最高温度350℃の高火力が評判の東芝 石窯ドーム ER-VD7000。インターネット上の口コミでは高評価が多い一方、「余熱時間が長い」「操作がややこしい」など気になる評判もあり、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか?
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証した東芝の石窯ドーム ER-VD7000は、ケーキなどのお菓子作りを楽しみたい方におすすめです。
実際にホットケーキを調理してみると、満遍なくキレイな焼き色がつきました。食材によって少しあたためムラがみられましたが、全体的に加熱ムラは少ないといえます。また、調理に手間がかからないのが魅力。ローストビーフは下処理のみで30分で出来上がりました。
使い勝手においては、温度設定・タイマーセットが若干操作しづらいとの声があがりましたが、液晶画面がキレイで見やすい点が高評価。庫内に凹凸があり掃除に少し手間がかかるものの、広めの設計なので比較的楽に汚れを拭き取れます。
焼きムラが少なく、手間なく調理できるスチームオーブンをお探しの方は、ぜひ検討してみてくださいね。
庫内の上部が丸みを帯びた形状になっており、石窯のように熱対流を発生させるのが特徴。オーブンの最高温度が350℃と高火力なのも魅力です。
本体には、火加減を自動的に調整する温度センサーを搭載。
メインの食材を牛・豚・鶏・野菜の4種類から選択するだけで、温度・時間をおまかせで調理できます。
高精度の「8つ目赤外線センサー」が128箇所に付いており、食材の位置・分量を細かく検知します。ごはんやお惣菜など、温度がそれぞれ異なっても同時にあたためができますよ。
オートメニューが493品と豊富なのもポイントです。
カラーは、グランブラックとグランホワイトの2色を展開。30Lの大容量ながら、奥行きが39.9cmと小さいのも魅力のひとつです。
液晶画面の見やすさにもこだわり、5インチのカラー操作パネルを採用しています。
付属品は、鉄板ホーローの深皿・角皿2枚・焼網・料理集・取り扱い説明書です。
また専用アプリ「IoLIFE」と連携すれば、オリジナルレシピの検索や修理時のサポートが受けられます。
今回は、東芝 石窯ドーム ER-VD7000を含むスチームオーブンレンジ全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:料理の手間と仕上がり
検証②:加熱ムラの少なさ
検証③:使い勝手
まずは、料理の手間と仕上がりの検証です。
料理家の風間章子さんにご協力いただき、ローストビーフ・茶碗蒸し・から揚げ・肉じゃがの4品を実際に調理します。料理手順の簡潔さ・調理時間の短さなどの「手間」と、火が通っているか・焼き加減などの「仕上がり」の2点を軸にチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
料理の手間と仕上がりは、3.6点とまずまずの評価です。
ローストビーフは若干パサツキがみられました。温度・加熱時間を手動で設定する必要がありますが、下処理をすれば調理時間は30分と短め。手間がかからないのが好印象です。
肉じゃがはじゃがいもが硬いのが気になりました。火は通っているものの、箸が通らないほど硬さが残っています。
また、玉ねぎの味はいまひとつですが、シャキシャキとした食感が味わえました。
から揚げについては肉が柔らかく、比較的ジューシーに仕上がりました。ただし、上位商品と比べると少しカリッとした感じに劣る印象です。
茶碗蒸しに関しては、ちょうどよい固まり具合で申し分ない出来栄えです。
ローストビーフのパサつき・肉じゃがの硬さに懸念が残りますが、全体的にみても調理の手間が少なく、評価は上々といえます。
続いて、加熱ムラの少なさの検証です。
各スチームオーブンレンジを実際に使用し、卵白・幕の内弁当・ホットケーキ・豚の薄切り肉を加熱します。それぞれの食材の火の入り具合をチェックし、あたためムラ・焼きムラ・解凍ムラがないかを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
加熱ムラの少なさは3.8点を獲得。今回検証した商品の中でも上位の結果です。
卵白は両サイドが固まりきらず、あたためムラがみられました。
幕の内弁当は卵焼きが熱く、唐揚げ・ポテトサラダがぬるめの仕上がり。特にご飯の端がぬるく、今回検証した商品の中でも温度の低さが際立ちました。
豚肉は真ん中が解凍されているものの、端は凍っている部分が残っています。しかし、箸で持ち上げるとキレイに剥がせました。
一方、ホットケーキのタネについてはキレイに焼き色がついています。火が入りすぎている箇所もなく、満遍なく加熱されていました。
食材によってあたためムラが出てしまいましたが、総合的にみても加熱ムラは少ないといえます。焼きムラはほぼないので、お菓子作りをされる方には特におすすめです。
最後に、使い勝手の検証です。
30〜50代の主婦3名が、実際にスチームオーブンレンジを使用し、操作のわかりやすさ・お手入れのしやすさの2点を軸に使いやすさを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
使い勝手は3.1点を獲得。画面がキレイでわかりやすいと好評でした。また、デザインが好みとの意見も出ています。
一方、「温度設定の方法がわかりづらい」との声もみられました。さらに、すべて液晶タッチの操作なので、調理中の汚れた手では若干扱いにくさを感じます。特にタイマーセットが大変そうと回答したモニターがいました。
お手入れについては、庫内が広く拭き取り掃除がしやすい印象です。ただし庫内に凸凹があるため、やや掃除がしづらいとの意見があがりました。また、身長が低いと奥まで手が届きにくいとの声も。
しかし全体的にみてもそこまで大きな欠点はみられず、平均以上の評価となりました。
東芝の石窯ドーム ER-VD7000は、全体的に優秀な評価でしたが、最後に他のおすすめ商品もご紹介したいと思います。
より料理の仕上がりを重視する方には、シャープのヘルシオがおすすめです。肉じゃがは玉ねぎの甘みが引き立ち、じゃがいもはホクホクの仕上がり。唐揚げも網が付属しているため、カラっと焼き上がりました。加熱ムラも少なく、じっくり調理を楽しみたい方に向いています。
パナソニックのビストロは、使い勝手のよさが魅力。液晶画面には写真つきのレシピが表示されるうえ、お気に入りレシピの登録も可能です。肉じゃが・ローストビーフともにオートメニューで調理でき、手間なく上々の仕上がりでした。
庫内容量 | 30L |
---|---|
オーブン・グリル機能 | グリル、トースト、熱風コンベクション |
ドア開閉方向 | 縦開き |
設定可能レンジ出力 | 600W、 500W、 200W |
2品同時あたため | |
庫内形状 | フラット |
スチーム方式 | 過熱水蒸気式 |
最大レンジ出力 | 1000W |
水のセット方法 | タンク式 |
発酵機能 | |
2段オーブン | |
オーブン最低温度 | 100℃ |
ノンフライ調理可能 | |
オートメニュー数 | 382 |
ピッタリ設置可能 | |
電源コードの長さ | 1.4m |
お手入れ機能 | 自動お手入れ |
庫内コーティング | 不明 |
オーブン最高温度 | 300℃ |
待機時消費電力ゼロ | |
幅 | 490mm |
定格消費電力 | レンジ1460W、 オーブン1410W、 グリル1410W |
高さ | 420mm |
付属品 | ワイド角皿2枚(409mm×300mm)、 ハーフ調理網(2枚重ね対応)2枚、 メニュー集、 取扱説明書 |
奥行 | 430mm |
重量 | 25kg |
センサー種類 | 赤外線センサー、温度センサー、湿度センサー(蒸気センサー) |
操作方法 | 液晶パネル |
チャイルドロックあり | 不明 |
電源(周波数) | ヘルツフリー |
シャープ ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XA10をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
庫内容量 | 30L |
---|---|
庫内容量 | 不明 |
オーブン・グリル機能 | グリル、トースト、熱風コンベクション |
ドア開閉方向 | 縦開き |
設定可能レンジ出力 | 800W、600W、500W、300W、150W(相当)、300W(スチーム) |
タイプ | スチームオーブンレンジ |
2品同時あたため | |
庫内形状 | フラット |
ヘルツ | 不明 |
スチーム方式 | 過熱水蒸気式 |
幅 | 不明 |
最大レンジ出力 | 1000W |
水のセット方法 | タンク式 |
奥行 | 不明 |
発酵機能 | |
高さ | 不明 |
2段オーブン | |
庫内有効高さ | 不明 |
オーブン最低温度 | 70℃ |
庫内有効奥行 | 不明 |
ノンフライ調理可能 | |
オートメニュー数 | 292 |
庫内有効幅 | 不明 |
ピッタリ設置可能 | |
自動あたため機能 | 不明 |
電源コードの長さ | 1.38m |
自動お手入れ機能 | 不明 |
お手入れ機能 | 自動お手入れ |
ドア開閉方向 | 不明 |
庫内コーティング | 天井:オートクリーン/側面:フッ素加工 |
重量 | 不明 |
オーブン最高温度 | 300℃ |
待機時消費電力ゼロ | |
最大出力 | 不明 |
庫内形状 | 不明 |
幅 | 494mm |
定格消費電力 | レンジ1400W、 オーブン1400W、 グリル1350W |
操作方法 | 不明 |
高さ | 370mm |
付属品 | ビストロスピードグリル皿(1枚)、 角皿(2枚)、 ミトン(2枚) |
オートメニューの種類 | 不明 |
奥行 | 435mm |
ノンフライ機能 | 不明 |
重量 | 19.6kg |
センサー種類 | 不明 |
ミラー仕上げ | 不明 |
アプリ連携可能 | 不明 |
センサー種類 | 赤外線センサー |
チャイルドロック機能 | 不明 |
操作方法 | 液晶パネル、スマートフォン対応 |
庫内の段数 | 不明 |
チャイルドロックあり | 不明 |
電源(周波数) | ヘルツフリー |
最高温度 | 不明 |
特徴 | おしゃれ |
パナソニック NE-CBS2700をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。