センサーが空気の汚れに敏感に反応し、素早く脱臭・集じんすると評判のダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70X。ネット上では好意的な口コミが多く寄せられていますが、一方で「風量が上がると音がうるさい」といった意見もあり、購入すべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70Xは、コンパクトながら高い効果が期待できる加湿機能つきの商品をお探しの人におすすめです。比較したところ、加湿機能つきの商品は空気清浄のパワーが弱まる傾向があったなか、実際にアクリルボックス内に充満させた煙はわずか1分で、くさやのニオイは2分で除去できました。高い集じん・脱臭力を発揮した単機能モデルAcer AC551-50Wにも引けをとらない、パワフルな性能です。
本体サイズが幅39.5×奥行き28.7×高さ60cmとスリムなのも魅力。比較したなかでも集じん力や脱臭力に優れているものや、加湿機能つきのものは本体サイズが大きくなる傾向がありました。プラズマクラスターで有名なシャープの多くのモデルも大型で、リビングなどの広い部屋向きだったのに対し、こちらは狭めの空間にも置きやすいですよ。
センサー感度のよさも見逃せません。スプレーを噴射するとわずか7秒でセンサーが反応。30秒近く反応しない商品もあったのに対し、自動運転でほったらかしにしておくだけで、汚れやニオイに素早くアプローチできるでしょう。
「風量が上がると音がうるさい」との口コミに反し、どのモードでも静音性に優れていました。稼働音を計測すると最小風量で33.8dB・中間風量で37.1dBと、人が静かと感じるレベルです。最大風量でも58dBと、比較した半数近い商品が60~80dBだったなか静かなほうでした。
集じんフィルターの交換頻度が10年に1回と少ないのもうれしいところ。加湿機能を搭載している分、お手入れパーツは6つと多めです。とはいえ、比較した加湿機能つきの商品には10か所の手入れが必要なものもあったので、加湿機能を求めるのであれば許容範囲内でしょう。
総合的に見て、空気清浄・加湿機能の1台2役を求める人には有力な候補となるアイテム。花粉・ハウスダスト・ニオイ対策だけでなく、冬場の空気の乾燥も気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。加湿機能はいらない人・お手入れの手間を少しでも抑えたい人は、ほかの商品もあわせて検討してみるとよいでしょう。
2022年に空気事業の売上高が世界1位※となった、家電メーカーのダイキン工業。今回紹介する加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70Xは、高い技術力を誇るダイキンのなかでもハイグレードモデルにあたります。
ダイキンの独自技術ストリーマによる、有害ガスの分解力・脱臭性能が従来機の約2倍にアップ。フィルターも集じん効率が落ちにくいものに変更されました。
加湿機能があるので、冬場は乾燥対策としても活躍します。アプリと連携すれば、離れた場所からの遠隔操作や、空気の状態のモニタリングも可能です。どんなときに空気が汚れやすいかが目で見てわかり、効果を実感しやすいですよ。
富士経済「グローバル家電市場総調査2022」調べ
内蔵されているのは、10年間交換不要のTAFUフィルター。花粉・ウイルス・菌などの微粒子までも吸着させ、ダイキン独自のストリーマ技術が吸着した物質を酸化分解するのが特徴です。従来機よりストリーマユニットを2倍に増やし、空気清浄の効率を上げています。
きれいにした空気とともにアクティブプラズマイオンも放出されており、浮遊カビ菌やアレル物質なども空気中で酸化分解が可能。実証実験において花粉は99%以上除去できたと謳っていて、花粉問題対策事業者協議会が制定したJAPOCの認証マークを取得しています。
乾燥する季節は、加湿器としても活躍します。空気のきれいを保つため、加湿フィルターはストリーマで除菌を実施。水トレーは菌の繁殖を防ぐAg+が搭載されていて、水にもストリーマをあてて細菌を抑制しています。
運転モードは、目標湿度別に3つから選択が可能。湿度を高めに保ちたいときは、のど・はだ運転にすると部屋がしっかりとうるおいますよ。
なお、本記事で加湿機能の検証は行っていません。
スマホアプリを使った遠隔操作にも対応しています。運転のON/OFF・タイマー設定・風量調整など、すべての操作が可能。PM2.5・ホコリ・ニオイの汚れ具合をレベル別で表示したり、湿度や室温を確認したり、空気の状態も見える化できます。
Amazon AlexaやGoogleアシスタントの音声操作にも対応していて、家事などで手が離せないときも困りません。ダイキンのエアコンと同じアプリで操作できるのもポイント。複数アプリをダウンロードせずに済みますよ。
適用畳数は、空気清浄のみ・空気清浄+加湿のどちらも31畳まで。サイズは幅39.5×奥行28.7×高さ60.0cm、重量は12.5kgです。コンパクトな設計ではありませんが、リビングに設置する空気清浄機としては一般的なサイズ感ですよ。
手入れをするときや掃除中に移動させたい場合には、別売りのキャスター(KKS029A4)をお買い求めください。カラーはホワイト・ビターブラウンの2色展開です。
本記事で紹介しているMCK70Xは2021年モデルで、執筆時点では新たに2022年モデルのMCK70Yが発売されています。2022年モデルのMCK70Yは以下のような点が変わりました。
空気清浄に使われるフィルター・ストリーマに変更はありません。基本的な性能は同じなので、新しいモデルが気になる人も、本記事の検証結果を参考にしてみてくださいね。
集じん力は非常に高く、稼働開始から30秒で煙の6割を吸引。1分後には8割方集じんを終えました。比較した商品には1分後まで煙の3~5割が残るものもあったなか、スピーディかつパワフルに煙を吸い込めていることがわかります。
比較した結果、フィルターサイズが大きいものほど集じん力に優れる傾向がありました。上位のシャープやAcerなどの多くのモデルと同様、本品にも大型フィルターが採用されており、傾向どおり強力な集じん力を発揮。集じん効率を上げる独自のストリーマ技術を搭載しているのもうれしいポイントです。
次に、脱臭力の検証です。
アクリルボックス内に複合臭が強いくさやを入れてニオイを充満させ、各商品を最も強いモードで稼働。におい・かおり環境アドバイザー(臭気判定士)の石川英一さんが30秒おきにニオイをチェックし、短時間で脱臭できたものを高評価としました。
続いて、機能性・使い勝手のよさを検証しました。
機能性の検証では、アクリルボックス内で制汗剤スプレーを5秒間噴射し、センサーが反応するまでの時間を測定。センサー感度の素早さに加えて、加湿機能の有無もチェックし評価しました。
使い勝手のよさの検証では、お手入れが必要なパーツの多さ・フィルターの交換頻度・本体のサイズをそれぞれ確認。お手入れの手間が少なく、コンパクトで扱いやすいものを高評価としました。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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最後に、より使い勝手に優れる商品をご紹介します。
AcerのAcerpure Coolは、サーキュレーターつきながらお手入れが2か所と少なめ。お手入れの際には掃除機でほこりを取り除き、柔らかな布で拭くだけと簡単です。肝心の集じん力・脱臭力も優秀。稼働開始から15秒で空気中の煙を8割吸い込み、充満したくさやのニオイも2分で脱臭しました。
AcerのAcerpure Proは、お手入れか所が少なく手軽に使えます。直径25.3×高さ57.6cmの円柱型でスタイリッシュなデザインなので、移動しやすく置く場所も取りにくいですよ。集じん力は優秀で、充満した煙は稼働開始後わずか15秒で8割吸引。充満したくさやのニオイは1分30秒で脱臭できました。
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 27畳 |
加湿最大適用畳数 | |
設置方法 | 据え置き |
適用床面積 | 約27畳 |
適用床面積. | 約27畳 |
水式 | |
ペット向けフィルターあり | |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | 活性炭フィルター |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、ウイルス、PM2.5、ハウスダストなど |
幅 | 25.3cm |
奥行 | 25.3cm |
高さ | 85.0cm |
コードの長さ | 約1.8m |
重量 | 6.34kg |
充電方式 | ACアダプター |
清浄時間 | 不明 |
連続稼働時間 | 24時間 |
運転モード | 静音モード、お気に入りモード |
フィルター交換頻度. | 約1年に1回 |
フィルター交換頻度 | 約1年に1回 |
別売りフィルター | HEPAフィルター(ACF173) |
集塵方式 | ファン式 |
対応センサー | PM2.5、ニオイ |
加湿機能 | |
加湿方式 | |
除湿機能 | |
除湿方式 | |
適用床面積(加湿時) | |
最大加湿量 | |
タンク容量 | |
稼動音 | 25~54dB |
最強モード運転音 | 54dB |
最弱モード運転音 | 25dB |
最大消費電力 | 65W(定格) |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き | |
アロマ機能 | |
扇風機一体型 | |
ハンドル付き | 不明 |
LEDライト搭載 | 不明 |
1か月あたりの電気代(実測値) | 不明 |
特徴 | |
用途 | 据え置き |
Acer エアサーキュレーター付き空気清浄機 AC551-50Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 約30畳 |
加湿最大適用畳数 | |
設置方法 | 床置き |
適用床面積 | 30畳 |
適用床面積. | 30畳 |
水式 | 不明 |
ペット向けフィルターあり | 不明 |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | 活性炭フィルター |
除去可能な物質 | ほこり、バクテリア、ウイルス、PM2.5 |
幅 | 25.3cm |
奥行 | 25.3cm |
高さ | 57.6cm |
コードの長さ | 約1.8m |
重量 | 4.22kg |
充電方式 | ACアダプター |
清浄時間 | 不明 |
連続稼働時間 | 24時間 |
運転モード | 静音モード、ターボ運転、スマートモード |
フィルター交換頻度. | 約1年に1回 |
フィルター交換頻度 | 約1年に1回 |
別売りフィルター | 不明 |
集塵方式 | ファン式 |
対応センサー | ガスセンサー、粒子センサー |
加湿機能 | 不明 |
加湿方式 | 不明 |
除湿機能 | |
除湿方式 | |
適用床面積(加湿時) | |
最大加湿量 | |
タンク容量 | |
稼動音 | 不明 |
稼動音(弱モード) | 不明 |
稼動音(強モード) | 不明 |
最強モード運転音 | 56dB |
最弱モード運転音 | 25dB |
最大消費電力 | 38W(定格) |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き | |
アロマ機能 | |
扇風機一体型 | |
ハンドル付き | |
LEDライト搭載 | 不明 |
オゾン発生機能 | |
オゾン出力量 | |
1か月あたりの電気代(実測値) | 不明 |
特徴 | ペット向け |
用途 | 不明 |
Acer 空気清浄機 acerpure pro AP551-50Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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