高い吸引力と使いやすさを謳うハンディクリーナー、Shark(シャーク)EVOPOWER EX WV416J。インターネット上では「コンパクト・静音で吸引力も高い」と高評価の口コミが多い一方で、「もう少しパワーが欲しい」「握り手が太く握りにくい」なといった評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のハンディクリーナーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ハンディクリーナー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Shark EVOPOWER EX WV416Jは、豊富なアタッチメントでさまざまな場所を掃除したい人におすすめです。フローリング用ノズルつきで、ハンディ以外でも使用可能。各種ノズルは充電スタンドにまとめて収納でき、つけ替えたいときにサッと手に取れます。連続稼働時間は標準モードで約20分と比較した多くの商品と同程度で、ちょっとした掃除には十分なバッテリー性能でした。
吸引力も良好です。フローリングや窓のサッシなどほとんどの場所で、2往復すれば微細なゴミまでしっかり吸引しました。比較したほとんどの商品が吸い切れなかった毛足の長いカーペット以外、家中の多くの場所でサッとゴミを吸い取れるパワフルさ。パワー不足を指摘する口コミに反し、クッションや革など凹凸素材には張りついてしまうほど高い吸引力でした。
ノズルをつけても750gと、重すぎず疲れにくい重量感も魅力です。「太く握りにくい」という口コミに反して持ち手は周囲14cmとスリムで、家族みんなで使うのにもよいでしょう。吸引角度がなだらかだったり、LEDライトが搭載されていたりと、楽に掃除できる工夫も見られました。稼働音も64.53dBと大きすぎず、比較した商品の平均66.89dB(※執筆時点)を若干下回っています。
集じん容量は0.1Lで、比較した多くの商品と同程度。紙パックレス式で、ゴミ捨ては5回に1回程度で済みます。スライドボタンでダストカップが開くので、ワンタッチでゴミ捨てできますよ。フィルタとダストカップが丸洗い可能で、清潔を保ちやすいのも利点です。
公式サイトでの販売価格は税込31,900円(※執筆時点)。最新の上位モデルゆえに安くはありませんが、掃除しづらかった場所にも手が届きやすく、汎用性の高い一台です。もう少し予算を抑えたい人や、凹凸のある素材にも張りつきにくいものがほしい人は、ほかの商品もチェックしてみましょう。
実際にShark EVOPOWER EX WV416Jと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイハンディクリーナーと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Shark EVOPOWER EX WV416Jの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもハンディクリーナーとは、取り出してすぐに使える手軽さが魅力の小型掃除機。充電式でスタンドが付属しているものが多く、リビングなどに置いておけます。スティッククリーナーよりも小型なので、より狭い隙間を掃除するのにもうってつけです。
今回紹介するEVOPOWER EXは、アメリカで高いシェアを誇る掃除機ブランドのShark(シャーク)の商品。日本でも2021年には家電量販店の充電式ハンディクリーナー市場で、販売シェア第1位に輝いた実績(※)を誇ります。
2021年1-12月 メーカー別販売数量・販売金額シェア(全国有力家電量販店の販売実績集計/ GfK Japan調べ)
本商品はスリムなデザインが特徴のEVOPOWERシリーズの最新モデルで、従来品に比べブーストモードの吸引力が2倍に進化。ゴミが気になったらサッと取り出してすぐに使えます。スティッククリーナーのように使えるフローリング用延長ノズルなど、豊富なアタッチメントも魅力です。
集じん容積は0.10Lで、ゴミ捨てはワンタッチで行えます。紙パックレスのため、ランニングコストはかかりません。フィルターは水洗いが必要ですが、後から追加購入も可能。完全に自然乾燥するまで待てないという人は、予備のフィルターを用意しておくと便利です。
本体の先端にはLEDライトを搭載し、薄暗い場所も照らしながら掃除できます。視認しづらいクローゼットの奥のホコリや車の中、部屋の隅なども、ゴミを取り残さず効率的に吸引できますよ。
連続使用時間・充電時間は以下のとおりです。バッテリーの残量は、手元に設置された3段階のバッテリーゲージで確認できます。
<連続使用時間・充電時間>
総重量は0.75kg。本体サイズは幅6.35×奥行8.11×高さ39cmです。
カラーは重厚感のあるチャコールメタルの1色。最新のカラートレンドを採用し、空間に馴染む高級感のある質感です。なお、フローリング用延長ノズルがないタイプも2種類販売されており、こちらはグレイホワイト(WV415JWH)、オーク(WV415JBR)の2色を展開しています。
付属品は以下のとおり。よく使うものは、充電ドックにまとめて収納しておけますよ。
<製品内容>
保証期間は2年です。公式オンラインストアで購入するとプラス1年の3年保証になります。なお、リチウムイオンバッテリーは保証対象外です。
今回はShark EVOPOWER EX WV416Jを含む、ハンディクリーナー全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、吸引力の検証です。
ゴミを散布し、掃除機を1往復かけた状態を目視で確認。さらに砂のざらつきがなくなるまでに必要な往復回数を計測して評価しています。
家のさまざまな場所で使用することを想定し、床・毛足の短いカーペット・毛足の長いカーペット・クッション素材・革・窓のサッシの6種類の素材の上で検証を行いました。
ただし、クッション素材や革などの凹凸がある素材は、吸い口が張りつきます。比較したところ、吸引力が高い商品は吸い口が張りつきやすい傾向があり、本商品に限らず細かなお菓子のクズなどを取り残す場面が見られました。ソファや車のシートなどを掃除する際は、弱いモードにするなど工夫するとよさそうです。
しかし、毛足の長いカーペットは6往復かけてもゴミが残る結果に。髪の毛やホコリはすぐに吸えたものの、毛足に絡みついた細長いお菓子のクズはまったく取れませんでした。とはいえ、1往復で吸い切った商品は比較したなかではごくわずか。吸引できたものも複数回の往復が必要でした。
パワーの物足りなさを指摘する口コミがあったものの、ハンディクリーナーとしては十分な吸引力といえます。ゴミが絡みつくような素材を避ければ、テーブルの上やソファのゴミを気軽にサッと吸い取れるでしょう。
次に、軽さと静音性を検証しました。
隙間ノズルをつけた状態での重量を計測し、疲れを感じずどこへでも持ち運べるかという基準から580gを上限として軽いものを高評価としています。
静音性については、標準モードで稼働させた掃除機から1mの位置で、騒音計を用いて計測しました。60dBを上限に静かなものを高評価としています。
比較したなかには500gとかなり軽いものもありましたが、軽い掃除機は集じん容量が軽い傾向があり、ゴミ捨ての手間を考えると軽ければよいというわけではありません。バランスを見て選ぶのがよいでしょう。
ただし、64dBはファミリーレストランの店内と変わらぬ騒音レベル(参照:環境省)。ハンディクリーナーはスティッククリーナーと同レベルの吸引力があるため、サイズは小ぶりでも稼働音は総じて大きめです。
静音性は高いとはいえ稼働音はそれなりに大きいため、使用時間帯に配慮する必要があるでしょう。
続いて、操作性を検証しました。
充電スタンドの有無・連続使用時間・吸口の幅・ゴミ捨ての仕方などをチェック。どんな場所の隙間のゴミも吸い切って、取り出しやすく長く使えるかを基準に評価しました。
連続稼働時間も十分。エコモードでは約35分・標準モードで約20分・ブーストモードで8分の連続稼働が可能です。エコモードなら電源のない車内の掃除も十分行えます。比較してみると20分程度の商品が多く、40分以上使えるものはほとんどありませんでした。
スライドボタンでダストカップが開くので、ゴミ捨てもワンタッチで簡単です。カップの扉にブラシがあり、開閉時にフィルタのゴミを払える工夫もうれしいポイント。ワンタッチでゴミ捨てできる商品は比較した商品全体の半分程度だったため、手間を減らしたい人にぴったりです。
「握り手が太く握りにくい」という口コミに反し、持ち手の周囲は14cmとスリムでした。手の小さな人でも握りやすく、家族みんなで使えるでしょう。
ゴミに対して50度となだらかな角度でアプローチするため、楽な姿勢で掃除できるのも美点。比較したなかには70度以上傾けないと、対象物に対して吸い口が平行にならないものもありました。角度が急すぎるとテーブルの上などは掃除しにくく感じる可能性が高くなります。
全長はノズルをつけると535mmとやや長め。ノズルをつけなければ390mmとコンパクトです。EVOPOWERシリーズの「WV280J」と比べると吸い口の幅がやや小さいものの、吸い口自体は広いため扱いやすいでしょう。
最後は、お手入れのしやすさの検証です。
お手入れブラシの有無・水洗いの可否・集じん容量を確認し、お手入れがラクで衛生的かどうかを基準に評価しました。
お手入れブラシは付属していませんが、フィルタとダストカップは水洗い可能で簡単に清潔に保てます。フィルターは1か月に1回程度、水洗い後は24時間以上自然乾燥で完全に乾かす必要があるため、替えのフィルターを購入しておくと便利ですよ。
総重量 | 0.75kg |
---|---|
標準モードの連続使用時間(公称値) | エコモード:約35分/標準モード:約20分/ブーストモード:約8分 |
集じん方式 | 紙パックレス式 |
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ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
付属品 | 充電ドック(ノズル収納3ポケット)、リチウムイオンバッテリー、隙間用ノズル、マルチノズル、ミニモーターヘッド、フローリング用延長ノズル |
本体幅(公称値) | 6.2cm |
本体奥行(公称値) | 7.6cm |
本体高さ(公称値) | 39cm |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでも販売されています。取扱店舗によって値段が異なる場合があるので、比較してみてくださいね。
畳を頻繁に手入れするのはなかなか難しいもの。とはいえ、食べカスや髪の毛が落ちているとダニのエサになってしまうため、ハンディクリーナーでこまめに掃除を行いましょう。
畳掃除は夜行性のダニの性質に合わせて夜に行うのがおすすめです。夜に掃除するのが難しい場合は、日中にカーテンを閉め、1~2時間後に掃除機をかけましょう。表面に出てきたダニとホコリを一緒に吸い取ることができますよ。
最後に、短時間でゴミを吸い取れた吸引力が高い商品をご紹介します。
MOOSOOのK12は、軽さとパワフルな吸引力が魅力の1台。高所の掃除も軽々行える0.52kg(ノズル含む)という重さで、気軽に掃除ができます。カーペットに絡みつくゴミも数回の往復で取り除き、高い吸引力を発揮。収納と充電を兼ねたスタンドはコンパクトで、設置場所も選びません。
SharkのEVOPOWER W35は、ゴミを取りこぼさない高い吸着力と吸引力が特徴です。EVOPOWERシリーズのデザインを踏襲し、スリムなフォルムで誰でも使いやすい点も魅力。稼働音は80dB程度とかなりうるさいものの、予備バッテリーもありパワフルに掃除したいときにうってつけです。
総重量 | 0.52kg |
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標準モードの連続使用時間(公称値) | 標準モード:約21分/パワフルモード:約15分 |
良い
気になる
集じん方式 | サイクロン式 |
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ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
付属品 | すき間ノズル、充電コード、収納スタンド、カーチャージャー |
本体幅(公称値) | 不明 |
本体奥行(公称値) | 不明 |
本体高さ(公称値) | 不明 |
MooSoo ハンディクリーナー K12の評判・口コミは悪い?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
総重量 | 0.66kg |
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標準モードの連続使用時間(公称値) | 約24分(バッテリー2個使用時) |
良い
気になる
集じん方式 | 紙パックレス式 |
---|---|
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
付属品 | リチウムイオンバッテリー×2、充電ドック、マルチノズル、隙間用ノズル、布団用ノズル |
本体幅(公称値) | 5.35cm |
本体奥行(公称値) | 6.096cm |
本体高さ(公称値) | 41.91cm |
Shark EVOPOWER W35 WV280Jをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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