パワーが強く細い隙間のゴミも取れると人気の、SUNVIC ハンディクリーナー。「コンパクトながら吸引力が高い」と評判です。一方で「容量が小さすぎる」など気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のハンディクリーナーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説します。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、ハンディクリーナー選びに迷っている人はぜひ参考にしてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
SUNVIC ハンディクリーナーは、コンパクトで吸引力の高い1台を探している人におすすめです。比較した商品には全長40cmを超えるものが多かったなか、ノズル込みで全長39.7cmの小型モデル。フローリング・クッション・皮など異なる素材もおおむね2往復程度できれいになりました。オフィスや車内などあらゆる場所で活躍しそうです。
500gと比較したなかでも軽量で、1kg近い商品に比べて明らかな軽さが感じられました。気になったときにサッと手に取れるうえ、広範囲の掃除でも疲れを感じにくいでしょう。バッテリー持ちも優秀で、フル充電すれば標準モードで45分、強力モードで30分連続使用できますよ。5分程度の簡単な掃除なら、約1週間は充電なしで使えるスペックです。
お手入れしやすくする工夫も見られました。比較したほかの商品には少なかったお手入れブラシが付属。ダストカップ内に残りがちな小さいホコリもきれいにかき出せるでしょう。集じん容量は約0.08Lあり、小型モデルとしては十分。毎日使う場合も、ゴミ捨て頻度は4~7日に1回程度でよさそうです。フィルター・ダストカップは水洗いもできますよ。
一方、操作性には気になる点も見られました。本体が18cmと太めで、持ち手がないため手が小さい人は握りづらい可能性があります。床と本体の角度を示す吸引角度が65度とやや急で、自然な手首の角度で使いにくいのも難点。稼動音は平均72dBと大きく、セミの声に近いレベル(参照:環境省)。使うシーンや時間帯には配慮が必要でしょう。
お手入れブラシは付属するものの、ダストカップ内が狭くゴミをかき出しにくい点が気になりました。加えて、充電スタンドがないので、充電時は横に倒して置く必要があります。目につく場所で充電する場合は、見栄えが気になるかもしれません。使い勝手のよさや充電時のスマートな見た目を重視する人は、ほかの商品を検討してくださいね。
実際にSUNVIC ハンディクリーナーと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイハンディクリーナーと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
SUNVIC ハンディクリーナーのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
そもそもハンディクリーナーとは、手軽に使える軽量で小型の掃除機です。スティッククリーナーに比べてサッと取り出せるため、すぐ掃除開始しやすい利点があります。
今回ご紹介するSUNVIC ハンディクリーナーは、最大13000Paの強力な吸引力を謳うアイテムです。デスクのゴミやホコリだけでなく、カーペットに入り込んだ砂や土もしっかり吸い取れると謳っています。販売元のSUNVICは、自動車用品を主に取り扱う企業です。
吸引モードは2段階あり、シーンに応じてパワー調整可能。子どもやペットのいる家庭でも使いやすいよう、不快感のない音にこだわった設計です。紙パックレス式で、ワンタッチでゴミ捨てできる仕組み。0.08Lの集じん容量を備えています。
掃除機と反対側の先端にはLEDライト・ブロワー機能を搭載。暗い車内や家具の下などのゴミを確認しやすいうえ、ブロワーで小さなほこりを吹き飛ばせる仕様です。
二重ろ過フィルターを採用し、周囲の空気を汚さないよう配慮。フィルターは水洗いして繰り返し使えるので、手軽に衛生面を保てるでしょう。USBの急速充電にも対応。約4.5時間のフル充電で最大45分間使えると謳っています。
サイズは高さ25.3×幅5.7×奥行5.7cmで、重量は480gです。500mLペットボトルほどの大きさで、引き出しや車の中など狭いスペースにもスリムに収納できるでしょう。
カラーは検証で使用したブラックに加え、ホワイト・ホワイト&グレーの3種類。スタイリッシュなデザインで、充電時以外は立てて置いておけます。
窓のレールやカップホルダーの掃除に役立つロングノズル、PCのキーボードの掃除もできるブラシノズルなど便利な2種類のアタッチメントが付属。購入から1年間の保証つきで、問い合わせに24時間以内に対応するサービスも実施しています。
<付属品>
今回は、SUNVIC ハンディクリーナーを含むハンディクリーナーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、 吸引力の検証です。
床・毛足の短いカーペット・毛足の長いカーペット・クッション素材・革・窓のサッシの6か所にゴミを散布し、それぞれハンディクリーナーを1往復させました。
1往復かけた直後の様子を撮影し、ゴミを完全に吸い切るまで再度掃除機を稼動。ざらつきがなくなるまでに必要な往復回数に加えて、1往復で見た目が気にならない状態まで掃除できたかをチェックしました。
ただ、円柱状でフローリングに沿わせにくい点がネック。場所によってはお菓子の細かいゴミを吸い切れませんでした。フローリングの掃除がメインであれば、吸い口が斜めにカットされ、平らな場所にも沿わせやすい商品を検討しましょう。
毛足の短いカーペットも、2往復程度でゴミを吸い取れました。比較したなかには6往復以上かけてもカーペットのゴミが取りきれない商品があったのに対し、場所を問わず掃除しやすいといえます。
毛足の長いカーペットは4往復かかりましたが、比較したなかではスピーディ。大半の商品が6往復以上かかったなか、1往復だけでもお菓子のクズをおおむね取りきれました。
窓サッシも2往復で掃除できたものの、サッシに対して隙間ノズルが細く、端のゴミは少し残る結果に。窓サッシの場合は吸引力に関わらず、ノズルがフィットするものほどゴミを取りやすい傾向がありました。
次は、軽さ・静音性の検証です。
隙間ノズルをつけた状態でハンディクリーナーの重量を計測。580gを上限に、軽量なものほど高評価としました。加えて、騒音計で1m離れた場所から標準モード時の稼動音を計測。日本騒音協会が公開する基準と目安を参考に、静音性をチェックしました。
なお、比較したほとんどの商品が重量1kg未満で、テーブルなど平面を掃除する場合は使いやすさにあまり差が出ない傾向が。しかし、本品を含め500~600gの商品は明らかな軽さを感じられたため、ちょっとした掃除でも気軽に手に取れそうです。
続いて、操作性の検証です。
充電スタンドがあるか、連続使用時間は長いか、ノズルを含む全長が小さいかといった項目を確認して評価しました。
連続稼動時間が長めで、操作性は悪くない評価に。強力モードで30分、標準モードで45分も使えました。比較した商品には連続稼動時間が20分程度のものが多かったなか、広範囲の掃除でも途中で電源が切れる心配は少ないでしょう。
ただ、ゴミをスムーズに廃棄しにくいのは難点。ダストカップはワンタッチで開けられ便利ですが、カップ内が狭いのがネックです。ホコリを落としきるには、付属のブラシでかき出すかフィルタを外す必要がありました。
充電スタンドが付属していないのも惜しいところ。比較した充電スタンドつきの商品は、充電後もスタンドの上にそのまま置いておけるのが利点です。本品は充電中に床や棚の上に本体を倒して置いておく必要があり、見た目がよくないと感じる人もいるでしょう。
ノズルを含めた実測値は、全長39.7cm・高さ6.5cmとコンパクト。比較した大半の商品が全長40cm以上だったなか、狭いスペースにも収納しやすいでしょう。
一方、18cmと太めで持ち手がないのは難点。比較したなかでも、直径が14.5cm以上の商品は手が小さい人には掴みにくいデメリットがあります。家族で共用する場合は、それぞれが掴みやすい太さか確認しましょう。
ゴミを吸うときの床と本体の角度を示す吸引角度は、65度とやや急です。吸引角度が55度以内なら手首をかえさず楽な姿勢で掃除できる一方、55度を超えると腕に負担がかかる傾向が。非常に軽量な点は評価されただけに、惜しい結果です。
最後は、お手入れのしやすさの検証です。
お手入れブラシがあるか、水洗いに対応しているか、集じん容量が大きくゴミ捨ての頻度を抑えられるかをチェックして評価しました。
お手入れのしやすさは高評価でした。比較した大半の商品にはなかったお手入れブラシが付属する点が魅力。ダストカップ内は狭めですが、奥に残った細かいホコリも、しっかりかき出せるでしょう。
コンパクトながら約0.08Lと、ある程度の集じん容量を備えています。毎日使用しても、ゴミ捨ての頻度は4~7回に1回程度で済むでしょう。比較した容量0.5L以上の商品と並ぶと頻度は高いものの、本品のように容量0.08L以上の商品は、比較的お手入れが楽といえます。
加えて、フィルター・ダストカップは水洗い可能。比較したほとんどの商品が水洗い対応で、清潔に保ちやすい工夫が見られました。
総重量 | 0.50kg |
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標準モードの連続使用時間(公称値) | 30分 |
集じん方式 | 紙パックレス式 |
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ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
付属品 | すき間ノズル、ハンディ用ノズル、充電コード、お手入れブラシ |
本体幅(公称値) | 5.7cm |
本体奥行(公称値) | 5.7cm |
本体高さ(公称値) | 25.3cm |
SUNVIC ハンディクリーナーは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで販売されています。いずれも公式ショップからの出品が確認できました。公式から入手したい人は、販売元をよく確認して購入しましょう。
ダニも効果的に除去したいなら、夜間に掃除を行うのがベター。夜行性のダニがエサを探しに出てくるため、ハンディクリーナーでゴミと一緒に吸引しやすくなります。
騒音などが理由で夜間の掃除が難しい場合は、カーテンを閉めて部屋を暗くしてみましょう。暗くした1~2時間後に掃除を開始すれば、夜と勘違いしたダニを除去できますよ。
最後に、持ちやすいサイズや形状で吸引力にも優れた商品をご紹介します。
軽さと吸引力を両立させたいなら、MOOSOO ハンディクリーナーがぴったり。520gと非常に軽量ながら、目につくゴミは1往復で吸い取れました。毛足の長いカーペットも3往復で完了し、比較したなかでもパワフル。持ち手部分が細くなった形状で、手の小さい人でも掴みやすいでしょう。
短時間できれいに掃除したい人には、Sharkの EVOPOWER W35がうってつけ。カーペット以外は1~2往復でゴミを取り切れました。適度な太さの持ち手が握りやすく、遠くまでスムーズに掃除が可能。吸い口にラバーのような素材を使用しており、細かいゴミも逃さず吸い取れました。
電源コードあり | |
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タイプ | ハンディ |
コードレス対応 | |
集じん方式 | サイクロン式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 21分 |
ヘッド種類 | すき間ノズル、ブラシノズル |
充電時間(公称値) | 5.5時間 |
騒音値(実測値) | 83.5dB |
コードの長さ | 不明 |
集じん容積 | 不明 |
消費電力 | 120W |
吸込仕事率 | 不明 |
HEPAフィルター付き | 不明 |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ゴミセンサー付き | 不明 |
付属品 | 充電スタンド、カーチャージャー、隙間ノズル、専用充電器 |
本体重量 | 0.50kg |
本体幅(公称値) | 130mm |
本体奥行(公称値) | 420mm |
本体高さ(公称値) | 190mm |
MooSoo K12をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
総重量 | 0.66kg |
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標準モードの連続使用時間(公称値) | 約24分(バッテリー2個使用時) |
良い
気になる
集じん方式 | 紙パックレス式 |
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ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
付属品 | リチウムイオンバッテリー×2、充電ドック、マルチノズル、隙間用ノズル、布団用ノズル |
本体幅(公称値) | 5.35cm |
本体奥行(公称値) | 6.096cm |
本体高さ(公称値) | 41.91cm |
Shark EVOPOWER W35 WV280Jをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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