シワやたるみの改善が期待できるヒアルロン酸注射。どのような効果があり、費用はいくらかかるのか気になる人が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ヒアルロン酸の効果や費用相場のほか、持続期間などを解説します。ヒアルロン酸注射の施術を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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選び方に記載した効果および副作用等のリスクは一般的なものです。ご利用の際は各クリニックのホームページなどをご確認ください。
ヒアルロン酸は加齢によって減少していく成分で、もともと体内に存在します。肌の柔軟性や弾力性を保つうえで重要で、保湿力と保水性に優れており、肌のうるおいをキープするのに欠かせません。
ヒアルロン酸の量は20代をピークに、年齢とともに徐々に減少していきます。40代になると急激に減少し、60代になると20代の約25%まで減少。結果、肌のハリやうるおいが失われやすくなります。
ヒアルロン酸注射は、加齢に伴って減少していくヒアルロン酸を補う手段のひとつです。
ヒアルロン酸注射をすることで以下4つの効果が得られます。
ヒアルロン酸注射は、フェイスラインを整える効果に期待できます。ヒアルロン酸注射によって皮下にボリュームが出て、たるんだ輪郭を引き締めたり、凹凸のあるラインに整えられたりします。
たとえば、おでこにヒアルロン酸注射をすると丸みのあるシルエットに。顎先に注入すれば、Vラインが強調されて小顔に見える効果が期待できます。また、頬にヒアルロン酸を入れることで、頬こけの改善も可能です。
ヒアルロン酸を注入することで内側から皮膚を押し上げるため、シワやほうれい線が目立たなくなる効果にも期待できます。
ほうれい線や口元がたるんでできるマリオネットライン、目元にできるゴルゴラインなどの深いシワに注入することで薄くなり、若々しい印象を目指せるでしょう。目の下のくぼみにも有効で、クマやたるみの改善効果が期待できます。
溝の部分に注入して持ち上げるため、手や首など年齢が出やすい部位にもアプローチが可能です。
ヒアルロン酸注射は、涙袋や唇の厚みを作れます。ふっくらとした立体感が作れるので、唇に注射すれば縦ジワの目立たない、ボリューム感のある仕上がりになりますよ。
目の下に注射して涙袋を作れば、目元全体が大きく見えるだけでなく、若々しい印象に近づけます。
ただし、ヒアルロン酸の注入量が多すぎると不自然に見える場合があるので注意が必要です。理想的なバランスを保つためにも、医師と相談しながら注入量を決めましょう。
鼻の形を整えたいときにもおすすめです。ヒアルロン酸注射によって、鼻に自然な膨らみやハリを与えられ、メスを使わずに輪郭の調整が可能。鼻先に注射して高さを出し、鼻根や鼻筋の中央に少量ずつ注入すれば、スッととおったシャープな鼻の形に仕上がります。
鼻筋を際立たせたい人や、立体感を加えたい人にぴったりです。
ヒアルロン酸注射の費用相場は、施術箇所に応じて異なります。部位ごとに必要な注入量が異なるうえ、使われるヒアルロン酸の種類にも違いがあるためです。施術箇所ごとの費用相場は、下記を参考にしてください。
<費用相場>
クリニックによっては、麻酔代が別料金の場合があります。事前に確認しておきましょう。
また、極端に安いと低品質のヒアルロン酸を使っていたり、生理食塩水で薄めてたりしていることがあるので注意が必要です。
ヒアルロン酸注射の効果の持続期間は約6~12か月です。ヒアルロン酸は体内に吸収される性質があるので、注入から一定期間が経つと徐々に元の状態に戻っていきます。そのため、効果を維持するためには定期的な注入が必要です。
持続期間は、使用するヒアルロン酸の種類や注入回数によっても左右されます。長持ちさせるためには、注入したい部位に合った種類を選びましょう。たとえば、鼻や顎など輪郭形成に使う硬めのヒアルロン酸がおすすめです。小ジワのように繊細な部位なら、柔らかいヒアルロン酸がよいとされています。
継続して通うなら、自分に合ったクリニックを探しましょう。以下コンテンツでヒアルロン酸注射ができるクリニックを紹介しているので参考にしてくださいね。
ヒアルロン酸注射のメリットは手軽さにあります。施術時間が15分と短く、施術後は入院や通院も必要ありません。
ヒアルロン酸注射は切らない美容医療といわれており、施術直後からメイクが可能です。シャワーや洗顔も当日からできるので、日常生活への影響は少ないですよ。施術の流れも以下のとおりです。
<施術の流れ>
ダウンタイムは個人差があるものの、数日から長くても数週間程度で落ち着く場合がほとんどです。
人によっては副作用が起こる場合があります。主な副作用は以下のとおりです。
<副作用>
チンダル現象とは、皮膚の薄い部分にヒアルロン酸を注入した際、成分が透けて青白く見える現象のこと。施術を検討する際は、リスクも理解しておきましょう。
ヒアルロン酸注射を受ける前に、できる限り疑問は解決しておきたいところです。そこで、よくある質問と回答をまとめました。
ヒアルロン酸注射は皮膚に針を刺す施術なので、多少の痛みを感じる場合があります。部位による差は大きくありませんが、おでこや顎など骨に近い箇所は比較的痛みを感じやすいでしょう。
多くのクリニックでは、感覚を麻痺させる表面麻酔や、気持ちを落ち着かせる笑気麻酔を用意しています。針の痛みに抵抗がある人は事前相談してくださいね。
注入後も痛む場合は、保冷剤を使ったクーリングがおすすめです。
人によっては、ヒアルロン酸注射を受けられない場合があります。とくに妊娠中または授乳中の人は、安全性が確認されていないので、クリニック側から断られる場合がほとんどです。また、以下に該当する人は、必ず医師と相談したうえで判断しましょう。
<医師との相談が必要な人>
施術前には、カウンセリングで持病や服薬状況をきちんと伝えることが大切です。トラブルを未然に防ぐためにも、自己判断せず医師の指示を仰ぎましょう。
ヒアルロン酸注射は、仕上がりの調整や効果の持続を目的として、後日追加で注入ができます。ただし、施術直後ではなく一定の休息期間が必要です。
ヒアルロン酸は、体内になじむまでにおよそ2週間ほどかかるとされています。そのため、同じ部位に追加注入をしたい場合は、少なくとも2週間以上空けてからの施術を推奨しているクリニックがほとんどです。
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