




軽量かつコンパクトなボディに定評のあるポータブル電源、EcoFlow RIVER Pro。「ファミリーキャンプにちょうどよい」と評判です。しかし「持ち運びには少し重い」「かなり音が気になる」など気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のポータブル電源とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ポータブル電源選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年11月までの情報です
EcoFlow RIVER Proはキャンプや車中泊向きで、災害時には物足りません。実測した実容量は552Whと、1日以上の停電生活には不十分。比較した商品には1200Whあり3日間季節家電を使えるものもあったなか、こちらは「災害時にも数日間過ごせる」との謳い文句とは異なる結果でした。数日間使うことを考えるなら、エクストラバッテリーでの容量拡張を検討してください。
定格出力が600Wと低いのもネックです。X-Boostモードを利用すれば1200Wまで対応できますが、長時間安定した供給は難しいのが懸念点。小型家電の使用には十分ですが、ドライヤーなど電力消費の大きい家電には使いにくいでしょう。耐久性にも期待できず。三元系リチウムイオン電池を使っており、比較したリン酸鉄リチウムイオン電池を使った商品より、温度上昇と発火のリスクが高い傾向があります。
とはいえ、実容量は災害時には物足りないものの、キャンプや車中泊なら活躍できる容量です。ポータブル冷蔵庫や電気毛布を一晩程度使用できるパワーがあります。比較したなかには本商品の2倍以上の容量がある商品もありましたが、それらは10kgを越すものがほとんど。対して本商品は7.6kgと軽量で移動しやすく、口コミのように「持ち運びには少し重い」と感じることは少ないでしょう。
シガーソケット・ソーラーパネルといったさまざまな方法で給電できるのに加え、急速充電にも対応。充電ポートも豊富で、最大10台の同時出力を叶えます。静音設計ではないため、口コミどおり「かなり音が気になる」と感じる可能性があるものの、パススルー・ランタン機能といった便利機能を搭載しているのはうれしいポイントです。専用アプリを使えば、遠隔操作も行えます。
「ファミリーキャンプにちょうどよい」という口コミどおり、キャンプや車中泊にはぴったりな本商品。コンパクトサイズで収納に場所を取りにくく、ソロキャンプでも重宝するでしょう。しかし、災害時の備えとしてはやや力不足なので、ほかの商品を検討してください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回ご紹介するのは、720Whの容量と600Wの定格出力を備え、「災害時にも数日間過ごせる」と謳うEcoFlow RIVER Pro。一般社団法人防災安全協会に災害時に有効に活用でき安全と認められ、「防災製品等推奨品マーク」を取得しています。地域によって異なるコンセントの周波数は、50Hz(東日本)・60Hz(西日本)の両方に対応。全国どこでも利用できる仕様です。
販売元は、「そのパワーが、新しい世界へ」をビジョンに掲げるエネルギーソリューション企業のEcoFlow。ポータブル電源やソーラーパネル、モバイルバッテリーなどを開発・提供しています。140以上の国や地域で活躍しているグローバルな会社です。
付属品は以下のとおりです。別売りでRIVERシリーズ専用バッグも販売されているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
<付属品>
EcoFlowのRIVERシリーズではRIVER 2 Proも発売されています。RIVER Proとの大きな違いは電池の種類と容量。RIVER 2 ProはEcoFlow RIVER Proが採用している三元系のリチウムイオン電池よりも寿命や安全性が高いとされている、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載。より長期的な使用に期待できます。
容量は720whから768Whに、定格出力も600Wから800Wにアップ。それでいて従来モデルより「27%も充電時間の短縮を実現」と謳っています。ただ、RIVER Proにはあるランタン機能は非搭載。ポータブル電源だけで明るさの確保をしたいならRIVER Proが向いています。
RIVER 2 MAXの特徴は充電速度の速さと携帯性の高さ。容量は512Whと控えめですが、充電時間はRIVER ProやRIVER 2 Proよりも速い60分を公称しています。さらに重量も6.1kgと軽量。持ち運びやすさを重視する人はチェックしてみてくださいね。
EcoFlow RIVER Proは、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ECサイトに取り扱い店舗がありました。値段は2024年12月時点で79,800円(※公式サイト参照)です。店舗によって値段が異なるので、お得に購入したい人は複数の店舗を見比べてみてください。
公式サイトでは、修理や保証の相談を受けつけています。電話とメールどちらもでも利用でき、日本語に対応しているので気軽に聞けますよ。
最後に、災害時の備えにぴったりな高出力大容量の商品をご紹介します。
予算度外視で性能を重視するなら、Jackery ポータブル電源 1000 Plusをチェック。56Wの電気毛布も1日6時間ほどであれば3日間使用できる実容量を備えていて、防災グッズの1つとして重宝します。容量の拡張もでき、人数の多い家庭にもぴったり。バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池で、耐久性にも期待できます。
10万円以下でお探しなら、PECRON E1500LFPがおすすめ。2200Wの定格出力と1,328Whの実容量で、多くの家電を動かせる商品です。季節・調理家電も使用でき、キャンプ・車中泊・災害時とシーンを問わず活躍します。充電ポート数も多く、必要な電力を一度に供給でき、もしものときにも役立つでしょう。
| ACポートの定格出力 | 2,000W |
|---|---|
| 電池の実容量 | 1,115Wh |
良い
気になる
| ソーラーパネル充電対応 | |
|---|---|
| カーチャージ機能 | |
| 入力ポートの種類 | AC、シガーソケット、ソーラーパネル、DC |
| 出力ポートの種類 | AC、USB Type-A、USB Type-C、シガーソケット |
| 対応周波数 | 50Hz、60Hz |
| 出力波形 | 純正弦波 |
| 使用可能温度 | -10~45℃ |
| パススルー機能 | |
| LEDライト搭載 | |
| BMS機能 | |
| UPS機能 | |
| 車輪あり | |
| 遠隔操作が可能な連携アプリあり | |
| 取っ手の種類 | 中心についた片手用の持ち手 |
| 充電時間(公称値) | 約1.7時間(AC充電) |
| 幅 | 35.6cm |
| 奥行 | 26.0cm |
| 高さ | 28.3cm |
| ACポートの定格出力 | 2,200W |
|---|---|
| 電池の実容量 | 1,328Wh |
良い
気になる
| ソーラーパネル充電対応 | |
|---|---|
| カーチャージ機能 | |
| 入力ポートの種類 | AC、シガーソケット、ソーラーパネル、DC |
| 出力ポートの種類 | AC、USB Type-A、USB Type-C、シガーソケット、DC5521 |
| 対応周波数 | 50Hz、60Hz |
| 出力波形 | 純正弦波 |
| 使用可能温度 | 充電動作温度:0~45℃、放電動作温度:-20~45℃ |
| パススルー機能 | |
| LEDライト搭載 | |
| BMS機能 | |
| UPS機能 | |
| 車輪あり | |
| 遠隔操作が可能な連携アプリあり | |
| 取っ手の種類 | 両手専用の持ち手 |
| 充電時間(公称値) | 約1.8時間 |
| 幅 | 37.7cm |
| 奥行 | 23.7cm |
| 高さ | 30.5cm |
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