シンプルな構造で設営・撤収がしやすいと謳うソロテント、ニーモ アトム 1P。インターネット上では「1人で10分もあれば設営できる」「コンパクトで軽量」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
そこで今回は、ニーモ アトム 1Pを含むソロテント全23商品を実際に使って、持ち運びやすさ・組み立てやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ニーモ アトム 1Pは、ザックに取りつけて持ち運びたい人におすすめです。口コミどおり非常にコンパクトに収納できるうえ、重量は1.28kgと軽量。比較したほかの商品は2kgを超えるものもあったなか、ザックに取りつけても無理なく持ち運べます。登山にもぴったりです。
組み立てやすさも上々。テント本体のスリーブにフレームを通して設営していきます。実際にmybestの男女が試すと、「シンプルで組み立てやすい」と高評価でした。フレームは自立しませんが、口コミどおり1人でも短時間で設営できそうです。
フライシートは、四隅にあるストラップの穴にポールを差し込むことで固定できます。比較したなかでも高評価だったバックル式ではないものの、スムーズに取りつけられました。シンプルな構造なので、撤収も手間取らないでしょう。
また、メーカーの謳うとおりゆとりある居住スペースも特徴のひとつ。ダブルウォールで季節問わず快適に過ごせる点も魅力です。
価格は税込42,900円(公式サイト参照・執筆時点)と、比較したなかではやや高め。持ち運びやすく組み立ても簡単ですが、比較したなかにはより初心者向きで買い求めやすいものもありました。気になる人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
そもそもソロテントとは、1人キャンプ向けの小型テント。ザックに取りつけたり、自転車やバイクの荷台に乗せたりできるよう、小さくて持ち運びやすい商品が多いのが特徴です。
今回ご紹介するアトム 1Pは、2004年にアメリカで誕生したアウトドアブランド、NEMO(ニーモ)が販売する1人用の小型テント。NEMOの品質と革新的な技術を提供することをコンセプトにつくられています。
全体の重量を抑えながら、山岳用テントに求められる機能を搭載したとアピール。シンプルな設計で、設営・撤収がしやすいと謳っています。
フロア面積は1.89平方メートル、展開時のサイズは縦90×横210×高さ105cm。前室面積が0.7平方メートルと、ゆとりある居住スペースを備えています。荷物がたっぷり入るほか、窮屈さも感じにくいでしょう。
整備のされていない場所でも快適に過ごせるよう、フロア素材には耐久性のある75D PeUポリエステルを採用。さらに、入口にはジッパーを開けたまま固定できるベントストラット、後部にはジッパー式の通気穴を装備しており、空気循環にも配慮しています。
テントの構造は、内側のインナーテントと外側のフライシートからなるダブルウォールです。
インナーテントのドアには、風の侵入を防ぐブリーザブルナイロンを採用し、オールシーズン快適に使用できるとアピール。さらに、撥水加工で内側が結露して水滴が落ちてきても染み込みにくいと謳っています。
フライシートには、防水・撥水加工が施されており、インナーテントへの雨風の侵入をブロック。軽量ながら強度の強さにもこだわっています。
カラーは今回ご紹介する、キャニオンのほかグリーンの2種類を展開。好みに合わせて購入できます。
また、サイズは1人用の1Pと2人用の2Pを販売。ソロキャンプはもちろん、パートナーと2人キャンプも楽しめます。
今回は、ニーモ アトム 1Pを含むソロテント全23商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、持ち運びやすさの検証です。
はじめに重量を計測したところ、1.28kgと非常に軽量でした。比較したなかには2kgを超えるものもあったなか、本品はザックに取りつけても持ち運びやすい軽さです。
収納時のサイズは44.5×17cmとコンパクト。比較したほかの商品は、幅が60cmを超えかさばるものもあったのに対し、こちらは自転車やバイクの荷台にも積みやすい大きさです。口コミどおりコンパクトかつ軽量なので、持ち運びやすいものを探している人によいでしょう。
次は、組み立てやすさの検証です。
実際にmybestの男女3人が商品を組み立て、楽に短時間で組み立てられるかをチェックしました。
メーカーが謳うとおり、「シンプルな構造で組み立てやすい」と高評価を獲得。インナーテントにフレームを通すスリーブがついているため、比較した吊り下げ式のようにフックを取りつける手間なく簡単に組み立てられます。
先にフレーム単体で自立させることはできませんが、テントがぶら下がった状態でも、フレームを曲げるのにそれほど力を必要としません。「1人で10分もあれば設営できる」との口コミどおり、手早く設営できるでしょう。
フライシートは、四隅にあるストラップの穴をフレームに通して取りつけます。前後で色分けがしてあるので、迷わずスムーズにできました。
比較したなかで、とくに取りつけやすく外れにくい傾向にあったバックル式ではありませんが、ペグで固定する留め具が2つあるため「安定感がある」と回答したモニターが多くいました。
コメントは一部抜粋
なお、公式サイトで紹介している設営方法は以下のとおりです。
<手順>
1.インナーテントを地面に広げる
2.対角線を意識して、四隅をペグで固定する
3.テントポールを伸ばす。接合具は隙間がないように奥までしっかり差し込む
4.スリープにポールをとおす
5.ポールの先端をコーナーのグロメット(穴)にセットする
6.ポール全体を均一にしならせながら、テントを立ち上げる
7.内側のグロメットに差し込む
8.インナーテントのフックをすべて(8個)ポールに取りつける
9.フライシートの裏表・前後を確認してテントにかぶせる
10.ウェビングストラップのグロメットをポールの先端にセットする(4箇所)
11.前室先端のコードをペグで固定する(2箇所)
12.各コーナーのストラップと前室先端のコードを適度に引いて全体の張りを調整する
13.必要に応じてガイドラインでテントを補強する
設営に自信がない人はチェックしてみてくださいね。
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テントの表面が土や砂で汚れた程度ならば、濡れた布で拭くだけで十分です。それでも落ちないしつこい汚れがついた場合は、以下の手順で洗濯をすることを推奨しています。
<洗濯の手順>
①テントをぬるま湯でしっかりすすぎ、濡れた布で汚れた部分をこする。拭くだけで汚れが落ちない場合は専用洗剤でテントを手洗いする
②汚れが落ちたら軽く絞って脱水し、陰干しや平置きで乾燥させる
③テントの汚れと洗剤を落とすために、もう一度水ですすぎ、軽く絞って脱水
④陰干しか平置きで乾燥させる
公式サイトでは、見落としがちなジッパーも同様に、濡れた布でしっかり拭き取ることを推奨しています。正しい手入れ方法で長く使い続けましょう。
最後に、より簡単に組み立てられた商品をご紹介します。
キャンプ初心者には、mont-bellのムーンライトテント1がおすすめ。シンプルなつくりで、直感的に組み立てられるとモニターから好評でした。テントの構造が前後で異なるため、フライシートの向きに迷うこともありません。1.71kgとザックに入れて持ち運べる軽量さも魅力です。
力に自信がない人は、big agnesのフライクリークHV UL1 ソリューションダイもチェック。非常にシンプルな構造に加え、フライシートはバックル式でほとんど力を必要としませんでした。重量は0.907kgと、比較したなかでも数少ない1kg以下の商品で、持ち運びやすいでしょう。
フロア面積 | 不明 |
---|---|
前室面積 | 不明 |
収納時サイズ | 幅30×直径16cm |
展開時サイズ | 縦110×横210×高さ105cm |
重量 | 1.71kg |
耐水圧 | レインフライ:1,500mm/フロア:2,000mm |
フライシート素材 | 20デニール・ポリエステル・リップストップ |
インナーテント素材 | 20デニール・ポリエステル・リップストップ |
テントの構造 | 自立式 |
テントの壁の構造 | ダブルウォール |
スカート | |
設営方式 | 組み立てタイプ |
焚き火対応(難燃素材の使用) | |
前室あり |
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フロア面積 | 1.9㎡ |
---|---|
前室面積 | 0.5㎡ |
収納時サイズ | 幅47×直径12cm |
展開時サイズ | 縦97×横218×高さ102cm |
重量 | 0.907kg |
耐水圧 | 1,200mm |
フライシート素材 | ソリューションダイ リップストップナイロン |
インナーテント素材 | ソリューションダイ 通気加工リップストップナイロン/ポリエステルメッシュ |
テントの構造 | 自立式 |
テントの壁の構造 | ダブルウォール |
スカート | |
設営方式 | 組み立てタイプ |
焚き火対応(難燃素材の使用) | 不明 |
前室あり |
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