「袋に突っ込むだけでサラダチキンが完成した」って信じます?低温調理って面倒臭い、とは二度といえない【20商品比較】
「新生活を機に自炊をはじめてみたい、でも面倒なのはイヤ」その気持ち、よくわかります。
そこで今回は、フライパンも鍋も火も水も使わずに肉料理ができる、驚きの調理アイテムを紹介しましょう。
やることは、食材を用意して耐熱袋に密封するだけ。タイマーをセットすれば、あとはテレビを見ていても、お風呂に入っていても、なんならジョギングに出ても問題なし。自動で調理してくれるので、料理が苦手な人も安心。
それが、アイリスオーヤマの低温調理器「PocketChef PLTC-M01」です。
普通、低温調理器はちょっと手間がかかるものですが、これは革命的とも言えるほど簡単。
「ラクして、安く、おいしい料理が食べたい」そんなずぼらの理想に一歩近づきます。
本コンテンツの情報は公開時点(2025年3月27日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
低温調理器って?火を使わずに加熱する新しい調理家電
本来、低温調理は温度管理がむずかしい調理法ですが、数年前から安価な商品が登場してきたことで、一般家庭にも広まってきました。
代表的な料理はローストビーフ・サラダチキン・チャーシューなど、お肉が柔らかくジューシーになり、「プロがつくったの!?」という仕上がり。
低温で調理することでタンパク質の破壊や水分の流出を妨いでくれるのが、おいしさの秘密です。
料理の肝となる火加減の調整などの技術も不要。調理時間と温度管理はおまかせのため、失敗の可能性も低く安定しておいしい料理が味わえます。
これまで、低温調理器といえば水を張った鍋に挿して使う“スティック型”が一般的でした。そのため、準備と片付けに手間がかかったのですが、商品比較サイト「マイベスト」が20商品の低温調理器を使い比べた結果、水も鍋も使わないのに絶品のローストビーフやサラダチキンをつくれる商品を発見。
一見、20cm四方の袋に見えますが、じつはこれ調理だけでなく、準備も片付けも圧倒的にラクになる“ポーチ型”低温調理器なんです!
その魅力をここから深掘りしていきます。
低温調理器のマストバイ:アイリスオーヤマ「アイリスプラザ 袋型低温調理器 PocketChef PLTC-M01」(約8,500円)
- おすすめスコア:★4.38(3位 / 20商品中)
- ローストビーフのおいしさ:★4.25(8位)
- サラダチキンのおいしさ:★4.45(6位)
- 調理のしやすさ:★4.75(2位)
- レシピの豊富さ:★4.00(12位)
一般的な低温調理器に比べてとてもコンパクトで、調理も簡単なのが、ポーチ型の低温調理器のアイリスオーヤマ「アイリスプラザ 袋型低温調理器 PocketChef PLTC-M01」(販売価格8,361円)です。
ポーチのなかに密封した耐熱袋に入れた食材をセットするため、水も鍋も準備する必要がありません。
電気で加熱するため火も使わず、予熱が不要なので調理を開始するまでの待ち時間もなし。しかも、調理中はほったらかしで問題ないため、とにかくとっても手軽なんです。
キッチンでも食卓でも調理ができるコンパクトさで、スティック型の製品と比べると消費電力が低いので電気代も安く済みます。
使い終わったらなかを拭くだけ。薄いので収納場所にも悩みません。
「料理ってめんどくさい」「火加減がむずかしくて失敗しちゃう」「後片付けがきらい」でも「もっと自炊にチャレンジしたい」そんな人にこそ使ってもらいたい1台。
お店で買うよりもお得に、本格的な料理が楽しめますよ。
20商品を比較してわかった!アイリスオーヤマ「アイリスプラザ 袋型低温調理器 PocketChef PLTC-M01」がマストバイな3つの理由
ここからは、おいしさや調理のしやすさなどの検証結果をもとに、アイリスオーヤマ「アイリスプラザ 袋型低温調理器 PocketChef PLTC-M01」をおすすめする3つの理由を深堀りしていきます。
理由①:水も鍋も使わない、革命的な手軽さ
理由②:超コンパクトなポーチ型!調理も収納も場所を取らない
理由③:セットして待っているだけで絶品料理が完成
詳しい検証方法やランキング、ほかのおすすめ商品も知りたいという人は、「マイベスト」の低温調理器検証コンテンツもチェックしてください。
理由①:水も鍋も使わない、革命的な手軽さ
「アイリスプラザ 袋型低温調理器 PocketChef PLTC-M01」はその名のとおり、ポーチ型であることが最大の推しポイントです。
一般的な低温調理器は水を張った鍋に設置して食材を加熱するため、準備と片付けが意外と手間。そのうえ、水温を上げるために予熱が必要なので、調理開始までに時間がかかるんです。
一方で、PocketChefは薄型の特殊フィルムヒーターを採用し、三層構造で食材をじっくり加熱するというもの。食材を密封袋に入れ、ポーチ内に詰めてファスナーを閉めれば予熱なしで準備完了。
レシピを参考に温度と時間を設定したら、完成するまで待っているだけ。ほったらかしでいいのでその間にもう1品だって余裕でつくれちゃいます。
調理しながらの火加減の調整が不要なので、食材の量や温度と時間の設定を間違えなければ失敗する可能性はグンッと低くなります。ちなみに、温度は40〜80℃、タイマーは9時間の間で1・5・30分単位でこまかく設定が可能です。
説明書に掲載されているレシピはローストビーフとサラダチキンの2種類だけですが、公式サイトではステーキ・チャーシュー・魚のコンフィなどが公開されています。
なお、一度に入る食材の量は少なく、だいたい1〜2人前ほどです。サラダチキンで120分、ローストビーフで150分と時間はかかるので、準備は早めに!

使用する密閉袋は耐熱100℃以上のものでなければならないので注意が必要です。
密閉袋のなかには、耐熱温度が100℃以下のものや耐熱温度が不明のものもあります。必ず耐熱温度を調べてから使用しましょう。
理由②:超コンパクトなポーチ型!調理も収納も場所を取らない
サイズは幅230mm・高さ240mm・厚み10mmで重量は約240g。かなりコンパクトなため、調理中でもキッチンで場所をとりません。
水を使わないうえ、電源コードも1mと長さがあるので食卓などで調理することも可能です。
使用後は乾燥した布やウェットティッシュで汚れを拭き取って、しまうだけ。薄いので収納場所も簡単に見つかります。
水洗いはできないため、密封袋から肉汁などが漏れてしまわないように注意しましょう。また、食材のニオイが残る可能性があります。
スティック型の消費電力が軒並み1000W前後だったのに対して、PocketChefは90W。電気代が安く済みそうなのも強みです。

低温調理器はやや大きく、形も円柱型なので収納に困る人も多そうですが、この商品は薄型なので隙間に収納できて便利です。
理由③:セットして待っているだけで絶品料理が完成
そこで、実際にローストビーフとサラダチキンを調理し、10名のモニターに試食してもらいました。その結果は……
【ローストビーフ】の感想
- 前歯で小さく噛み切れるくらいの柔らかさ。奥歯で噛むと歯応えがありますが、ローストビーフとしては十分柔らかく食べやすい部類と感じました。一方でしっかりと熱がとおっていそうな食感で、好ましいです。(20代女性)
- パサついた感じではなかったのですが、そこまでジューシー感はなく個人的にはもう少しジューシー感があるほうが好みでした。ただ味わいは感じられソースなしでもおいしく食べられました。(女性)
お肉の柔らかさは満足度が高いものの、やや水分量が少ないという意見が見受けられました。それでも、火のとおりが絶妙で総合的なおいしさは合格点です。
【サラダチキン】の感想
- 歯がいらないくらい、お肉がほろほろで柔らかくなっていました。お箸で切れるくらいの柔らかさで食べやすかったです。(20代男性)
- 見た目からしっかり水分を含んでいるのが分かるほどしっとりしていて満足。箸で肉の表面を押すと染み出してくるほどで食欲をそそられます。口に含んでもジュワッと肉汁があふれ出しソースをかけなくてもおいしく食べられました。(40代女性)
サラダチキンはしっとりとして柔らかな仕上がりという評価。公式サイトには味付けのバリエーションも豊富に掲載されており、毎日楽しめそうです。
ともに、低温調理器の特徴である“お肉が柔らかくしっとり仕上がる”を実現してくれました。自炊であることを考えれば十分なクオリティなのに加え、買うよりも食費を抑えられるため満足度はかなり高いです。
まとめ:自炊が面倒じゃなくなる、“簡単でおいしい”が実現できる調理家電
一風変わった形状の「アイリスプラザ 袋型低温調理器 PocketChef PLTC-M01」ですが、その実力は本物。
食材を準備したら、温度と時間を設定してあとはほったらかしにできるので、とにかく手軽です。公開されているレシピはむずかしい下準備もなく、食材の分量さえ間違えなければおいしくできあがります。
実際に自宅で使用したユーザーも、「総じていい!鍋を使うタイプと比べて、圧倒的にラク!!」「キッチンじゃなくても、ローテーブルの上とかに置いておけるのもいい!」とポジティブな反応。
ただ、「サラダチキンで2時間かかるので、忙しい人の平日にはやっぱり向かない。リモートの日の日中ならアリ」と、調理時間の長さだけはいかんともしがたいので、食事の時間から逆算して使用しましょう。
簡単に使えて、おいしい料理ができる。ずぼら飯を実現したい自炊初心者にこそ使ってほしい逸品です。
(執筆/マイべマガジン編集部・ハナゾノゴウ)
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