外出や通院はもちろん、災害時ペットとの同行避難を想定し作られた犬用キャリーバッグ、メイダイ 運べるくつろぎハウス。「肩紐が柔らかく、持ち運びしやすい」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のアイリスオーヤマやリッチェルの犬用キャリーバッグとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、犬用キャリーバッグ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
メイダイ 運べるくつろぎハウスは、とにかく持ち運びやすさを重視する人におすすめです。持ち手も肩当て部分もクッション性が高く、実際に使用したモニターからは「手にフィットする」「肩が痛くならない」と好評。比較したほかの商品には、本体の一部が太ももにあたり不快感を覚えたものもあるなか、側面が体にフィットしやすく楽に持ち運べました。
使いやすさも申し分ありません。比較したなかには、扉が前方に1つついただけの商品もありましたが、前後・上部に扉がありスムーズに犬を出し入れ可能。扉は自立するうえ、メッシュ素材で視認性も良好です。隅々まで手が届くので、使用後のお手入れも簡単ですよ。
内部に突起物がなくやわらかい素材のため、安全性も良好。比較したハードタイプほどの強度はないものの、プラスチック製の底板があり犬の足元の安定感も悪くありません。ファスナーにロックがなく中からこじ開けられる可能性はありますが、飛び出し防止リードを利用すれば脱走のリスクは低いでしょう。
一方、移動中は側面の扉が開けられないため、通気性には懸念が残ります。実際に中でスモークを焚いたところ煙は上からしか抜けず、比較した前後・左右・上部に通気口がある商品ほど換気は早くありませんでした。夏場の移動時は、フラットな場所で拡張部を開いて風を通すなど、こまめに対策しましょう。
「肩紐がやわらかく、持ち運びしやすい」との口コミどおり、持ち運びやすさに長けた本品。手持ち・肩掛けのほかリュック仕様にも対応し、もしものときの同行避難にも向いています。拡張機能つきで愛犬がのんびり過ごせる利点もありますが、通気性も重視するならほかの商品を検討してみてください。
実際にメイダイ 運べるくつろぎハウスと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ犬用キャリーバッグと、持ち運びやすさ・使いやすさ・快適さ・安全性・頑丈さそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
メイダイ 運べるくつろぎハウスのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
アイリスオーヤマ
持ち運びやすく犬も過ごしやすい!ソフトキャリーならコレ
そもそも犬用キャリーバッグとは、急な外出や緊急時に安全かつ素早く移動するためのアイテム。日頃からハウスとして使用しておくと、出先でもペットが落ち着ける場所を確保できるのが魅力です。
今回ご紹介するメイダイ 運べるくつろぎハウスもそのひとつ。災害時にペットと同行避難しやすいよう配慮された、動物看護師監修の商品です。持ち運びのしやすさや、ペットが少しでも落ち着くように視認性のよさにもこだわって作られています。
販売元のメイダイは、美容・健康グッズやペット用品など、幅広いアイテムを企画・開発する日本の企業。ペット用の保温マットや足用クリーナーなども手掛けています。
拡張機能がついているのも魅力のひとつ。側面を広げられるので、避難所などでも十分なスペースを確保できます。使用対象は犬と猫です。
ポリエステル100%のソフトタイプで、重量は1,200g。サイズは、拡張時が幅70×高さ29×奥行45cm、折りたたみ時が幅44×奥行29×厚み6.5cmです。
適応体重は6kgまで。体重が耐荷重ギリギリだと、中で暴れたときに壊れる危険性があります。安全に使用するためにも、愛犬の体重+3kg以上の耐荷重のものを目安にするとよいでしょう。
ショルダーベルトがあり、肩掛け・リュックとしても持ち運びが可能。サイドには小物を入れるポケット、底には取り外せる底材を採用し強度を高めています。飛び出し防止リードが内蔵されているのも便利なポイントです。
車での移動時には、ショルダーベルトをヘッドレストにかけて固定すればOK。座席の広さに合わせて拡張すると、車内でも広々したスペースを確保できくつろげますよ。
利用する交通手段によっては、使用できるキャリーに条件があることも。交通手段に合わせた、チェックポイントをご紹介します。
電車では、持ち込めるサイズと重量に制限がある場合がほとんど。3辺の最大の和が120cm以内・犬との合計が10kg以内のものに入れたうえで、普通手回り品料金が必要です(参照:JR東日本)。
飛行機の場合は、犬を入れたとき多少の余裕があること・硬いプラスチックまたは金属製であることが必須(参照:JAL)。IATA(国際航空運送協会)の基準をクリアしているものであれば、問題なく輸送できるでしょう。
車移動の場合、シートベルトに固定できる工夫があるものを選びましょう。突然の急ブレーキや窓・ドアの誤作動など、危険な状況を避けるために配慮が必要です。
今回は、メイダイの運べるくつろぎハウスを含む犬用キャリーバッグ全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、持ち運びやすさの検証です。
犬を飼っている5名のモニターが、持ち手のフィット感や滑りにくさ、長時間でも持ち運びしやすいかをチェックしました。なお、検証時には小型犬の平均体重である4kgの重りをキャリー内に入れ、評価しています。
5名全員が「持ち手のフィット感がよい」と回答し、持ち運びやすさはトップレベルの評価を獲得。持ち手は分厚くクッション性があり、握りやすい形状です。モニターからは口コミ同様に、「やわらかく負担がない。普通のバッグを持っているよう」との声が挙がりました。
ショルダーストラップの肩当てもやわらかく、厚み・クッション性は十分。比較したハードタイプのように手や肩に食いこむこともありません。モニターからは「痛みはまったくなく安定感がある」と支持を集めました。
布製のため滑りにくさも良好です。「しっかり安定してずり落ちない」というコメントもあり、飼い主さんの負担が少なく楽に移動できるでしょう。
<持ち手のフィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
肩掛け紐が太く荷重が分散するので、長時間の持ち運びもラクラクです。本体の側面が体にフィットし、「苦に感じない」といった声が多数聞かれました。
比較したなかには、腰や太ももにケースがあたり痛みを感じるものもありましたが、こちらは5名全員が「長時間でも持ち運びやすい」と回答しています。
形が大きく崩れることもなく、モニターからは「底のつくりがしっかりしていて、犬のスペースを広くとれる」との声も。板材がたわむ様子はなかったので、移動中も犬のスペースも確保しやすいといえます。
<長時間の持ち運びについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、使いやすさの検証です。犬の出し入れやお手入れのしやすさを確認しました。
結果、側面だけでなく上部にも扉を搭載しており高評価を獲得。比較した側面にしか扉がない商品と違い、飼い主のタイミングで出し入れできるのが利点です。扉が自立するうえメッシュで視認性がよい点でも、評価を伸ばしました。
拡張機能もあるため、広々としたスペースを確保できますよ。
洗いやすさも申し分ありません。パーツは2つのみと比較したなかでも少なめ。カバーつきの中敷きは取り外し可能なので、清潔さをキープできますよ。
本体は小さく折りたためるうえ手を奥まで入れる必要もなく、お手入れも簡単に済ませられるでしょう。
続いて、快適さの検証です。キャリーバック内でスモークを焚き、通気口から煙が抜けやすいかをチェック。犬が過ごしやすい環境かもあわせて評価しました。
結果、通気口は前後・上部にあるものの、スモークは上面からしか抜けず。換気に時間を要したことから、評価はいまひとつです。
左右の拡張部も開けばメッシュ状になりますが、持ち運び時は開けられないのがネック。移動中の通気性に懸念が残ります。地面との隙間がなく熱がダイレクトに伝わるので、直置きも避けたほうが無難でしょう。
一方、底材は厚さ3mmのプラスチックで、たわむことなく強度があるのはよい点です。比較した底材がないものや、しなりやすいものより犬の足元は安定しやすいといえます。
続いて、安全性の検証です。内部にケガにつながる箇所がないかや、脱走しにくい構造かをチェックしました。
すると、布製でやわらかく暴れてもケガをしにくい点が高評価。比較したほかの商品には、取っ手のパーツが裏に突起し危険なものもありましたが、本品に突起物は見られません。
しかし、ファスナーがロック式ではないため、中からこじ開けられるリスクがあるのは気がかりです。飛び出し防止リードがついているので、愛犬がやんちゃな場合は利用することをおすすめします。
最後は、頑丈さの検証です。フレームや扉部分は頑丈で、外部からの影響を受けにくいつくりかを評価しました。
検証したところ、布製で全体的にやわらかく評価は伸び悩む結果に。比較したソフトタイプのなかには、硬い骨組みが使われているものもありましたが、本品は床に肩板が使用されているのみ。外部から強い衝撃を受けると、本体ごと崩れる可能性があります。
とはいえ、日常使う範囲なら問題なし。ショルダーパーツと本体の接続部分は、回転するうえプラスチック製なので、ある程度の耐久性が期待できます。通院時などちょっとした移動なら、すぐに壊れる心配は少ないでしょう。
耐荷重 | 6kg |
---|---|
タイプ | ソフト |
形状 | ショルダー |
良い
気になる
幅 | 44cm |
---|---|
奥行 | 29cm |
高さ | 45cm |
出し入れ方法 | 上部開閉式、前面開閉式 |
拡張機能 | |
飛び出し防止リード付き | |
ロック式ファスナー | |
カバー付きロック |
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メイダイ 運べるくつろぎハウスは、メイダイオンラインやAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECショップで購入できます。
価格は税込8,580円(執筆時点・公式サイト参照)。軽量でサッと背負えるため、日常使いや緊急時の備えとして検討してみてください。
犬がキャリーに入らない原因は、キャリーに対する恐怖心があるケースがほとんど。愛犬にとって快適な環境にするためには、「クレートトレーニング」が有効です。方法は大きく以下の3ステップなので、参考にしてみてください。
①おやつで誘導し、犬がキャリー内に入ったときに与える
このときに「ハウス」とコマンドの言葉をかけ続けると、「キャリーに入る=ハウス」と記憶してくれます。
②入った状態でおすわりやふせをさせ、キャリー内に慣れさせる
慣れてきたら、滞在時間を少しずつ延ばします。うまくできたらご褒美をあげましょう。
③クレートの向きや置き場所を変えて繰り返す
いつも同じ状態ではなく、クレートの向きや置き場所を変えたり、飼い主さんが指示を出す位置を変えたりと、さまざまなパターンで練習しておきましょう。
キャリー内は犬にとってストレス負荷が高い環境です。長時間の移動などでは最低でも1〜2時間に1回はキャリーの外に出して休憩させてあげましょう。
暑い時期には保冷剤や凍ったペットボトルの活用がおすすめ。ただし、内側に貼りつけると誤飲の可能性があるため、できる限り外側に設置してくだいね。
冷え対策の毛布などは、犬のニオイがついた毛布やタオルをいれておくとトイレの失敗も防ぎやすいでしょう。
最後に、通気性がよく機能が充実した商品をご紹介します。
通気性のよさなら、アイリスオーヤマの折りたたみソフトキャリー POTC-500Aがおすすめ。通気口が4つあり、すばやく空気が通ります。ロック式のファスナーで、中から開けることはできないのも高ポイント。フレーム入りで強度もあるため、お出かけ時も使いやすいでしょう。
安全性を重視するなら、リッチェルのキャンピングキャリーファイン ダブルドアを要チェック。ハードタイプで強度があり、内部にはケガにつながりやすい突起物はありません。上開きで出し入れしやすく、ロック部分はカバーがあるため逃げ出しも防止しやすいといえます。
耐荷重 | 8kg |
---|---|
タイプ | ソフト |
形状 | ショルダー |
良い
気になる
幅 | 29cm |
---|---|
奥行 | 50cm |
高さ | 32cm |
出し入れ方法 | 上部開閉式、前面開閉式 |
拡張機能 | |
飛び出し防止リード付き | |
ロック式ファスナー | |
カバー付きロック |
アイリスオーヤマ 折りたたみソフトキャリー POTC-500Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
耐荷重 | 12kg |
---|---|
タイプ | ハード |
形状 | 手持ち |
良い
気になる
幅 | 41cm |
---|---|
奥行 | 56cm |
高さ | 37cm |
出し入れ方法 | 上部開閉式、前面開閉式 |
拡張機能 | |
飛び出し防止リード付き | |
ロック式ファスナー | |
カバー付きロック |
リッチェル キャンピングキャリーファイン ダブルドアをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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