「業界最安値の手数料」を謳うファクタリング会社、アクセルファクター(Accel Factor)。「スピード感がとても好印象」「手数料は見積もった何社かのなかでは一番低かった」との口コミ評判を見かけますが、実際に素早く資金調達をできるのかと利用を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証した結果わかったよい点・気になる点をご紹介します。
さらに、主要なファクタリング会社とも比較。利用の流れや審査通過率を上げるためのポイントなども解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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アクセルファクターは、少額の資金調達をしたい人におすすめです。売掛金の買取下限は30万円からで、500万円未満であれば決算書や残高試算表などの財務系書類の提出は不要。比較した半数ほどの会社で必要だったのに対し、必要書類が少なく済みます。500万円以上の場合は直近二期分が必要ですが、少額であれば手続きを進めやすいでしょう。なお、審査状況によっては債権譲渡登記が求められます。
比較した多くのサービスと同様に、最短即日での入金が可能(審査状況による変動あり)。「資料送付から最短2時間以内で調達が可能」と謳っています。審査通過率が93.3%と高い点を魅力として掲げていることもあり、他社で審査落ちした場合に相談するのもひとつの手ですよ。
3社間取引(利用者・ファクタリング会社・取引先)の場合、手数料を0.5〜10.5%(審査状況による変動あり)に抑えられることもポイントです。比較したなかには、3社間取引の手数料上限が15%以上の会社も。サービス全体の平均が3.3〜13.6%だったことを考えても、アクセルファクターは「手数料は見積もった何社かのなかでは一番低かった」との口コミに頷ける結果です。
一方、2社間取引(利用者・ファクタリング会社)の手数料は1〜12%(審査状況による変動あり)で、上限がやや高め。比較した半数ほどの会社は上限が10%以下でした。2社間取引は3社間取引に比べて資金調達までのスピードが早く、取引先に財務状況を知られずに資金を調達できる点が魅力ですが、そのぶん手数料はかさみがち。状況に合わせてメリットが大きいほうを選択しましょう。
まとめると、30万円から買取対応してもらえるうえ500万円未満であれば必要書類が少なく、少額の資金調達を考えているなら候補になるサービスといえます。一方で、2社間方式の手数料上限は低いとはいえず、審査状況により他社のほうがお得になる可能性も。調達希望額が大きい人・取引先にバレずに資金調達をしたい人は、ほかのファクタリング会社を検討してください。
<おすすめな人>
実際にアクセルファクターと比較検証を行ったサービスのなかで、総合評価1位を獲得したファクタリング会社と、各検証でNo.1を獲得したファクタリング会社をピックアップしました!
アクセルファクターのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
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ファクタリングを利用するならココ!コスト・スピードが優秀
アクセルファクターは、企業再生・金融の分野において日本の中小企業経営を支えるファクタリング会社です。ネクステージグループホールディングス株式会社のグループ会社である、株式会社アクセルファクターが運営。債権金額は30万〜最大1億円まで対応しています。
2023年に「経営革新等支援機関」として関東財務局および関東経済産業局から認定を受けていることも特徴です。税務・金融・企業財務に関する専門的知識や支援の実務経験が一定レベル以上であることを認められており、高度なサポート・助言業務に期待できますよ。また、資金繰り支援のみならず「経営コンサルティング・事業計画達成に向けたサポートまでも同時に提供」するとしています。
手数料は、2社間ファクタリングなら1~12%・3社間ファクタリングなら0.5~10.5%。全取引について、買い取り後に債務不履行等があった場合も利用者が責任を負うことがないノンリコース(遡求請求なし)を採用しています。
そもそもファクタリングとは、売掛金(売掛債権)を売却して現金化する資金調達方法のこと。最短即日以内とスピーディな現金化が可能なことから、銀行融資や売掛金回収期日まで待っていられないときに向いています。融資ではないため自社の信用情報への影響がなく、財務状況の影響をあまり気にせず利用できるのも特徴です。
一方で、銀行融資・ビジネスローン・手形割引といったほかの資金調達手段と比べて手数料が割高な点はデメリットです。審査次第では、買取金額が元の売掛金に対して大きく目減りしてしまう可能性もあります。今回の検証では手数料の安さも調査したので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、ファクタリングと、ほかの資金調達手段との大きな違いは以下のとおりです。
<ほかの資金調達手段との違い>
今回はアクセルファクターを含む、人気のファクタリング会社を調査して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
アクセルファクターについて調査したところ、よい点は主に3つ。最短即日入金されるスピード感や、3社間方式の場合の手数料が安いのが魅力です。
アクセルファクターの申し込みは、比較した多くの会社と同じくオンライン完結が可能です。Web上で、必要書類の提出・契約書類のやり取りをするだけで契約できます。
必要書類が少ないことも魅力。調達金が500万円未満であれば、決算書や残高試算表などの財務系書類の提出は不要です。比較したなかで、決算書・残高試算表の両方が不要の会社は半分ほどでした。希望調達額が500万円以上の場合は直近二期分が必要ですが、書類準備の手間が少なめである点はメリットです。
ノンリコース(遡求請求なし)を謳っているとおり、償還請求権もなしで利用できます。償還請求権とは、売掛先の倒産・不払いによって売掛金の回収ができない場合に、売掛金を利用者側で弁済する義務を指します。ファクタリングは基本弁済義務が発生しないものの、なかには契約書内で償還請求権を設定している会社も。償還請求権の有無は、必ず事前に確認してくださいね。
債権を譲渡したことを登記する債権譲渡登記は審査状況によっては必要ですが、なくても利用できる可能性があります。ファクタリングにおいて債権譲渡登記は必須ではないものの、審査でリスクの高い売掛金と判断された場合に必要なことも。比較した約半数の会社が、アクセルファクターと同じく審査次第で必要としていました。
<原則用意が必要な書類>
<場合によっては用意が必要な書類>
入金までの速さは、比較した多くのサービスと同様に高評価です。「資料送付から最短2時間以内で調達が可能」と謳っており、急いで資金を調達したい場合にも使いやすいでしょう。
売掛金の買取下限を30万円からと低く設定していることもポイントです。比較した一部ファクタリング会社では、下限を50万円に設定していました。アクセルファクターは「少額債権のお取引だからといって取引をお断りすることは絶対にありません」と明言しており、少額の資金調達を検討している場合にも候補になるでしょう。
なお、アクセルファクターでは審査通過率が93.3%と高い点を魅力として掲げています。個人事業主や、書類の原本や契約書類がないといった場合も「解決方法を一緒に考える」としているため、他社で審査落ちした場合に相談するのもひとつの手です。
利用者・ファクタリング会社・取引先で連携して行う「3社間取引」の手数料は、0.5〜10.5%と比較的低い水準に設定されていました。比較したサービス全体の平均が3.3〜13.6%だったことを考えると、抑えられています。「手数料は見積もった何社かのなかでは一番低かった」との口コミにも納得です。
3社間方式は取引先と連携して行うため、ファクタリング会社にとって売掛金の回収不能リスクを抑えられることがメリット。そのため2社間方式に比べて手数料が安い傾向があります。ただし、取引先との合意が必要・手続きに1〜2週間ほど時間がかかるといったデメリットも。取引先に財務状況を知られたくない・今すぐに資金を調達したいといった場合には向きません。
アクセルファクターの気になる点は1つ。2社間取引の手数料上限が高いのが惜しいポイントです。
利用者・ファクタリング会社の間で契約する「2社間取引」の場合、手数料の上限が高いのはネックです。アクセルファクターの2社間取引の手数料は1〜12%。比較したサービスの多くが上限を10%以下に設定していたことを考えると、手数料を抑えたい人は注意が必要です。
2社間方式は、3社間方式に比べて手数料は高め。そのぶん、素早く資金調達できる・取引先に財務状況を知られずに資金を調達できるといったメリットがあります。状況に合わせて選択するとよいでしょう。
入金スピード | 最短即日 |
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手数料(2社間) | 12% |
売掛金の買取可能金額 | 30万円〜 |
良い
気になる
取扱ファクタリング | 2社間、3社間 |
---|---|
対応業界 | 業界の指定なし |
手数料(3社間) | 10.5% |
契約方法 | 来店、オンライン |
AI審査に対応 | |
対応エリア | 全国 |
法人の利用可能 | |
個人事業主の利用可能 | |
フリーランスの利用可能 | |
注文書の買取可能 | |
確定申告書の提出必要なし | |
決算書の提出必要なし | |
残高試算表の提出必要なし | |
必要書類 | 請求書、通帳のコピー(3か月分)、本人確認書類 |
償還請求権なし | |
債権譲渡登記不要 | |
営業時間 | 10:00〜18:30 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
上場企業 |
ファクタリングは、民法第466条・467条・555条で法的根拠もある債権譲渡契約です。経済産業省が中小企業・個人事業主の資金調達手段として推奨しており、怪しいサービスではありません。誠実にファクタリング事業に取り組む会社であれば、問題なく利用することができます。
また、アクセルファクターは「経営革新等支援機関認定」を取得しているファクタリング会社です。関東財務局および関東経済産業局により、税務・金融・企業財務に関する専門的知識や支援の実務経験が一定レベル以上だと認められていることも、安心材料のひとつになるでしょう。
一方、ヤミ金のような悪質な業者が運営するサービスがあるのも事実です。悪質な業者は、不要な担保設定や法外な手数料を要求してくる可能性も。契約前に複数のファクタリング会社で相見積もりを行い、相場から乖離していない会社を検討しましょう。
アクセルファクターを利用するためには、まず公式ページから「無料で相談する」を選択してください。必要項目を入力したら、内容を確認して相談を申し込みましょう。
<相談フォームの入力項目>
申し込み後にアクセルファクターから必要書類の案内があるため、書類を用意。書類はメール・FAX・郵送などで提出します。書類を提出したら審査がスタート。売掛債権の存在や入金時期、取引先の経営状況などがチェックされます。
書類審査が完了すると、次は入金手続きです。買い取ってもらった売掛債権の金額が銀行口座に振り込まれます。
アクセルファクターでは早期申込割引を利用できます。申込日を起点に、入金希望日が30日以上先の場合に手数料が1%割引、60日以上先の場合には手数料が2%割引になるサービスです。
新規契約の人限定で、早期申込割引は自動適用されます。資金調達の必要性を感じたら、早めに申し込むとよいでしょう。
ファクタリングは、事業が赤字でも利用可能です。現在所有している資産である売掛債権を現金に変える売買契約なので、赤字でも取引に影響はありません。
同様の理由で、開業から間もない場合でも利用できます。ただし、取引には売掛債権が必要なので、一度も請求書を発行していない場合は売掛債権が発生してから手続きしましょう。
PAYTODAYは、2社間・3社間どちらの方式の手数料も1〜9.5%と安いのが魅力です。取引先にバレたくない人・スピードやコスト重視の人など、幅広い層にとって利用しやすいサービスといえるでしょう。10万円からの資金調達に対応しているので、少額を急いで準備したい人にとっても有力な候補といえます。
日本中小企業金融サポート機構は必要書類が少なく、相見積もりを気軽に取りたい人におすすめです。手数料も、2社間方式・3社間方式のどちらも1.5〜10%と安めに抑えられています。売掛金を高く買い取ってほしい人は、まず公式サイトの即日調達診断を試してみてはいかがでしょうか。
入金スピード | 最短30分 |
---|---|
手数料(2社間) | 1〜9.5% |
売掛金の買取可能金額 | 10万円〜 |
良い
気になる
取扱ファクタリング | 2社間、3社間 |
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対応業界 | 業界の指定なし |
手数料(3社間) | 1〜9.5% |
契約方法 | 出張(出張費実費+事務⼿数料3万円負担)、オンライン |
AI審査に対応 | |
対応エリア | 全国 |
法人の利用可能 | |
個人事業主の利用可能 | |
フリーランスの利用可能 | |
注文書の買取可能 | |
確定申告書の提出必要なし | |
決算書の提出必要なし | |
残高試算表の提出必要なし | |
必要書類 | 買取を希望する請求書、入金明細(直近6か月以上)、本人確認書類 |
償還請求権なし | |
債権譲渡登記不要 | |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
上場企業 |
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入金スピード | 最短3時間 |
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手数料(2社間) | 1.5〜10% |
売掛金の買取可能金額 | なし(買取実績は3万〜2億円) |
良い
気になる
取扱ファクタリング | 2社間、3社間 |
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対応業界 | 業界の指定なし |
手数料(3社間) | 1.5〜10% |
契約方法 | 来店、オンライン、郵送 |
AI審査に対応 | |
対応エリア | 全国 |
法人の利用可能 | |
個人事業主の利用可能 | |
フリーランスの利用可能 | |
注文書の買取可能 | |
確定申告書の提出必要なし | |
決算書の提出必要なし | |
残高試算表の提出必要なし | |
必要書類 | 売掛金に関する資料(請求書、契約書など) 口座の入出金履歴(直近3か月分) |
償還請求権なし | |
債権譲渡登記不要 | |
営業時間 | 9:30〜18:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
上場企業 |
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