画像のように沸騰中はかなり蒸気が出るので、手を近づけないようにしましょう。気になる人は蒸気レス機能つきの商品もチェックしてみてくださいね。
ティファール パフォーマ KO1535JPは、軽量で扱いやすさに優れた商品でした。最後に、ぜひ一緒に検討していただきたい商品をご紹介します。
安全性の高さを重視するなら、タイガー魔法瓶の蒸気レス電気ケトル<6SAFE+>がおすすめです。本体は二重構造で、湯沸かし時の表面温度も38.9℃とかなり低め。蒸気レス仕様でボタンロックもあり、やけどのリスクも低いでしょう。500mLの沸騰時間も2分19秒とトップクラスに速いのも魅力です。
タイガー魔法瓶のPTQ-A100も、500mLの沸騰時間はわずか2分14秒。沸騰時の表面温度も43.6℃と熱くなく、ボタンロックや蒸気レス機能など、安全機能も豊富に備えています。狙った場所に注ぎやすいうえ50~100℃まで10℃単位で温度設定でき、使い勝手も優秀です。
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分42秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
幅 | 14.8cm |
---|---|
奥行 | 22.3cm |
高さ | 21.4cm |
消費電力 | 1,300W |
ハンドル形状 | コの字型 |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+> PCJ-A102をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分49秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
幅 | 15.4cm |
---|---|
奥行 | 26.4cm |
高さ | 23.0cm |
消費電力 | 1,300W |
ハンドル形状 | オープンハンドル |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
タイガー魔法瓶 PTQ-A100の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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