1人用にぴったりの広さで使いやすいと評判の、テントファクトリー Handsdown1。しかしインターネット上では実際の口コミが少なく、「組み立ては難しくないか」「持ち運びやすいか」と不安で、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、テントファクトリー Handsdown1を含むソロテント全23商品を実際に使ってみて、持ち運びやすさ・組み立てやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうとテントファクトリーのHandsdown1は、ソロキャンプ初心者の人におすすめです。シンプルな構造で作られており、インナーテントとフライシートには色分けがされています。
インナーテントにはスリーブがついているため、2本のフレームを交差させて持ち上げれば設営できました。さらに、インナーテントとフライシートの接続はバックルを留めるだけと簡単です。モニターからも「はじめてでも1人で組み立てられた」と好評でした。
一方で、重量は約2.1kgと軽いとはいえません。重さが1.0kgほどと軽量であった上位商品に比べると、ザックに取りつけての持ち運びにはやや難しい印象を受けました。しかし収納時のサイズはそれほど大きくないため、車やバイクであればおおむね問題なく移動できるでしょう。
執筆時点における公式サイトでの販売価格は税込14,850円と、全商品のなかでも比較的リーズナブルです。手軽に購入できるうえに組み立てもしやすいので、はじめてのソロキャンプ用テントとして検討してみてください。
そもそもHandsdown1は、アウトドアブランドのテントファクトリーが手がけるテントシリーズ「Buen Amigo(ブエン アミーゴ)」のアイテムの1つ。
携行性や使い勝手のよさにこだわっており、フレームの素材には軽さに定評のあるジュラルミンを採用しています。
形状はドーム型をしており、展開時のサイズは縦195×横210×高さ105cmです。1〜2名での使用を想定し、設計しました。
構造は内側にインナーテント・外側にはフライシートを設けた、ダブルウォールタイプ。内外の二重構造により外気温の影響を受けにくく、季節を問わず使えます。
さらにフライシート・インナーテントともに、空気の循環を促すベンチレーター(換気口)を搭載しているのも魅力です。とくにインナーテント側は開閉が可能なため、体感温度にあわせて調節できますよ。
各パーツの布地用いている素材は、以下のとおりです。
<パーツごとの素材>
またそれぞれの布地には、防水加工が施されています。耐水圧は、フライシートが3,000mm・インナーテントが800mm・フロアシートが4,000mmです。
カラーは、イエロー・ダークグリーンの2色。別売りのステッキを設置すれば、前室スペースを作るなどフライシートをさまざまな形で活用できます。気になる人は、公式サイトをチェックしてみてください。
まずはmybestで各商品の重量を測定し、コンパクトさ・軽さに着目して持ち運びやすさを評価をしました。
実際にチェックした結果は、収納時のサイズは縦49×横15.5×高さ15.5cm・重量は約2.1kg。比較した商品全体では、重さが1.0〜1.5kg程度と軽量なものほど持ち運びやすい傾向にあったことをふまえると、ザックに取りつけての移動にはやや手間がかかります。
しかし収納時のサイズはほかの商品と大きく違いはないため、車やバイクの荷室には問題なく積み込めるでしょう。
ソロテントは短時間で楽に組み立てられるものが理想的。そこでmybestの男女スタッフで実際に組み立てを行い、作業に手間がかからないかを検証しました。
まず付属の説明書は中国語のみで書かれているものの、イラストがついているため作業に迷いにくい印象です。そして実際に組み立ててみると、シンプルな構造により、スムーズに設営できました。
フレームが、幅8.5mmとスリムかつ軽量に作られているのも好印象です。インナーテントは2本のフレームをスリーブに通し、四隅をペグで固定するだけで完成しました。
ただしペグはやや引っかかりにくい形状をしているため、地面が固い場所に設置する場合は苦労する可能性があります。
また、インナーテントとフライシートが色分けされているのも高ポイント。さらにインナーテントとフライシートの接続は、バックルを留めるだけとワンタッチで着脱が可能です。
比較したほかの商品にはフレームが固い・テントの生地が分厚いなど設営に力を要するものが多かったなか、本品はどの作業も簡単に行えました。
組み立てに参加したモニターからは「初心者でも1人で設営できた」「あっという間に完成した」との声も。力に自信のない人にも扱いやすいといえます。
なお、テントファクトリーのYoutube公式チャンネルでは、設営手順を示した動画が公開されているので、テントの扱いに不慣れな人はチェックしてみてください。
<組み立て手順>
①インナーテントを広げ、スリーブへフレームを通す
②インナーテントを持ちあげて、自立させる
③テント四隅のハトメ穴にペグを刺して固定する
④フライシートをかぶせ、インナーテントとバックルで接続する
⑤フライシートをペグで地面に固定して、完成!
天候の変わりやすい山間部では、急な雨でテントが濡れてしまうことも多いですよね。さらに晴れていてもフライシートが結露したり、地面からの湿気でインナーテントが濡れる場合も。
使用後のテントを濡れたままの状態にしておくと、カビの原因になる可能性があります。日光に当ててしっかり乾燥させてから、片づけるようにしましょう。すぐに乾かせない雨の日は、浴室乾燥機などを活用してみてください。
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
携行性を重視する人には、big agnesのフライクリークHV UL1 ソリューションダイがおすすめです。重量はわずか0.9kgと非常に軽く、収納するとコンパクトにまとめられます。大型のザックであれば、中に入れて持ち運べますよ。組み立ても短時間でできたため、ソロキャンプ用テント選びで迷ったら検討してみてください。
MOBI GARDENのLIGHT WINGS DAC UL1 JPNは、フライシートとインナーテントが一体化しています。フレームを曲げる際にも力はいらず、フライシートにフレームを取りつけるだけで設営できました。重量も1.27kgと軽く、移動時にもかさばりません。野外フェスなどのアウトドアにも活躍しますよ。
フロア面積 | 1.9㎡ |
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前室面積 | 0.5㎡ |
収納時サイズ | 幅47×直径12cm |
展開時サイズ | 縦97×横218×高さ102cm |
重量 | 0.907kg |
耐水圧 | 1,200mm |
フライシート素材 | ソリューションダイ リップストップナイロン |
インナーテント素材 | ソリューションダイ 通気加工リップストップナイロン/ポリエステルメッシュ |
テントの構造 | 自立式 |
テントの壁の構造 | ダブルウォール |
スカート | |
設営方式 | 組み立てタイプ |
焚き火対応(難燃素材の使用) | 不明 |
前室あり |
ビッグアグネス フライクリーク HV UL1 ソリューションダイ THVFLY121をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
フロア面積 | 不明 |
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前室面積 | 不明 |
収納時サイズ | 幅48×直径12cm |
展開時サイズ | 縦105×横205×高さ105cm |
重量 | 1.27kg |
耐水圧 | フライシート:2,000mm/フットプリント:4,000mm |
フライシート素材 | 15Dリップストップナイロン |
インナーテント素材 | 10D透湿ナイロン |
テントの構造 | 自立式 |
テントの壁の構造 | ダブルウォール |
スカート | |
設営方式 | 組み立てタイプ |
焚き火対応(難燃素材の使用) | 不明 |
前室あり |
MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 JPNをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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