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Anker Soundcore Mini 3を徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?

マグカップほどのコンパクトなBluetoothスピーカー、Anker Soundcore Mini 3。「コンパクトながら音がよい」「バッテリーが長持ち」と評判ですが、「もう少し低音の迫力がほしい」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。


  • 音質のよさ
  • 持ち運びのしやすさ
  • 使いやすさ
  • 連続再生時間
  • 防水性能

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のBluetoothスピーカーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Bluetoothスピーカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2025年11月20日更新
原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

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目次

【結論】携帯性と音質を兼ね備えた高コスパモデル。防水性能つきでレジャーシーンにぴったり

Anker
SoundcoreSoundcore Mini 3A3119031

Soundcore Mini 3 1
Soundcore Mini 3 2
Soundcore Mini 3 3
Soundcore Mini 3 4
Soundcore Mini 3 5
Soundcore Mini 3 6
最安価格
4,990円
中価格
最安価格
4,990円
中価格
連続再生時間
防水機能IPX7
パッシブラジエーター方式
重量230g

Anker Soundcore Mini 3は、持ち運びやすさと音質のよさを兼ね備えた、お手頃価格のBluetoothスピーカーを探している人におすすめです。本体はマグカップと同じくらいの大きさで、重さも約230gと軽量。ズボンのポケットにも収まるほどで、比較した商品のなかでもトップクラスのコンパクトさです。リュックなどにひっかけられるストラップもついており、気軽に持ち運べますよ。


口コミどおり音質も良好。楽曲を聴いたモニターからは「1つひとつの楽器がしっかり聴き取れる」「ボーカルの抑揚や息遣いが再現できている」といったコメントが寄せられました。上位商品のように部屋中に響くような臨場感はないものの、それぞれのパートがバランスよく広がるところは好印象。比較した同サイズのスピーカーのなかでは、かなりハイレベルな音質といえます。


音量調整・再生停止・曲送り/曲戻しは本体のみで操作でき、すべてのボタンが1列に並んでいるので操作もスムーズ。比較した商品のなかでは珍しくバッテリーのインジケータも搭載しており、充電するタイミングがわかりやすいですよ。底に滑り止めがついているので、デスクに置いたときも安定感がありました。


IPX7の防水性能を備え、水辺でのレジャーにもぴったり。口コミどおりバッテリー持ちも最大15時間と十分で、フル充電すれば1日中流しっぱしも可能です。比較したなかには1万円超えの高価な商品も多かったなか、本商品は5,000円を切るお手頃価格。音質や機能面から見ても非常にコスパの高い商品です。


ただ、上位商品と比べると重低音の迫力は物足りません。一部のモニターから「低音がボーカルやギターに負けている」「前に押し出すような勢いが足りない」との指摘も寄せられました。総合的な音質は見た目以上のクオリティですが、より空間や体に響くような低音を求める人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。

Anker Soundcore Mini 3とは?

Anker Soundcore Mini 3とは?

今回ご紹介するSoundcore Mini 3は、マグカップほどの大きさのBluetoothスピーカー。モバイルバッテリーでおなじみの中国メーカー・Ankerの商品です。


1回の充電で最大15時間の連続再生が可能。前モデル(Soundcore Mini 2)までは非対応だった「Soundcore」アプリにも対応し、スマホから音量や音質調整などができるようになりました。


本体サイズは約直径72×高さ84mm、重さ約230g。カラーはブラック・レッド・ネイビー・グレーの4色から選べます。


  1. 価格|税込4,990円(執筆時点・公式サイト参照)
  2. 防水機能|IPX7
  3. 総合出力|6W
  4. 対応コーデック|SBC
  5. Bluetooth規格|Bluetooth 5.0

Anker Soundcore miniとの違いは?

Anker Soundcore miniとの違いは?
出典:ankerjapan.com

初代モデル「Soundcore Mini」との違いも気になるところですよね。大きな違いは、防水機能の有無と対応するBluetoothの規格です。


防水仕様でないSoundcore Miniに対し、本商品Mini 3はIPX7相当の防水性能を搭載。アウトドアやお風呂場でも使いやすくなりました。対応するBluetoothのバージョンも4.0から5.0に上がり、より安定した接続が可能に。アプリからイコライザーをカスタマイズできるのもMini 3のみです。


反対にSoundcore Miniならではのメリットとしては、有線接続(AUX)やmicro SDカードに対応していたり、FMラジオが聴けたりすること。Bluetooth接続以外でも音楽やラジオを楽しみたいなら初代モデルがおすすめです。重さやサイズはそれほど変わらないので、使い方に応じて選びましょう。

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証のポイント

売れ筋のBluetoothスピーカー23商品をすべて集めて、徹底的に比較検証しました
  1. 音質のよさ

    1
    音質のよさ

    音質がよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「どの音域も満遍なく聴こえ、音の迫力、解像度ともに高水準でどんな楽曲でもクリアかつ表現力豊かに再現できるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。

  2. 操作性のよさ

    2
    操作性のよさ

    はじめての人でも使いやすい商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「ボタンがわかりやすく、スピーカーの利便性を高める機能を搭載した商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。

  3. 持ち運びのしやすさ

    3
    持ち運びのしやすさ

    持ち運びのしやすさとして、ユーザーがとても満足できる基準を「スピーカー本体が小さいうえ、軽量で楽に携帯できる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。

  4. 充電の持ちのよさ

    4
    充電の持ちのよさ

    連続再生時間として、ユーザーがとても満足できる基準を「外出先で充電しなくても、1日以上使い続けられる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。

  5. 防塵・防水性の高さ

    5
    防塵・防水性の高さ

    防塵・防水性能としてユーザーがとても満足できる基準を「一定の防塵条件下で内部に異物が侵入しない基準である防塵性能IP5Xおよび一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水しない基準である防水性能IPX7を満たす商品」として、以下の方法で各商品の検証を行いました。

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Anker Soundcore Mini 3のよい点は8つ!

検証の結果、Anker Soundcore Mini 3には8つのメリットがありました。購入を検討中の人は、ぜひチェックしてくださいね。

軽量コンパクトで持ち運びやすい。どこでも手軽に音楽を楽しめる

軽量コンパクトで持ち運びやすい。どこでも手軽に音楽を楽しめる

持ち運びやすさは比較した商品のなかでもトップクラス。直径72×高さ84mmとマグカップと同じくらいの大きさで、ズボンのポケットに収まるほどコンパクトです。


重さは約230g。比較した商品は500g前後のものが多かったなか、本商品はかなり軽量です。持ち運びが苦にならず、旅先で音楽を楽しみたい人におすすめですよ。

小型ながら音の広がりも感じられる。音が空間に心地よく響いた

小型ながら音の広がりも感じられる。音が空間に心地よく響いた

コンパクトながら音の広がりも十分。実際に楽曲を聴いたモニターからは「部屋の半分以上に響き渡っている」「楽器の距離感がよく、ボーカルとうまくユニゾンできていた」とおおむね好評でした。


空間を音で満たすとはいえないものの、楽器やボーカルがバランスよく広がり、聴いていて心地よいサウンドです。上位商品にはおよびませんが、比較した同サイズのスピーカーのなかでは臨場感がありました。

楽器の音の表現も得意。細部まで粒立ちよく聴き取れる

楽器の音の表現も得意。細部まで粒立ちよく聴き取れる

楽器の音の表現にも長けています。モニターからも「シンバルや弦楽器の細かい音がしっかり聴こえる」「ピアノの音の粒がしっかりしている」などと好評です。


比較したなかには楽器の音が重なって聴き分けづらい商品もあったのに対し、本商品はそれぞれの楽器が際立っている印象。音が混ざる場面でも高い解像度を保っており、細かな音までしっかりと聴き取れました。

ボーカルのリアルな質感も伝わる。全体的にバランスのとれたサウンド

ボーカルのリアルな質感も伝わる。全体的にバランスのとれたサウンド

ボーカルの再現力も上々です。モニターからは「ハスキーな声もクリア」「ほかの音に負けることなく、吐息までリアルに再現できている」といった声が上がりました。比較したなかにはボーカルが楽器にかき消されてしまう商品もありましたが、本商品はバランスよく聴けます。


一方で、一部のモニターからは「高音域がやや音割れしやすい」という声も。高音メインの曲には向きませんが、全体的にはクリアで聴きやすい歌声でした。

音質のモニターレビューまとめ

音質に対するモニターコメントをそれぞれまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。


音の広がり・楽器・ボーカルについてのモニターコメント

  1. 「音の広がりや音同士の距離感は感じられる。体に響くようなサウンドではないが、臨場感は十分ある」
  2. 「1つひとつの楽器の音がはっきりと聴こえる。ギターやスネアはもちろん、ピアノも音の粒がしっかりとしていた」
  3. 「ボーカルの声はしっかり聴こえ、リアルさも感じ取れた。高音部分は音割れしそうな勢いだったので、そこだけもう少し抑えられたらよかった」
コメントは一部抜粋

IPX7の防水性能を備える。海や川でのアクティビティにもうってつけ

IPX7の防水性能を備える。海や川でのアクティビティにもうってつけ
出典:amazon.co.jp

防水性能はIPX7と、比較した商品のなかではトップクラス。水深1mに30分ほど沈めても耐えうる性能です。


なお、比較した商品の多くが本商品と同等の防水性能を備えていました。水の中に落としても壊れにくいので、浴室やキッチン、海・川でのアクティビティ中にもぴったりですよ。

ボタンがまとまっていて操作しやすい。引っかけられるストラップつき

ボタンがまとまっていて操作しやすい。引っかけられるストラップつき

わかりやすいボタン配置で、操作性も良好。詳細は以下のとおりです。


  1. 電源ボタン|◯
  2. Bluetoothペアリングボタン|◯
  3. 音量調整ボタン|◯
  4. 独自機能ボタン|◯(多機能ボタンあり)
  5. 再生停止ボタン|✕(多機能ボタンで対応可)
  6. 曲送り・曲戻しボタン|✕(多機能ボタン2回押しで次の曲、3回押しで前の曲)
  7. ボタンがすべて同じ列にあるか|◯
  8. 充電残量がひと目でわかるか|◯
  9. どこかに固定・引っ掛けられる機能がついているか|◯
  10. 滑り止めがついているか|◯

ボタンは向かって左から電源ボタン・音量ダウン・多機能ボタン・音量アップ・Bluetoothペアリングの順で並んでいます。すべて一列にまとまっており、パッと見て操作しやすい印象。再生停止や曲送り・曲戻しは多機能ボタンで対応できますよ。


比較した商品のなかでは珍しく、バッテリー残量がわかるインジケータも搭載。残量が少なくなると点滅するので、充電のタイミングもわかりやすいですよ。


カバンやリュックに引っかけられるストラップがついており、持ち運びもスムーズ。底に滑り止めがついているので、デスク上に置いたときも安定感がありますよ。

バッテリー持ちも15時間と十分。長時間の作業のお供に

バッテリー持ちも15時間と十分。長時間の作業のお供に

バッテリー持ちも最大15時間と十分。フル充電しておけば1日中流しっぱしも可能です。


比較したなかには10時間以下と短めの商品もありましたが、本商品は一度の充電でかなり長く使えます。「バッテリーが長持ち」という口コミにも納得できるスペックです。

価格も5千円以下とお手頃。スピーカーを試してみたい人にもぴったり

価格も5千円以下とお手頃。スピーカーを試してみたい人にもぴったり

公式サイトでの販売価格は4,990円(※執筆時点)と、手頃な価格も魅力のひとつ。音質や機能面を考慮してもコスパは高いといえます。


比較したなかには1〜3万円超えの高価な商品もありましたが、本商品は試しやすい価格です。はじめてBluetoothスピーカーを買う人にもぴったりですよ。

Anker Soundcore Mini 3の気になった点は1つ!

一方で、Anker Soundcore Mini 3には1つだけ気になる点も。買ってから後悔しないよう、デメリットも知っておいてくださいね。

響くような重低音は得られず。ロックなどをノリよく楽しむには物足りない

響くような重低音は得られず。ロックなどをノリよく楽しむには物足りない

見た目以上の音質は実感できたものの、口コミどおり重低音の存在感は物足りず。モニターからは「低音がボーカルやギターに負けている」「前に押し出すような勢いが足りない」といった指摘がありました。楽曲を支える程度の低音は感じられるものの、上位商品に比べて迫力不足は否めません。


本商品のような手乗りサイズのスピーカーは低音が出にくいため、低音重視なら500mLペットボトル以上の大きさがある商品がおすすめです。ロックなどをもっとノリよく聴きたい人は、もう少しサイズの大きいスピーカーもチェックしてくださいね。

Anker Soundcore Mini 3の詳細情報

Anker
SoundcoreSoundcore Mini 3A3119031

Soundcore Mini 3 1
Soundcore Mini 3 2
Soundcore Mini 3 3
Soundcore Mini 3 4
Soundcore Mini 3 5
Soundcore Mini 3 6
最安価格
4,990円
中価格
ネイビー
グレー
レッド
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ネイビー
グレー
レッド
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最安価格
4,990円
中価格
ネイビー
グレー
レッド
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ネイビー
グレー
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連続再生時間
防水機能IPX7
パッシブラジエーター方式
重量230g
総合出力
6W
Bluetooth規格
Bluetooth 5.0
対応コーデック
SBC
引っ掛けられる仕組み
ストラップ
7.2cm
奥行
7.2cm
高さ
8.4cm
専用アプリあり
2台同時再生可能

Anker Soundcore Mini 3の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

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Anker Soundcore Mini 3が向いていない人におすすめのBluetoothスピーカーは?

Anker Soundcore Mini 3のデメリットが気になる人には、こちらの商品がおすすめです。

体に響くような重低音を味わえた、JBLのCharge 5がおすすめ

体に響くような重低音を味わえた、JBLのCharge 5がおすすめ

JBLのCharge 5は、体に響くような重低音が魅力。部屋中に広がるような臨場感を味わえ、試聴したモニターからも「まるで映画館にいるような迫力」と好評でした


連続再生時間は20時間と非常に長く、丸1日でも使えるほど。IP67の防塵・防水性能も備えており、アウトドアでの使用も安心です。


横幅20cm超え、重さ約1kgと持ち運びには向かないサイズですが、家やオフィスで迫力のあるサウンドを楽しみたい人にはおすすめの商品です。

少し予算を上げられる人は、BOSEのSoundLink Flexもおすすめ

少し予算を上げられる人は、BOSEのSoundLink Flexもおすすめ

2万円近くまで予算を上げられる人には、BOSEのSoundLink Flexもおすすめです。力強い低音と立体感のあるサウンドはさすがBOSEといった印象音数が多いパートでも、楽器の細かな音までしっかりと拾えました。


重さ580gと重すぎず、500mLペットボトルと同じくらいのサイズで持ち運びもさほど苦になりません。側面にはカラビナやフックを引っ掛けられるストラップもついています


連続再生時間は最大12時間とやや短いものの、音質や携帯性を考えれば許容範囲。IP67の防塵・防水性能も備えており、屋外や水辺でも気兼ねなく使えますよ。

Anker Soundcore Mini 3はどこで買える?

Anker Soundcore Mini 3は、公式オンラインショップで販売中販売価格は執筆時点で税込4,990円です。


このほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングにもAnkerの公式ショップや取扱店舗があります。ポイント還元率なども考慮して、お得に買えるところを選んでくださいね。

ペアリングの方法もチェック

ペアリングの方法もチェック
出典:amazon.co.jp

最後に、Anker Soundcore Mini 3のペアリング手順をご紹介します。基本的には同時に2台までのデバイスと接続可能です。


  • 本体の電源を入れてBluetoothボタンを押す
  • 接続するデバイスの画面から「Soundcore Mini 3」を選択
  • Bluetoothボタンが青く点灯したらペアリング完了

Soundcore Mini 3を同時に100台まで接続できる「PartyCast」モードも搭載。複数のスピーカーに繋ぐことで、より広がりのあるサウンドを楽しめますよ。

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