Anker PowerCore 20100をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
20,000mAhの従来製品より約30%軽量化したと謳うモバイルバッテリー、Anker PowerCore 20100。インターネット上では「大容量で使いやすい」など高評価の口コミがある一方で、「持ち歩きには重かった」「バッテリーへの充電が遅い」など気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
- 変換ロスの少なさ
- 充電の速さ
- 2ポート使用時の充電の速さ
- 持ち運びやすさ
- 使いやすさ
さらに、人気のアンカー製537 Power Bankや737 Power Bankなどのモバイルバッテリー20,000mAhとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、モバイルバッテリー20,000mAh選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電を中心に幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています

目次
- はじめに結論!薄型・軽量設計だが、iPhone14を2回しかフル充電にできず速度も遅い
- Anker PowerCore 20100とは?
- 出力用のUSB Type-Aを2ポート搭載。最長24か月の製品保証がつく
- カラフルな4色展開。マット仕上げで滑りにくく持ちやすい
- PSEマークと正しい届出事業者名が記載されているか、購入前に必ずチェックしよう
- 実際に使ってみてわかったAnker PowerCore 20100の本当の実力!
- 変換ロス率は40%以上と多い。iPhone14は2回しかフル充電できない
- 単ポート・2ポートどちらも出力が弱い。高速充電には向かない
- 厚さは22mm。スリムで持ち運びしやすい
- USB Type-Cは非搭載。PDに対応せず、本体のフル充電にも時間がかかる
- Anker PowerCore 20100の価格比較
- Anker PowerCore 20100はどこで売っている?
- モバイルバッテリーは飛行機内に持ち込める?
- いらなくなったらリサイクルに!そのまま捨てるのはNG
- スピーディに充電でき、実容量も多いのはこちら!
はじめに結論!薄型・軽量設計だが、iPhone14を2回しかフル充電にできず速度も遅い
Anker PowerCore 20100は、変換ロスが多く、充電スピードにも期待できません。表記容量の20,100mAhに対し、実容量は11,734mAhのみ。41.62%もロスしており、iPhone14のフル充電は2回が限度でした。変換ロスはどの商品でも必ず起こりますが、比較した商品には3割以下に抑え、スマホを4回フル充電できるものも。「大容量」との口コミに反し、タブレットやノートPCの充電には物足りません。
スマホやタブレットの急速充電には20~30Wが必要ですが、単ポート使用時でも最高出力は7.24Wにとどまりました。同社の737 Power Bankは2ポート合計107.23Wと、高機能ノートPCも十分充電できる高出力だったのに対し、本商品はそれぞれ4.43W・7.24W。スマホを充電するのにも時間がかかることが懸念されます。
比較したほぼすべての商品に搭載されていたUSB Type-Cポートがなく、microUSB対応だった点も気気になるポイント。PD(パワーデリバリー)非対応のため入力も10Wと弱く、バッテリー本体のフル充電に時間がかかるのも口コミどおりです。残量表示はインジケーターのためおおまかにしかわからず、同時充電は2台までと機能面もシンプルでした。
公式サイトの値段は税込5,390円(※執筆時点)。比較した同社の537 Power Bank・737 Power Bankより値段が安く、厚さ22mm・重さ356gと薄型軽量設計なので「持ち歩きには重かった」との口コミは払拭したといえます。しかし、同じ予算でも実容量が多く高出力なものがありました。性能を重視するなら、ほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
Anker PowerCore 20100とは?

そもそもモバイルバッテリー20,000mAhとは、片手で持ち運べるサイズながらスマホを3~4回フル充電できる大容量が魅力。ノートPCや複数台同時充電にも対応し、出張時や長期旅行に活躍します。10,000mAhでは物足りないけれど、40,000mAhは重たすぎるという人におすすめです。
今回紹介するAnker PowerCore 20100は、モバイル充電ブランドを中心に世界100か国以上で展開するハードウェアメーカー、アンカーの商品。機器を検知し電流を最適化する独自技術PowerIQと、出力電圧を自動調整するVoltageBoostにより、フルスピードでの充電が可能と謳っています。
出力用のUSB Type-Aを2ポート搭載。最長24か月の製品保証がつく
保証が長いのもうれしいポイント。アンカーでは注文日から18か月の製品保証に加え、公式オンラインストア会員向けの6か月延長保証があります。不具合が生じても最長で24か月、同一の製品との交換が受けられますよ。
カラフルな4色展開。マット仕上げで滑りにくく持ちやすい
カラーはブラック・ホワイト・ブルー・レッドの4種類。汚れや指紋がつきにくいよう、マットな質感に仕上げています。グリップ力が高く、手に持ちやすい形状です。
PSEマークと正しい届出事業者名が記載されているか、購入前に必ずチェックしよう

モバイルバッテリーを購入する際は、必ず「PSEマーク」を確認しましょう。PSEマークは電気用品安全法の基準を満たした電化製品につけられており、2019年2月よりマークがない商品は製造・輸入・販売が禁止されています。届出事業者名が記載されているかもしっかりチェックしましょう。
Anker PowerCore 20100はもちろん、対象となるほかのすべてのアンカー製品(モバイルバッテリー・急速充電器・イヤホンなど)はPSEマークの技術基準に適合済みとされています。
実際に使ってみてわかったAnker PowerCore 20100の本当の実力!

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変換ロス率は40%以上と多い。iPhone14は2回しかフル充電できない

モバイルバッテリーは電力ロスが必ずあるため、表記容量と実容量に差が出るのは大前提。比較した商品なかで変換ロスが少ない商品でも、3割程度のロスがありました。
とはいえ、同じアンカーの「Anker 335 Power Bank」はロスを28.69%に抑えており、iPhone14なら4回もフル充電できるほどの性能です。本商品はロスが大きいため、iPhone14のフル充電は2回が限度。「大容量で使いやすい」という口コミに反し、タブレットやノートPCの充電には使いにくいでしょう。
単ポート・2ポートどちらも出力が弱い。高速充電には向かない

次に、充電の速さ・2ポート使用時の充電の速さを検証しました。
検証には電圧電流チェッカーを使用。電池残量30%のMacBook Pro 16インチを60%になるまで充電し、最高出力を測定しました。ほとんどのノートPCを急速充電できる65Wを評価の上限とし、高いものを高評価としています。
同様に、2ポートを使用してMacBook Pro 16インチとiPad mini6を電池残量30%から60%まで充電。充電した際の最高出力を測定しました。こちらは95Wを上限としています。
単ポートでも最高出力7.24Wと弱い。スマホの充電にも時間がかかる

比較したアンカーの537 Power Bankは出力65.04Wを記録し、高性能なノートPCの急速充電ができるほどでした。ただし、比較した商品の3分の2は20W程度とスマホ・タブレット充電向けのものがほとんど。出力の高さは充電したい機器に合わせて選ぶようにしましょう。
2つのポートの出力は合計11.67W。単ポート同様に出力は弱い

比較したところ、2ポートの合計出力の平均値は36.68W(※執筆時点)でしたが、その内訳は大きな差がありました。アンカーの737 Power Bankのように合計107.23Wと高出力の商品がある一方、合計で10Wに届かないものも。充電速度を重視するなら出力の大きさは要チェックです。
厚さは22mm。スリムで持ち運びしやすい

<サイズ・重量の平均値との比較>
- 面積|96.28m2(平均:104.55m2)
- 厚さ|22mm(平均:26.78mm)
- 重量|356g(平均:409.76g)
執筆時点
本体サイズは幅5.8×奥行16.6×高さ2.2cmと細長くスリムな形状。ポケットやカバンに入れても邪魔になりにくいでしょう。手への収まりもよい形状です。
「持ち歩きには重かった」という口コミが散見されますが、そもそも20,000mAhのバッテリーは大容量のため大きく重たい傾向があります。普段の持ち歩き用を探しているなら10,000mAh以下のモバイルバッテリーもチェックしてみてくださいね。
USB Type-Cは非搭載。PDに対応せず、本体のフル充電にも時間がかかる

比較した商品のほとんどすべてがUSB Type-Cポートを搭載し、給電規格PD(パワーデリバリー)に対応していました。約半数の商品が最高入力を18Wとするなか、PD非対応の本商品は本体への入力も10Wとかなり弱めです。口コミどおり、バッテリー本体のフル充電にもかなり時間がかかるでしょう。
バッテリーの残量表示がインジケーターのみなのも惜しい点。比較した約2割の商品は、数字が残量で示されました。また、約6割の商品で3台の同時充電が可能でしたが、本商品は2台のみ。出力も弱いため、複数台の充電には向いていません。
Anker PowerCore 20100はどこで売っている?
公式サイトでの販売価格は税込5,390円(※執筆時点)。4,000円以上の購入で送料無料特典があり、本商品も対象です。そのほか、会員登録するとポイント還元やクーポンなどが受け取れます。値段は取扱店舗によって異なるので、比較してお得にお買い物してくださいね。
モバイルバッテリーは飛行機内に持ち込める?

旅行や出張などでも活躍するモバイルバッテリーは、飛行機内にも持ち込みが可能。ただし、持ち込む際は各航空会社のルールに従いましょう。預け入れは手荷物に限り、スーツケースなどに入れて預けてしまうとX線検査の際に破棄される可能性もあるので注意してください。
ANAの公式サイトによれば、モバイルバッテリーの持ち込みははワット時定格量(Wh)が基準。国内線の場合、160Wh以下なら持ち込みが可能とされています(※執筆時点)。これはアンペアに換算すると43,244mAhです(参照:ANA)。20,000mAhなら問題なく持ち込めるでしょう。
なお国内線の場合、容量が27,027mAh以下であれば何個でも、27,027mAh以上43,244mAh未満なら2個まで持ち込みできるとされています(2023年4月時点)。国際線は航空会社や行先の国によって異なるので事前にチェックしてくださいね。
いらなくなったらリサイクルに!そのまま捨てるのはNG

寿命や買い替えで使わなくなったモバイルバッテリーは、適切な方法で処分することが大切。モバイルバッテリーの中にあるリチウムイオン電池は発火や爆発の恐れがあるため、一般的な不燃ゴミには出せません。
リチウムイオン電池は、リサイクル可能な小型二次電池に分類されています。家電量販店やホームセンター、携帯電話ショップなどに設置されているリサイクルボックスに持ち込むのがおすすめですよ。
スピーディに充電でき、実容量も多いのはこちら!
最後に急速充電ができ、実容量も多かった商品をご紹介します。
SILICONPOWERのC20QCは、表記容量20,000mAhに対して29.86%という低い変換ロスが魅力。実容量14,027mAhで、iPhone14なら4回のフル充電が可能です。複数接続時の充電スピードは落ちるものの、単ポートなら18.21Wとスマホ充電に十分な出力。コンパクトさも兼ね備えています。
INIUのモバイルバッテリー 20000mAhも、変換ロス率を27.64%に抑えました。実容量は14.473mAhで、iPhone14を4回フル充電可能。単ポート使用時ならスマホ急速充電に十分な18.03Wの出力です。バッテリー残量が数字で表示され、本体へ充電するタイミングもわかりやすいですよ。
SILICON POWERC20QC
| バッテリー容量 | 20,000mAh |
|---|---|
| 実容量 | 14,027mAh |
| 最大出力(公称値) | 20W |
| 最大出力(実測値) | 18.71W |
- 天面部の面積
- 85.37cm2
- 実容量の割合
- 70.14%
- 同時充電可能台数
- 3台
- 最大入力
- 18W
- USB PD対応
| 幅 | 6.3cm |
|---|---|
| 厚さ | 2.35cm |
| 奥行 | 13.55cm |
| 重量 | 約324g |
| 入力端子 | USB Type-C×1、microUSB×1 |
| 出力端子 | USB Type-C×1、USB Type-A×2 |
| ワイヤレス時の最大出力(公称値) | |
| 残量表示方法 | インジケーター |
| ケーブル内蔵 | |
| ACプラグ内蔵 | |
| ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
| MagSafe対応 | |
| パススルー対応 | 不明 |
| スタンド付き | |
| 安全基準 | CEマーク、PSEマーク |
| 付属品 | USB Type-A to Type-Cケーブル、USB Type-C toType-Cケーブル、取扱説明書 |

SILICON POWER C20QCをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
INIUモバイルバッテリー 20000mAh | BI-B5
| バッテリー容量 | 20,000mAh |
|---|---|
| 実容量 | 14,473mAh |
| 最大出力(公称値) | 20W |
| 最大出力(実測値) | 18.03W |
- 天面部の面積
- 95.14cm2
- 実容量の割合
- 72.37%
- 同時充電可能台数
- 3台
- 最大入力
- 20W
- USB PD対応
| 幅 | 7.1cm |
|---|---|
| 厚さ | 2.5cm |
| 奥行 | 13.4cm |
| 重量 | 約363g |
| 入力端子 | USB Type-C×1 |
| 出力端子 | USB Type-C×1、USB Type-A×2 |
| ワイヤレス時の最大出力(公称値) | |
| 残量表示方法 | 数字 |
| ケーブル内蔵 | |
| ACプラグ内蔵 | |
| ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
| MagSafe対応 | |
| パススルー対応 | |
| スタンド付き | |
| 安全基準 | PSEマーク |
| 付属品 | USB Type-A to Type-Cケーブル、ポーチ、取扱説明書 |

INIU モバイルバッテリー 20000mAh BI-B5をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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