BONIQ 2.0より操作性・収納性がアップした、低温調理器 BONIQ Pro2。「鶏胸肉を柔らかく調理できる」と評判です。しかし口コミが少なく実際の使い勝手がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のアイリスオーヤマやワッションの低温調理器とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、低温調理器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
低温調理器 BONIQ Pro2は使いやすく失敗にくい低温調理器がほしい人におすすめです。比較したほとんどの商品がタッチパネルで操作するタイプでしたが、本商品は回して操作するロータリー式。感度に左右されない操作方法なので、手が濡れたり汚れたりしていても使いやすいでしょう。
消費電力が1200Wと大きく、短時間で予熱が完了するのもポイント。鍋に入れた水が58℃に達するまでの時間を計った結果、わずか13分16秒でした。比較した商品には予熱に20~30分ほどかかったものがあったことを思うと、待ち時間が少なくサクサク調理が進むといえます。
予熱完了のタイミングは音で知らせてくれるので、ほかの作業をしていても食材を入れるタイミングを逃しません。専用アプリが用意されていて、スマホから遠隔操作も可能。メインからスイーツまで
さまざまなレシピが載ったガイドブックが付属するので、低温調理のレパートリーが広がるでしょう。
肝心の料理のおいしさも高評価。サラダチキンを作ってモニター10人に試食してもらうと、全員が「しっとり柔らかく仕上がっている」と答えました。箸で入れればスッと切れるほどで、「鶏胸肉を柔らかく調理できる」との口コミどおりです。
ローストビーフも試食してもらうと、一部のモニターから「もう少し柔らかくてもよい」との声が。しかし、口に含むと肉汁が広がるほどのジューシーさがあり、おいしさに満足する人がほとんどでした。なかには、「ソースがなくても十分においしい」と感じた人もいます。
なお、同時に比較したアイリスオーヤマの低温調理器は、鶏肉・牛肉ともに硬い仕上がりに。ほかの商品も大多数がサラダチキン・ローストビーフのいずれかしかおいしく作れなかったのに対し、BONIQ Pro2とワッションの「Emperor Tamarin」は両レシピとも満足度の高い仕上がりでした。どんな肉料理でも失敗が少ないのはうれしいですね。
コードを外して収納できたり片手で鍋へ着脱できたりと、使い勝手のよさも前作の「 BONIQ 2.0」より向上しています。低温調理器でいろいろな料理を作ってみたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
たんぱく質の流出を防ぐことで、肉料理をしっとり仕上げる低温調理器。自家製チャーシューや鶏ハム、ローストポークなどを簡単に作れるのが魅力です。今回は「一家に一台、一店舗に一台、低温調理を」をモットーに掲げるBONIQ(ボニーク)から、2022年5月に発売されたBONIQ Pro2をご紹介します。
BONIQ Pro2は、前号機である「BONIQ 2.0」に比べて操作や収納しやすさがアップしたと謳う一品。主なスペックは以下のとおりです。
今回は低温調理器 BONIQ Pro2を含む全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
全12台の低温調理器と見比べた結果、BONIQ Pro2には4つものメリットがありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
温度や時間設定といった操作は、本体を回して行うロータリー式。比較したほとんどの商品がタッチパネル式を採用するなか、感度に左右されない操作方法が目を惹きました。手が濡れていてもスムーズに操作できるでしょう。
ハイパワーで予熱時間が短いのもポイント。なかには58℃に達するのに20~30分かかるものがあったのに対し、13分16秒で予熱が完了しました。予熱完了を音で知らせてくれるため、ほかの作業をしていても食材を入れるタイミングを逃しません。
BONIQ Pro2には、メイン料理からスイーツまでさまざまなレシピが記載されたガイドブックが付属。肉料理のほかに、何が作れるのかすぐわかるのがうれしいですね。
比較した商品には、付属の説明書にレシピが1つも載っていないものが。自分でレシピや調理方法を調べる必要があるため、低温調理器を使うハードルが上がってしまいます。対してBONIQ Pro2であれば、多種多様なレシピにすぐに挑戦できるでしょう。
さらに注目したいのが、公式レシピサイトが格納された専用アプリの存在。レシピの閲覧・保存だけでなく、調理温度や時間設定、調理開始・停止といった遠隔操作が可能です。お気に入りのレシピを登録しておけば、アプリ上からすぐに調理を始められますよ。
サラダチキンを作って男女10人で試食したところ、全員が「食感が柔らかい」と高評価をつけています。箸を入れるだけで切れ、モニターからは「ホッケの身ほどの柔らかさ」との声も。適度な弾力があり、鶏肉らしい食感を楽しめました。
なかには「シーチキンの油を切った感じのパサつきがある」とコメントした人がいたものの、「口の中でしっかりと水分を感じられる」「全体的に水分量が多くジューシー」といった意見も寄せられています。
同時に比較したアイリスオーヤマの低温調理器LTC-01は、鶏肉のパサつきが気になる結果に。対してBONIQ Pro2で調理したチキンはしっとり感を失わず、かといって生っぽさもありません。「鶏胸肉を柔らかく調理できる」との口コミどおりといえます。
<サラダチキンを試食したモニターのコメント>
コメントは一部抜粋
ローストビーフについては、一部のモニターから「もう少し柔らかさがほしい」との意見が。とはいえ、比較では肉が硬く食べにくいものがあったのに対し、BONIQ Pro2で作ったローストビーフには適度な弾力も感じられ、十分に噛みきれました。
モニターからは、「口に含むと肉汁の旨味がジュワっと広がった」「肉の風味を堪能できる」との声も。鮮やかで見栄えのよい色合いも好印象です。
なお、比較した商品の大半は、サラダチキンとローストビーフの一方しかおいしく作れませんでした。対して、BONIQ Pro2とワッションの「Emperor Tamarin」は両方ともしっとり仕上がり高評価に。肉の種類によっておいしさに差がつかないので、さまざまなレシピに挑戦できそうです。
コメントは一部抜粋
総じて使い勝手のよい低温調理器 BONIQ Pro2ですが、消費電力は1200Wと大きめ。電子レンジやケトルなど、一緒に使う電化製品によってはブレーカーが落ちる可能性があるので注意しましょう。
ここではBONIQ Pro2とは違う魅力を持った低温調理器をご紹介します。ぜひ、ほかの商品とも比較してみてくださいね。
低温調理を存分に楽しみたいなら、ワッションのEmperor Tamarinもよいでしょう。
検証では、ローストビーフのおいしさで高評価を獲得。モニターから「しっとりジューシーな食感で、ソースがなくても十分においしい」と好評でした。サラダチキンもパサつきがないうえ、「噛みごたえもありおいしく食べられた」との声が出ています。
予熱時間がわずか11分50秒とスピーディなのも魅力です。さらに自立機能が備わっており、鍋の厚さに応じて立てたりクリップで挟んだりと自由自在。操作はなじみやすいタッチパネル式で、感度も良好でした。
調理や収納時の利便性にもひと工夫。新作のBONIQ Pro 2は鍋やコンテナへ片手で取りつけ・取り外しできる仕様で、両手を使う必要がありません。コードが着脱式へ進化したため、よりスッキリ収納できますよ。
なお、mybestでは前モデルのBONIQ 2.0の使用感もレビューしています。どちらを買うか迷っている人は、以下のコンテンツにも目をとおしてみてくださいね。
BONIQ Pro 2 本体・コンテナ(7L・12L・24Lのいずれか)・コンテナラック・コンテナメッシュトレー2枚・コンテナ保温ルーフ・コンテナ保温ジャケットの7点セットが10%オフで購入できてお得ですよ。
さらに、公式サイトで購入すると、BONIQ専用ポータブルケース・低温調理用 耐熱袋 BONI BAGもプレゼント。保証期間は1年で、個人利用はもちろん飲食店での使用も保証対象となります。
<スターターセット価格一覧>
価格は執筆時点・公式サイト参照
低温調理器は自動で調理時間・温度を管理してくれる便利なアイテム。使うときはまず、水を入れた鍋に低温調理器をセットして予熱しましょう。予熱をしている間に、下味をつけた食材をチャックつきポリ袋に入れて真空状態に。予熱が完了したら食材を鍋に入れて完成を待つだけです。
低温調理器の安全性に疑問を持つ人もいるかもしれませんが、適正な温度と時間で調理すれば食中毒リスクは減らせます。なお、リスクを低減するには食材に合わせた温度設定が重要。料理研究家の川上さんは、魚は44℃・牛肉は55℃・鶏肉や豚肉は66℃での調理を推奨しています。
ただし、加熱時間は食材の部位や厚さにより変わるので、レシピの記載時間・温度どおりに作りましょう。また、下ごしらえは清潔な場所で行い、まな板を漂白する・ラップやまな板シートを敷くなどの衛生対策も大切です。
以下の商品はBONIQ Pro2と同じくらい魅力的な低温調理器です。ぜひ検討してみてくださいね。
消費電力 | 1,200W |
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予熱時間(実測値) | 11分50秒 |
予熱完了合図あり |
良い
気になる
幅 | 5cm |
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奥行 | 8.5cm |
高さ | 32cm |
重量 | 1,100g |
コードの長さ | 1.2m |
最大対応水量 | 20L |
最低水位 | 9cm |
最高水位 | 15cm |
留め具の種類 | クリップ式 |
温度設定 | 0.5℃刻み |
設定可能温度(最低) | 0℃ |
設定可能温度(最高) | 90℃ |
設定可能時間(最短) | 1分 |
設定可能時間(最長) | 99時間59分 |
スマホとの連動可能 | |
レシピブック付き | |
付属品 | 取扱説明書、レシピブック |
低温調理器 Emperor Tamarin(エンペラータマリン)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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