おしゃれなデザインでインテリアアイテムとしても使えると評判の電気ケトル、バルミューダ The Pot K02A。「短時間でお湯が沸く」と高評価な口コミが多い一方、「本体がとても熱くなる」と気になるレビューもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の電気ケトルとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、電気ケトル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
こちらの商品はリニューアルされているため、現行品とは仕様が異なります。詳細は公式サイトをご確認ください。
目次
バルミューダ The Pot K02Aは、コーヒードリップに使えるおしゃれな電気ケトルがほしい人におすすめ。実際に7人のモニターが使ったところ、注ぎ口が細く先端が鋭いため「狙ったところに注ぎやすい」と好評でした。比較した商品内でも、注ぎ口が三角のものはドバッと一気に出たのに対し、本品はお湯の出方がなめらかで湯量を細かく調節できます。
取っ手が持ちやすい点もメリット。「オープンハンドルですっと手に馴染む」と謳うとおり、モニターからは「丸い取っ手で太さがちょうどよく持ちやすい」と支持されました。取っ手上部に、親指を置くくぼみがあることも、握りやすさにつながっています。スイッチはシンプルで操作も簡単ですよ。
沸騰時間の短さも申し分ありません。500mLの水は、高評価の基準値とした3分よりも速い2分27秒で沸かせました。謳い文句どおり、600mLの満水時も約3分で沸騰が完了。「短時間でお湯が沸く」という口コミどおり、1,200Wのハイパワーで忙しい朝でもすぐにお湯を沸かせます。
一方、安全性はいまひとつ。空焚き機能は備えているものの、ボタンロック・水蒸気レスなどやけどを防止するための機能は非搭載でした。ステンレス製のため、「本体がとても熱くなる」との口コミどおり、沸騰時に表面がかなり熱くなるのもネック。最高表面温度は84℃に達したので、子どものいる家庭ではやけどに注意が必要です。
コンパクトなわりに重さを感じやすいのも気になるところ。満水量を沸かすと片手ではバランスを取りにくいかもしれません。スタイリッシュなデザインに加え、3色展開で好みのカラーを選べる本商品。出しっぱなしでもインテリアとして楽しめそうですが、安全性や扱いやすさを重視するなら、ほかの商品も検討してみてください。
お湯を沸かすのに便利な電気ケトルは、近年新たな魅力を備えた商品が増えています。大人数分のお湯も一度で沸かせる大容量モデルや、再沸騰の必要がない保温機能を備えたモデルなどが人気。インテリアアイテムとしても使えるおしゃれな商品もあり、自分好みの電気ケトルが選べます。
今回ご紹介するバルミューダ The Pot K02Aは、「小さくて美しい電気ケトル」がキャッチコピーの商品。満水量600mLのコンパクトサイズで、毎日使いたくなるような美しいデザインをウリにしています。
販売元のバリュミューダは、2003年に設立した東京に本社を置く企業。キッチン家電や空調機器などを取り扱っています。「素晴らしい体験を」をスローガンに、デザインとエンジニアリングに注力した商品を多く開発していますよ。
消費電力は1,200W。25℃の水を入れた場合、200mLは約1分半・600mL(満水時)は約3分を目安にお湯が沸かせるとしています。
ノズルは細口で、水切れがよく狙ったところに注ぎやすい設計。ドリップコーヒーはゆっくり、カップ麺はすばやくというように、流速をコントロールできると謳っています。
安全機能として、空焚き防止機能・自動電源オフ機能を搭載。取っ手の下部にはほんのりと光る電源ランプもついていますよ。
取っ手には、すっと手に馴染むと謳うオープンハンドルを採用。本体・フタ・電源ベースの3部品から構成されています。電源プラグは適切な長さに調整できるよう、電源ベースの裏にコードホルダーを搭載。サイズは電源ベース込みで26.9×14.2×19.4cm、重量は0.6kgです。
カラーはブラック・ホワイトの2種類に加え、2019年には光沢感のあるクロームを追加。同時期には、スターバックスとコラボした「STARBUCKS RESERVE Limited Edition」も発売されました。スターバックスリザーブの象徴ともいえる、カッパー色が特徴です。
2017年度グッドデザイン賞、2017年度iFデザイン・アワード(ドイツ)、2017年度レッドドットデザイン・アワード(ドイツ)など、国際的に認められたデザイン賞も多数受賞しています。
今回はバルミューダ The Pot K02Aを含む、電気ケトル全69商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、沸騰時間の短さの検証です。
電気ケトルに水温22℃の水を500mL入れ、スイッチを押してから沸くまでの時間を計測。2分を上限に、沸騰時間が短いものほど高評価としました。
結果、500mLの水が約2分半で沸き、沸騰時間の短さは申し分ありません。高評価の基準値とした3分や、比較した全商品の平均3分14秒(※執筆時点)を大幅に下回る速さでした。
<検証結果>
比較したなかでも沸騰時間がスピーディだった商品は、消費電力が1,300W以上のものがほとんど。本商品は1,200Wと目立って高くないものの、パワーは十分といえます。口コミに「短時間でお湯が沸く」とあるように、忙しい朝でもすぐにお湯を沸かせるでしょう。
続いて、使いやすさの検証です。
普段から電気ケトルを使用しているモニター7人が、実際に商品を使用。水をマグカップに注ぎ入れ、持ちやすさ・水切れのよさ・操作のしやすさなどの観点から評価しました。
注ぎやすさも良好で、モニター7人中5人が「満足」と回答。比較した結果、注ぎ口が細口の商品はお湯がなめらかに出て湯量を細かく調節しやすい傾向がありました。本品も細口で先端が鋭く水切れがよいため、狙ったところに注ぎやすいのがメリット。コーヒードリップへの使用にもぴったりです。
「すっと手に馴染む」と謳うとおり、取っ手が持ちやすい点も魅力。比較したなかには、取っ手が平べったく握りにくいと感じた商品もあったのに対し、丸い取っ手で太さもほどよいといえます。取っ手の上部に親指を置くくぼみが設けられている点も、持ちやすさにつながりました。
ただなかには「思ったより重い」との指摘も。容量は0.6Lと小さめなわりに、重みを感じます。満水時は片手でバランスを取りにくい可能性もあるので、慎重に注いでくださいね。
<注ぎやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
操作性についても、モニターから「スイッチがシンプルでわかりやすい」と好評でした。比較したなかには、ボタンが多く操作が複雑に感じられた商品もありましたが、本品は操作に迷うことはないでしょう。
一方スイッチの押し心地が軽く、「数回に1回戻ってくる」とのコメントが多数挙がったのは気になるところ。基本的な操作は問題ないものの、若干扱いにくさを感じる可能性があります。
<スイッチやパネル操作のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、安全性の高さの検証をしました。
沸騰時の最高表面温度と、ボタンロック・空焚き防止・水蒸気レスといった機能の有無をチェック。温度が上がりすぎず、安全に使うための機能が充実した商品を高評価としています。
安全性はいまひとつです。搭載していた機能は、比較したほとんどの商品についていた空焚き防止機能のみ。ボタンロック・水蒸気レス機能がない点で評価を落としました。子どもがいる場所で使う場合は、やけどに注意しましょう。詳細は以下のとおりです。
沸騰時の最高表面温度が84℃と高いのも難点。比較した商品内でも本体が二重構造のモデルは、表面温度が40℃にも満たずやけどのリスクを軽減できました。
一方で本品はステンレス製のため、「本体がとても熱くなる」の口コミどおり表面はかなりの高温に。沸騰時はうっかり触れないよう気をつけましょう。
容量 | 0.6L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分27秒 |
注ぎ口形状 | 細口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
消費電力 | 1,200W |
---|---|
ハンドル形状 | オープンハンドル |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | 不明 |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | 不明 |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | 不明 |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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バルミューダ The Pot K02Aは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能。ブラック・ホワイト・クロームの3色に加えて、スタバコラボモデルの販売も確認できました。クーポン・ポイントを利用してお得な値段で購入したい人は、それぞれのサイトで検索してみてください。
また、本商品は発売後2度リニューアルを重ねています。スペックに大きな変更はないものの、値段やロゴの色が若干異なるので、購入前に確認しておくとよいでしょう。詳細は以下のとおりです。
日常的なお手入れ方法をご紹介します。本体外側と電源ベースは、水を含ませて固く絞った柔らかい布で拭きましょう。電源コード・プラグは柔らかい布で乾拭きします。本体内部は水洗いが可能なので、軽くすすぎ洗いを行ってください。
本体内部の汚れが気になる場合は、クエン酸約20gと0.6Lの水2回分で洗浄できます。詳しいお手入れ方法は以下のとおりです。
<クエン酸を使用したお手入れ方法>
①本体に20gのクエン酸と満タンの水を入れ、お湯を沸かす
②沸騰後1時間ほど放置し、お湯を捨てる
③きれいな水を満タンに入れ、再度お湯を沸かす
④沸騰したらお湯を捨てる
(参照:公式サイト)
最後に、子どもがいる家庭でも使いやすい安全性の高い電気ケトルをご紹介します。
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+>は、表面温度が上がりにくい構造です。沸騰時でも38.9℃だったので、万が一触れてもやけどの可能性は低いでしょう。ボタンロック・蒸気レス機能を備えているのも魅力。1,300Wのハイパワーで、500mLの水を2分19秒とスピーディに沸かせます。
見た目のおしゃれさも譲れないなら、タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトルがおすすめ。3色展開でインテリアに合う色を選べます。ダイヤル式の温度設定機能がついているのも魅力です。また、二重構造を採用しており沸騰時の表面温度は低め。蒸気もほぼ出ないので、子どもがいる家庭にぴったりです。
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分42秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
消費電力 | 1,300W |
---|---|
ハンドル形状 | コの字型 |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | 14.8cm |
奥行 | 22.3cm |
高さ | 21.4cm |
タイガー魔法瓶 蒸気レス電気ケトル<6SAFE+> PCJ-A102をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
容量 | 1.0L |
---|---|
500mLの沸騰時間(実測値) | 2分49秒 |
注ぎ口形状 | 三角口 |
本体二重構造 | |
転倒湯漏れ防止構造 | |
フタ取り外し可能 |
良い
気になる
消費電力 | 1,300W |
---|---|
ハンドル形状 | オープンハンドル |
温度調節機能 | |
保温の設定温度 | |
1℃単位の温度設定可能 | |
カルキ抜き機能 | |
目盛り付き窓 | |
茶こし付き | |
コードの長さ | 1.3m |
幅 | 15.4cm |
奥行 | 26.4cm |
高さ | 23.0cm |
タイガー魔法瓶 PTQ-A100の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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