ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
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目次
ILIFE EASINE M50は、届きにくい箇所までしっかり掃除したい人におすすめです。全長は56.5cmと長く、持ち手はスリムで掴みやすい形状。比較した商品には吸引角度が80度近くあり、ゴミに密着させにくいものも散見されましたが、こちらは吸引角度が50度と緩やかです。吸い口も広々としており、窓のサッシや家具の隙間にもフィットしやすいでしょう。
実際にサッシ掃除をすると、2往復でゴミをきれいに吸引できました。フローリングやマットでは細かなザラつきを取るのに3往復以上必要だったため、素材によっては「吸引力が弱い」との口コミ同様に感じる場合も。とはいえ、大きなゴミは1往復でほとんど吸えており、見た目がある程度きれいになればよいという場所の掃除には向いています。
比較した多くの商品が20分程度で充電切れを起こすなか、32分間と長時間稼働できたのも利点です。家中くまなくきれいにしたい人にもうってつけですよ。本体重量は隙間ノズルを含めても670gと、比較した全商品の平均753.7g(※執筆時点)より軽量。長時間使用しても腕への負担は気になりにくいでしょう。
集じん容量が0.15Lと大きめなので、頻繁にゴミを捨てる手間もかかりません。「ゴミを捨てにくい」との口コミに反し、集めたゴミはワンタッチで捨てられるうえ、ダストボックスも水洗いできます。充電方法がUSB端子とスタンドの2種類から選べるのもうれしいポイント。車内用で使いたい人にもぴったりです。
稼働音も71.5dBと静か。比較した商品には80dBを超えるものも多かったなか、時間帯をそれほど気にせずに使えるでしょう。総合的に見て扱いやすさに欠点はない、利便性に優れた1台です。しかし、上位商品にはより吸引力に優れたものもあったため、気になる人はそちらもあわせてチェックしてみてくださいね。
そもそもハンディクリーナーとは、名前のとおり手にフィットするほど軽くてコンパクトな掃除機のこと。多くが充電式のコードレスタイプなので、部屋の中や車内などでサッと取り出して手軽に使えます。
今回ご紹介するEASINE M50は、使い勝手のよさにこだわって開発されており、2,500mAhの大容量バッテリーを搭載。さらに、ブラシの先端を照らすためのLEDライトを内蔵し、隙間などの暗い場所もきれいにしやすいよう配慮されています。
販売元は、2007年に設立した中国発の企業、ILIFE(アイライフ)。「掃除を手軽に、よりよい暮らしに」をコンセプトに、ロボット掃除機をメインに取り扱っているメーカーです。
吸引力は8kpa・15kpaの2段階に調節でき、稼働時間はそれぞれ32分間・15分間です。長寿命かつ低騒音なモーターを搭載しており、パワフルに強力吸引できると謳っています。
集じん容量は0.15mLのサイクロン式で、ワンタッチでゴミ捨てが可能な設計。高性能フィルターは水洗いして繰り返し使用できるので、環境にも家計にもやさしいですよ。
充電方法は、USB Type-Cコード・充電スタンドの2種類に対応しています。リビングなどに置いておくだけでなく、車中やデスク脇などの省スペースにも収まりやすいでしょう。なお、充電の所要時間はUSB充電で2~3時間・充電スタンドで5時間です。
今回は、ILIFE EASINE M50を含むハンディクリーナー全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、吸引力を検証しました。
実際にフローリング・毛足の短いカーペット・毛足の長いカーペット・クッション素材・革・窓のサッシにゴミを散布して掃除機を1往復させ、ゴミの取れ具合を撮影。その後、ゴミを完全に吸い切れるまで掃除機を往復させました。
目視と手で触れたときのザラつきをチェックし、少ない往復回数できれいに掃除できたものほど高評価としています。
フローリング・クッション・革の上に散布したゴミは、掃除機を1往復させるとおおむね吸い取れました。手で触ると砂などの細かなゴミのザラつきが残ったものの、3往復程度させればほとんど気になりません。
比較した商品には細かなゴミまで逃さず吸い取れたものもあったため、高評価には一歩届かず。とはいえ、「見た目がきれいになればOK」という場所の掃除には十分重宝するでしょう。
次に、軽さ・静音性を検証しました。
各商品に隙間ノズルをつけてから重量を測定し、軽いものほど高評価としました。あわせて、標準モードで使用したときの稼働音を1m離れたところから計測。日本騒音協会が公開している基準と目安を参照し、72dBを上限に静かなものほど高評価としました。
重量は670gと軽量。比較した全商品の平均が753.7g(※執筆時点)だったのに対して、楽に持ち運びでき、掃除中の腕への負担も少なめです。カーテンレールの上や欄間など高い場所の掃除も楽に行えるでしょう。
連続使用時間は最大32分間と長めです。比較した商品には20分程度のものが多かったなか、掃除に時間がかかる場所でも使いやすいでしょう。集じん方法はサイクロン式で、集めたゴミをワンタッチで捨てられますよ。
吸い口は広々としており、吸引角度は50度と緩やか。比較した商品には80度近く傾斜があり、床にフィットしにくいものもありました。こちらは掃除したいところにフィットさせやすく、ゴミをしっかり吸い込めるでしょう。
集じん容積の公表値は0.15Lですが、実際に使用したところ0.122Lのゴミが入りました。比較したほかの商品には容量0.009~0.1L程度のものが多かったなか、本品であればゴミ捨ての頻度は4~7回に1回で済むでしょう。
ILIFE EASINE M50は、楽天市場・Yahoo!ショッピング・AmazonといったECサイトで購入可能です。値段は執筆時点で9,000~12,000円前後と、取扱店舗によって異なります。少しでもお得に買えるところをリサーチしてみてくださいね。
畳の掃除は、カーペットや布団とは違って頻繁に掃除するのが難しいもの。しかしお菓子の食べカスや髪の毛はダニのエサになるので、こまめに掃除することが大切です。
効率よくダニ対策するためには、夜のお掃除がおすすめ。ダニは夜行性なので、暗くなるとエサを探して表面に出てきます。その性質を利用すれば、出てきたダニとホコリを一緒に吸引できますよ。
夜間帯の掃除がけが難しい場合は、日中に部屋のカーテンを閉めて1~2時間経過したあとに掃除機をかけましょう。夜と勘違いして出てきたダニを一緒に吸い取れますよ。
最後に、より強力にゴミを吸い取れた商品をご紹介します。
素材を問わず高い吸引力を発揮した、SharkのEVOPOWER W35がおすすめです。吸い口の裏にラバーのような素材がついており、ゴミを取りこぼしにくい構造が特徴。カーペットに絡んだ細かなゴミまで1往復で取り切りました。ヘッドにライトが搭載されており、暗い場所の掃除もしやすいですよ。
手が小さな人や力に自信がない人は、ケルヒャーの家庭用ハンディクリーナーをチェック。持ち手は12cmと細く、570gと軽量なので楽に扱えます。吸引力も申し分なく、フローリングやカーペットの掃除は2往復で完了しました。付属のノズルでソファの隙間など手が届きにくい場所も掃除できますよ。
総重量 | 0.66kg |
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標準モードの連続使用時間(公称値) | 約24分(バッテリー2個使用時) |
良い
気になる
集じん方式 | 紙パックレス式 |
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ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
付属品 | リチウムイオンバッテリー×2、充電ドック、マルチノズル、隙間用ノズル、布団用ノズル |
本体幅(公称値) | 5.35cm |
本体奥行(公称値) | 6.096cm |
本体高さ(公称値) | 41.91cm |
Shark EVOPOWER W35 WV280Jをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
総重量 | 0.57kg |
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標準モードの連続使用時間(公称値) | エコモード:20分/強モード:9分 |
良い
気になる
集じん方式 | 紙パックレス式 |
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ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
付属品 | 充電スタンド、2 in 1ブラシつきすきまノズル、HEPAフィルタ |
本体幅(公称値) | 7.6cm |
本体奥行(公称値) | 7.6cm |
本体高さ(公称値) | 38cm |
ケルヒャー ハンディクリーナー CVH 3 PLUSをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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