超軽量・超薄型で持ち歩きやすい高性能ノートパソコン、ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA-I7321W。インターネット上の口コミでは「ストレージが速い」「画面がきれい」と評判です。しかし、実際はどうなのかと気になって購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の高性能ノートパソコンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、高性能ノートパソコン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ASUSのZenbook S 13 OLEDは、さまざまなシーンで作業できる商品がほしい人におすすめです。薄型・軽量ながら堅牢性が高く、持ち運びやすいのが魅力。バッテリー持ちもよく、YouTubeの動画は約14.5時間再生できました。比較した商品には3時間程度で充電が切れたものもあり、充電器を持ち歩きたくない人にぴったりですよ。
処理性能も優秀です。パソコンの頭脳となるCPUのマルチスコアは7095.33ptsをマーク。比較した商品には5000pts前後と低いものもあったなか、あらゆる作業を快適にこなせるスコアを記録しました。RAMのベンチマークスコアも2485.00ptsと十分で、Web上で情報収集しながらの書類を作成するといった作業も快適です。
ストレージの読み書きもスムーズ。上位商品には一歩及ばなかったものの、読み込み4962.23MB/s・書き込み2846.93MB/sと好記録でした。OSやアプリをさっと起動できる数値で、「ストレージが速い」との口コミにも納得です。ただし、4K動画の書き出しには14分以上かかったので、負荷の大きいゲームだと画像処理に時間がかかるでしょう。
ディスプレイには有機ELを採用。「画面がきれい」との口コミどおり、色鮮やかでした。スピーカーの音も迫力があり、エンタメを楽しめます。カメラやマイクも十分な性能で、オンライン会議にも使えますよ。キーボードは打鍵感が浅い点で好みが分かれましたが、操作したモニターからは「タイピングが素早くできる」との声が聞かれました。
拡張性が高いのもメリットです。汎用性が高いThunderbolt4対応のUSB-C端子が2つあり、さまざまな機器と接続ができます。総じて欠点の少ない商品ですが、クリエイティブな作業を行う人や予算を抑えたい人は、ほかもチェックしてみてくださいね。
今回ご紹介するASUS Zenbook S 13 OLEDは、前モデル「UM5302TA」より約30%スリムに設計された超薄型・軽量ボディが魅力です。米軍用MIL規格に準拠したテストにクリアしており、堅牢性にも優れています。
ディスプレイの薄さにもこだわり、特別に設計された13.3インチの有機ELディスプレイを採用。超狭額ベゼル(黒縁)で没入感も高めています。動きの速いアクションシーンやゲームプレイも遅延なく滑らかに楽しめるよう、応答速度は0.2msと高速です。
携帯性と機能性を両立すべく、PCの頭脳となるCPUにはインテルのCore Ultra 7を搭載。フルHD IRカメラや、長時間駆動バッテリーも装備しています。8Kまでの映像出力ができるThunderbolt 4.0対応のUSB-C端子があり、生産性を高める工夫がなされているのもポイントです。
なお、同シリーズには、本商品よりスペックを抑えた「UX5304VA」も販売されています。カラーはUX5304MAがポンダーブルー1色なのに対し、UX5304VAは2色展開。色によってプロセッサは異なり、バサルトグレーはCore i7-1355U・ポンダーブルーはCore i5-1335Uが搭載されています。そこまで高性能でなくても十分という人は、あわせてチェックしてみてください。
今回は、ASUS Zenbook S 13 OLEDを含む、高性能ノートパソコンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
標高・気温・湿度・振動など、米国軍用MIL規格に準拠したテストにクリアしたタフネス設計も魅力。ASUS独自の品質テストも行っており、堅牢性の高いつくりです。すっきりとしたミニマルなボディのため、デザイン性を重視したい人にもおすすめですよ。
YouTubeの動画を約14.5時間も再生できるほど、バッテリーの持ちも良好でした。電池切れの心配が少なく充電器を持ち歩く必要がないので、携帯性に優れています。
PCの頭脳となるCPUのベンチマークスコアを測定したところ、シングルコアスコアは1701.1ptsを記録。起動などの基本的な処理を高速で行える数値でした。マルチスコアも7095.33ptsと好記録です。比較したなかには5000pts前後の商品もあったのに対し、あらゆる作業を快適にこなせるでしょう。
RAMのベンチマークスコアも、2485.00ptsと十分。一般的なアプリを複数使用しても問題なく動作できるので、Web上で情報収集しながら書類作成も可能です。メモリは32GBと大容量で、仕事用にもぴったりですよ。
メモリを自分で増設すると保証の対象外になります。増設する際は、自己責任で行いましょう。
一方、書き込みは295.88MB/sにとどまりました。上位商品は610MB/sをマークしており少し物足りないものの、データの書き込みが遅い…と感じるほどではないでしょう。
映像処理性能も良好でした。専用ソフトで測定したベンチマークスコアは平均2067.33を記録。ストレージへの読み込み速度は4962.23MB/s、書き込み速度はMB/s2846.93をマークしており、すべての項目で満足の基準値を上回りました。
しかし、実際の処理速度はいまひとつ。4K動画のエンコードには14.70分もかかってしまいました。比較した商品には2分以内に完了したものもあり、画像処理が速いとはいえません。
本商品のGPU「Intel UHD Graphics」はCPU内蔵タイプのため、独立したGPUを搭載した商品に比べると、処理速度が遅く感じる可能性があります。負荷が大きいゲームでは画像処理に時間を要するでしょう。
高い負荷をかけると表面温度は上昇するものの、ファンの音は気になりませんでした。
実際に高負荷な作業を行った際の音を騒音計で計測したところ、平均40.2dBを記録。比較した商品には50dBを超えたものもありましたが、本商品は図書館のような静かな環境でも使いやすい騒音レベルでした。
発熱も許容範囲です。サーモカメラで本体を映すとやや熱がこもっていたものの、温度が低いことを示す青色の部分も多く見られました。とはいえ、あまり温度が上昇すると故障するリスクがあるので、負荷のかけすぎには注意しましょう。
バッテリーは63Whと大容量。約1.8時間でフル充電できます。約49分で70%まで復活させられる急速充電にも対応しており、すぐに充電したいときにも困りません。
一部モニターから「エンターキーやバックスペースが小さい」との指摘があがったものの、キーの配列に違和感はありません。キー同士の間隔はちょうどよく、ミスタイプしにくいでしょう。
タッチパッドも「スムーズにスクロールできる」「反応がよい」とモニターに好印象です。クリックは上側が少し硬めですが、下側を押すようにすると快適に使えます。比較したなかには誤反応やラグがある商品もあったのに対し、拡大や縮小も滑らかに行えました。
<キーボードの快適さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
WEBカメラでマネキンを撮影し専門ソフトで解析したところ、肌はかなり明るく映りました。肌の色味は、青みや黄みが出ることなく自然。輪郭もぼやけることなく、目の光まではっきり認識できました。
超狭額に設計されたベゼルも特徴的。比較したほかの商品よりもフレームが気になりにくく、没入感を得やすいですよ。映像の滑らかさを示すリフレッシュレートは60Hzと特別高くはありませんが、スクロールに不便は感じません。最大輝度は約617nitと非常に高く、明るい場所でも視認性は良好です。
立体音響技術 Dolby Atmos® ステレオサウンドシステムを採用しており、迫力のあるサウンドで動画を視聴できるのもうれしいポイントです。実際にマイクで録音して周波数を分析したところ、低音から高音までしっかりと拾えていました。
USB-A端子・HDMI出力端子も備えています。拡張性が高いため、さまざまな周辺機器と接続できますよ。ただし、SDカードスロットルはありません。比較した多くの商品と同様にドライブも非搭載でした。
生成AIツールであるcopilotを搭載しているのも特徴。長い文章を要約したり、アイデアを得たりと、作業の効率化に役立ちます。なお、詳細な検証結果は以下のとおりです。
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ここでは、クリエイティブな作業向けの商品や、予算を抑えられるモデルをご紹介します。
バッテリー性能も優秀で、YouTubeの動画は連続で6時間11分も再生できました。インターフェースが充実しており、拡張性が高いのも特徴。キーボードは心地よい打鍵感で、どこをとっても大きな欠点が見当たりませんでした。
コスパ重視の人は、LenovoのThinkPad P16s Gen 2 AMDも要チェックです。20万円以下とお手頃価格ながらも基本性能は優秀でした。
CPUはRyzen 5 PRO 7540U、ストレージは256GBのSSDを搭載。CPUのベンチマークスコアは平均10409ptsと高く、マルチタスクも高速でこなせる性能を備えています。メモリも16GBと十分なので、動画・画像の編集時も動作が重くなりにくいでしょう。
作業時の視認性が高い、16インチの非光沢ディスプレイを採用しているのもポイント。最大輝度が高く、色の再現性も申し分ありませんでした。WEBカメラの解像度はフルHDで、マイクもノイズを十分カットできます。オンライン会議も快適に行えますよ。
YouTubeの動画を連続5時間29分も再生でき、バッテリーの持ちも良好です。キーの間隔がやや狭いものの、軽いタッチでタイピングできました。インターフェイスは、Type-A・Type-C・HDMI・LAN端子・オーディオ端子を網羅しており、拡張性も十分です。
ASUS Zenbook S 13 OLEDは、公式オンラインストアで購入できます。価格は税込239,800円(※2024年8月時点)でした。
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