小型ながら光学30倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ、SONY(ソニー) Cyber-shot DSC-WX500。「コンパクトで軽い」と評判です。しかし、「画質がいまひとつ」「ピントを合わせづらい」といった気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のコンパクトデジタルカメラとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、コンパクトデジタルカメラ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ソニー Cyber-shot DSC-WX500は、スマホよりきれいな写真が撮れるコンデジを低価格で手に入れたい人におすすめです。比較したなかには静止画の彩度が低いものもありましたが、こちらは「発色がくっきりしている」「鮮やかで不自然な印象はない」とモニターに好印象。解像度やボケ感は物足りないものの、メリハリのある仕上がりを楽しめるでしょう。
静止画のカラーモードは全13種類と豊富です。気分に合わせて写真の雰囲気をチェンジできます。オートフォーカス機能の動作も速く、ほとんど迷いは見られませんでした。「ピントを合わせづらい」という口コミに反し、撮りたいシーンを逃しにくいでしょう。そのうえ、本体は236gと軽量。「コンパクトで軽い」という口コミや「手のひらサイズ」という謳い文句どおり、持ち運びにもぴったりです。
一方で、動画撮影用の便利な機能はあまり搭載していません。動画撮影モードを細かく設定できないうえに、比較した約半数にあったタッチフォーカス機能も非搭載です。外部マイク端子がないのもネック。動画撮影も重視する人には不向きです。
撮影した動画の発色も薄く、暗所では色の違いが区別できませんでした。比較した商品には被写体の細部まで鮮明だったものもあったなか、こちらは一部潰れており解像度もいまひとつ。ボケ感もモニターから「物足りない」という感想が多数あがっており、デジタル一眼レフカメラ級の立体感のある映像を目指す人には不満が残りそうです。
執筆時点の価格は5~7万円(※ECサイト参照)とお手頃。比較したなかには10万円オーバーの商品も多数ありましたが、こちらは初心者でも手に取りやすいでしょう。とはいえ、上位商品には細部までクリアな写真を撮れたものがあったことを考えると、本品は全体的に「画質がいまひとつ」という口コミは払拭しきれず。静止画・動画ともに仕上がりにこだわる人は、予算を上げてほかの商品も検討してみてください。
実際にソニー Cyber-shot DSC-WX500と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのコンパクトデジタルカメラと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ソニー Cyber-shot DSC-WX500のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね。
ソニー
静止画・動画ともにトップ級!最速AFで死角のないカメラ
Cyber-shotは、ソニーが手掛けるコンパクトデジタルカメラの人気シリーズです。今回ご紹介するDSC-WX500は、小型サイズながら光学30倍のズームレンズを搭載した一品。広角24mmから望遠720mmまでと撮影領域を幅広くカバーし、遠くの被写体もダイナミックに撮影できるようこだわっています。
シャッターボタンを半押しするのと同時にピントを合わせる、ファストインテリジェントオートフォーカス機能を採用。さらに動く被写体に追尾してピントを調整し続けるロックオンオートフォーカス機能も備わっています。フレームから外れた被写体の再追尾をできるつくりです。
高速で動く被写体も歪みなく捉えられるよう、最大画像サイズで秒間最大10コマの高速連写も可能。カメラを構えているときは、高性能ジャイロセンサーとアルゴリズムによる光学式手ブレ補正が働き、スムーズな撮影をサポートします。
液晶モニターは180度可動式で、モニターで角度をチェックしながら自撮りしやすい設計。肌の色調整・テカリ除去・デカ目補正などができるビューティエフェクト機能も備わっています。夜景や逆光など、撮影シーンに合わせて自動で設定調整するプレミアムおまかせオート機能があるのも長所です。
専用アプリ「PlayMemories Mobile」をNFC対応のスマホやタブレットにインストールすれば、撮影した写真や動画をワンタッチで転送可能。スマホでシャッターを押せる、リモコン撮影も行えますよ。
カラーはブラック・ホワイト・レッドの3色展開。購入時にはリチャージャブルバッテリーパックNP-BX1・ACアダプターAC-UB10C/UB10D・マイクロUSBケーブル・リストストラップ・取扱説明書が付属します。
DSC-WX500は、Cyber-shotの高倍率ズームモデルのひとつ。ただし、本品を含む高倍率ズームモデルは、現在どれも公式サイトでは販売が終了になっています。ほかにもCyber-shotでは大型センサーモデルを取り扱っているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
<ラインナップ>
DSC-WX500は、昔ながらのコンパクトかつ高倍率ズームのコンデジで、根強い人気がありましたが公式サイトでは販売終了しています。
今回は、ソニー Cyber-shot DSC-WX500を含む人気のコンパクトデジタルカメラを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
人気のコンパクトデジタルカメラを比較検証したところ、ソニー Cyber-shot DSC-WX500には5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
静止画の発色は良好です。カメラ・写真に興味があるモニターが実際に本品で撮影した画像を確認したところ「発色は比較的鮮やかで不自然な印象はない」「くっきりとしている」とプラスの声が多数寄せられました。
比較したなかには淡い色味でぼやけて見えた商品もありましたが、こちらはある程度色の濃淡がはっきりしており、メリハリのある仕上がりです。
<静止画の発色についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
静止画のカラーモードも充実していました。定番のモノクロ調のほかにも、トイカメラや絵画調など、全13種類のピクチャーエフェクトを搭載。比較したなかには似たような効果が多く違いがわかりにくいものもありましたが、こちらはさまざまな雰囲気を楽しめるでしょう。
「実用的なものが少ない」という指摘はあるものの、使い方によってはユニークな作品づくりに役立ちそうです。SNSに写真を投稿する人にも向いています。
<静止画のカラーモードについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
オートフォーカス機能は優秀です。2種類の被写体を前後に配置して交互にピント合わせを繰り返したところ、ピントが合うまでの時間は平均0.6秒とスピーディでした。比較したなかには1秒以上かかった商品があったことを思っても、優秀な結果です。
フォーカスの移動もなめらかで、ほぼ迷う様子もなく機敏に反応したため、「ピントを合わせづらい」という口コミのようには感じにくいでしょう。メーカーが「高速オートフォーカスで一瞬のシャッターチャンスを逃しません」と謳っているとおり、ペットなど動く被写体も撮影しやすそうです。
サイズも101.6×58.1×35.5mmと小型です。「コンパクトで軽い」という口コミどおり、上着のポケットにも入れられますよ。日常的に持ち歩くのはもちろん、旅行のお供としても重宝しそうです。
ここが最大の魅力で、とにかく小さく軽い高倍率ズームカメラです。
ソニー Cyber-shot DSC-WX500にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
オートフォーカス操作に対応していないうえに、タッチ操作でピント位置を指定できるタッチフォーカス機能も非搭載です。外部マイク端子がないため、音声の録音の幅が広がらないのもネック。動画撮影の自由度という点では劣るため、動画撮影も重視する人には不向きでしょう。
発売時期を考えると、動画需要がそこまで高いわけではなかったため仕方ないものの、昨今のSNS・動画需要の高さをふまえると正直物足りない人も多いでしょう。
撮影した動画の画質もいまひとつです。静止画よりも明らかに発色が薄くなっており、色の再現性が低下していました。とくに暗所では色が暗めに映っていて、「同系色の区別がつきにくい」という不満の声が寄せられています。
<動画の発色についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したソニーのCyber-shot RX100VII DSC-RX100M7を含む上位商品には、被写体の細部までリアルに表現できたものも。対してこちらは、一部潰れていました。荒く見えるほどではないものの、暗所ではとくにノイズが目立っており、解像度が高いとはいえません。
オートフォーカス機能はなめらかでしたが、ボケ感についても「物足りない」という意見がモニターから多数。立体感のある動画を撮影するのは難しいでしょう。
<動画の解像度についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
静止画の解像度も低めです。比較した商品には葉の模様まではっきり再現できる商品もあったなか、こちらは「葉のディテールはノイズによって失われている」「拡大すると葉っぱの繊維が潰れている」とモニターから指摘が寄せられました。
ノイズによるザラつきも感じられ、デジタル一眼レフカメラ級の美しい写真を求める人には向いていません。
<静止画の解像度についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一般的なコンデジといった画質で、カメラに特化したスマホと比べてもやや物足りない可能性があります。もちろん、記録用として使う分には困ることはあまりないでしょう。
静止画のボケ感もそこまで強く出せず、モニターからは「うしろまではっきりと映っている」という感想が聞かれました。比較したなかで、レンズの明るさの目安となるF値が1.4-2.8と小さいものほどボケ表現が得意な傾向がありましたが、こちらはF3.5-6.4と数値が大きめです。
背景がふわっとボケるような本格的なポートレートを撮影したい人には向いていないでしょう。総じて「画質がいまひとつ」という口コミの懸念を払拭しきれませんでした。
<静止画のボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
そもそも一般コンデジではボケ表現は難しいので、ボケ表現を多用したい人は高級コンデジや一眼がおすすめ。どうしても背景をボカして撮りたい場合は少しズームしてみたり、被写体に寄って撮影するとボケ量は増えますよ。
2015/06/05 発売
35mm判換算焦点距離 | 24-720mm |
---|---|
F値 | F3.5-6.4 |
光学ズーム倍率 | 30倍 |
動画撮影機能 | フルHD 60p |
良い
気になる
本体サイズ | 101.6×58.1×35.5mm |
---|---|
有効画素数 | 1820万画素 |
マニュアルフォーカス | |
ファインダー形式 | |
タッチパネル | |
GPS機能 | |
撮影可能枚数 | 400枚 |
記録メディア | SDカード(UHS-II対応) |
記録フォーマット | jpeg |
シャッタースピード | 4-1/2000秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ISO感度 | ISO80-3200 |
内蔵メモリ | |
連写速度 | 10コマ/秒 |
USB充電・給電 | 充電・給電可能 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | Wi-Fi対応 |
自分撮り機能 |
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ソニー VLOGCAM ZV-1 IIは、動画・静止画ともに鮮やかな画質を楽しめた一品。寒色・暖色問わず美しく発色したうえ、ズームにしても被写体の細かな部分まで鮮明に撮影できました。カラーモードも普段使いしやすいものがそろっています。
「シネマティックVlog設定」機能を搭載しており、何気ない日常のワンシーンを映画のような本格的な映像に仕上げられる点も魅力です。ピントが合うまでの時間も平均0.48秒とあっという間でした。被写体が切り替わってもすぐに対応できるので、子どもの運動会などにも頼りになりそうです。
本体重量はバッテリー込みで266gと軽量。コンパクトで取り回しもよく、サッと持ち運べるでしょう。価格は12万円前後と高価格ですが、予算を上げられるなら検討する価値はありますよ。
ソニー Cyber-shot DSC-WX500は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトで購入できます。執筆時点の価格は5~7万円(※ECサイト参照)と取扱店舗によって差があるうえ、中古品なども販売されているので、しっかり吟味しましょう。
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