コンサート鑑賞に特化したつくりで演奏者がはっきり見えると人気の、Preime コンサートのために本気で作られた双眼鏡。インターネット上では「ドームでも押しがよく見える」と評判です。しかし、「眼鏡でははっきり見えない」「少し重い」などの口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Preimeの「コンサートのために本気で作られた双眼鏡」は、手頃な価格ながら解像感が比較的高いのが魅力です。ECサイトでは執筆時点で3,000円ほどで販売されていることが多く、はじめての1台としてもよいでしょう。
見やすさの面では、コントラストが高くキリッと映し出せていたのがよいところ。陰影がはっきりしているので、照明が多いコンサートでは使いやすいといえます。ただし、視界が狭く迫力を味わいにくいのはネック。レンズの周辺部分がぼやけたり、逆光下で白っぽくなったりしたのも気になりました。
本体重量が236gと軽めで、長時間使った際に疲れにくいはメリットです。付属品として日本人の骨格に合わせて作られたアイカップがついてきますが、目に当たる部分が柔らかく、フィット感が向上しました。ただアイレリーフは短いため、眼鏡を掛けた状態では視界がかなり狭まってしまうのは難点です。
総合的に見ると、視界の狭さや逆光下での見え方が惜しい結果となりました。価格重視の人にはよいですが、環境を問わずきれいに見えるものをお探しの人は、ほかのアイテムもチェックしてみてください。
演奏者が見やすいコンサートに特化した仕様が魅力の、Preime コンサートのために本気で作られた双眼鏡。ここからは改めて、特徴や実際の使用感などを詳しく解説していきます。
ECサイトを中心に展開する、Preime。双眼鏡や家庭用のビニールプールなどを取り扱っており、安価でコスパの高い商品を多く販売しています。
今回ご紹介する「コンサートのために本気で作られた双眼鏡」は、商品名のとおりコンサート用に設計されたモデル。倍率が10倍と高く、東京ドームやさいたまスーパーアリーナなどの大きな会場でも、広い視野で見渡せると謳われています。
倍率は、100m先のものが10m先にあるように見える10倍。東京ドームのスタンド席など広い会場の後方にいても、演者や選手がしっかり視界に入る仕様です。
本商品には12倍のモデルも販売されていますが、一般的に倍率が高くなると手ブレが大きくなるといわれています。視界が安定せず見えにくい可能性があるので、不慣れな人は10倍を選ぶのがおすすめですよ。初心者や中規模会場で使う人は、6~8倍を試してみるとよいでしょう。
光の屈折や分散にかかわるプリズム方式には、ポロプリズム式を採用しています。光学性能が高く暗い場所でも明るく見えるため、星空観察にも向いています。ダハプリズム式と比べるとボディが大きめですが、コストと見やすさのバランスのよさが強みです。
明るさを左右するレンズ径は25mmと、双眼鏡のなかでは標準的な大きさ。日中であれば、肉眼と変わらない見え方が期待できますよ。
付属品として、ケース・ストラップ・アイカップがついてきます。アイカップは、日本人の骨格にフィットするよう接眼部がカーブを描いた形状で、手ブレを抑えられるのが利点。重量は236gと比較的軽量で持ち運びしやすく、長時間持ち続けても疲れにくいですよ。
今回は、Preime コンサートのために本気で作られた双眼鏡を含む全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
屋内や屋外など複数のシチュエーションで双眼鏡を使い、解像感やコントラストなどをチェック。Apple iPhone 13 Pro Maxの超広角カメラを使い、12m離れた位置からの視界の広さも比較しました。
見やすさの評価は、今回検証した全商品のなかではまずまずの結果です。実際に覗いてみると、解像感の高いキリッとした見え方で、色ズレもほぼありませんでした。「陰影がはっきりしている」との声もあり、照明が多いライブやコンサートなどでは使いやすい印象です。
ただ、レンズの周辺が少しぼやけて見にくかったのは惜しいところ。逆光では視界が白くなりもやっとしてしまったのも気になりました。直射日光が当たる野外では、使いにくい可能性があるでしょう。
視界の広さも上位商品には及ばず。双眼鏡の視野を角度で表した「見掛け視界」は78度と、標準値の約50度は上回っているものの、実際の見え方は狭めでした。
広さがないぶん、見ている景色が目の前に広がるような迫力や臨場感も少なめです。モニターからは「双眼鏡としてのパワーが物足りない」との声もあり、会場の環境によっては使いにくいと感じるかもしれません。
双眼鏡に興味のある、裸眼・コンタクト・眼鏡の男女5人のモニターが実際に商品を使い、使い勝手や持ち運びやすさなどを確認しました。
眼幅の調整幅も実測値で約57~73mmと狭く、小顔の人や子どもには大きすぎる可能性があるでしょう。ただ調整自体はスムーズに行えました。
付属品には目当てにかぶせて使うアイカップがついてきます。カーブを描いた形状のおかげか、アイカップをつけたときのフィット感は良好でした。
モニターからは、「ゴーグルのようにしっかりフィットする」「一体感があった」「目を当てる場所が決まっていて安心感がある」など満足の声が多くあがっています。
重量は236gと、今回検証した双眼鏡のなかでは軽量です。「少し重い」との口コミがありましたが、実際に持ってみると重さはそれほど感じませんでした。
サイズが大きくなりがちなポロプリズム方式ながら、比較的コンパクトなのも好印象。コンサートで長時間構え続けても、手や腕への負担は少ないでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
3,706円
(最安)
販売価格:3,706円
ポイント:0円相当
送料別
(7,068件)
ニコンのMONARCH M7 8x30は、視界が広く迫力を味わえるのが魅力です。覗いてみると目標物が目の前いっぱいに広がり、肉眼よりも明るく美しい見え方を楽しめました。ライブやスポーツ観戦では没入感がアップし、より盛り上がるでしょう。アイレリーフが長く眼鏡の人でも使いやすいですよ。
倍率 | 8倍 |
---|---|
対物レンズ有効径 | 30mm |
見掛け視界 | 66.4度(旧JIS規格)、 60.3度(新JIS規格) |
アイレリーフの長さ | 15.1mm |
防水性 |
良い
気になる
ひとみ径 | 3.8mm |
---|---|
実視界 | 8.3度 |
明るさ | 14.4 |
プリズム方式 | ダハプリズム方式 |
マルチコートあり | |
手ブレ補正・防振機能 | |
三脚対応 | |
収納ケース付き | |
メガネのまま使用可能 |
ニコン MONARCH M7 8x30をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
倍率 | 8倍 |
---|---|
対物レンズ有効径 | 25mm |
見掛け視界 | 49.6度(旧JIS規格)、46.9度(新JIS規格) |
アイレリーフの長さ | 15mm |
防水性 |
良い
気になる
ひとみ径 | 3.1mm |
---|---|
実視界 | 6.2度 |
明るさ | 9.8 |
プリズム方式 | ダハプリズム方式 |
マルチコートあり | |
手ブレ補正・防振機能 | |
三脚対応 | |
収納ケース付き | |
メガネのまま使用可能 |
オリンパス 双眼鏡 8x25WPIIをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。