Jackery ポータブル電源 1000 Newの口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

定格出力は1,500W・瞬間最大出力は3,000Wと大きく、使用できる家電は豊富です。比較したほかの商品には、定格出力が600W未満と低めで小型家電しか使えないものもあったなか、消費電力が1,000W以上の電気ケトルやIHクッキングヒーターも稼動できます。

実容量は940Whと、キャンプや車中泊には十分です。ポータブル冷蔵庫を15時間ほど稼動させ続けても、電気ケトル・炊飯器を一緒に使えるでしょう。

オイルヒーターなどの季節家電から調理家電まで対応できるため、夏・冬のキャンプや車中泊を快適に楽しめます。なお、メーカーが謳う各家電の使用目安は以下のとおりです。

＜各家電の使用時間・回数の目安＞

1. スマートフォン（29W）｜約45回
2. ノートPC（80W）｜約7回
3. テレビ（60W）｜約12時間
4. ルームエアコン（1,000W）｜約0.9時間
5. 電子レンジ（1,160W）｜約48時間
6. スターリンク・ミニ（26W）｜約32.9時間

（参照：Jackery公式サイト）

災害時に便利な機能も備わっていました。本体の充電をしながら家電へ給電できる、パススルー機能を搭載されています。LEDライトも内蔵しており、夜間にはランタンとして使用可能です。

ただし実容量をみると、災害時の備えとしてはやや物足りません。比較した商品内では、実容量が1,200Whあれば災害発生から電力が復旧するまでの期間（3日間程度）の電力を補える傾向がありましたが、本品の実容量は940Whとやや少なく、容量の拡張もできません。

防災用として長期間使うのは難しいため、台風などによる1〜2日間の停電に備えたい人に向いています。

耐久性の高さにも期待がもてます。バッテリーには三元系リチウムイオン電池の商品よりも発火などのリスクが少ない、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用。耐火性・耐衝撃にも配慮されていました。

自然放電を抑制する独自最先端技術「低自然放電技術ソリューション」が用いられているのも利点です。過放電・過充電を防ぐBMSや、バッテリーへの負荷を抑えるUPSも搭載されています。防水・防塵性能はないため、屋内用として使うのがおすすめです。

1. AC給電ポート｜3口
2. Type-C充電ポート｜2口（うち1つは急速充電対応）
3. Type-A充電ポート｜1口
4. シガーソケット｜1口
5. 静音設計｜〇
6. ワイヤレス充電｜×

ポート数は全部で7口と、比較したなかにあった10口以上備えた商品にはおよびませんでしたが、AC給電ポートが3口あるため複数の家電を同時に使用でき便利です。一方で、Type-C充電ポートが2口、Type-A充電ポートが1口と少なめなので、家族分のスマホを同時に充電したい人には物足りないかもしれません。

専用アプリでスマートフォンと連携すれば、遠隔でも操作ができる点は便利なところ。比較した商品内には当てはまらないものも多かった静音設計も取り入れており、屋内で使用しても稼動音が気になりにくいでしょう。