FXは儲かる？稼げる確率や勝ち方、利益を出すコツを解説

FX取引はもともと金融機関同士がおこなっていたものです。1998年の金融ビッグバンで金融に関する規制が緩和されたことにより、個人投資家でも利用できるようになりました。資産運用の手段として、FX取引をおこなう投資家は年々増えています。

外国の通貨を売買して利益を得るFX取引。比較的新しい投資方法ですが、個人投資家からの人気は高まっており、資産形成の選択肢として考える余地はありそうです。

たとえば米ドルと日本円でFX取引をおこなうとしましょう。このとき米ドルと日本円の関係を通貨ペアと呼び、米ドル/円（USD/JPY）と表記されます。

ポンド/日本円（GBP/JPY）は、FXで儲かる可能性が高い通貨ペアといえます。ポンドはドルやユーロに次ぐ取引量で、世界中の投資家から人気のある通貨です。取引量が多いと値動きが大きくなるため、初心者でも短期間で大きな利益を得られる可能性があります。

また、利益が出しやすいポンドを日本円と組み合わせていることから、初心者にも値動きがわかりやすいのがメリット。馴染みのない外貨よりも、日本円のほうが感覚を掴みやすいでしょう。

ポンド/米ドル（GBP/JPY）はポンド/日本円（GBP/JPY）よりも、さらに大きな値動きが見込めます。それによって、一度に大きな利益を狙えたり、取引チャンスが増えたりするのがメリットです。しかし初心者には予想できない値動きをするリスクも高いため、しっかり勉強してから取引する必要があるでしょう。

儲かる可能性が高い通貨ペアとして、ユーロ/日本円（EUR/JPY）もあげられるでしょう。値動きが落ち着いているため、初心者にも扱いやすいのが特徴です。

現在ユーロは下落傾向にあります。理由としては、イギリスがEUを離脱したことにより、ユーロに対する不安感が増加したからだといわれています。ユーロの下落傾向を利用し、売り注文で稼ぐのがユーロ/日本円（EUR/JPY）の投資スタイルです。

金融関連の勉強をすることで、通貨ペアの値動きが読めるようになります。さらに世間で起こっていることが、経済にどのような影響を及ぼすかを考えられれば、よりFX取引は有利になるでしょう。FX取引で稼ぎたいなら、金融関連の勉強をすることは欠かせません。

ポジションを多く持ちすぎない人は、事前に決めたルールに従って取引できます。保有中の取引に集中できるため、FXで手堅く利益を出せる可能性が高いでしょう。

FX取引で稼げる人は、ポジションを必要以上に持ちません。より早く大きな利益を得ようと、ポジションを多く持ちすぎるのは、適切な判断が難しくなり危険です。FX取引での勝率をあげたいなら、少ない取引で利益を狙いましょう。

もし1万円のうちの1,000円を使って取引しても、得られる利益は少ないので儲けるのは難しいです。かといって1万円すべてを投資に回せば、心の余裕がなくなってしまいます。正しいタイミングで利益確定や損切りできず、結果として損失を出す場合があるでしょう。

FXで稼ぐために、デモ口座を利用したデモトレードで練習するのは1つの手です。デモ口座とはFX取引を無料で体験できる口座のこと。かけるのは仮想のお金ですが、取引自体は本番のFX取引と同じです。

デモ口座はすべて無料で利用できるため、損失を出しても支払いの必要がありません。デモ口座を利用すれば、納得がいくまでFX取引の練習が可能です。

FXで稼ぐためのコツとして、少額から取引をはじめて経験を積むのも良いでしょう。経験を積んで勝ちパターンがわかるようになるまで、むやみに取引の金額を大きくしないことが大切です。

FXは取引する量や金額が増えても、基本的にやることは同じ。まずは少額で取引に慣れ、徐々に投資の資金を上げていくことが、利益を大きくするためのコツです。

スキャルピングは、1日のうちに短期的な取引を何度も繰り返す方法です。短いスパンで新規注文と決済注文をおこない、小さな利益を積み重ねることで資産を増やしていきます。多いと1日に何十回も取引をする場合もあるため、決断力の速さが求められるでしょう。

デイトレードは、1日のうちに1つの新規注文と決済注文を終わらせる方法です。前日までの状況を引きずることがないため、仮に損失を抱えても大きくなりすぎることを防げます。ただし、価格が上昇傾向にあるときもその日のうちに決済する仕組みのため、ルールを守る意思の強さが必要です。

スイングトレードは、1回の取引に数日から数週間をかける方法。ある程度上昇や下落の周期があるFX相場において、中期的な波を狙って利益を得ることを目的にしており、価格変動が読みやすい通貨ペアを選ぶこともポイントです。相場の動きを毎日見る必要がないので、忙しい人や日頃から相場をチェックするのが難しい人に向いている方法といえます。

ポジショントレードは、1回の取引に数か月から数年の時間をかける方法です。1回の取引で大きな為替差益を狙いながら、スワップポイントを得ることも目的としています。2つの視点から利益が期待できるので、自分が得意とする通貨ペアを見つけられれば、利益を得やすくなるでしょう。

4つのトレードスタイルの主な違いは、取引にかける期間です。初心者がはじめるなら、まずは最も短期的に売買ができるスキャルピングがおすすめです。1回の取引で得られる利益は少ない反面、大きな損失を防げるため初心者に向いています。

FXで稼ぐためのコツは、トレードのルールを決めて利益を最大化することです。「〇〇の場合は〇〇をする」とトレードのルールを決めておけば、勝率が上がって儲けやすくなります。

逆張りとは価格が上昇しているときにあえて売り、価格が下落したときに買う方法。逆張りを覚えれば取引のチャンスが増えるため、利益を獲得する機会が多くなります。ただし逆張りは相場の流れに逆らったスタイルなので、失敗すると大損しやすい危険もあるので注意が必要です。

FX取引で稼ぐには、順張りと逆張りを覚えて取引チャンスを増やすのも良いでしょう。しかし逆張りは、利益は少なく損失は大きくなりがちなので、初心者には難しいともいえます。