大音圧でクリアな高音質と豊かな重低音を楽しめるXシリーズとして2022年に発売されたBluetoothスピーカー、SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE200。「音質はクリアで、重低音も重みがありかなりよい」と評判です。しかし、「持ち運びには少し大きい」「全体的に音がこもっている」など気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のMarshallやSONYのSRS-XB100などとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Bluetoothスピーカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE200は、簡単に操作でき、ながら聴きにはぴったりの商品です。側面にはイラストつきのボタンが一直線に並び、再生停止・音量調整など基本的な操作を初心者でも直感的に行えるでしょう。比較したなかにはバッテリー残量が減少したときに光るだけの商品があるなか、音声で何%か確認できるので充電のタイミングもわかりやすいですよ。
防水性能はIP67とかなり高く、水深1mに30分沈めても浸水しないレベル。人気の同メーカーの「SRS-XB100」と同様、テントなどに引っ掛けられるストラップも付属し、お風呂・海・川など様々な場所で活躍します。連続再生時間も16時間と長めで、屋外でも日中ずっと使えるでしょう。電池消費を抑えるSTAMINAモードも搭載されていました。
肝心な音質は、やさしく包まれるような音が特徴です。ただし、試聴したモニターからは、「こもっている」という口コミと同様の声があがりました。楽器の音の際立ちやボーカルの伸びが感じにくく、「小さな部屋の中で歌っているよう」との指摘も。低音も同様にこもりが気になり、比較した上位商品のようにズンズンと響くような迫力がなく、リズムに乗り切れませんでした。
臨場感もライブ感があるとまではいかず、メーカーが「サウンドを広く遠くに届けられる」と謳うには控えめです。とはいえ、比較した商品にはスピーカーの周りだけで鳴っているようなものもあったのに対し、モニターから「部屋中に音が広がり音楽で満たされるような心地よさ」という声が上がりました。部屋の中であれば十分な音の広がりで、ながら聴きであれば満足できるでしょう。
重量は800gと重め。サイズも幅9×奥行9.4×20.8cmと、500mLペットボトルよりも大きくかさばりやすいデザインです。同メーカーの「SRS-XB100」は重さ274g・全長9.5cmとポケットサイズだったなか、口コミどおり長時間持ち歩くのには向いていません。
販売価格は執筆時点で税込19,800円(※公式サイト参照)。比較したなかには4万円台と高額なモデルもありましたが、こちらはハンズフリー通話や最大100台まで接続できるパーティーコネクト機能を備えながらも値段は高すぎません。機能性や操作のしやすさで選ぶなら、候補となるでしょう。携帯性やサウンドの迫力にこだわる人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
実際にSONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE200と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイBluetoothスピーカーと、音質・持ち運びのしやすさ・使いやすさ・連続再生時間・防水性能それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE200のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ボーズ
パンチのあるサウンドが持ち味。EDMやダンス曲と好相性
Bluetoothスピーカーとスマホのスピーカーとの違いは、音量と音質。Bluetoothスピーカーならスマホでは出せない中低音や細かな音も表現できるので、臨場感のある音を楽しめますよ。大音量を楽しめる商品も多く、洗い物中や料理中のながら聴きにもぴったりです。
今回ご紹介する、SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE200もそのひとつ。前作のsrs-xb23にはないソニー独自の技術Line-Shape Diffuserを搭載。コンパクトなボディながら、距離による音圧・音量の減衰を抑え、クリアなサウンドを広く遠くまで届けられると謳っています。
販売元は、マイク・スピーカー・ヘッドホン・サウンドバーなど幅広い音楽機器を取り扱うSONY。60年以上音楽に携わり、音楽制作の現場でもSONYのプロオーディオが活躍しています。
大きな特徴であるLine-Shape Diffuserは、コンサート会場などで音を遠くに広めるために使われる技術を元に作られました。音を均一に遠くに広げるため、広い範囲で高音質を楽しめることが期待できますよ。最大約12畳まで適応できると公称し、複数人で聴くときや家事をしながら聴くときにもぴったりです。
空気を振動させて音にするユニットは、非対称形が特徴のX-Balanced Speaker Unitを2基搭載。約42×51mmのサイズで縦と横の長さを変えることで音をより拡散し、歪みのないクリアな音質になるよう工夫されています。
加えて、パッシブラジエーターを2つ配置。スピーカー筐体内の空気振動で音を出すことで、電気信号を用いるより低音の迫力が増すといわれています。音声信号の変換と増幅を一貫して行うデジタルアンプ「S-Master」も搭載。音のひずみを抑制し、音量に関係なくクリアで臨場感ある音を実現できると謳っています。
横置きだけでなく、縦置きにも対応。作業机やキッチンなどコンパクトに置きたいときに便利です。専用アプリを利用すればイコライザーだけでなく、置き方によって鳴り方を使い分けられます。音を広めるのに適したモノラルモードとステレオ再生から選べますよ。
<スペック詳細>
特筆すべきは、対応しているコーデックの種類。Bluetooth規格は5.2で、ハイレゾ相当の音質を叶えるLDACに対応しています。LDACは一部のAndroidしか利用できませんが、本商品はほかにもSBC・AACに対応しているので、iPhoneやAndroid関係なく幅広く利用できますよ。
8台のデバイスと接続できるマルチペアリングや、デバイスを同時に2台接続できるマルチポイントにも対応。本体にマイクが搭載されているので、パソコンで音楽を聴いているときにスマホに着信が入ってもスムーズにハンズフリーで会話ができます。WEB会議に便利なミュートボタンもありますよ。
また、Bluetoothでスピーカー同士を繋げることも可能です。対応機器同士であれば最大100台まで接続できるため、パーティーやイベントで音楽を流すのにもよいでしょう。
サイズは幅9×奥行9.4×20.8cmで、重量は800g。五角形ボディが特徴的なデザインです。カラーは、ブラック・ライトグレー・ブルー・オレンジの4種類。ポップな色と落ち着いた色の両方取りそろえているので、幅広い人やシーンにマッチしやすいでしょう。
2023・2024年に国内最大級を誇るオーディオビジュアルアワードであるVGPを受賞しています。
付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回はSONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE200を含む、Bluetoothスピーカー全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、音質の検証です。
Bluetoothスピーカーで実際に音楽を聴き、20代までの男女10人で音質をチェック。低音・音の広がり・ボーカルや楽器の聴こえやすさに着目して評価しました。
音質は自然で、やさしく包まれるような音です。ただし、試聴した多くのモニターから「音がこもっている」という口コミと同様の声があり、楽器の音が若干重なっているように聴こえるのは気になるところ。ボーカルの伸びも感じにくく、「小さな部屋の中で歌っているよう」という声が上がりました。
低音も判別はできるものの、一音一音がやや潰れているので、モニターからは「音に若干のこもりや掠れを感じる」という指摘の声も。比較したMarshallの「Emberton Ⅱ」などの上位商品のようにズンズンと響くような迫力は感じず、リズムに乗り切れません。ロックなどノリがよいジャンルを聴く人は、物足りなく感じるでしょう。
音の広がりは、部屋の中で聴くなら十分。比較したなかには、スピーカーの周りだけで鳴っているように感じる商品があったなか、モニターから「部屋中に音が広がり音楽で満たされるような心地よさがある」という声があがりました。
しかし、ライブのような臨場感まではいかず、屋外ではパワー不足に感じることも。メーカーが「サウンドを広く遠くに届けられる」と謳うには控えめです。
<低音・ボーカル・楽器についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、持ち運びのしやすさ・連続再生時間の検証です。
スピーカー本体のサイズや重さをチェック。加えて、公式サイトや説明書で連続再生時間を確認し、外出先でも使いやすいか評価しました。
とはいえ、表面がゴム系の素材でできているため、手にフィットして掴みやすいですよ。
急速充電に対応しているのも魅力です。約10分の充電で約70分の再生が可能となり、充電が切れた場合も、充電待ちのわずらわしさを感じにくいでしょう。
最後は、使いやすさ・防水性能の検証です。
ボタンの配置・充電残量の表示方法・紐の有無などを確認し、はじめて使う人にも使いやすいかをチェック。さらに、防水性能を公式サイトや説明書で確認し、水による故障のリスクの低さを評価しました。
充電残量が減少したときに光るだけの商品があったなか、音声でバッテリー残量が何%か確認できるのもうれしいポイント。正確な残量を知れるので充電のタイミングがわかりやすいですよ。
同メーカーの「SRS-XB100」と同様、滑り止めやアウトドアに便利なストラップも付属します。木やテントに引っ掛けられるので、台がない場所でもスピーカーを地面につけることなく利用できるでしょう。
詳細は以下のとおりです。
防水性能を調べると、IP67とかなり高め。水深1mに30分沈めても浸水しないレベルです。お風呂やキッチンだけでなく、海水浴や川でのバーベキューなどアウトドアでも活躍するでしょう。比較した多くの商品が同様に防水レベルが高い傾向でしたが、なかには防水設計ではないものもありました。
さらに、本体に粉じんが入らないように保護するIP6X相当の防塵性能やサビに強い防錆が施されています。様々な場所で気兼ねなく音楽を楽しめますね。
連続再生時間 | 16時間 |
---|---|
防水機能 | IP67 |
パッシブラジエーター方式 | |
重量 | 800g |
良い
気になる
再生停止ボタンあり | |
---|---|
音量調整ボタンあり | |
スキップボタンあり | |
ハンズフリー通話可能 | |
AIアシスタント機能 | |
滑り止め付き | |
ハイレゾ対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
11,563円
(最安)
販売価格:11,680円
ポイント:117円相当
送料別
(23件)
11,872円
(+309円)
販売価格:11,980円
ポイント:108円相当
送料無料
13,600円
(+2,037円)
販売価格:13,724円
ポイント:124円相当
送料無料
14,082円
(+2,519円)
販売価格:14,082円
ポイント:0円相当
送料無料
(37件)
14,132円
(+2,569円)
販売価格:14,261円
ポイント:129円相当
送料無料
14,420円
(+2,857円)
販売価格:14,420円
ポイント:0円相当
送料無料
(3,003件)
14,536円
(+2,973円)
販売価格:14,669円
ポイント:133円相当
送料無料
14,573円
(+3,010円)
販売価格:14,706円
ポイント:133円相当
送料無料
14,587円
(+3,024円)
販売価格:14,720円
ポイント:133円相当
送料別
14,601円
(+3,038円)
販売価格:14,734円
ポイント:133円相当
送料無料
14,746円
(+3,183円)
販売価格:14,746円
ポイント:0円相当
送料無料
(15,818件)
14,943円
(+3,380円)
販売価格:15,080円
ポイント:137円相当
送料別
14,963円
(+3,400円)
販売価格:15,100円
ポイント:137円相当
送料無料
15,243円
(+3,680円)
販売価格:15,382円
ポイント:139円相当
送料無料
15,580円
(+4,017円)
販売価格:15,722円
ポイント:142円相当
送料別
15,638円
(+4,075円)
販売価格:15,781円
ポイント:143円相当
送料別
15,800円
(+4,237円)
販売価格:15,944円
ポイント:144円相当
送料別
16,104円
(+4,541円)
販売価格:16,251円
ポイント:147円相当
送料別
16,183円
(+4,620円)
販売価格:16,331円
ポイント:148円相当
送料別
16,232円
(+4,669円)
販売価格:16,232円
ポイント:0円相当
送料無料
(43件)
16,500円
(+4,937円)
販売価格:16,651円
ポイント:151円相当
送料別
16,929円
(+5,366円)
販売価格:17,084円
ポイント:155円相当
送料別
18,759円
(+7,196円)
販売価格:18,931円
ポイント:172円相当
送料無料
19,620円
(+8,057円)
販売価格:19,800円
ポイント:180円相当
送料無料
19,800円
(+8,237円)
販売価格:19,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(4,563件)
19,800円
(+8,237円)
販売価格:19,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(47,843件)
21,582円
(+10,019円)
販売価格:21,780円
ポイント:198円相当
送料別
21,890円
(+10,327円)
販売価格:21,890円
ポイント:0円相当
送料無料
(1,078件)
24,525円
(+12,962円)
販売価格:24,750円
ポイント:225円相当
送料無料
24,750円
(+13,187円)
販売価格:24,750円
ポイント:0円相当
送料無料
(51件)
SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE200は、ソニーストアで販売されています。販売価格は、執筆時点で税込19,800円(※公式サイト参照)です。ソニーストアで購入すると3年間の長期保証がつきます。追加料金を支払えば、破損や水濡れなどメーカー保証書範囲外の内容も保証されますよ。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトにも取扱店舗があります。送料無料や長期保証つきなどショップによって様々な特典があるので、値段と合わせて見比べてから購入を検討してくださいね。
SRS-XE200と同時に発売された「SRS-XE300」。大きな違いは本体サイズで、XE300は幅10.5×奥行11.9×高さ23.8cmとXE200より一回り大きめです。
広いリスニングエリアを実現したと謳う「Line-Shape Diffuser」など、搭載されている技術は同じですが、サイズが大きい分迫力あるサウンドを楽しめるでしょう。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
最後に、体に響くような重低音を楽しめる商品をご紹介します。
解像度が高い厚みのある低音を楽しめるのは、MarshallのEmberton Ⅱ。ベースやバスドラムの音まで正確に捉えるクオリティの高さです。歌声の抑揚や声のザラつきも聴こえ、優秀な再現力を発揮しました。重量は700gと重めですが、サイズは500mLペットボトルとほぼ同じで持ち運びしやすい設計です。
モニターから「まるで映画館にいるような迫力があった」と声が上がった、JBLのCharge 5もチェック。体に響くような低音と部屋中に音が広がる臨場感を体感できました。重量1kgと重たいものの、防水性能はIP67と高く水回りでも使いやすい商品です。連続20時間と再生時間も長いですよ。
連続再生時間 | 30時間 |
---|---|
防水機能 | IP67 |
パッシブラジエーター方式 | |
重量 | 700g |
良い
気になる
再生停止ボタンあり | |
---|---|
音量調整ボタンあり | |
スキップボタンあり | |
ハンズフリー通話可能 | |
AIアシスタント機能 | |
滑り止め付き | |
ハイレゾ対応 |
連続再生時間 | 20時間 |
---|---|
防水機能 | IP67 |
パッシブラジエーター方式 | |
重量 | 960g |
良い
気になる
再生停止ボタンあり | |
---|---|
音量調整ボタンあり | |
スキップボタンあり | |
ハンズフリー通話可能 | |
AIアシスタント機能 | |
滑り止め付き | |
ハイレゾ対応 |
JBL CHARGE 5を徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。