約1,680万色のカラーライトを搭載したゲーミングマウス、ロジクール G203 LIGHTSYNC Gaming Mouse。「クリックが軽い」と評判です。一方で、「奥のサイドボタンが押しにくい」「ケーブルが引っかかる」と気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のゲーミングマウスとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングマウス選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ロジクール G203 LIGHTSYNC Gaming Mouseは、低価格で動きを自由に設定できますが、操作しやすいとはいえません。「奥のサイドボタンが押しにくい」と口コミにあったように、サイドボタンは小さいうえに押しにくい位置にあったのが難点。比較したなかには自然に親指が触れる商品もあったなか、「持ち方を変える必要がある」と答えたモニターもいました。
「クリックが軽い」との評判どおり押し心地は軽いものの、反発が弱く連打には不向き。マウスは滑りやすく、エイムがしやすいとはいえませんでした。実際に使ったPCゲーマーのモニターからも「思ったよりもエイムが動く」との声があがっています。ホイールの回転は重めかつクリックもやや固く、スムーズに動かすにはある程度慣れが必要でした。
小型設計も手が大きい人にはデメリットで、モニターからは「小指がマウスパッドにこすれる」という声も。充電を気にせず使える有線タイプですが、ケーブルが邪魔に感じやすい点もネックになるでしょう。モニターからは「ケーブルが引っかかる」との口コミどおり感覚的に動かせない人もいて、動作に影響が出やすいといえます。なお、本体は85gとやや重量があるため、適度に重みのあるマウスを好む人向きです。
一方、カスタマイズ性は良好。1インチ動かしたときのカーソル動きを表すDPIは、50単位で細かく設定可能です。ポーリングレートも最大1000Hzと比較したなかでの標準レベルまで設定でき、カーソルのカクツキはあまり気にならないでしょう。マウスの光も自由に調節できるため、ゲーム中の気分も上がりそうです。
税込4,510円とリーズナブルな点もポイント。気軽に買いやすい値段設定で、とりあえず使えるものを探している人なら候補になるでしょう。本体カラーも全4色から選べるため、見た目重視の人にもぴったりです。とはいえ、操作性にこだわる人は物足りなさを感じる可能性が。快適にゲームしたい人は、予算をアップしてほかの商品もチェックしてみてください。
価格は執筆時、公式サイト参照
実際にロジクール G203 LIGHTSYNC Gaming Mouseと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのゲーミングマウスと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ロジクール G203 LIGHTSYNC Gaming Mouseのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ロジクール
エルゴノミクス形状で握りやすく、かぶせ持ちにおすすめ
ロジクール G203 LIGHTSYNC Gaming Mouseは、2020年5月に発売されたゲーミングマウスです。価格を抑えながら、ゲーミンググレードのセンサーを搭載し、ゲーマーに求められる性能にこだわっているのが特徴。6個のプログラム可能なボタンを備え、付属のLogicool G HUBソフトウェアを使えば、コマンドやキーの組み合わせをボタン1つで実行するように設定できます。ほかのパソコンで操作するときも、オンボードメモリ機能で再構成することなくカスタム設定を使い続けられる仕様です。
左右のマウスボタンには金属ばねによる独自のボタンテンションを採用することで、優れたクリック感と連続押下への応答性を高めています。サイズは幅62.15×奥行38.2×高さ116.6mmとコンパクトながら、ケーブル長は2.1mありゆとりを持って使える設計です。
ロジクールはスイスに本社を置く、パソコンやゲーム機向けの周辺機器などを製造・販売する大手メーカー。ゲーマーのニーズを的確に捉えた製品づくりに定評があります。なかでも「ロジクール G」シリーズは、勝利を追求しプレイ中の操作性と快適性を向上させるゲーミングギアブランドで、PCゲーミング用のマウス・キーボード・ヘッドセットなどを展開しています。
ロジクールのゲーミングマウスのなかで、有線接続の「G203」とワイヤレス接続の「G304」の違いを比較しました。USBケーブルを使用した有線接続の「G203」に対し、「G304」は低遅延で安定性の高い「LIGHTSPEEDテクノロジー」を用いたワイヤレス接続。「LIGHTSPEEDテクノロジー」と「HEROセンサー」を組み合わせることで、単三電池1本で最大250時間使えるほど電力効率がよいところが特徴です。
「G203」に迫る軽さもポイント。「G304」はワイヤレスながら電池を含めて約99gと、驚異の軽さを謳っています。カスタムできるボタンの数は両者とも6個。「G304」の本体のなかには、USBレシーバーを収納できるポケットがあり、持ち歩く機会が多い人にはうれしい配慮です。
価格はワイヤレス機能と高性能センサーを持つ「G304」のほうが高め。「G304」も実際に使って検証したので、購入を迷っている人はチェックしてください。
<ラインナップ>
価格は執筆時点・公式サイト参照
人気のゲーミングマウスを比較検証したところ、ロジクール G203 LIGHTSYNC Gaming Mouseには4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
メリットの1つめは、カスタマイズ性の高さです。商品の仕様を確認したところ、カーソルの動きを細かく設定できるところが優秀でした。
マウスの動きに対してカーソルがどのくらい動くかを示すDPIの数値は、50単位で設定可能。この数値は高すぎるとカーソル飛びを起こすことがあるため、本商品のように50単位あれば好みの動きに調整しやすいといえます。
1秒間でパソコンに伝わる情報の量を示すポーリングレートは、最大1000Hzまで設定可能。比較したなかにはポーリングレートを最大8000Hzまで設定でき、非常になめらかに動かせる商品もありましたが、本商品は標準的な性能です。
唯一、DPI変更ボタンが誤操作しやすい表面にあることで評価を落としましたが、総合的にみてカスタマイズ性は高め。ゲーミングマウスとして納得のいく動きに調節できるでしょう。
メーカーの売りであるカラーの豊富さも魅力です。カラー展開はブルー・ブラック・ライラック・ホワイトの全4色。マウスのほかに、ヘッドセット・キーボードにも同様のカラーがあり、見た目にこだわりたい人におすすめです。
独自機能の「LIGHTSYNC RGBカラーウェーブ」も搭載。約1,680万色のなかから単色はもちろん、3色を混ぜるなど自由に色変更してカラーウェーブをプログラミングできます。ロジクールのほかのLIGHTSYNCギアと同期させて、色の調和を楽しめるところも魅力的でした。
「スクリーンサンプラー機能」ではマウスを画面と同期させて、ゲームの世界観・映画のシーン・壁紙のテーマがリアルタイムにマウスのライトに反映され、没入感を高められます。音楽・映画・ゲームのサウンドに対してリズムをとり、色が点滅される「オーディオビジュアライザー」も特徴的でした。
比較したほかの商品にはみられないロジクール独自の遊び心で、デスクセッティングのアクセントとしてもおすすめできる一品です。設定でライトを消して光らせないこともできるため、気分に合わせて設定してみてください。
本品は有線タイプ。使用中にケーブルが気になる場合はあるものの、ゲーム中の接続不良や充電切れを起こさない点ではメリットともいえます。
重量は85g。比較した商品内では65g以下の軽いものが操作しやすいと感じる傾向がありましたが、本品はやや重めです。適度に重みのあるマウスのほうがエイムしやすいという人に向いているでしょう。
リーズナブルで気軽に買いやすいところもポイント。執筆時の価格が公式サイトで税込4,510円と低価格ながら、操作性を細かく調整できるなどゲーミングマウスとして必要な機能を備えています。
比較した有線マウスのなかで、5,000円を下回る商品は本商品のほかに1つのみ(※執筆時点)。性能の高さからコスパのよいマウスともいえるでしょう。ゲーミングマウス初心者や、とりあえず使えるものを探している人にもおすすめできますよ。
ロジクール G203 LIGHTSYNC Gaming Mouseにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
慣れないと連打しにくく、サイドボタンが押しにくいところが気になりました。
「クリックが軽い」との評判どおり軽さはメリットともいえるものの、反発が弱めです。Apex Legends・VALORANT・フォートナイトのいずれかでランクマッチに入った経験がある、PCゲーマー10人が実際に使ったところ、「ペタペタした押し心地」との声があがり、あまりよい反応は得られませんでした。比較したなかにはレスポンスの速いものもあったのに対し、物足りなさを感じます。
サイドボタンは2個ありますが、サイズが小さめで強く押す必要がありました。比較したところ、親指がかぶさる位置にサイドボタンがある商品は使いやすかったのに対し、本品は押しにくい位置に設置されているのもネック。押すときに持ち方を変える必要がありそうです。
ホイールの回転は重めかつクリックもやや固く、スムーズな扱いには慣れが必要。総じて、操作面では好みがわかれるマウスといえます。
<クリック・ボタンの押しやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
エイムもしやすいとはいえず。実際にゲームプレイしたモニターからは「マウスが滑って思ったよりもエイムが動く」との声があがり、ここぞという場面で狙いが外れることがあるかもしれません。
サイズが小さめなので、どちらかというと手の小さい人のほうが使いやすそうです。モニターには「小指がマウスパッドとこすれる」と答えた人もいて、手が大きい人だとフィット感がいまひとつ。平たい形状なので手のひらに空間ができやすく、全体でホールドして持つのも難しいでしょう。どの持ち方でもやや違和感はありますが、手のひらをベッタリとつけて持つ「かぶせ持ち」よりも、指の付け根は浮かせてつかむ「つかみ持ち」向きです。
有線であることがエイムに影響するかどうかは、人によって意見がわかれました。「有線特有の不都合はなかった」と回答するモニターもいた一方で、「ケーブルが引っかかる」との口コミどおり感覚的に動かせない人も。比較した有線マウスのなかには、靴ひものような布製ケーブルで大きく動かしても抵抗を感じにくい商品もあったことをふまえると、プレイの精度に影響しやすいかもしれません。
<エイムのしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
接続方式 | 有線 |
---|---|
重量 | 85g |
良い
気になる
接続インターフェース | USB |
---|---|
バッテリー持ち時間 | |
最大DPI | 8000dpi |
DPI変更可能幅 | 200~8,000dpi |
ソフトウェア付き | |
ソールの別売りあり | |
幅 | 6.215cm |
奥行 | 11.66cm |
高さ | 3.82cm |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ロジクール G203 LIGHTSYNC Gaming Mouseを使った結果、サイドボタンが押しにくくフィット感が物足りないなど、細かな操作をするのに支障がある場面もありました。予算を上げられるのであれば、より握りやすく操作性に優れた商品もあったので、チェックしてみてください。
実際に使うと、エイムのしやすさが優秀。滑り加減がほどよく、止めたいところでピタッと止められました。ボタンをクリックしたモニターからは「とても軽いがある程度固さもあり、連打がしやすい」と好評。サイドボタンはやや上に配置され、平らで浅い押し心地が正確な操作をサポートします。ホイールは抵抗が強く好みがわかれましたが、段階ごとの引っかかりがしっかりしているところはメリットでした。
ベンキュージャパン「ZOWIE ゲーミングマウス For e-Sports」は、つかみ持ちをする人におすすめの商品。マウス後方が高くなった形状で、くびれが深くつかみ持ちに適しています。65gと軽量で、手の小さい人が使いやすい小型サイズですが、大きいサイズの販売もあり手のサイズに合わせて選べるのは便利です。
有線ですが、ケーブルが布製で柔軟性が高いところが特徴的。モニターからは「大きく振っても抵抗がない」との声もあがり、無線に近い感覚で動かせました。かなり軽く滑りやすいものの、ほどよくグリップが効くため細かい動きは得意。素早い操作が求められるFPSゲームなどでも快適に使用できるでしょう。
クリック感は少し重めで、反発がほどよいので連打をしやすいといえます。サイドボタンは、親指で無理なく押せる大きさと絶妙な深さ。扱いやすいホイールも使用したモニターから好評でした。
有線タイプとしては取り回しのよい商品なので、無線タイプの電池交換などがネックになっている人はぜひチェックしてみてください。
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なお、できるだけ安く購入したい人は、中古品を見てみるのもひとつの手です。
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