かわいらしいカラー展開で、どこにでも持っていきやすいと人気の、PYKESPEAK(パイクスピーク) 双眼鏡 A138。インターネット上でも「軽量で持ち運びしやすい」と評判です。しかし、「少し暗く見える」「ぼんやりして見える」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、PYKESPEAK 双眼鏡 A138を含む双眼鏡全16商品を実際に使って、見やすさ・視界の広さ・使いやすさ・本体重量を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうと、PYKESPEAK 双眼鏡 A138は、とにかく持ち運びしやすいコンパクトなものをお探しの人におすすめです。サイズは幅80×奥行100mmとスマホほどの大きさで、重量も135gと非常に軽量。今回比較した商品のなかでもとくに軽く、カバンの中で邪魔にならずどこへでも持っていけます。
ただ、肝心の見やすさはいまひとつです。「ぼんやりして見える」との口コミがあるように、周辺部分がかなり湾曲してしまったのがネック。公式サイトでは「見掛け視界75度」の広い視野が謳われていますが、実際にはっきり見える範囲は狭めでした。逆光やライトの下では全体的に白くなってしまったのも惜しいところです。
モニター5人で使用感についても確認してみたところ、アイレリーフが短くまつ毛が当たって違和感があると意見がでました。眼鏡の人にはやや使いにくい印象です。覗き口が小さく目幅の調整範囲も狭いため、ちょうどよい箇所にフィットしにくいのも気がかりなポイントです。
価格はECサイトにて2,000~3,000円ほどで販売されていることが多く、コストや軽さ重視の人には向いています。とはいえ見たい対象をはっきり観察しにくいのは難点。クリアさや使い心地を重視する人は、ほかの商品も検討してみてください。
インターネットの口コミでは、ドームライブ・野球観戦・舞台と幅広く使われているPYKESPEAK 双眼鏡 A138。ここからは改めて、どんな商品なのかを解説していきます。
ECサイトをメインに、スポーツ用品から生活雑貨まであらゆる商品を販売するFun Standard。今回はアウトドア用品を主に展開するPYKESPEAKブランドから、お手頃価格で購入できる双眼鏡 A138をご紹介します。
手のひらにも収まる小型&軽量タイプで、持ち運びしやすいのが大きな魅力。高倍率なうえ覗いたときの視界も広く、コンサートやスポーツ観戦・野鳥観察・運動会とさまざまなシーンで活躍すると謳われています。
また眼幅の距離調整や、左右の視力差を調節する視度調整も可能。自分の目に合わせて使いやすいよう設定できるのがうれしいポイントです。
8倍と10倍で迷っている人も多いと思いますが、より広範囲を観察したいなら8倍を、より大きく見たいなら10倍がおすすめです。ただし不慣れだと10倍は手ブレが目立つ傾向にあるため、三脚を併用すると安定して使えますよ。
レンズ有効径は22mmと一般的な大きさで、明るさを示す数値は4.8。一般的にはやや暗めと言われますが、日中なら問題なく使えるスペックです。
使用方法は、まず中央にあるリングを回し、対象物の距離に合わせて左目ではっきり見えるまで調整。次に視度調整リングを回し、右目ではっきり見えるまで調節すれば完了です。
大きさは幅80×奥行100×高さ40mmで、重量は約135g。スマホとほぼ同じサイズ感で、バッグに入れてどこへでも携帯しやすいのが利点です。アイカップは柔らかいゴム製で、肌に当たっても痛くなりにくいつくり。メガネ使用時に邪魔にならないよう、カップは折りたたむことが可能ですよ。
また、眼幅調整幅の実測値は約62~73mmです。子どもの眼幅は50〜60mm程度といわれているので、大人メインで使いたい人に適しています。
カラーは、ホワイト・ブラック・グリーン・ピンク・ブルーと豊富。重厚感のないライトなデザインなので、人目も気になりにくいでしょう。付属品も充実しており、リストストラップ・ネックストラップ・収納ケース・レンズクロス・取扱説明書(日本語)がついてきます。
今回は、PYKESPEAK 双眼鏡 A138を含む双眼鏡全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、双眼鏡の大切な要素である見やすさ・視界の広さを検証します。
見やすさについては、実際に双眼鏡を使い複数のシチュエーションで観測。解像感・コントラスト・色収差の少なさ・像面湾曲のなさの4点をチェックし、総合的な見やすさを確認しました。
視界の広さでは、12m離れた位置から目標物を観測し、スマートフォンの超広角カメラで撮影して評価しています。
見やすさの評価は、ほかの商品と比べるといまひとつな結果に。「ぼんやりして見える」との口コミがあったように、解像度が低く細部までよく見ることができませんでした。
レンズ中央部の2~3割程度はある程度はっきりしているものの、周辺はかなりぼやけてしまったのが気になるところ。歪みは覗きながら左右の向きを変えた際にとくに目立ち、モニターからは「湾曲していて酔ってしまいそう」との声もあがっています。
また、内面反射が強くコントラストもいま一歩。逆光やライブなどの照明下では、視界全体が白っぽく曇りmはっきり見えない可能性があるでしょう。
レンズ周辺部には青線が描かれているような色ズレもあり、クリアな映像や臨場感を楽しみたい人にもやや力不足といえます。
双眼鏡を覗いたときの視界の広さを表す「見掛け視界」は、旧JIS規格で75度と広さがあるものの、周辺のぼやけが大きいため高評価には届かず。公式サイトではハイエンドレベルのスペックを謳っていますが、実際の見え方は狭めでした。
続いて、使いやすさと重量を検証します。
双眼鏡に興味のある男女のモニター5人で目標物を観測し、総合的な使いやすさを評価しました。重量については、一般的な双眼鏡の重さといえる本体重量300gを基準とし、これよりも軽いものを高評価としています。
使いやすさもよいとはいえない結果です。レンズと目の距離を表すアイレリーフが短く、まつ毛が当たって違和感があるのが気になりました。アイレリーフは調整できないため、眼鏡をかけると視界がさらに狭くほとんど見えなくなる可能性があります。
眼幅の調整幅も範囲が狭く、人によって「狭い」「広い」と意見が分かれました。「円がきれいにくっつかず、ひょうたんのような感じ」との声もあり、使う人を選ぶ印象です。
また、覗き口が小さいせいかフィット感も高評価には届かず。モニターからは「目頭を押さえつけられているような感じ」「眼球に当たる」といった指摘が聞かれました。
総合的に見ると使用感の評価は高いとはいえず、使いやすさ重視の人は高評価なほかの商品を検討してみてください。
本体重量はわずか135gと、今回比較した全商品のなかでもトップレベルの軽さでした。長時間使い続けても、手に負担がかかりにくいのが利点です。
サイズも約幅10×高さ8cmと手のひらに収まる大きさで、ほかの商品よりコンパクト。厚みも4cmと比較的薄いため、カバンに入れても邪魔になりにくく楽に持ち運びできるでしょう。
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最後にほかのおすすめ商品もご紹介します。
ニコンのMONARCH M7 8×30は、肉眼よりきれいに見える解像度の高さが魅力です。視野もとても広く、細部まで鮮明で臨場感もたっぷり。環境によるコントラストの低下も見られず、照明の強いライブからアウトドアまで幅広く活躍するでしょう。接眼部も大きく、さまざまな人の目に合わせやすいですよ。
遠くの対象物をはっきり見たいなら、興和オプトロニクスのYFⅡ30-8もおすすめ。視界が非常に広く、目の前で見ているような迫力を感じられました。解像度やコントラストも優秀で、立体感も十分。アイレリーフが長いので、メガネでも使いやすいでしょう。眼幅調整幅も広く使う人を選びません。
倍率 | 8倍 |
---|---|
対物レンズ有効径 | 30mm |
見掛け視界 | 66.4度(旧JIS規格)、 60.3度(新JIS規格) |
アイレリーフの長さ | 15.1mm |
防水性 |
良い
気になる
ひとみ径 | 3.8mm |
---|---|
実視界 | 8.3度 |
明るさ | 14.4 |
プリズム方式 | ダハプリズム方式 |
マルチコートあり | |
手ブレ補正・防振機能 | |
三脚対応 | |
収納ケース付き | |
メガネのまま使用可能 |
ニコン MONARCH M7 8x30をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
サイズ | 114×160×48mm |
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重量 | 475g |
倍率 | 8倍 |
対物レンズ有効径 | 30mm |
ひとみ径 | 3.8mm |
実視界 | 7.5度 |
見掛け視界 | 60度(旧JIS規格) |
明るさ | 14.4 |
最短合焦点距離 | 5.0m |
アイレリーフの長さ | 16.0mm |
プリズム方式 | ポロプリズム方式 |
眼幅調整幅(最小) | 50mm |
眼幅調整幅(最大) | 70mm |
防水性 | |
マルチコートあり | |
手ブレ補正・防振機能 | 不明 |
三脚対応 | |
収納ケース付き | |
メガネのまま使用可能 | |
折りたたみ可能 | 不明 |
用途 | コンサート・観劇、バードウォッチング、スポーツ観戦、星空観察 |
KOWA YFⅡ30-8をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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