赤い収納袋がついた、FLAT-T 焚き火シート。「炭が落ちても穴が空きにくい」「収納袋がついていて片づけが簡単」など高評価の口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のDODやNBEUCAなどの焚き火シートとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較行いましたので、焚き火シート選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
FLAT-T 焚き火シートは、きれいに使いやすく片づけが楽なものをお探しの人におすすめです。比較したなかで灰が落としにくかった、BUNDOKの耐火繊維とは異なるガラス繊維を採用。焚き火後の灰をスムーズに捨てられました。「収納袋がついていて片づけが簡単」との口コミどおり、ビニール袋を準備する手間もかかりません。
持ち運びやすさも十分。重量は320gと、軽めの焚き火台より軽量でした。また、収納時の面積は比較したなかで持ち運びやすい傾向があった600cm2未満である550cm2。一般的な小型焚き火台の袋にスッポリと収まるほどコンパクトです。キャンプ場などで焚き火を行うことが多い人には、とくにおすすめですよ。
700℃の薪をシート上に置いてみると、穴空きや糸焼けが見られず、耐熱性も優秀。メーカーが謳う耐熱温度500℃を大きく上回り、「炭が落ちても穴が空きにくい」との口コミにも深く頷けました。15分経過後も穴は空かなかったため、長時間焚き火を楽しみたい人におすすめでしょう。
しかし、遮熱性はいまひとつ。比較したDODなど6mm以上の厚みがあるものは、熱風と線香をシートにあてたどちらのケースも、地表の温度を50℃以下に抑えられましたが、約0.35mmと薄めでした。地表の温度はどちらも60℃を超え、地面への影響がないとはいえません。
とはいえ、水洗いが可能なので、お手入れは簡単。灰の汚れをサッと流せるでしょう。ハトメ(4隅のリング)を使えば、フックなどにかけて干しておくことも可能。滑らかでチクチクしない肌触りにもこだわっているため、気になる人はぜひ検討してみてくださいね。
焚き火台の下に敷いて使うことで知られる、焚き火シート。火の粉や燃えている薪の火による芝生への燃え移りを防ぎ、安全面だけでなく環境・マナーを守る目的としても使われます。
今回は、日用品や生活雑貨などを幅広く展開する、FLAT-Tの焚き火シートをご紹介。耐熱500℃を謳うグラスファイバー素材採用の商品です。
今回は、FLAT-T 焚き火シートを含む焚き火シート18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使ってみたところ、FLAT-T 焚き火シートには主に4つのメリットがありました。1つひとつ紹介していくので、ぜひ参考にして
また、「収納袋がついていて片づけが簡単」との口コミどおり、事前にビニール袋などを準備する手間が省ける点もメリット。細かい灰で汚れたシートを手早く片づけられますよ。面倒な片づけをスピーディに済ませたい人にぴったりです。
なお、比較したfieldoorの商品は炭入れポケットが備わっていたものの、収納袋は付属していません。よく利用するキャンプ場にあわせて選ぶとより使いやすいでしょう。
また、収納時の面積も550cm2と、一般的な小型焚き火台の袋にスッポリと収まるほどコンパクト。比較したなかで収納時の面積が600cm2未満のものは、持ち運びやすい傾向がありました。
荷物が増えがちなキャンプ場などで焚き火を行うことが多い人には、とくにおすすめでしょう。
BUNDOKなどの比較した耐火素材のものは15分後に焦げつきがみられ、指でつつくと穴が空きました。一方、こちらの素材は、耐熱性が高い傾向があったガラス繊維。比較したほとんどの商品がガラス繊維素材であり、15分後も穴が空くことなく耐えられました。
より耐熱性が高く、長時間焚き火を楽しみたい人におすすめでしょう。
また、素材の質感にもこだわっていました。丈夫な生地を起用し、滑らかな肌触りを考慮。ガラス繊維素材でもチクチクしないよう作られています。
なお、ハトメは風でシートが捲れるのを防げますが、捲れあがるほどの強風時は焚き火自体が危険なので日を改めるのが無難でしょう。
FLAT-T 焚き火シートにはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
シートの厚みが約0.35mmと薄く、遮熱性には欠ける結果に。比較したDODなど6mm以上の厚みがあるものは、温風と線香どちらのケースも50℃以下に抑えられたのに対し、焚き火台の熱では69℃・火の粉の場合で63℃もの熱が伝わっていました。
地表の微生物への影響も考えられるため、環境に配慮して焚き火を楽しむことは困難。地面への影響を気にする人は、厚みのある商品を選ぶのがおすすめといえます。
DOD TAKIBI BOBBIDI BOO FR1-904-TNは、性能重視の人に検討してほしい商品です。
700℃の薪に耐えた耐熱性に加え、焚き火中の地表への影響も60℃未満に抑制。遮熱性にも優れていました。芝生を焦がすリスクが低く、地面への影響を気にする人にとっても使いやすいでしょう。
収納時の面積は308cm2と、コンパクトな点も魅力。小さな焚き火台の袋と一緒に収納できるほどの大きさでした。ガラス繊維素材で灰の片づけが楽なうえ、付属の収納袋に入れてサッと帰れるのもうれしいポイントです。
さらに、耐熱性も優秀。700℃の薪を15分間シートの上に置いても焦げつきや穴が空くことはありませんでした。15分後も変わらず耐えたため、長時間の焚き火も楽しめるでしょう。
カラーはベージュのみなので、おしゃれ感を求める人や汚れが目立ちにくい黒を探している人には惜しいポイントかもしれません。なお、サイズの詳細は以下のとおりです。
<サイズ展開>
しかし、安価な分サイズは小さめ。1枚100円のものでは幅が30cmほどしかなく、1つの焚き火台を乗せるには複数枚のシートが必要です。焚き火台を置くために要する枚数は必ずチェックしてくださいね。
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