「寝ころびながら視聴することも可能」と謳うモバイルプロジェクター、BenQ 天井プロジェクター GV31。ネット上では「聴き取りやすい澄んだ音質」「業務用と遜色ない画質」などと評判です。しかし、「明るいところでは若干光量不足」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の11つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のモバイルプロジェクターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、モバイルプロジェクター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
BenQ 天井プロジェクター GV31は、寝ながら見たい人や野外で使いたい人におすすめです。比較したなかで唯一本体が360度回転するため、壁・天井など好きなところに投影できます。自動で画面がきれいな長方形に修正される台形補正機能も便利です。コードレスでも3時間以上投影できたので、映画1本分なら余裕で視聴でき、アウトドアシーンで活躍しますよ。
映像のクオリティも高く、色鮮やかで奥行を感じられます。コントラスト比・色域の広さ・色の正確さすべてが好記録で、比較した商品の平均値(※執筆時点)を上回りました。最大輝度も実測値で194ANSIルーメンと高く、薄暗い部屋で投影しても視認性は良好です。「明るいところでは若干光量不足」という口コミは払拭したとえいます。
解像度も高めです。映画を視聴したオーディオ・ビジュアルの専門家は「家が映画館になった感じ」とコメント。比較したなかにはノイズが気になったものもありましたが、こちらは細かなディテールまで精細に感じられました。サッカーのハイライト映像でも残像感はあまり気にならず、スポーツやアクション映画などの投影にも向いています。「業務用と遜色ない画質」との口コミにも納得です。
サウンドも迫力があります。270度のサウンド出力設計により、専門家からは「体に迫るようなサラウンド感がある」と好評でした。臨場感が得られるため、作品の世界観に没入できるでしょう。比較した一部商品のように映画のBGMにセリフが埋もれることもなく、「聴き取りやすい澄んだ音質」という口コミどおりのサウンドでした。
機能性も充実しており、主要なネット配信サービスに対応しています。比較したほとんどの商品が非対応だったNetflixも正式対応です。価格は税込110,900円(※執筆時点・公式サイト参照)と高価ですが、画質・音質・機能性すべてにおいて優秀な商品。モバイルプロジェクター選びに迷ったら、ぜひ検討しみてはいかがでしょうか。
実際にBenQ 天井プロジェクター GV31と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
BenQ 天井プロジェクター GV31よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
今回ご紹介するBenQの天井プロジェクター GV31は、「あらゆる角度から完璧に投影できる」と謳う商品です。簡単に角度調整が可能な回転機構を採用しており、壁や天井など投影対象をスムーズに変更できます。
解像度は1080PフルHDに対応しており、300ANSIルーメンの明るさで色鮮やかな映像を楽しめる設計です。ストリーミングサービスやアプリへアクセスできる、Android TVが組み込まれているのもポイント。Netflixにも正式対応しています。ミラーリング機能を使えば、スマホの画面を投影して大画面で楽しむこともできますよ。
2.1チャンネルのBluetoothスピーカーを搭載しているのも魅力です。天井に投影してもスピーカーは塞がれません。Wi-Fi経由で音楽を流してスピーカーとして使ったり、USB Type-Cで接続してSwitchに給電しつつ映像を出力したり、さまざまな使い方ができます。スマホの急速充電も可能です。
バッテリー内蔵式のため、充電なしでも動画は180分、音楽なら300分間再生できます。コンパクトな設計で持ち運びやすく、屋外で使いたい人にもぴったりですよ。専用のキャリングケースが別売りされているので、アウトドアで使いたい人はあわせてチェックしてみてください。
3つのモデルの中間的な立ち位置なのがGV30。解像度は720PのHDで、値段は税込69,800円(※執筆時点・公式サイト参照)です。価格を抑えつつ画質もある程度きれいなものを選びたい人に向いています。
とりあえずプロジェクターを使ってみたいライト層には、税込49,800円と最も安価なGV11がぴったり。解像度はWVGAと低めですが、0.97kgと軽いので気軽に持ち出せます。アウトドアで家族や友人と映像を楽しみたいときに便利ですよ。
GV31とGV11の解像度を比べると、ブルーレイとDVDほどの差があります。大きな画面では、解像度が低いほど画面にブロック感を感じやすくなるので注意が必要です。GV30の画質は十分きれいですが、100インチほどの大画面になると画面の粗さが目立つでしょう。
今回は、BenQ 天井プロジェクター GV31を含む人気のモバイルプロジェクターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
壁はもちろん、天井にもスムーズに投影できるのが魅力です。本体が360度回転するため、角度を細かく調整できます。三脚や設置台がなくても、手軽にちょうどよい高さに投影できました。
端子類は本体側面に配置されており、天井に投影してもケーブルが邪魔になりません。比較した大半の商品が本体背面に配置されていたので、天井に投影したいなら有力候補となります。
壁に投影場所がなくてプロジェクターを諦めていた人や寝ながら映画を見たい人に、ぜひ試してもらいたい商品です。
天井投影をしたいなら、絶対この商品を買ったほうがよいくらいおすすめです!ほかの商品は三脚が必要だったり角度調整できても不安定だったりするなか、本商品はスライドするだけで天井にきれいに投影できます。
バッテリーが長持ちするのもメリットです。実際にYouTube動画を再生したところ、充電なしで3時間31分視聴できました。
比較した商品にはコードレスに対応していなかったり、90分前後しかバッテリーが持たなかったりするものも。対してこちらは、公式サイトが謳う動画連続再生時間の180分間を上回る結果で映画1本は余裕で見られます。コンセントがない場所でも使いやすいうえに、モバイルバッテリーとしても使えてアウトドアにぴったりですよ。
1.7kgと重すぎないため、持ち運びもしやすいでしょう。本体上部には指をかけられる持ち手もあり、リビングや寝室など部屋移動も片手で気軽に行えます。
<測定結果一覧>
平均値は執筆時点
想定した3項目は、すべて比較した商品の平均値を上回りました。色域の規格であるBT.2020を73.83%カバーしており、多彩な色を表現できます。色の正確さも8.73ΔEと誤差が小さく、本物に近い色合いを再現できました。コントラスト比も47:1と高く、暗い場面をくっきり映しだせますよ。
最大輝度も実測値で194ANSIルーメンと高く、明るく映し出せます。比較したところ、150ANSIルーメン以上であれば真っ暗でなくてもきれいに見えたので、「明るいところでは若干光量不足」という口コミは払拭したといえるでしょう。薄暗い部屋でも見やすいため、日中に使いたい人にもぴったりです。
輝度のムラも少なく、輝度差は93%を記録しました。比較した商品には輝度差66%とムラが目立つものもあったのに対し、投影画面全体がほぼ一定の明るさで違和感なく視聴できますよ。
モニターからも、「肌感やツヤ、シワなどがしっかり再現されている」との声があがりました。比較した一部商品のようなノイズは気にならず、細かなディテールまで感じられます。「業務用と遜色ない画質」という口コミがあったように高画質で、映像への没入感が得られますよ。
<解像感の高さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したほかの商品には選手の動きがカクカクして見えるものもありましたが、本商品は若干のガタつきを感じる程度です。動きが激しい映像でも残像感が気になりにくいので、スポーツやアクション映画などを視聴することが多い人におすすめです。
<映像の滑らかさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
スピーカーは、4W×2のステレオスピーカーとパワフルな8Wのサブウーファーで構成されています。低域を補うウーファーがあるため、モニターからは「低音が引き締まっている」と好印象。迫力はありつつも人の声はBGMに埋もれず、「澄んだ音質」と口コミで評価されていたようなクリアなサウンドを楽しめました。
標準・映画・音楽など、コンテンツに合わせたサウンドモードの選択も可能です。モードを変えて視聴すれば、より作品の世界観に没入できるでしょう。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
映画以外にも、さまざまなコンテンツを大画面で楽しめます。Android TVを内蔵しており、Netflix・Amazon Prime Video・Hulu・YouTube・Disney+・DAZNと多くのネット動画に対応していました。
とくに比較した多くの商品が非対応だったNetflixに対応しているのは、うれしいポイントです。ただし、付属リモコンからのダイレクト接続はできません。
Nintendo Switchとも接続可能です。USB Type-Cケーブル1本で、映像の出力とSwitchへの給電が行えます。iPhone・Androidスマホのミラーリングに対応しており、スマホの画面を大画面で楽しめるのも便利な点。Googleアシスタントによる音声操作も可能で、機能性は申し分ありません。
起動も十分な速さで、電源を入れて平均45.90秒で立ち上がりました。比較したなかでは平均的な速さのため、準備にあまり時間はかかりません。
解像度 | フルHD |
---|---|
明るさ(ANSIルーメン) | 194ANSIルーメン |
対応ネットサービス | Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、Hulu、Disney+、DAZN |
良い
気になる
連続再生時間 | 211分 |
---|---|
投影方式(光源) | DLP方式 |
60インチ投影に必要な距離 | 1.6m |
80インチ投影に必要な距離 | 2.1m |
100インチ投影に必要な距離 | 2.7m |
OS搭載 | |
オートフォーカス | |
コントラスト比 | 47:1 |
障害物自動回避 | |
台形補正 | 自動 |
入力端子 | HDMI端子、USB Type-A、USB Type-C |
バッテリー搭載 | |
HDR対応 | |
Bluetooth対応 | |
奥行 | 203mm |
幅 | 131mm |
高さ | 191mm |
重量 | 1.7kg |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
59,257円
(最安)
販売価格:59,800円
ポイント:543円相当
送料無料
104,800円
(+45,543円)
販売価格:104,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(64件)
112,544円
(+53,287円)
販売価格:113,576円
ポイント:1,032円相当
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本体はコンパクトですが、音のスケール感も圧倒的。空間全体に迫力のある音が広がります。最高輝度が実測値で503ANSIルーメンと非常に高いので、電気を消さなくても臨場感あふれる映像体験ができますよ。リモコンのボタンからストリーミングサービスにアクセスできたり、自動台形補正などの投影機能が充実していたりと、機能面も不足はありません。
コードレスでは使えませんが、映像にも音質にもこだわりたい人にぴったりですよ。
BenQ 天井プロジェクター GV31は、全国のビッグカメラやヨドバシカメラなどで販売中です。最寄りの店舗は、公式サイトの取扱店舗一覧から探せます。
自宅から購入するなら、公式オンラインショップがおすすめです。沖縄・離島一部地域を除き、送料は無料。購入から2年間の無償点検サポートもついています。
そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売が確認できました。ポイントが貯まっているサイトがあれば、そちらから検討してみてもよいでしょう。
モバイルプロジェクターの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。BENQの天井プロジェクター以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
解像度 | フルHD |
---|---|
明るさ(ANSIルーメン) | 511ANSIルーメン |
対応ネットサービス | Amazon Prime、YouTube、Hulu、Disney+、DAZN |
良い
気になる
連続再生時間 | 170分 |
---|---|
投影方式(光源) | DLP方式 |
60インチ投影に必要な距離 | 1.6m |
80インチ投影に必要な距離 | 2.1m |
100インチ投影に必要な距離 | 2.7m |
OS搭載 | |
オートフォーカス | |
コントラスト比 | 48:1 |
障害物自動回避 | |
台形補正 | 自動 |
入力端子 | HDMI端子、USB、DC |
バッテリー搭載 | |
HDR対応 | HDR10、HLG |
Bluetooth対応 | |
奥行 | 145mm |
幅 | 114mm |
高さ | 172mm |
重量 | 1.6kg |
XGIMI Haloプラスをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
解像度 | フルHD |
---|---|
明るさ(ANSIルーメン) | 277ANSIルーメン |
対応ネットサービス | Amazon Prime Video、YouTube、Hulu、Disney+、DAZN |
良い
気になる
連続再生時間 | 135分 |
---|---|
投影方式(光源) | DLP方式 |
60インチ投影に必要な距離 | 1.6m |
80インチ投影に必要な距離 | 2.1m |
100インチ投影に必要な距離 | 2.7m |
OS搭載 | |
オートフォーカス | |
コントラスト比 | 46:1 |
障害物自動回避 | |
台形補正 | 自動 |
入力端子 | HDMI、USB |
バッテリー搭載 | |
HDR対応 | HDR 10 |
Bluetooth対応 | |
奥行 | 83mm |
幅 | 83mm |
高さ | 167mm |
重量 | 0.9kg |
Anker Nebula Capsule 3 Laserをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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